シヴァー・ゴッツォ

登録日:2010/06/07(月) 17:18:50
更新日:2024/04/13 Sat 23:40:35
所要時間:約 6 分で読めます





お前は神などではない!お前は人間だ!
ただ、お前の傲慢さだけが正真正銘の神だった!

ルアフ…!貴様を討つために私は自分の半生を費やしてきた…!
今こそ貴様からゼ・バルマリィを返してもらうぞ!





データ


年齢:不明
身長:不明
体重:不明
搭乗機
ゲベル・ガンエデン
声優屋良有作


概要

ゼ・バルマリィ帝国(エアロゲイター)の宰相にして、十二支族の一つゴッツォ家の当主。
常に仮面を被っており、その素顔を知る者は少ない。

宰相であると同時に最高評議委員長「ケシム」でもあり、霊帝近衛師団長でもある。また、帝国軍特殊部隊ゴラー・ゴレムの司令官も務めている。
霊帝ルアフ・ガンエデンがあくまでも象徴(傀儡ではないが)である事を考えるに、帝国における実質的なトップと言える。

また科学技術に秀でたゴッツォ家の当主だけあって、帝国の技術発展に大きく寄与した。
ジュデッカ・ゴッツォなどのハイブリッド・ヒューマン、人工のサイコドライバー、バルシェムシリーズといった特殊技術は全て彼の作品であり、帝国が現在使用している兵器のほとんどは彼が開発に関わっている。

ちなみに、αシリーズの総監督である寺田氏はこのキャラクターの使い方に四苦八苦し、しかも結局活かしきれなかったと語っている。
機会があればαシリーズを纏めてリメイクしたいらしいが、現状難しい所。


人物

バラン・ドバンとは若い頃からの友人であり、「共に帝国を繁栄させる力となる」と誓って、それぞれ武門と政治の分野に進んだ。
しかし政治に力を発揮し、帝国の中枢に近付くにつれ、今まで帝国の神と信じていたルアフが実際はただの人間であった事、民をまるでゴミのように扱い、何ら愛情を抱いていない事を知り、ルアフに激しい怒りと憎悪を抱くようになる。
以後は、ルアフを倒して人民を救う事が彼の人生の目標となった。
その大願を果たすまでは偽りの自分を演じる為、素顔を隠している。

霊帝ルアフを倒す為の切り札として純粋なサイコドライバーを欲し、また地球の技術やもう一体のガンエデン(ナシム・ガンエデン)を調査する為、ユーゼス・ゴッツォを地球に差し向けた張本人。
しかしユーゼスは霊帝を倒すという目的そのものはシヴァーと一致しながらも、独自にクロスゲート・パラダイム・システムを完成させる為に行動し、結果としてロンド・ベル隊に倒された。
また、DC版αではオリジナルのジュデッカ・ゴッツォにユーゼスが殺害されるが、これはシヴァーでは無く霊帝がユーゼスの裏切りを警戒して用意したものである。

しかしユーゼスが得たデータは彼の死に際にシヴァーに送られ、イングラム・プリスケンアストラナガンのデータを得たシヴァーは霊帝打倒の切り札であるディス・レヴの開発を開始。
またナシム・ガンエデンが倒された事を知り、その巫女たるイルイ・ガンエデンを確保すべく行動を開始した。

彼の人柄を言い表わすとすれば、多少の語弊はあるにしても「偽悪者」という言葉が近いだろう。
その内にある情念と怒りを押し隠す為に、シヴァーはあえて冷徹な人間としての仮面を被っている。
そういった意味では、本心から冷徹であったユーゼスとはかなり違った人物と言える。

しかしバルマー人の性質なのか、物事を「力で解決する」事にこだわる傾向があり、その為にバランや一族の者等に自らの目的を明かす事はなかった。
また、イルイの力を手に入れた後は、「先史文明の遺産さえ支配する新たな神」「帝国を栄華に導く新たな統治者…新たな神」とまで豪語。その力で他星を侵略する事でバルマーを繁栄させるという野心を芽生えさせてしまっている。

この宇宙を統べる絶対の真理…力の摂理こそが全ての源…
その力をもってアポカリュプシスにも打ち勝つ者…それは私だ
そして、その力をもってこの銀河全てをゼ・バルマリィ帝国に握らせる者…新たなゼ・バルマリィの神…
それも私だ…!

バラン…若き日の誓い、俺は果たしたぞ…この手でな!

だがバランの事は最後まで友として大切に思っており、自身とは別の道を行くであろうバランがαナンバーズに合流するように仕向けた。
また、一見してハザルやエイス、ゴラー・ゴレムを道具として扱ってはいるが、それぞれに本来不要なはずの個性が備わっている事を考えるに、自身が生み出した生命体に関しても色々と思う所があったのだろう。

イルイとアヤ・コバヤシを出汁にαナンバーズをバルマー星に呼び寄せ、霊帝ルアフを倒させた後は、力を失ったルアフに今までの怒りをぶつけるかのように拳を振るい、殺害している。
その後は帝国による銀河統一を掲げ、αナンバーズと戦い敗北した。
直後にバルマー星はアポカリュプシスによって隕石群の襲来を受け破壊されるが、シヴァーは生き残ったジュデッカ・ゴッツォに命じて人民の避難を済ませており、結果としてバルマー星の人々にはほとんど被害が出ていない。
その手腕と人柄は、アムロ・レイ破嵐万丈「方法さえ間違えなければバルマーの希望となる人物だった」と惜しまれる程であった。
ちなみに、シヴァーの素顔はダンディーなオジサマである。

彼の不幸は、真の霊帝ケイサル・エフェスの存在を察知出来なかった事であろう。
力だけでは対抗しえない(そもそも、シヴァーが拠り所としていたゲベル・ガンエデンの力の源である)ケイサル・エフェスの存在を知っていれば、彼も力による支配とは別の道を探していたかもしれない。
……逆に言えば、真の霊帝を察知していたユーゼスはやはりゴッツォ家の中でも抜きん出た才能の持ち主だったのだろう。

…行くがよい、神子よ…。お前のその力、銀河のために使え…
そして、願わくばゼ・バルマリィの民にもその加護を…

さらばだ、バラン。後は頼むぞ……


搭乗機

ゲベル・ガンエデン


イングラム…ユーゼス…クォヴレー…因果の鎖は断ち切れぬ
テトラクテュス・グラマトン…

戦闘曲:ZEST SEVEN

ルアフが使っていたガンエデンを、イルイの力で起動させたもの。
本物のサイコドライバーであるイルイの力を使っている為か、ルアフが使っていた時より強い。
というか、同じ感覚で叩き潰そうとすると、ルアフが乗っていた時にはなかったMAPWが飛んできてプレイヤーを驚かせる。
また、シヴァー自身のステータスもルアフより上。「我は神をも凌駕した」という彼の台詞は自惚れでもないだろう。

…しかし悲しいかな、シヴァーは念動力者ではないので、ルアフ搭乗時には発動した念導フィールドが発動出来なくなってしまうのであった。

ちなみに彼の戦闘曲ZEST SEVENは、スーパーヒーロー作戦でユーゼスが変身した超神ゼストとウルトラセブン(二代目ウルトラマン)を掛ける事で、ユーゼスの立ち位置を継ぐキャラクターである事を表している。


類縁

ハザル・ゴッツォ
シヴァー・ゴッツォの息子だが、その正体はシヴァーが生み出したハイブリッド・ヒューマンであり、人工サイコドライバー。
父シヴァーの期待に応えるべく奮闘していたが、最終的にはリュウセイ・ダテに敗れ、エイスに裏切られて死亡した。

エイス・ゴッツォ
ハザルの副官だが、その正体はハザルの同異体。
感情を持つように育てられたハザルとは逆に、感情を徹底的に廃して育てられており、その無表情は死ぬ瞬間まで揺らぐ事はなかった。


Wiki籠もりの力を使い、アニヲタWikiを編集する者……

それも私だ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SRW
  • スーパーロボット大戦
  • スパロボ
  • 第3次α
  • それも私だ
  • 屋良有作
  • ZEST_SEVEN
  • 根っからの悪人←ではなかった
  • スーパーヒーロー作戦
  • ゼ・バルマリィ帝国
  • シヴァー
  • ゲベル・ガンエデン
  • 哀しき悪役
  • シヴァー・ゴッツォ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月13日 23:40