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レプリフォース(ロックマンXシリーズ)

登録日：2011/03/27(日) 07:22:11
更新日：2024/03/26 Tue 19:55:09
所要時間：約 7 分で読めます



ロックマンXシリーズに登場するレプリロイド軍隊。

イレギュラーハンターが犯罪者を取り締まる警察ならば、レプリフォースは大型災害時などに活動する軍隊である。

陸海空全てに対応すべく組織されており、空軍はレプリエアフォース、海軍はレプリシーフォースと呼ばれる。
「海軍ってネイビーじゃねえかよ」とツッコんではいけない


X3とX4の間で結成された組織という記述の媒体もあるが、漫画版ではX1の開始以前から組織されている。

シグマの策略によってイレギュラーの烙印を押され、反乱を起こすも、最高司令官のジェネラル共々イレギュラーハンターによって鎮圧され、X5ではエアフォースを残すのみとなってしまった。*1

そしてX6では事実上壊滅してしまっており、以降はかつて関わりのあった人物等が断片的に登場するのみとなっている。


ただしロックマンゼロにはレプリフォースの印が刻まれた戦艦が存在している。場所から推測するに百年単位に渡って放置されていたか、ネオ・アルカディアがそのまま流用していた模様。



【キャラクター】
◆ジェネラル
CV:大友龍三郎
レプリフォースの陸海空全ての軍を率いる最高司令官。

◆カーネル
CV:山野井仁
ゼロと同様に、ビームサーベル一本で戦うレプリフォースの陸軍司令官。

◆大空の参謀長　ストーム・フクロウル
CV:岡和男
レプリフォース参謀本部所属で、知略に於いてはレプリフォース随一を誇る知将。
…しかし、思慮深さは持ち合わせておらず、カーネル同様にタカ派でありレプリフォース全体がイレギュラー扱いされた事に激しい憤りを感じ、レプリフォース空軍を率いて大規模な軍事行動を起こす。
こんなタカ派ばかりが上層部に居てはジェネラルが反乱を起こしたのも仕方ない。
一応漫画版では、カーネルやジェネラルと共に思慮深さを感じさせるやり取りをしているが打ち切りの余波をモロに受け１コマで破壊された可哀想な人。
復刻版では約2コマだけ増えた。


◆アクアデストロイヤー　ジェット・スティングレン
CV:細井治
レプリフォース海軍所属の叩き上げで、例に洩れず軍人である事に誇りを持っている。
カーネルやジェネラルを尊敬しているが、本編では反乱に乗り気かどうかは不明。
漫画版では反乱に疑問を持つなど良識人で、カーネルの命令とはいえ人間のライフラインを遮断することに最後の最後まで悩んでいた。
その人間の生活区を破壊する際にも、人間自体はちゃんとシェルターに誘導している。
普段は部下思いのいい軍人。


◆鋼の破壊王　スラッシュ・ビストレオ
CV:長嶝高士
レプリフォース陸軍所属。
「大暴れしたかった」という理由で入隊したという、タカ派云々以前に問題外な危険人物。しかし軍の在り方に口を出すタイプでない分、タカ派連中よりはマシかも知れない。
また勇猛で軍人としては優秀だったらしく、功績を認められ一指揮官に昇格する。
ゲーム中では兵站を担う輸送列車の護衛という重要任務に就いている。
漫画版ではアルティメットアーマーを纏い鬼になったエックスにぼろ負けし、命乞いまでしたらしいがバラバラにされ殺されている。
戦闘シーンすらなく、ワクチンチップを探して列車を襲撃したゼロがたどり着くころには無残な姿になっており、エックスに「みっともない」と評される。


◆極北の暴れん坊　フロスト・キバトドス
CV:岡和男
元はイレギュラーとして処分されそうなところをジェネラルに助けられ、その縁でレプリフォース陸軍に入隊。
しかしビストレオ同様に戦闘狂で、思想的には問題外の人物。どいつもこいつも……レプリフォースはタカ派と戦闘狂しか居ないのか！
（しかもこいつはビストレオと違い、いまだに暴れることが軍人の任務と考えているような厄介者である。）
単にマトモな連中は反乱に参加していないだけかも知れないが、X5でイレギュラーハンターもレプリフォースも壊滅しているため結局は…


漫画版ではエックスとバッファリオの2人を一歩も動かず圧倒しバッファリオを機能停止させた。ちなみにこの時エックスはノーマル状態だったが、それでも旧作ボスや黒ゼロと渡り合えるほど強い。
そのエックスとバッファリオが二人掛かりで勝つどころか怯ませることすら出来なかったキバトドスの強さは、描写された中では8ボス最強クラスである。
その後ダブルに言われた『力の正義』*2という言葉に触発されフル装備したライドアーマーで出撃してきたエックスと再戦、鬼になったエックスの猛攻をも耐えしのぐが最後は軍規違反をしたという理由でジェネラルに一撃で破壊された。
エックスが鬼落ちし力を求める切っ掛けを作り、エックスが唯一勝てなかったレプリロイド。


◆密林のゲリラコマンダー　ウェブ・スパイダス
CV:二又一成
レプリフォースのゲリラ部隊指揮官。
ゼロの元同僚であり、元イレギュラーハンター第0部隊所属だった。
そのためゼロ相手だと若干の躊躇いを見せながらも、レプリフォースの正義を信じて挑む。
漫画版では戦闘後、いつ戦いが終わるのかと叫ぶエックスに対し、「終わらない。人間が不完全である限り、人間に造られた俺たちも不完全なのは当然。
その当然の結果を人間がイレギュラーとして否定し続ける世の中である限り、レプリロイドによる独立は叫ばれ続ける」という名言を残した。


◆エアフォースプリンス　スパイラル・ペガシオン
CV:―
X5に登場。
レプリフォース空軍の若き司令官。
カーネルを師と仰ぎ、ジェネラルを崇拝する。
若さ故に失敗も犯すが、レプリフォースでは珍しく思慮深い性格であり、ジェネラルの反乱に参加しなかった。
そのためレプリフォース大戦後に、カーネルとジェネラルの仇であるエックス(ゼロ)と出会った際には紳士的に対応していた希少な人材。
しかし、物語の進行次第ではウイルスの影響によりイレギュラー化して、カーネルとジェネラルの仇である二人に隠す事なく憎しみをぶつけ、さらにはアイリスへの恋心まで暴露してくれる。
だが、逆に言えばイレギュラー化しない限りはエックス達の事情を汲んで接しているという事でもあり、直情的すぎる他の連中と比べれば遥かに良識人だろう。


◆ジュラシックインフェルノ　バーン・ディノレックス
CV:―
X5に登場。
レプリフォース災害対策チーム所属。
蛮勇で名を馳せた英雄であるが、レプリフォース大戦の影で武器を横領し、火山の隠し倉庫に貯蔵していた。
しかし、矮小な人物ではなく『自分のやりたいように生きる』といった心情を持つ。
武器を貯蔵する満足感と、戦いに身を置く事で感じる殺那的な快楽を糧に生きる、破天荒な人物。
エックスやゼロと出会うと、自ら勝ち目のない戦いと悟りながら「戦ってくれよ悪魔のイレギュラーハンター！」と言って二人に挑む。
X5の八大ボスの中でも特に印象に残るキャラクターである。

◆アイリス
CV:水谷優子(X4,Project X Zone)/遠藤綾(X DiVE)
漫画版のマーティやティル等を除けば、Xシリーズ初の人型女性レプリロイド。
似ても似つかないがカーネルの双子の妹で、本来はオペレーター等を担当している。


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最終更新：2024年03月26日 19:55

*1 鎮圧したイレギュラーハンターも無傷では済まず、レプリフォース大戦をきっかけとした一連の事件(X5〜X6)もあって大幅に組織は弱体化し、以後は部隊制を維持することもできず長きにわたって少数精鋭方式を取らざるを得なくなるなど、深い爪痕を残した。

*2 ダブルの正体を考えればこの煽るような語句も納得である