ケロロ小隊

登録日:2010/04/11 Sun 15:43:26
更新日:2024/02/13 Tue 20:03:03
所要時間:約 18 分で読めるであります





概要であります!

ケロロ軍曹』に登場する、カエルのような外見のケロン人(+アンゴル族一名)で構成された小隊。

ケロン軍により地球(ポコペン、アニメではペコポン)の先行工作の任務を一任され、地球に乗り込んだ際に偵察のためバラバラに行動する。(タママは留守番だったが後に飽きて任務放棄)
だが、隊長であるケロロが地球人である日向冬樹日向夏美に見つかってしまい、本部の宇宙船は撤退。
回を重ねるうちにケロロ・ギロロ・クルル・モアは日向家、タママは西澤邸、ドロロは東谷家に居候することになる。

よく侵略活動をするが、毎回邪魔が入り(主に夏美)結局失敗に終わる。
侵略活動の時間以外は基本的に各隊員ごとにプライベートな時間を過ごしている。
地球侵略の作戦は主に日向家の地下に勝手に増設した基地で計画されている。
地下基地には侵略兵器・巨大ロボット等の設備や、ガンプラルーム・怪しい装置・ボタン(中には地球を簡単に滅ぼせる装置もある)等様々な部屋がある。

隊員一人ひとりはA級クラスの実力を持つ強者が揃っているのだが、隊長のケロロが基本ダメダメな為、小隊の力をあまり活かしきれていない。
また、小隊自体のランクはF級なので、高性能タイプの地球人スーツ等を支給してもらえない。

だが、原作10巻から11巻にかけて収録されているエピソード及びアニメのシーズン2終盤では、地球のために全力でA級小隊であるガルル小隊と戦った。
この他にも激しい戦いを何度も繰り広げており、この小隊はやる時はやる小隊といえる。
エイプリルフールの時もとはいえあっと言う間に地球侵略しかけた時がある。
小隊の力を生かしきれた時は手に負えないものの、それも個々の諸事情により失敗するのがお約束。まあ侵略されたら地球もメタ的にも困るから仕方ないね。
一応設定では隊員全員がやる気と連携がちゃんと出来れば侵略自体は割と容易いとのこと。
またケロロが夏バテになった時にできた作戦は欠点がなく、ほぼ100%安全かつ完璧に侵略を達成できる物が完成した。*1

ちなみにこの人数だと精々「分隊」「班」という小隊より小さい組織名が相応しい。
まぁ特殊部隊的な扱いなのと、地球の軍隊ではないので細かいことはいいのだろう。

なお精鋭揃いの為かケロン星住民からの人気が高くヒーローと扱われており、グッズや番組が作られているとか。
ただクルルグッズだけ売れ残り気味らしい。(ちなみにその事が書いてあった年賀状にクルルは無数の針を刺していた)

主な隊員であります!

ケロロ

CV:渡辺久美子
階級は軍曹で、この小隊の隊長。
特徴は全身が緑色、お腹には隊長の証であるケロンスターが貼られている。
日向家に潜り込んだがすぐさま冬樹夏美に発見・捕虜に……大丈夫か、おい。

冬樹と友達になる+地球侵略をしない事を条件に、日向家に居候することになる。
主な作戦立案は彼の担当だが、アニメでは地球侵略よりガンプラ作り・家事をしている描写が多く、ドロロの次に侵略活動に勤しんでいない。
ガンプラを買う小遣いのために家事手伝いをしていたら、いつのまにか家事の達人になってしまっていた。

性格は優柔不断でお調子者、ズル賢さと腹黒さも併せ持つ悪ガキタイプ。しかし面倒見は良く、根は友人や仲間を大切にする気さくなお人好しである。
地球やガンプラ、そして友達と仲間の為に命を張るド根性もたまにみせる。
超がつくオタクで基本ガンダム大好きであるが、色々な知識に精通していたりする。地球に来て日が浅い割に、既に一流ガノタ並びにガンプラ職人と言っても良い。
子供っぽい性格だがこれでもれっきとした大人であり、新ケロロに「おじさん」と呼ばれても気にせず、アニメ版で幼馴染のプルルの「歳」について気にしたりしている。*2
やる時はやる性格だったり、たまたまではあるがケロン星を救っている事からかケロン軍の上司に一目置かれていたり、自分よりも階級の高いガルル中尉には高い信頼を持たれている。
またケロン星では数々の実績を上げている。

先述の通りギロロ、ドロロとは幼馴染であり、いざという時には強い友情をのぞかせる。
タママやアンゴル=モアからは惚れられているが、タママに関しては幻滅や見下しが入っていることも。軍曹の方は彼らを他メンバーと対等に扱っている。
夏美からは普段『ボケガエル』と呼ばれ、こう呼んでいいのは夏美ただ一人らしい。

器用ゆえ独自の必殺技を持たないことが発覚後に小隊全員で隊長の必殺技製作に着手、遂に談合坂SAなる「避ければ必ず当たるビーム」を開発した。

戦闘描写が少ないことや夏美に簡単にしてやられることから弱いと思われがちだが、実のところ基礎能力はかなり高く、
  • 談合坂SAやキンキンケロン波*3等のエネルギー攻撃と、木材を正拳一発で粉砕する腕力を持つ。
  • 銃火器もほどほどに扱え、戦闘メカを自在に操る高い操縦技能。
  • 独力で兵器を作る技術力。
  • 多重分身、変化の術等の忍術も使用可能。
と言った各隊員の技能を持っていたり、局所的には後述の潜在能力とは関係なしにドロロ並の運動性能を発揮している場面もある。
ただし、地球の低い湿度によりケロロの能力が低下*4、なおかつ本人がチキンで逃げ腰なため、完全に持ち腐れとなっている。
また夏美がケロロと身体が入れ替わった際には、家事一つにもかなりの負担がかかり苦労していたので、少なくとも単純な身体スペックは地球人より高いと思われる。
同様に潜在能力は高く、原作140話・164話では『超☆隊長命令』を発動、近年では宇宙戦闘紳士条約策定前の兵装『ドラゴンウォリアー(劇場版に登場したケロロドラゴン)』も使用できるなど、謎の力を数多く持っている。
また加湿器を使い湿度をケロン星に近くすると『あの頃』になり、かなりの強さを発揮する。しかし、梅雨時や大雨で湿度が上昇すると暴走して誰よりも凶暴化してしまう。
他の隊員にはこのような大きな変化は見られないが、これについてはアニメ版では「特に湿気に酔いやすい体質」、原作では「ケロンスターが力を増幅したり制御したりするため」と説明されている。
本当に本気になったケロロを止められるのはマジギレした冬樹とケロン人の天敵のニョロロだけである。
ドラゴン化した際も潜在能力を限界に引き出している為か、単騎で他のドラゴン化したメンバー全員を相手に無双している。
一方でケロンスターの強大な力を打ち消すレベルで威厳がなく、事故でケロンスターが失われた際はモア含めた周囲から雑に扱われた。

普段も『あの頃』もすぐ調子に乗るのが短所で、よくそこに付け入る隙が出来たり無闇に夏美を怒らせて計画がおじゃんになってしまいがち。
ドラゴン化した時は基本暴走しているのでほとんど自我がない。

ちなみにケロロの父は数多くの伝説を生み出していった伝説の鬼軍曹らしく未だ影響力が高いとか。
本人もあの頃の時はかなり伝説を残したらしいが最近だとタママから都市伝説扱いされている。

タママ

CV:小桜エツ子(現:小桜エツコ)
階級は二等兵。役割は突撃兵。
特徴は全身が黒色(アニメでは藍色に近い)、お腹に配色が逆の初心者マーク、おたまじゃくしの名残である尻尾がある。(これがあるケロン人はまだ未成年らしいが酒は飲める様子)
普段はわりとお調子者で愛らしい顔をしているが気に入らない事があればすぐプッツンする危険性を秘めている。

敵性宇宙人に襲われている所を西澤桃華に助けられて以来、西澤邸に住むようになる。
桃華と同じ二重人格とされているが、タママの場合は「性格の表裏(二面性)が激しい」という意味合いの方が強いので、桃華のようにはっきりと違う人格を持っているわけではない。
侵略活動以外はケロロと遊んだり、日課のトレーニングをしたり、好物のお菓子を食べたりして過ごしている。
侵略計画開始時は問題無く動員されているが、贅沢な環境なので普段から侵略意欲自体は特に見受けられず日和見タイプ。ある意味ケロロよりもやる気が感じられない。

自らの肉体で戦う事が多く、口から『タママインパクト』というエネルギー砲を出すことも出来る。
ケロロに対して同性愛的な感情を持ち、ケロロと親しいアンゴル=モアに対して凄まじい嫉妬心を持つ(モアが嫌いという訳ではない)。
作中では柔らかい表現で描写されているが、人間に置き換えて見れば「中間管理職の中年上司に恋する思春期少年」というややこしい恋愛事情を抱えている事になる。本人の嫉妬深さ・独占欲の強さのせいで余計な揉め事を起こす事も少なくない。ちなみに酔った勢いで言い放った際はストレートにケロロからホモ扱いされていた。
モアに対する度重なる嫉妬で集めた元気玉ならぬ『嫉妬玉』『超・嫉妬玉』を放つ時もある。その威力は最大でモアの『ハルマゲドン』(手加減なし=一分の一)を上回る程。即ち地球そのものに放てば地球が崩壊する
ケロロのことは一応惚れているし尊敬しているが、タママ自身割と毒舌な上に保身的なタイプで、割とあっさりケロロを見捨てたりする事が多々ある。勘違いで隊長になった際も、自分の中の軍曹さんは死んだと即切り捨てていた。
桃華とは似た者同士で何かと気が合うが野心的な一面も秘めていて、たまに牙を剥く事がある。
トレーニングが日課・肉体派であることからギロロと息が合っていることもあるが、平然と過酷な訓練を課す彼にはついていけないと思っていたりもする。

5人中最年少という設定だからか、未熟な描写で描かれる場合が多く、
しかもドロロ・ギロロ・クルルと言ったアクが強いスペシャリストが周囲に揃っているため、基本隊のマスコットかツッコミ役になっている。
未熟だったり調子に乗りやすかったり自己顕示欲が大きかったりなどから好戦的で、真っ先に突っ込むこともかなり多く、ほとんど噛ませ犬

後輩であるタルルに師匠と慕われており、見栄を張って色々な事を自分に都合のいいよう捻じ曲げて教えたために、小隊メンバーや桃華達に囲まれた時もあった。
心底どうしようもないキャラというわけではなく、悪かったことに気付いた時には素直に反省する。
ただ、嫉妬に狂っている時は基本的に完全に開き直っている。

最年少なだけあってかメイン回が豊富。

ギロロ

CV:中田譲治
階級は伍長。役割は機動歩兵。
特徴は全身が赤、顔の左目の部分にツナギ傷。
ケロロやドロロとは幼なじみで、ケロロにいろいろ振り回されてきた苦労人。また、作中でもよくクルルの発明の実験台にされる。
ガルルと言う兄貴がおり、彼の前では素が出る時もある。
基本真っ赤な外見通り短気で粗暴でKYな一面もあるが、ケロロが病気で倒れた時はかなりの勢いで泣いており、何だかんだで友達思いで常識人な一面もある。
ちなみにアニメでは隠れ鉄オタでもある。しかし本人は無趣味だと思ってる様子で、ケロロに焚き付けられ片っ端から趣味を試し挫折したことも。

ケロロが隊を捜索せず、地球侵略どころか居候として日向家の家事をしている事に頭にきて、日向家に乗り込み単独で地球侵略をしようとするが日向夏美に止められ、それ以降は日向家の庭にテントを立ててネコと暮らしている。
地球侵略の時間以外は焼き芋を焼いたり武器を磨いたり、ネコと遊んだりして過ごしている。
渋い見た目に反して酒が飲めず、数滴でも飲むと倒れて気絶して二日酔いになってしまう。

重火器のスペシャリストで戦闘時はガンダムに出てくるような銃や兵器で戦う。
大型や強大な敵に関して『デンドロ・ギロロ』という重装備も使用する。その為作中ではドロロに次いで戦闘が多い。
本人自身も武器オタクで、よく武器雑誌の抽選に応募したりもしている。

訓練等の権限は彼に一任されており、ケロロ達をしごく時もある。
普段やる気がないせいで、ケロロがやる気を出した時は感激して泣く。
よく侵略するようにせっついていたりストレスを溜めていたが、最近ではもはや諦めたのか意欲が薄れているのか、あまり口うるさくなくなってきた気がする。(作戦時は生き生きする)
侵略意欲以上に友情も厚く、幼い頃に命懸けでゼロロを助けた際に宝物を失ったが悔いはなかったり、計画よりもケロロの身を案じたりもする。

小隊の中では唯一ケロン軍としてまともな意欲があるものの、武器の手入れなどの自分の趣味以外の細かい作業、例えばデスクワークなどは苦手なので、そう言った作戦は不得手。
また、作戦立案なども基本的にケロロに一任している。(ただしこちらはメンバー全員に発案権限はあるものの、小隊内では本来ケロロの職務である)
29巻ではケロロと初めて会った日のことが語られ、本人の侵略へのこだわりも「地球侵略を達成するケロロを隣で見たい」という点にあると判明した。そのためかケロロに文句を言うことはあっても、彼を無視して勝手に武力制圧に乗り出すことはほとんどない。

尚、その性格と機動歩兵の役割から先陣切って突撃してやられる事が非常に多く、ある意味タママよりも噛ませ犬である。
ただし怒りが限界に達した時などは別で、言語能力を戦闘能力に割り振ったり感情を無にして理論的効率的に敵を倒したりと戦闘力が凄まじく高い状態になるのだが、普段から怒りっぽいからかこの状態になることは滅多にない。
ただ、小隊の計画外においては安定して恐ろしい程に強く、通常は複数人が命懸けで挑む、凶悪生物の宇宙ケルベロスを単独で倒したり捕獲したりもしている。

先述の初登場時の単独侵略で日向夏美に敗北して以来夏美にベタ惚れ。夏美の為なら命を捨てるほどのバカ……いや漢である。
最初はその強さに惚れ込んでいたのかとも思いきや普通に彼女に惚れていて、その後も戦士として認めてはいるが、むっつりスケベでもある。
ぶっちゃけ噛ませ犬にならなかった時でも、夏美絡みやうっかりやで空気の読めない部分で、後少しの作戦を台無しにしてしまう事が割とある。
焼き芋をよく焼くのも夏美の好物だと知ったためである。

本人の軍人気質のため、アウトローなクルルとは犬猿の仲ではあるが、そのクルルにはからかい甲斐のあるオモチャと気に入られているので、前述の通り何かと嫌がらせの被害に遭ったりする。
なお夏美によく絡んでくる東谷小雪や夏美の憧れであるサブローには嫉妬から夏美絡みで敵意剥き出しにする場面も多く、タママに共感されたことも。
西澤家の執事ポールに関して戦士として一目置いており、対等に闘う場面もあった。(二人の雪合戦を見た冬樹はレベルが違うと評していた)

別名:赤ダルマ
嫌いな物:幽霊、ナマコ

クルル

CV:子安武人
階級は曹長。役割は作戦通信参謀。
特徴は全身黄色、うずまき眼鏡。帽子の横のつばの部分が無く、ヘッドホンを付けている。
隊員が使う武器や兵器を制作するメカニック、およびハッキング担当。
特にハッカーとしてのセンスは飛び抜けており、元々はケロン軍屈指の頭脳で少佐であったが、あまりにも性格が悪く、軍の情報をいたずらに操作したために降格している。
ただ本人は今の階級でもやりたい放題して楽しんでおり、更に今のケロロ小隊からするとトラブルがずっと続いている事態も楽しんでいるため、特に気にしていない可能性が高い。
なお、階級上は小隊で一番上だが、ケロロに隊長の素質があることと、クルル本人が完全な技術職であることから、階級を無視してケロロが隊長となっている。
また、制度上はケロロ以外のメンバーを指揮下に置く権限も持っているが、病気で指揮を取れなくなった際も、ケロロはギロロに隊長代理を任せようとしており、どうやら小隊内での立ち位置はかなり微妙な様子。

最初は渋谷第三高等学校を占拠しようとアンチバリアを張って現れるが、そこにいた北城睦実/サブローに目撃され、追いかけっこになった末に彼を気に入り、それ以降彼と電波仲間となる。曰く「ギブ&テイクでマブダチ」。
小隊に自分の力が必要になる時期を見計らって、睦実/サブローに日向家へと潜入してもらい、ドラマチックに参上。
小隊合流以降は日向家の地下基地に構えたラボに住むようになる。部屋はコンピュータに囲まれた狭い部屋で、何故か押入れを寝室に使っている。

下品で嫌らしい性格でよく盗撮をしたりしている。特に夏美は私物を売り物にされたりと被害に遭っている。
日向家の母である日向秋がお気に入りなのか特に盗撮したりしており、アニメでは似せたロボットまで作ってしまう変態。
反面天然な人物に弱いらしくモアや小雪に頭が上がらない時がある。
というか秋も天然な上にあまりにも包容力があるからか、基本的に敵わない印象がある。
逆を言うとそれ以外はその天才的な頭脳によって大体がおちょくって楽しむ対象になっている。
過激なセクハラや大掛かりな嫌がらせをせず、そして落ち着きのある人物がそばにいなければ、夏美に勝てる候補である。
ケロン本星でも嫌な奴として有名であり、後から地球にやってきた新ケロロは名前もろくに呼ばないなど強い苦手意識を抱いている。

オタク同士で波長が合うからかケロロとは隊の中では特にウマが合い、よく悪巧みやプライベートでサポートに回る事がある(有料だったりする時もあるが)。
ただハチャメチャで乗せやすいケロロをオモチャとして気に入っている面も強いと思われる。
軍人気質のギロロとは犬猿の仲ではあるが、クルルはからかい甲斐のあるギロロをオモチャとして一方的に気に入っており何かと嫌がらせをしたりする。
たまにギロロに対してそっちの気が見える場面があるが、果たして。
冷静沈着故かシリアス関係だとドロロと絡む機会が多いものの、どちらかと言えば厳密には小隊員ではないモアと一緒に行動していることが多い。
また、日向冬樹ともたまに絡みがある。

カレーに対するこだわりが強く、趣味でカレーを作ったりする。と言うかカレーに浸かったのが気に入ったのかカレー風呂までする始末。
アニメ版の設定によれば、幼少期は青い体色だったが、カレーに長時間浸かったために黄色くなったという。
原作では特にカレーキャラではなかったが、アニメ版の子安武人氏によるアドリブが影響でカレー作りに凝っていることが描写されはじめ、22巻ではそのきっかけとなるエピソードが明かされた。
これに限らず、アニメ版では子安氏によるアドリブが多いキャラで特にアニメ開始によって1番変化したキャラと思われる。

因みにガムも好きで自分で開発した自家製ガム製造機があったが、小隊メンバーに見つかり作戦に使われ、最終的に失われた。

上記の説明通り、嫌がらせを好んだり下心全開の性格のため、隊がまとまらない原因のひとつでもある。
とはいえ、ガルル小隊襲来時は自分なりにケロロを慰めたりと、仲間が心底意気消沈している時には手助けするような人の良さも一応ある。
またケロロ小隊の士気が低下した時に敢えて嫌な奴(敵)を演じ、隊員達の士気と実力向上に一役買っている。
面倒事の収拾をしていたりとまじめに侵略する気がないだけでしっかり働いてはいるのだが、問題は本当にやばい時以外は基本的に人の良さは見せないことである。
また切れ者ではあるが、作中頻繁に超常現象や超常的な存在が突発的に(あるいは季節などに応じて)現れるため、流石にそれらには大体抗いきれていない。

戦闘時は超音波を発生させるヘッドホンで敵を混乱させる。
『夢成長促進銃(ジンセイガニドアレバガン)』等、様々なスーパーメカを造り出すクレイジードラ〇もん。
ひたぎさんが生まれ変わったらなりたい人(蛙)。ギロロ程ではないにしろこちらも兵器を多用した戦闘が多いが、肝心の本人は運動神経が乏しい為かすぐ息切れする。

普段は小隊屈指の変人だがメインのシリアス回ではイケボになったり自身のシステムを丸パクリし改悪したトロロに笑わせんじゃねぇよと低い声で一喝した事もあった。
ドラゴン化してもイケボになるので興味がある人は劇場版ドラゴンウォリアーズを見よう。

なお、おちょくるのは良いが人におちょくられるのは大嫌いな模様で、その場合は執念深くやり返そうとする、まさに公式通り嫌な奴である。
他にも自己主張こそほとんどしないが、実は自己顕示欲も割と強いらしく、上記の様にやり返す他、大型兵器には自分の顔やマークが描かれていることが多い。新ケロロが隊員達の中でクルルを元にしたスタイルを使わなかった時なども気にしていた。
なお、新ケロロがクルルのスタイルを使ったのを確認した時には、特に何もしていないが満足していた。

ドロロ

CV:草尾毅
ケロロやギロロの幼馴染で階級は兵長。
役割は暗殺兵でケロン軍超精鋭部隊『アサシン』のトップでもある。
特徴は全身水色、口を灰色の頭巾で覆っている(初期・過去エピソードではガスマスク)。帽子のつばだった部分も頭巾の布になっている。
裕福な家庭の生まれで、元々の名は「ゼロロ」。地球の自然の美しさに惚れこみ改心した際に改名している。
一時期は、ジララ大尉による隠密特殊任務班『X1』(吸血部隊)にも所属していた。

森の中で罠にハマっている所を東谷小雪に助けられる。
それ以降は忍野村で忍者の修行することで地球の自然に触れ、地球を護る側になる。
上記の事や長い間全員に忘れ去られていた事もあってか再会した時はケロロ小隊に絶縁状を置いて去っていた。登場以前は年賀状を小隊に送っていたりする。
ケロロたちと和解し小隊復帰後は中立的な位置になり、アニメでは自然を壊さない前提の作戦には積極的に参加したりしている。
中立の立場で復帰したとはいえ軍からの給料はちゃっかり貰っていると言う地味にせこい一面も。
合流した後も小隊の召集時に完全に忘れられたりする時がある。その為、ケロロだけでなく小隊全員から忘れられることも少なくない。
ちなみに基地内には自分の畑が存在している。

心優しい性格の持ち主で普段はござる口調で喋るが、幼少期にケロロによるいじめに近いイタズラを思い出してトラウマスイッチが入った時や、心の中でショックを受けた時は、話し方が普通になる。
地球を愛する心や性格が災いして他の小隊メンバーからはよくKY扱いされており、その時も酷く落ち込んだりする。
あのクルルにすらギロロ先輩以上と言われる程。

ケロロと知り合う前の幼少期は身体も弱く、あまりの影の薄さから友達が一人もおらず孤立しており、転校初日に友達が一人もできず彷徨ってる所をケロロに声をかけてもらい(実はゾルルも声をかけていたが、自身以上に影が薄くて気付かなかった)、初めての友達となる。
アサシントップになった理由もケロロの度重なるいじめで生死の境を彷徨い鍛えられた結果もあるが、‪それをやり遂げるドロロを凄いと思ったケロロが「絶対アサシンになれるって」‬と進言した結果でもあり、今でもケロロを恨んでいることも有るが大事な友達とも思っていて、積極的に提案したり助けることも多い。
ギロロに関してもいじめを止めてくれなかったと言う理由で未だに恨んでいたりするが、大切な終生の友でもあり、真面目同士なのも相まって小隊が集まっている時は割とギロロと話している。
というより、小雪と幼馴染のケロロ・ギロロ以外とは絡む機会があまり無かったりするので、やはり影がうs(略。
しかし、ドロロがケロロにお米の大切さを思い知らせるためにクルルに協力を持ちかけたり、ある事件でドロロが解決した時にタママから「この人(ドロロ)がいなけかったらこのマンガどうなってしまうのだろう」と評されるなど絡みが全く無いわけではない。
むしろ前者はちゃんと協力し、後者はかなりの評価を下しているので一定以上の信頼関係は築いている。
また、過去の活躍から新ケロロには憧れられている。

戦闘時は暗殺用の糸等の暗器を使っていたが、地球に来てからは小太刀や手裏剣を使用している。
その他、強敵と戦う際は『白兵戦鬼式』というアサシン用の強化スーツを装着して戦う(ランク的にはA級クラスの装備と思われる)。
実力は小隊一であり、単騎ではギロロに「自分を上回る」と言わしめている。
新ケロロのD-STYLEにこそ一度は遅れ取ったが、相手が相手なため手心ないし油断があったと思われ、後に本気を出せば経験の差でD-STYLEのスペックを上回ることができると判明している。
その侵略力は「29999」、イースター島のアクアク(原作)には「単騎でこの星(地球)程度なら落とせる数値」とまで評されている。
この侵略力という数値が何を意味するかは不明だが、12000でS級クラスとされる*5
その強さから困った時の解決役も多い。
しかし総合戦闘力の高さ、くそ真面目過ぎる性格が悪い方向に相まってしまい、他者に何かを教えるなどの行為は逆に不得手。
常に小雪と行動をする事が多く、小隊では比較的最も常識人である為、夏美の制裁は滅多に食らっていない。

以上のように影の薄いキャラではあるが、要所要所では活躍することや小隊メンバーの一員であるためメイン回が来やすいことから、特に原作ではそこらの準レギュラーよりよっぽど目立っている。

別名:ドロ船

アンゴル=モア

CV:能登麻美子
全宇宙最強の『アンゴル族』生まれである、優しく素直ないい娘。
四字熟語大好き。てゆーかぁ、千客万来?
(アニメではシーズンが進むにつれてアクセントの位置が時々変わるようになった)

幼少期はケロロに世話をしてもらっており、彼を愛している。
ケロロは惑星(ほし)の断罪者であるアンゴル族を恐れもせず、すすんで世話役を引き受けた。(彼は、命乞いのために同盟を結ぼうとする他の者たちとは一線を画していた)
父のゴアは「ケロロ軍曹殿」と呼び、強く信頼している。ケロン軍がケロロに一目置いている理由の一つかと思われる。

1997年7月に地球に「恐怖の大王」として降ってくるも、ケロロに説得され破壊を止める。
神器の『ルシファースピア』からは惑星を破壊出来る『ハルマゲドン』を放てる。
出力調整ができ、「100分の1」等いろいろ可能。また、ハルマゲドンの応用技も使える。
スーパーロボット大戦シリーズのひとつである『スーパーロボット大戦Operation Extend』では、『ハルマゲドン1分の1』でアクシズを宇宙の塵にした。

母のティアや従姉のフィアも、素材が異なるルシファースピアを所持している。(19巻の女の子紹介シーンの記述)
フィアは『ソウルキャリバーⅣ』が初出のキャラで、原作でもそこにおける出来事に関する記述がある。(ゲームでのCV:本田貴子)
余談だが、このゲームには『STAR WARS』のキャラも登場している。


普段はオペレーター等のサポートに徹している。
形態変化能力で普段は地球人(モデルはガングロギャルの天王寺麻美)に化けており、擬態解除により本来の姿になる。
『第二審判儀式装』という最強形態もあり、断罪は痛みすら感じさせない程の威力。

上層部も小隊にアンゴル族が合流している事は認知しており、迂闊に手が出せない理由の一つになっている。

ケロロにベタ惚れな為か色恋関連やケロロの命の危機等で暴走したりする一面がある(それで地球を壊しかけたことも数回)。
しかし天然故か意外と毒舌を吐いていることが多い。ケロロをフォローしているつもりがトドメをさしている事もしばしば。
ガルル小隊のプルル看護長がやってきた時は、ケロロの幼なじみである彼女に複雑な思いを抱いていた。

ケロロに完全にベタ惚れなので、他の小隊員とは協力はするものの色恋沙汰には全く発展しない。
しかし、サポートに徹しているため、同じく大抵後方に居るクルルと話している場面がかなり多く、作中ではケロロよりも話しているかもしれない。

原作における『ルシファースピア』は、必要に応じてその場に召喚する形となっている。
アニメでも同様に召喚する他、変形シークエンスのバンクが使われることもある。
その場合は、携帯電話に『コマンドインプーット!』の掛け声で「19997」というコードを打ち込むと携帯電話の後ろから杖が伸び、
『チェンージ!ハルマゲドン!』の掛け声と共に携帯電話の上側に三日月・杖の先端に隕石が出現し、神器へと変形する。
そして複雑な呪文を詠唱することで『黙示録撃』(ハルマゲドン)が発動可能となる。分数を用いて威力を調整することもでき、作中では大抵ケタ違いの分母になる。

「ハルマゲドン!発動です!たぁーッ!」

作中屈指の最強キャラだがアンゴル族を封じ込める事が可能な「アンゴルストーン」なるクリスタルが弱点で、ガルル小隊襲撃や破壊衝動で暴走しかけた際に使用された。
だがあくまで一時的なもので自身の力で破る事も可能。

コピー元の麻美は原作とアニメで設定が異なる。
また、原作においては後に麻美がイメチェンをしている姿が描かれた。


追記・修正は地球侵略ができてからお願いします。

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最終更新:2024年02月13日 20:03

*1 最終的な原因はケロロだが、とある理由で動揺したギロロがその作戦の資料を細切れに破ってしまう。

*2 年齢は地球基準にするとケロロ、ギロロ、ドロロが40代前半、クルルが20代前半辺り、タママが19歳の模様。タママの年齢は担当声優がその位の年齢を意識しているとの事。

*3 アニメオリジナルの技だが、後に下位種と思われる「ケロン波」が原作189話で登場している。

*4 アニメでの設定で、ギロロの発言より。原作漫画においてこれに相当するお話では、その当時ギロロが登場しておらず、湿気の上昇も偶発的だったため言及されていない。

*5 S級と判断されたコンドルの地上絵の時点であのクルルが腰を抜かして驚くレベル