仮面ライダーW 超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ

登録日:2012/03/12 (月) 14:11:56
更新日:2022/05/29 Sun 14:08:20
所要時間:約 3 分で読めます




二つの絶妙なハーモニーから生まれる、オレのパワーの秘密を解いてみろ!!

仮面ライダーW』のストーリーの1つ。「てれびくん」応募者全員サービスである『超バトルDVD』として制作された。


この話の見所は特典DVDにしては無駄に完成度が高い点である。

  • BGMや展開などは本編Wと大差なし
  • 『料理の〇人』ばりの料理対決。
  • 派手なバトルシーン。

どれをとっても一般的な放送分と遜色がない出来である。(OPも短縮版だがちゃんと流れ、なんと次回予告まで作ってある。)
むしろ本編ナイトメア回の方がカオス。

てれびくん2010年8月号付録DVDの『仮面ライダーW DVD ガイアメモリ大図鑑』は本作の後日談かつ総集編になっている。

現在、超バトルDVDはBlu-ray BOXの第1巻、てれびくんの付録DVDは第2巻に映像特典として収録されている。


●ストーリー

ある昼下がりの鳴海探偵事務所。
風麺(ラーメン屋)に出前を頼んだが出前が一向に来ない。
苛立ちを募らせていたメンバーの前に風麺の親父が到着。だが、怪物に屋台が襲われてラーメンを持ってこれないという。
怪しんだ翔太郎は調査を開始。

そこに照井も加わり調査をするが、頭が丼になっている謎のドーパントが現れ、「私の頭の丼の中身はなんだ!?」と奇妙な挑戦をして来るのだった。

事務所に戻ってフィリップに検索を頼むが、フィリップは空腹のあまり検索不能に。
事務所メンバー+照井による料理対決の末、フィリップのお腹は満たされ検索を開始する。

果して、丼の中身とは……?


●主な登場人物

ハードボイル丼なる料理を仕上げた。しかしフィリップがゆで卵を食べる事が出来なかったせいで評価は低め。
この時に作ったメッチャ固いゆで卵のせいで…
料理つながりか、料理開始時のポーズをよく見ると...?

お腹がすいて力が出せなかった。ある意味一番料理対決を喜んでいた。

アクセル丼なる料理を披露した。包丁使え包丁。野菜を斬る際に振り切った。

W丼なる料理を披露した。アクセルトライアル並のスピードで包丁捌きを披露する。

  • 相田伊三
オムライス屋「オムライFu」の店主。性格は気弱な方で食べる前のおまじないとして「ラァ〜ブ、ラァ〜ブ、風ぅ〜都♡フゥ〜♡フゥ〜♡」をやったら当然翔太郎や亜樹子は愚か照井までドン引きさせた。てか何が悲しくておっさんのフーフーもらわにゃいかんねん…
演じているのはヒロシです…

  • 相田エリコ
伊三の娘。でもぜんぜん似てない。客の前でも無粋な態度で風麺が襲われた事に関しても「風都名物ってもてはやされてたから襲われたんじゃない?どこの店も風都名物の座は欲しいからね。」と冷たい感じから彼女がドーパントだと疑われている。因みに中の人は当時AKB48

  • 謎のドーパント
突如彼らの前に現れた大きなどんぶりが目印の謎のドーパント。トライアル並の速さをもち、口から拡散光線を放ち、巨大割り箸でど突くなど異常に強い。

  • フロッグポッド
便宜上ここに記載。料理対決で実況担当。声優は太田真一郎。ニチアサ的に言えば轟轟戦隊ボウケンジャーのナレーション。


●登場料理

  • オムライス
「オムライFu」のオムライス。特に美味くも不味くもないらしい。

  • ダブル丼
亜樹子が作った「2つで1つの味」の丼。
サイクロン部を野沢菜、ジョーカー部は海苔でWの顔を再現しているという見た目も素晴らしい逸品。

  • アクセル丼
照井が振り切った末に完成させた丼。彼なりのこだわりを感じる。
赤い部位はケチャップで炒めた鳥そぼろ、シールド部はブロッコリーのソテーとなっている。
実際のアクセルと違って青じゃないが、食べ物で青を再現するのは難しい(&食欲減退色)ので致し方ない所だろう。

  • ハードボイル丼
翔太郎の無駄なまでのこだわりで作られた丼。
見た目は海苔の上にゆで卵が乗っているだけだが、見えない所(丼の中)にステーキが入っている。
しかしゆで卵はかなりボイルドされていた。
そのゆで卵が事件解決後新たな事件を起こす。 

以下ネタバレ注意


















うちのオムライスを風都名物にするのが娘の、エリコの夢!!

…なのにあんなナルトが大きいだけのラーメンがもてはやされて、我慢が出来るか!


Egg!


chicken!


OYAKODON!


  • 親子丼・ドーパント/相田伊三

ドーパントの正体は『卵』と『鶏』の二つの記憶を一つに宿した親子丼・ドーパント。二つの記憶を宿している為にWとアクセルの二人がかりでも返り討ちに出来た。変身者は「オムライFu」の店主でありエリコの父親でもある相田伊三。動機は上記の台詞の通り娘の為に「オムライFU」を風都名物にして繁盛させたかったが、ナルトが大きいだけで風都名物とされている風麺が気に入らないからという身勝手かつ傍迷惑極まりないものであった。風麺のマスターと客に扮した翔太郎達の罠に引っかかり、ダブルヒートメタルとエンジンブレードで加熱され完全な半熟じゃなくなってしまい丼の中身と変身者の正体が露わになったが再び変身しサイクロンジョーカーエクストリームになったダブルに襲いかかろうとしたが先程の加熱による能力値ダウンしてしまった為『ピッカーチャージブレイク』を受けてメモリブレイクされた。その後翔太郎に「料理ってのは『食べてもらう人に喜んでもらいたい』、そう言う気持ちで作るもんじゃないのかな?その気持ちさえ伝われば評判は後から着いてくる…だろ?」と諭されたカチカチのゆで卵乗っけてたヤツが何言ってんだとか思った人はヒートメタルとアクセルにウェルダンにされます。その言葉で改心した相田は今回あえて被害届を出さなかった風麺のマスターに誘われたのもあって自身の屋台で娘のエリコと共に修行に励む事になった。なお、風麺で修行し終わったら別の店でやり直すらしい。
ちなみに1本のガイアメモリで2つの記憶を持つのはドーパントでは初である。(全体ではトリガーメモリが初)

●余談

本作では親子丼ドーパントとの二戦目で珍しくサイクロンジョーカーではなく、いきなりヒートメタルで変身する。
細かい点ではあるがWはスターティングメモリとしてサイクロンかジョーカーを使用するという設定に反している。
ハイパーバトルビデオではよくある設定無視(いうか全くの別物になっている作品も多い)とも言えるが、必ず使用しなければならないと書かれてもいないので気にしないでおこう。
ちなみに続編の『風都探偵』でもルナトリガーへの直接変身が描写されている。

本作に出演した風麺の親父(本編では第17・41話登場)を演じるのは、W本編のラインプロデューサーだった東映のどうきひろし(道木広志)氏。
彼は後に映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』にもWオリキャスとして唯一ゲスト出演することになる。

親子丼・ドーパントのデザインはてれびくん誌上で読者公募されたもの。
似たような出自の『555』のオクラオルフェノクと異なりデザイナーによる清書もされてないようで、公式画集『完全超悪』にもデザイン画の類は掲載されていない。
着ぐるみの胴体は本編第2話に登場したティーレックス・ドーパントの流用であり、後の『レッツゴー仮面ライダー』に再登場したティーレックスは親子丼の胴体になっている。



追記・修正は…

???「豚のエサァァァッ!!」

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最終更新:2022年05月29日 14:08