バイオハザード アウトブレイク FILE2

登録日:2011/05/12 Thu 20:21:42
更新日:2024/02/13 Tue 16:39:06
所要時間:約 10 分で読めます





バイオハザードシリーズ』の作品の一つ。
バイオハザード アウトブレイクの続編にあたる作品である。

続編ではあるが前作と同じ主人公たちを操作し、ラクーンシティからの脱出を計るといった内容になっている。

続編ということもあってか難易度は前作と比べ非常に上がっており、人によっては最初からクライマックス状態に。
また、前作と比べると様々な点で変更がなされている。
今作もオンライン対応であったが、KDDIの「マルチマッチングBB」を利用していたため、2011年6月でサービス終了している。

【登場人物】

基本的に前作「バイオハザード アウトブレイク」からの続投。
個々の詳しい情報は前作項目を参照。

  • ケビン(Kevin)ライマン(Ryman)
31歳のR.P.Dの警察官。「死守」の舞台である警察署では色々有利。
署内の地図を最初から所持しており、専用のロッカーや机、同僚の机を開けられるので武器や薬を集めやすい。
「45オートのマガジン」が追加された他、「エルボータックル」は隙が大きいが肘部分を当てるとゾンビをダウンさせられる。
  • デビット(David)キング(King)
年齢不詳の配管工。スパナ投げの威力が下方修正されたが、ジャンクパーツを使用して新たに「時限爆弾」を作れるようになった。
連続ナイフ攻撃が4段になり、「異界」ではビニールテープを全て消費する代わりにクリアに必要な工程を大幅にカットする事が出来る。
「突破」では下水道出口付近にて力尽きて倒れており、ゾンビ化して襲いかかってくる。エクストラアイテムは「ライター」。
  • マーク(Mark)ウィルキンス(Wilkins)
52歳の黒人警備員。ガード性能がダメージ無効化から若干ダメージを受けるようになった。
その代わりに前作よりも多くの攻撃をガード出来る。一人で大きな物を動かせる。
エクストラアイテムに「ハンドガンマガジン」、フルスイングが上下で打ち分けが可能になっている。
  • シンディ(Cindy)レノックス(Lennox)
24歳のJ'sBARのウェイトレス。肩を貸している相手も一緒にしゃがんで回避が出来る「同時しゃがみ」が追加。
持っているだけで出血を防いでくれる上、肩を貸した相手の出血も即座に止める「止血帯」を持つ。
「咆哮」では動物園内を通って救助地点を目指そうとするが、途中でゾンビエレファントに踏み潰されて圧死。
  • ジョージ(George)ハミルトン(Hamilton)
39歳の外科医。かわしタックルの移動距離が若干短くなった代わりに「カプセルシューター」を最初から持っている。
カプセルシューターに抗ウィルス剤を装填し、クリーチャー系を攻撃するとショットガン並みの威力となる。
また、調合ハーブで生成できるものは回復剤と抗ウイルス剤のみになった。サポート能力は随一。
  • アリッサ(Alyssa)アッシュクロフト(Ashcroft)
28歳の「ラクーンプレス社」に勤める新聞記者。実は過去の体験の記憶を一部失っているが、本人は気付いていない。
「記憶」をアリッサでプレイすると計4箇所で追加イベントを見ることができ、専用エンディングを見ることが出来る。
バックステップの回避性能が上がっているが、エクストラアイテムの「スタンガン」はやや役に立たない。
  • ジム(Jim)チャップマン(Chapman)
24歳の地下鉄駅員。黒人。駅員のため、「異界」では駅のマップを始めから持っている。
更に職員エリアの鍵を最初から持っており、更に随所にあるダクトに入って移動することが可能。
性能はコイントスの1回のCT上昇値が10%に減らされ、「死んだ振り」も攻撃はされないが無敵ではないなど更に弱体化。
  • ヨーコ(Yoko)スズキ(Suzuki)
20歳の日系人女性で自称大学生。素手状態の攻撃を行った後にすぐにエスケープする「突き飛ばし」が出来るようになった。
ただしエスケープ自体の性能は弱体化し、無敵時間もなくなっている。即死無効、ウイルス耐性アップの「お守り」を持つ。
プレイヤーからの指示には一番忠実。最終シナリオ「突破」でアドリブを行うと…?


【システム・主な変更点】

●構え歩きの追加

シリーズ初となる、文字通り銃を構えながら歩くアクション。構えている間は敵を自動でサーチする。射撃しながらの移動も可能。
これにより敵との距離を計りながら攻撃することが可能に。

●エクストラアイテム

キャラクターごとに設定されたアイテム。
パーソナルアイテムと違ってアイテム欄を1つ圧迫し、尚且つ使用回数が限られているものもあるので、どう使うかはプレイヤー次第。

●スペシャルアクション

同じくキャラクターごとに設定されているスペシャルアクションに追加がなされた。

●一部スペシャルアクションの弱体化

ジムの死んだふりや、デビットのスパナ投げが主に弱体化。

●パートナーの選択

前作では最初から設定されていたが、今作では自由に選択できる。勿論パートナーなしのソロプレイも可能。

●相性の追加

キャラクターによって仲の良し悪しが設定されている。
キャラクター同士の相性が良いとプレイヤーの指示を聞くことが多くなったり、同行してくれるなど協力的になる。
逆に相性が悪いと指示を拒否することが多くなったり、単独行動を取るなど非協力的な行動を取ることが多くなる。

●データコンバート

前作のデータがあれば、隠しコスチュームが引き継げるようになる。
また、これにより前作のバグが解消される。


【登場シナリオ】

『咆哮 wild things』


迷走のさなか迷い込んだ無人の動物園。
だがそこは、歓声あふれる憩いの場では既に無い。
天を衝き、地を揺るがす邪影――破壊の足音が背後に迫る。

第1シナリオ
ラクーンシティにある動物園が舞台。
場所が動物園ということもあり、人間のゾンビの方が少なく登場クリーチャーの殆どが動物
動物ゾンビたちの性能はただのゾンビと比べて、速い固い痛いと三拍子揃った凶悪さを誇る。
また園内は非常に広大で脱出に必要なアイテムも散らばっているために、あちこちを行ったり来たりしなくてはならない。
特に難易度VH時はその工程が難易度HARDからいきなり3倍に跳ね上がる。
園内の愉快な仲間たちをスルーしつつ弾薬を確保できるかがキモ。

『異界 underbelly』


地下鉄のホームを覆う、息詰まる緊張と静寂。
闇を這う幾多もの視線が、じわじわと退路を塞ぐ。
奴らは怯まない。ただ無慈悲に、贄を見定める――。

第2シナリオ
ジムの職場であるカイト兄弟が運営する地下鉄が舞台。
場所が地下鉄ということもあり、薄暗く非常に不気味なステージ。

登場クリーチャーはゾンビの他にぴょんぴょんと跳ねてキャラクターに張り付き、血を吸いさらに巨大化するというノミが登場。
階段を降りるとそこは異界でしたを地で行く、虫嫌いには生理的によろしくないステージ。
PCがジムもしくはデビットの場合はアドバンテージがあり、ジムの場合はとある鍵を最初から所持している上に職場のためMAPも把握出来ている。
一方のデビットは道中で拾える殺虫スプレーと自前のライターから、本シナリオボスの特攻武器といえる火炎放射器を作れる。
その上、ビニールテープを全消費する代わりにクリアする上で必須の作業を大幅に短縮出来る。
また、PCがケビンの場合はクリアに直結するアドバンテージはないが、入り口付近で事切れる寸前の警官に話し掛けると彼のデスクの暗証番号を入手出来る。

『記憶 flashback』


霧深い森の奥、剥き出しの敵意に満ちた狂気の廃屋。
血と毒、愛と憎悪――惨劇の傷跡に潜む戦慄の真相。
絡みつく魔性を振りほどき、活路を切り開け。

第3シナリオ
アークレイ山地内にある廃病院が舞台。

クリア出来るルートは2つあり、1つは明らかに怪しい老人に同行する病院ルートと、もう1つは母親とはぐれた幼女を救出し、桟橋から脱出するルート。

このステージに登場するほとんどのクリーチャーは持ちなので、一度攻撃を受けただけで致命傷になりかねない。
病院ルートの場合は、アクスマンというエリミネーターが襲ってくるため非常に厄介。オマケに病院に辿り着くまでが地味に長い。
幼女ルートの場合は10~15分ほどゲームを放置すると釣り橋が崩落するイベントが発生し、山小屋で娘を見失った母親が出現。
非常に迷いやすい森を探索しつつ毒持ちのハサミ虫やゾンビを避けながら、幼女を助け脱出経路を探さなければならないので、難易度が高めになっている。
ちなみに実は幼女を助けないでクリアする事もできる*1

キャラクターをアリッサにし、病院ルートを辿ると若干内容が変わってくる。
操作キャラにしなかった場合NPCとして登場し、低難易度では山道の途中で休憩しており声を掛けるとアイテムをくれるが、高難易度になるとゾンビ化して襲い掛かってくる。

『死守 desparate times』


警察署を取り囲む無数の殺意
うねりは振幅を増し、正義の執行人たちを蹂躙すべくにじり寄る。
行くか、戻るか――その決断が、生死を分かつ。

第4シナリオ
2』に登場したR.P.D(警察署)が舞台。
完全にゾンビの巣窟と化し、拠点機能の維持が不可能と判断された警察署からの脱出を試みる。
時間軸としては『2』の前(推定28日夜~29日未明)なので、ジルレオン達とは行き違いになる。
そのため『2』では描かれなかったマービン・ブラナーやベン・ベルトリッチの元気な姿が拝める。
PCがケビンの場合は最初からMAPを把握出来る他、自分のデスクと異界シナリオで殉職した同僚のデスクから武器を回収出来る。
更にケビンのロッカーからは屋上以外全てのドアが開けられるマスターキー「ジョーカーの鍵」が手に入る。

登場クリーチャーはゾンビと少数のリッカーとゾンビ犬とクロウ程度だが、一定時間が経過すると神経ガスが散布される。
これを浴びると微細なダメージと共にウィルスゲージが急上昇してしまうので、注意が必要。もちろんクリーチャーには何の効果もない。
神経ガスによるダメージ自体はノーダメージ実績にはカウントされず、ハーブ等で対策は可能。時間経過またはガス中和剤の使用で消滅する。
ラスボスは大量のゾンビなので、前半は脱出のためのアイテムを集め、後半は制限時間内に武器を集めるのが主な内容。
難易度VHに於けるボス戦はゾンビの耐久力と拾える弾薬を考慮するとかなりシビアに設定されており、シリーズ最凶難易度ステージの1つとして今なお名を轟かせ、
ボス戦に於ける1ミスが死に繋がりかねないことも含め「下手なクリーチャーよりも数の暴力で攻め立てるゾンビのほうが恐ろしい」という事を思い知らされる。

『突破 end of the road』


容赦なく刻まれる、完全破滅へのカウントダウン。
混沌と騒乱の街を引き裂く、心無き暴君の爪。
今こそ奮い立て――希望はその手に委ねられた。

第5シナリオ
初期状態ではシナリオ一覧に表示すらされていないが、咆哮、異界、記憶、死守をクリアするとアンロックされる。
アンブレラ開発センターからスタートし、下水道を通り街の脱出を目指す。

そのため前半はアンブレラ社員と協力して、研究所内のハンターを駆逐するようにプログラムされたタイラントを起動させる。
後半は暴走したタイラントから逃れながら施設~下水道を抜け、狙撃や地雷などのトラップを回避しつつ街から脱出するシナリオ。
前半では即死攻撃持ちのハンターが闊歩し、下水道でタイラントを倒したか否かによりルートが変化する。
市街に出ると生存者の掃討目的に設置された地雷や、アンブレラの傭兵による狙撃に見舞われるので、難易度が高くなっている。
ベストエンディングを見るには女性研究員のリンダを連れて脱出する必要があるが、狙撃による負傷でまともに歩けなくなってしまう。
そのため肩を貸して地雷と狙撃と申し訳程度のゾンビを突破し、脱出手段に辿り着く必要がある。
彼女を見捨てる事もできるが、その場合ベストエンドではなく後味の悪いエンディングを迎える。
また、PCをヨーコにしている場合はある場面以降にアドリブを行うと……
脱出手段はヘリかトラックのいずれか。オフィスビルを少し進むとデモが発生してカウントダウンが開始。
ヘリは下水道から脱出して5分ほどが経過すると離陸してしまい、その場合はトラックで脱出することになる。
トラックで脱出する場合に限りラスボス「ニュクス」を倒さなければならない。
尚、デビットを使用していないとゾンビとなって登場する。

対峙、殲滅

おまけゲーム。
前作と今作に登場したステージを徘徊し、対峙は主にボスクリーチャーを、殲滅は雑魚クリーチャーを倒し、クリアまでのタイムを測る内容になっている。


【登場クリーチャー】(ゾンビは省略)

●咆哮

◇ゾンビエレファント

さん。名前はオスカーでラクーン動物園の花形であった。
ゾンビ化してまだ間もないのか、嘗て自身が主役を務めた園内パレードのBGMが聞こえるとそちらに誘き寄せられるという悲しい習性を持つ。
一定のルートで園内を徘徊しており、プレイヤーを発見すると襲ってくるが、余程接近するか直線上にいなければ基本的には無害。
シナリオのラスボスだが途中で倒すことも可能。特定の場所に一定時間閉じ込めることもできるが、暫くすると強引に脱出してしまう。

◇ゾンビハイエナ

大抵二匹で襲ってくるハイエナ。噛みつかれると出血するので注意。
従来作の犬に近い敵で、挙動自体はそのまんま。

◇ホーンビル

ウィルスで凶暴化したサイチョウ(嘴の大きな鳥)。従来作のカラスに近い敵。
単体では強くないが避けにくい所に無限湧きするので地味にウザい。

◇フライングバグ

ウィルスに感染したアブの大群。倒しても一定時間後に同じ場所に無限に湧く。
植物園にしかおらず、単体では強くないが毒持ち。

◇ラフレシア

匂いにつられたフライングバグが集っているくっさい巨大な花。
動物園のチラシによると「メルティ」という名前らしい。
バグを惹きつけてくれているので下手に倒さず放置した方が◎

◇アリゲーター

湖畔エリアのみ出現。『2』のように巨大ではないが、厄介さはそれ以上。
地上にいる場合は飛び出て来て噛みつき、水中にいる場合は大きく飛び上がって体当たりしてくる。
水中では攻撃が避けにくい上、即死攻撃持ちなので倒せるなら倒した方が良いかもしれない。(特に高難易度)

◇ゾンビライオン♀・♂

♀は無限湧きしないが、非常に強い。即死攻撃持ちなのでできるだけ倒すのが吉。
チラシによると輝く毛並みの♀がシルフィー、キュートな瞳がアンジェラ、口元がセクシーなジェニファー、らしい。
♂はゾンビエレファントを倒すか、閉じ込めたままボス戦を迎えた場合に登場する代替えラスボス。
元は動物園のショーで人気者だった「マックス」という名のオスライオン。
難易度が高い場合、メスライオンを引き連れて現れ、駅の屋根に昇って体力を回復し、屋根から奇襲してくる。


●異界

◇メガバイト

前述した巨大ノミ。
茶色いっぽいノミは輸血パックを使えば足止めできるが、一度使うと巨大化もするため輸血パックが効かなくなる。
黒っぽいノミは毒持ちな上、輸血パックには誘われない。代わりに血を吸われても巨大化しない。

◇ギガバイト

ボスクリーチャー。地下鉄トンネルに巨大な巣を張っている。
名前のまんまメガバイトの更にデカイ版でゆうに十数m、ゾンビエレファントなみのデカさを誇る。
メガバイトを操り巧に攻撃してくる……が、攻撃があたらない場所があり、オマケに殺虫スプレーで一方的に倒せてしまう。
設定資料によると地下鉄車両で避難していた住民たちを線路に張った繭で捕獲し、中に閉じ込めた乗客を吸血していた。

●記憶

◇グリーンゾンビ

植物と同化したゾンビ。
そのため頭に花を咲かせ、毒持ちで足も速いため非常に厄介。
しかもちょっとでも攻撃すると、効果のある花粉をかなりの広範囲に吐き出す。まともにタックルもできない。
一応、デッキブラシや長い棒なら毒胞子の噴霧圏外から攻撃が可能。

◇ワスプ

巨大化したスズメバチ。もちろん毒持ち。
動きが早い上に体力も地味にあるので無視する方が良い。

◇イビルシェード

一定間隔で毒粉を吐く花。復活しないので倒すのが基本。

◇ヒュージプラント

記憶シナリオのボスクリーチャー。病院全体を覆い尽くす巨大な食人植物。
天井から触手状クリーチャーのドレイナーを操り、侵入者を養分にしようと襲い掛かる。
ザクロのような核が弱点だが、非常に硬い表皮に包まれており、事前にある手順を踏んでおかないとダメージを与えられない。
巨大な植物であるが元は人間であり、その正体は廃病院の院長の妻ドロシー・レスター。
かつて不治の病で昏睡状態にあり、夫が藁にもすがる思いでアンブレラの未公認薬に手を出し、投与後に意識を取り戻す。
だが快方に向かっていたのも束の間、次第に異常をきたしその副作用により一時的に仮死状態となり、遺体として地下に送られた。
やがて地下の特別病室で病院に巣くっていた植物と融合し、巨大な植物ヒュージプラントへと変貌した。
声を発せたのかは謎だが、彼女の声に誘われた夫は特別室でヒュージプラントと化した妻と再会し世話するようになる。
廃病院を覆い尽くす植物は言わば彼女自身であり、経年劣化と蔦などの侵食で著しく老朽化していた病院を支えていた。
倒すとヒュージプラントから発生した植物が枯れてしまうため、廃病院の崩落が始まってしまう。

尚、倒すと核が割れてミイラのようになったドロシーの遺体を吐き出す。
意識があったのかは不明だが、院長の日記には夫が人間で無くなった事を悲しんでいるらしき描写がある。

◇アクスマン

覆面で上半身裸に斧というカンダタスタイルの出で立ちのメタボ怪人。高速でプレイヤーに接近し、斧を振り回して襲ってくる。
ある程度ダメージを与えると逃走し、一定時間出現しなくなるが倒す事はできない。

バレバレだが前述した怪しい老人の正体で、在りし日の廃病院の院長。
愛する妻を救いたいが為、藁にも縋る思いでアンブレラから供給された未認可薬を用いた臨床実験に手を出してしまう。
妻は昏睡状態から一時回復するが、その後異常をきたし、懸命な治療虚しく亡くなってしまった事で性格が荒んでしまった。
同時期に臨床実験が露見し、更にアンブレラから実験の報酬を受け取っていた事が発覚して警察沙汰となり病院も閉鎖されてしまう。
茫然自失のまま亡き妻を想いふと訪れた廃病院でヒュージプラントと化した妻と再会し、妻の生まれ変わりだと信じて世話を始める。
食欲旺盛な彼女に栄養を摂らせるため、アクスマンとして動物やアークレイ山を訪れたハイカーを病院へ誘導して襲っていた。
すでに何らかのウィルスの影響により不死身に近い肉体に変貌しており、何度撃退しても復活する。
ただし特定の時期にのみ倒すことが可能。何気に見た目も知性も保たれた完全ウィルス適合者*2
ちなみに投与していた未認可薬を手配していたのは、前作OBのタナトスを開発したグレッグ・ミューラー。

なお「記憶」を難易度VHでクリアするとNPCとして入手できる。
シリーズでも珍しい操作可能なキャラクターとなるクリーチャーである。

◇シザーテイル

大吊橋ルートで出現。巨大化したハサミムシ。攻撃力・体力が高く、毒持ち。
飛びかかり攻撃をする上、体が大きいため狭い林道の中ではかなり避けにくい。

●死守

◇クロウ

ホーンビルとほぼ同様。

◇ゾンビ犬

ゾンビハイエナとほぼ同様。

リッカー

天井に張り付き舌を出して攻撃するが、目は見えず音に反応するためなるべく静かに移動すると良い。

●突破

ハンター

研究所内では至る所で出現。
ゾンビよりも攻撃力、素早さ、リーチがある上、出血・武器破壊・即死攻撃持ちとかなり凶悪。

◇ハンターμ

研究所で開発された新種のハンター。ハンターαをベースとした小型化試作体。
添付資料には「パワーはやや劣るものの機動力や索敵能力は引けをとらない」とある。
小型で素早く動き回り、攻撃が当てにくいので注意。プレイヤーの行動次第では遭遇しない。

◇タイラント

2と同じ格好をした究極のB.O.W。量産型タイラントT-0400TP型。
冷凍保管されていたが、アンブレラ研究員によりハンターを駆逐するようプログラムされ目覚める。
だが後に暴走し研究員を殺害、プレイヤーたちに襲い掛かってくる。
使うMOディスクによって能力が変わり、Aコードでは素早さ重視、Gコードは体力・攻撃力重視となる。
体内には暴走した際に備えて爆弾が仕掛けられており、これを使うか否かで戦況が変わる。

◇タイラントR

タイラントのリミッターが解除され、暴走状態にある劇的なパワーアップを遂げたタイラント。
肥大化した岩石のような身体で、両手に巨大な爪を持っている。スーパータイラントに似ているが、性能は段違い。
「突破」にて下記のニュクスが登場しないルートのラスボス。アンブレラクロニクルズにも登場。

◇ニュクス

ヘリで脱出できなかった場合に出る「突破」のラスボス。
見た目は二足歩行をする巨大な肉塊という奇怪極まりないもの。頭とも腕とも言い難い突出部と細い無数の触手が伸びている。
あまりにも強力すぎるために制御を受け付けず、特殊合金製のコンテナに低酸素状態(酸素濃度14%以下)で封印されていた。
そのままヘリで何処かへ空輸されるはずだったのだが、脱出の手引をしてくれるロドリゲス*3がそのヘリを強奪。
時間切れで一人でヘリを飛ばした際、それを撃墜しようとしたロケランのせいでコンテナがハイウェイに落下。
その衝撃で目覚めてしまう。
あらゆる生物を取り込む性質があり、多くの人間やタイラントRすら取り込み巨大化してしまう。
近付けば体に取り込まれ行動不能+ウィルスゲージ急上昇=死、離れれば肉塊をとばし攻撃してくる。
弱点は体の右側面腹部?に隠されている巨大なコアだが、通常時は隠れており、取り込まれたタイラントに攻撃を加えることで核が開く。
タイラントR戦で起爆スイッチを使っていなければ、爆弾を作動させて大ダメージを狙うことが出来る。
ただし起爆させるにはニュクスに2mという至近距離まで接近しなければならない。
更に爆弾を使わずにニュクスを倒す実績もあるのでご利用は計画的に。
名前の元ネタはギリシャ神話の夜の女神から。


【余談】

  • 実は没キャラが90人近くいる。その多くはFILE1・2の各シナリオで登場したキャラであるが中には…。
    彼らはチートを使う事で使用できる。

  • 人気の高い作品なため移植や続編が期待されている。
    一度PSP版バイオハザードの発表がなされたが、無かったことに。
    PS3及びXbox360で登場予定の最新作ではラクーンシティが舞台になる様子。

    …であったが、アウトブレイクではない作品だった。


追記・修正お願い

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • バイオハザード
  • 外伝
  • FILE2
  • 続編
  • PS2
  • カプコン
  • 動物園
  • 地下鉄
  • 廃墟
  • 病院
  • 警察署
  • 研究所
  • 移植マダー?
  • ゲーム
  • CAPCOM
  • バイオハザード アウトブレイク FILE2
  • アウトブレイク
  • ニュクス
  • タイラントR
  • アクスマン
  • 斧男
  • ゾンビ
  • ゾンビ動物園

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月13日 16:39

*1 助けて母親のところに行くとハンドガンSGを貰える。

*2 だが何故か院長の日記は微妙に表記が揺れている。また感染したウィルスは不明。

*3 特殊部隊U.S.S.第二分隊の大尉。このヘリを強奪したのは偶然ではなく、何らかの理由でアンブレラを裏切ってカーゴドックから実験体ニュクスを持ち出した。