八神庵

登録日:2009/10/07 Wed 21:41:58
更新日:2023/11/18 Sat 01:41:29
所要時間:約 29 分で読めます




「月を見るたび思い出せ」


八神庵とはKOFシリーズに登場するキャラクターである。



○プロフィール

  • 格闘スタイル: 八神流古武術+本能
  • 出身地: 日本
  • 誕生日: 3月25日
  • 身長: 182cm
  • 体重:
(『'95』)79kg
(『'96』以降)76kg
  • スリーサイズ: 不明
  • 血液型: O型
  • 趣味: バンド活動
  • 大切なもの:
(『'95』)彼女(名前不明)、クロムハーツの指輪、ポール・スミスの時計
(『'96』)ガボールのチェーン
(『'97』)リッケンバッカーのベース
(『'98』)デイトナのエキゾチックス
(『'99』 - 『'00』、『CvS』、『NBC』)新しい彼女(名前不明)
(『'01』以降)無し

  • 好きな食べ物: 肉
  • 嫌いなもの: 暴力
  • 得意スポーツ: 全部
  • 担当声優: 安井邦彦→星野貴紀


○概要

KOF'95にて初登場。
同シリーズの主人公、草薙京のライバルとして描かれている。蒼い炎の使い手。
非常に人気のあるキャラクターであり某ゲーメ○トのキャラクター人気投票ではあのSNKの誇る悪のカリスマ、ギース・ハワード様と常にトップを争うほど。
ファンにはいおりんと呼ばれてるとか呼ばれてないとか。

きっとこの項目をみた方々もゲーセンで彼の三段笑いを聞いたことはあるはず。
(この三段笑いはるろ剣包帯だらけの人にパクられてる。るろ剣の作者はSNKに非常に友好的なのである)


性格はクールで他人には無関心でつるんだり邪魔さえしなければそこまでの害はないのだが、草薙京に対しては常に殺すことを考えてる危ない輩である。
それもただ単純に気にいらないから。まあ他にも複雑な理由があるとか。
'95では「八神家の復讐の炎だ…」とか言っており、'96でもキャッチコピーが「復讐の蒼き炎」だった。
この辺りまでは曲りなりにも草薙家への復讐が目的だった模様。今となっては多分半分以上建前。
MI2にて本人曰く「貴様をこの手で殺したら久しぶりにゆっくりと眠れそうだ…それだけで十分だ」だそうな。京にとっては迷惑極まりない話である。
そのMI2のシナリオ担当の嬉野氏の小説版では京を殺すこと以外に人生の目的が特にない事は本人も認めている。
…が、「京を殺した後のことはその時になってから考えればいい」と超楽観的。ただしその選択肢の中には「退屈極まりないから自殺する」が含まれている。

嫌いな事は暴力である。
これは初登場作の'95から一貫しておりかつ初登場時からツッコまれまくった設定である。
なぜなら初登場時からゲーム中のボイスや性格、ファイトスタイルもほとんど変わっていないためである。
大きな違いといえば、'95では現在ではおなじみとなった八稚女が決まったときの「泣け!叫べ!そして死ねええええ!」のボイスがなかったくらいか。
これは本人いわく弱者をいたぶる趣味はないとのこと。ゲーム中のセリフを見るといかにもそこらの一般人を快楽的にいたぶったり殺害してそうな感じだったが、
作が進み掘り下げが進むにつれ、協調的な性格ではないことは確かだが血の暴走で自我を失っていない限り
暴力的なセリフやファイトスタイルも明確に闘う意思や行動を示した者にだけにしか振るわれていない。
一方『闘い=命の奪い合い』でありドラマCDでもギース様の配下をぶち殺している。
あと、クローン京軍団を手榴弾でまとめて爆殺した事がある。

一見、彼は無情でコミュニケーションの図りようもない人物とも思われがちだが、口は悪いが会話は一応それなりにしたり、
2000では京の彼女を助けており、XIの前日談では墓参りしていたり、XIIIの前日談は警備員隊をボコして神楽ちづるの見舞いに行っていたりと彼にもそれなりの人情はある模様。
ん?最後のほうはおかしくないかって?
気にするな。

ちなみに『KOFMIA』の付属アニメ『KING OF FIGHTERS Another Day』では年端も行かない女の子を突き飛ばし、物議を醸したことがあった。
もっともユキを助けたのもちづるの見舞いに行ったのも、自分の感情を優先(ユキに絡んだチンピラが目障りだった・ちづるの力を奪い自分を狙ってるアッシュの事を知ろうとしたなど)しただけかもしれないが。
また、常に京の命を狙っているものの、利害が一致すれば共闘することもある。
基本的にちづるの仲裁が必要になるし、二人が曲がりなりにも自主的に共闘したのはXIくらいだが。
しかし、一度共闘すると決めたら目的を果たすまでは京と休戦してくれる辺り、意外と義理堅いのかもしれない。
ちょくちょくたま~に暴走して意図せず京をフルボッコにしてしまう事もあるが。


彼は1人暮らしであるが家族は健在で両親との4人家族である。父親は当然草薙柴舟の宿敵だったようでお互いに顔を知っている。
あと、妹もかなり強いらしい。


元々彼ら草薙一族と八神(八尺瓊)一族は同門であり共に紅蓮の炎を宿す一族であった。

草薙一族は払う者、八尺瓊一族は封ずる者としてオロチ一族と闘う使命を担ってきたが、
彼ら八尺瓊一族は力を欲する余りオロチ一族の闇に魅せられ、草薙一族と決別し八尺瓊の名を捨て八神を名乗る。
八神という名はヤマタノオロチを神とする意味がある。
その蒼い炎は彼ら八神一族を蝕み、彼らは短命である。そしてオロチの力は血の暴走を引き起こすほどのものだ。
彼は八神家の660年の罪を背負い、人とオロチの狭間で苦しんでいる。
ただしオロチ信仰は八神家の祖先の話であり、庵にとってオロチはただの邪魔者(自分を暴走させる存在なので迷惑している)やおまけ程度の扱いに過ぎない。
人とオロチの間をさ迷いながら彼は今も草薙京を求め生きている。

なお660年前の話はあずま京太郎氏が描く『THE KING OF FIGHTERS 外伝 ―炎の起源―』で詳しく語られているので興味がある人は是非読んでいただきたい。

隙あらば京を殺しに行きそうな人物だが当然ながら京は生存しており、
ADV『ザ・キング・オブ・ファイターズ 京』では「エンカウントしてしまうと問答無用で戦闘になるが命はとられない」
という扱いとなっており、4コマやアンソロ本のギャグ寄りのエピソードでは庵が連戦連敗と解釈されている。

本当は草薙に闘いよりも救いの手を差し出して欲しいのではないだろうか?
……なんて本人に指摘すると間違いなく泣け!叫べ!そして死ねぇ!されるので黙っておこう。
実際、異世界無双の回想シーンでは三種の神器EDラストで京にオロチ諸共祓われた事にどこか安堵を覚えたかと思ったら、(どう見ても暴走していたけど)必死に暴走を抑えながら自分の手で邪魔なオロチを倒そうとしていたことを思い出したのですぐにブチギレた

話は変わるが彼の人気の理由はその美形とも言える顔や奇抜な服装と髪形とエキセントリックな言動である。
バンドマンを彷彿させる服装とスネ夫ヘアーが特徴。
ついでに02ではご多分に漏れず、ノナテイスト全開なヤバいくらいのリーゼントになっている。

また、勝利時に空を指差し言う『月を見るたび思い出せ』や、倒れた敵に『そのまま死ね』と吐き捨てるなど、
その暴力的で印象に残るセリフも人気の要因のひとつである。 
今の時世だと出した瞬間に厨二・邪気眼呼ばわりで爆笑の渦を巻き起こし別の意味で人気を博したかもしれないが。

京のライバルなので勘違いされがちだが、彼は一応ちゃんと高校は卒業している
現在、彼の職業「なし」だが、ダブりではないし、改造学ランでもない。
偶にバンドに出ては小金を稼いでる(ただしライブハウスでの庵の人気は凄まじいので小金で済むかは怪しい)ようだが普段の生活感が絶無。
飽きっぽい性格なので『01』まで毎年大切なものが変わっているが、クッソ高額のものを所持している。
『八神庵の異世界無双』でゴブリンという言葉を聞いた感想が「妹がそんなの出てくるゲームやっていたな」だったので少なくともTVゲーム等にはほとんど無縁のようだ。

気弱そうな後輩に
「焼きそばパン買ってこい」
的な発言等したことも無い。


ドラマCDでは蕎麦屋『八神庵(やがみあん)』を経営。
代々木駅前徒歩一分。

少し頑固な店長と、我らがナコルルが迎えてくれます。
『蕎麦処八神庵!』
『食え!』
『すすれ!』
『そして死ねぇ!』


KOF京での彼のテーマソングはかなり名曲(腹筋崩壊的な意味で)なので是非一度聴いてみてほしい。
在りし日のネオジオDJステーションでもウクレレを用いて「心の歌」を披露。
ドラマパートでもよく京とホントは仲がいいのでは?と思えるほど小学生じみた喧嘩を行っていた。

「おれは~やっさしいおっとこ~♪」
「とてもやっさしいおっとこ~♪」
「みんなにきしょいっちと呼ばれている野中(※京の中の人)の面倒を」
「楽屋で見ているおっとこ~♪」

京「優しいです^^;」


ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ


オロチの血の暴走によって理性を無くし、本能のままに殺戮を始めた状態の庵。通称「暴走庵
腕は垂れ下がり、雄叫びをあげながら手当たり次第に周囲の者へ襲いかかる。
KOF'97で初登場(ストーリー上ではKOF'96の八神チームEDで登場している)。
暴走だの咆哮だの、当時流行していた新世紀エヴァンゲリオンの影響をモロに受けている、というかほぼまんま当時のEVA初号機である。
尚、本編で暴走庵にマジで襲われたら、良くて重傷(出場停止)、悪ければ死亡する。
つっかからなければ普段はそこまで害はないが、この時ばかりは別。

しかし、理性を失ってもなお京への執着心だけは残っているようだ。京逃げてー!その京からはあっさり暴走した庵の情けなさに割と見下されてるのは秘密だ
これの暴走をモロに喰らって、次のKOFには出場できなくても背景で元気いっぱいにしてる真吾ってなんなんだろうか。

プレイヤーキャラとしては、全体的に動作が早くなり、攻撃力も上がって、上級者が使えばほとんど完封できるほどの強さになる。
防御力やジャンプ力が低いという弱点こそあるものの、それを補って余りあるほど強力なため、
対戦では暴走庵禁止のローカルルールができたり、彼を見ただけでひきつけを起こすプレイヤーもいたとか…
それとは別にビジュアル的にもひきつけ起こしそうなくらい怖い。'97とか。

2003でオロチの封印が再び解かれたことによりXIでまたも暴走を起こし、その隙を突かれてアッシュ・クリムゾンに能力を奪われてしまった。
その為XII及びXIIIでは炎を使わず爪を主体として戦い、一説では三種の神器から離反する前の八尺瓊の拳技と言われる。
ちなみにこの状態だとオロチ関連の血の業や草薙との因縁が解決されるようで、
ちづるはもちろんマチュアとバイスですら「能力が戻れば血の呪いも草薙との宿怨も元通りに戻ってしまう」と警告していた。
もっとも庵本人はどんな状況であろうと草薙の血筋では無く京本人が気に入らないだけなのであまり関係はないのかもしれない。
ちなみに一新された衣装と相まって餓狼MOWのフリーマンと呼ばれることも。


ミスX


『SNKギャルズファイターズ』で初登場。「クイーン・オブ・ファイターズ(QOF)」の主催者にしてラスボス
前髪や口調がよく似ており、八神庵と面識のあるキャラクターが「ヤガ…?」などと言いかける。
八神の名前は知らないはずのユキまで言いかける。一方付き合いが長いユリからは普通に名前間違えられたので怒った。
彼女(?)自身のエンディングでは京まで登場し、主催者である彼女(?)の偽者と京とミスXに何らかの関係があることを言いかける。
SVC』で暴走庵がミッドナイトブリスされると彼女(?)そっくりになる。
『SNKヒロインズ』では、テリー達のようにブリス化または女装させられた「何者か」であることが明かされ、女性ボイス(堀井千砂)、男性ボイス(星野貴紀)の両バージョンが存在する。
八神庵本人であることは否定しているが、技が同じことは隠せないためムイムイには「八神庵の妹」と名乗る。公式設定で実在するはずの本物の八神妹に詫びるが良い
余談だが、『'95』で京のライバルを登場させるにあたって、「真面目そうな道着キャラ」「風紀委員風の氷使い」「キングオブハートの称号を持つ天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ人」などの没案の中にスケバンもあったとか。


○作中での活躍

  • KOF'95
初登場。京のライバルとして如月 影二、ビリー・カーンと利害関係の一致でライバルチームを組む。
この時は設定が固まってなかったからか、エンディングでは用済みだからと二人を素の状態で殺しにかかり、なんとか生き延びた二人からは当然恨まれる事に。
ただしこのチームはKOFに参加するためでしかなく、更に他二人も用済みになり次第襲い掛かってくるような人物。
こんな感じにKOFXVからさかのぼって見ても最も険悪なチームの一つなので誰が口火を切ってもおかしくなかったという事情も一応ある。
この時のイメージで超やべー奴という印象が強いのだが、この後は庵側が裏切るということはほとんどなくなる。暴走という大問題はあるが。

  • KOF'96
ルガールの秘書だったマチュア、バイスとで八神チーム結成。
当初は利害関係の一致程度みたいな感じだった筈だが、二人は徐々に庵に惹かれていった模様。
しかしエンディングでオロチの血が解放されて暴走してしまい、意図せず二人を手に掛ける。
京、ちづるとの三種の神器チームエンディングでは一時的に八尺瓊の力が表面化した赤い炎で京と共にゲーニッツを倒した。
'96の題材にしている『THE KING OF FIGHTERS 京(漫画版)』では、諸事情で腑抜けた京に愛想をつかしかけていたが、ビリー・カーンに煽られて襲い掛かるも、そこに変装した柴舟が現れたことで立ち去り、そこでマチュア&バイスと出会う。
その後、アテナが捏造したバンド対決の挑戦状にノリノリになり、マチュア&バイスをしごきながら対決に備える。
ところが、いざ対決の日になって、その会場にゲーニッツが襲来。離反したマチュアとバイスとともに三人で挑むも、二人は瞬殺され、庵もあと一歩というところで敗れ捕らわれの身に。
そしてゲーニッツとの最終決戦。ゲーニッツの力で暴走しかけるも、京によって気絶させられ、何事もなく済んだのだった。
なお、この漫画では、暴走庵はここだけの登場なので、マチュアとバイスの二人は殺されず、エンディングで姿を見せるのでご安心を。ただし、暴走の問題はまだ残っているらしい。

  • KOF'97
エディット専用キャラクターで参戦。
チームによって暴走庵が裏オロチチームの前に乱入してくる。
この時の庵の「オロチの血に支配されたりなどしない!(キリッ)」からの秒で暴走する情けなさは黒歴史。オロチが本領発揮していたからね。仕方ないね。
ちなみに通常庵と通常レオナのエディットチームで出てくる暴走庵は庵が吐血後に見た幻覚であるのだが庵以外のチームメイトがどうやって庵の見た幻覚と戦えたのだろうか
主人公チームでは京でオロチを倒すとオロチ戦後のEDの途中でさらに通常庵が乱入。京一人で戦う事になる(勝っても負けてもEDは続く)。
それにしても京の目の前で上記の醜態晒しておきながらよく何事もなかったかのように顔出せたものである
三種の神器チームでは、オロチによってオロチの血を解放されて京とちづるを殺すよう仕組まれるが、庵はそれに抗いオロチに襲い掛かり拘束。
そして…

設定上は三種の神器チームENDが公式ルート扱いなのでオロチの血に支配されたあの黒歴史が公式じゃなくてよかったな、庵*1

  • KOF'99
'97以降行方不明になっていたが、異世界に行ったりネスツに捕らわれた京を探していたと判明。
京を付け狙っていたらハイデルンでも見つけられなかったネスツのアジトを見つけるという謎の探知機能まで習得していた
京は京でもクローンの京には一切興味が無く、逆切れしながら大量のクローン京を虐殺していた。
隠しボス、タイムリリースキャラで参戦。
京がチームにいない状態で庵をチームに加えておくと中ボス前で京に反応したり、専用エンディングが発生する。

  • KOF2000
京と同じくエディット専用キャラクター。
クーラがチームにいない状態で京、庵をチームに加えると専用エンディングあり。

  • KOF2001
リング機関のセスからネスツに対抗する為に接触を受け、邪魔になれば殺すという条件でセス、ヴァネッサ、ラモンと久々にチーム結成。
まあチームを組むことになった決定打がセスの京がチームを組んでエントリーしているという情報を餌にまんまと掛かった、という庵らしいものだけど。
エンディングではセス達から重要案件として拘束されそうになるが…

  • KOF2003
「遥けし彼の地より出づる者達」の牡丹によって洗脳されたちづるによって京と共に三種の神器チームを公式結成。
エンディングではオロチの封の前でちづるの鏡の力を奪ったアッシュに襲い掛かるが逃げられてしまった。
ついでにアッシュの三種の神器狩りの次のターゲットにされてしまうことに。

ちづるに頼まれた真吾を何度も殺しかけながらも、京と真吾で「京&庵チーム」結成。
エンディングではオロチが解放されかけたため暴走して京を不意打ちで倒し、京を庇った真吾もボコボコにしてしまうが、アッシュによって勾玉の力を奪われた。

封印の解けかけたオロチから這い出てきたマチュア、バイスと再びチーム結成。
炎を出せなくなってしまったが、爪を使った八尺瓊の本来の武術で闘う。
エンディングでは、勾玉の力は既にオロチの血から離れられなくなっており、それを取り戻せば再び血や因縁で苦しむ事になるとマチュアとバイスに忠告される*2も、かまわず勾玉の力を吸収した。
家庭用以降では炎を取り戻した庵が参戦している。

  • KOF XIV
とある要因により復活したマチュア、バイスとチーム結成。
エンディングで二人を見送り、某所にて不完全な復活を果たそうとしていたオロチを京、ちづると共に封印した。
漫画版では一回戦でいきなり京との因縁対決を行うが、マチュアとバイスの策略により空の謎のヒビからオロチの力が流し込まれて暴走庵に変貌。
圧倒的な力に加えて観客をも巻き込む容赦のなさで京を追い込むが、紅丸達やナコルル、京の喝で正気に戻った。

  • KOFXV
オロチ四天王の復活とオロチの封印に干渉する何者かを突き止めるべく、ちづるに誘われて三種の神器チームを結成。
珍しく素直に三神器としての使命に従っているが、これは使命を果たした後に待つ京との戦いを邪魔しないという条件付き。
ちなみに京の方も同じ条件でちづるの誘いに乗っていた。ほんとこいつらは…
エンディングでは無事使命を果たし、心おきなく京との戦いに挑む。

  • 八神庵の異世界無双
'97三種の神器チームエンディングでの衝撃でファンタジーモノの異世界に転移。
偶然出会ったサイキックアイドルそっくりのアルテナと、地図が関西地方そっくりの異世界江坂エサーガ公国にて冒険を繰り広げる事に。



○ゲーム上の性能


大体の作品で強キャラだが、ネスツシリーズでは強みが削られてやや弱くなってしまっている。
作品によってはKOF特有の壊れた行動も御手の物。開発者にもプレイヤーにも愛される八神庵である。
基本的に技の出が京に比べて遅く設定されている。
元は同門ということもあり、京とは一部同じ技を使っているので、見比べてみるのも一興。
名前に「禁」が付いている技はオロチの力を使っている。

京が96以降は荒咬み、毒咬みを中心とした初心者向けとは言い難い性能へと進化していったのに対し、
庵は初登場の95からほぼ一貫して闇払い、鬼焼き、葵花、屑風を中心とした、ほぼ変わらないファイトスタイルである。
唯一、炎の力を失った13では爪を使った体術でがらりとファイトスタイルを変えている。まぁ家庭用ではいつもの炎庵も復活したのだが。

シリーズを通してやることが変わらないことに定評があるため、古参のおじプレイヤーはとりあえず庵をチームに入れるところから新作を始める。


○主な技


○特殊技


  • 外式・鳳麟 陰 "阿修羅"
頭と肩を使った体当たり。インストには載らないが、地上吹っ飛ばし攻撃がこれである。

  • 外式・夢弾き
引き裂き→裏拳を繰り出す特殊技。
近距離立ちCとBの後に出して各種必殺技に繋いでいくのが定番だったが、2001を最後に一段目から必殺技に繋ぐ事が出来なくなってしまった。(超必殺技は可)
二段目は必殺技、超必殺技共にキャンセル可能。

  • 外式・百合折り
相手を飛び越えて背後に蹴りを繰り出す特殊技。
しゃがみガードは可能だがガード方向が逆となるので、中ジャンプでこれを連打し前後中下段投げ(屑風)の択数を迫るのがシンプルに凶悪で庵のキモとなる技の一つ。
暴走庵になるともう人間には反応は不可能なレベル。
ヒットすると相手を引き寄せるので連続技に繋げる。
またバックダッシュ中に出すことにより猛烈な勢いで後方にカッ飛んでいくので距離を取るのにも使える。

  • 外式・轟斧 陰 "死神"
蹴り上げてからかかと落としでしゃがみガードを崩す特殊技。基本的に2hit技だが、たまに1hitにもなる。実は3hit技だったりする。
通常技キャンセルで出すと上段になるのがお約束。連続技にも微妙だが発動系のシステムがある作品なら連続技の起点になる。


○必殺技


  • 百式・鬼焼き
「ほおぉぉぉぅあっ!」
無敵対空技。守りの要である。庵の強さを支えてる技。 
弱は発生が早く追撃に便利、強は無敵が長く対空にし易いが発生が少し遅め。
弱・強のどちらを軸に使うべきかは作品によりけり。
HITストップが長くスーパーキャンセルのお供にし易い。

  • 百八式・闇払い
「どうしたァッ!」と叫びながら手から地を這う炎を飛ばす。技後の硬直が長く、乱発は危険。
主に弱は弾速が遅く隙が小さく、強は弾速が速く隙が大きいといった違いがある。
ちなみに『'96』以降、他キャラの飛び道具技が軒並み飛ばなくなったが、この技に関しては据え置きで画面端まできっちり届く。
また京もこの作品から隠しキャラ以外では闇払いを使わなくなったため、そういった意味でも貴重な飛び道具技となった。

  • 百弐拾七式・葵花
「ふっ!ほっ!はぁっ!」
低い姿勢で前進しつつ右フック→左アッパーを繰り出し、最後に低く跳んで相手を叩きつける突進系の技。三段目は中段でダウンを奪う事が出来る。
弱強の違いはそれぞれの段の踏み込みの移動距離。弱は短く、強は長い。
弱のほうが隙は小さいものの、始動技を当てた状況によっては強で出さないと攻撃が届かずコンボにならないケースがある。
シリーズによっては一段目と二段目からキャンセルで他の必殺技に繋ぐ事も出来た。
95では恐怖のコマンド入れ替えで当たるとほぼ即死。
庵の技としては珍しく炎を使わないのだが、炎を使えない作品では使用不可という理不尽。

  • 弐百拾弐式・琴月 陰
「ごおぉぉぁっ!死ね!」
突進して肘打ちをした後に、相手の頭を掴み、地面に叩きつけて爆発させる技。突進中は足元無敵で、技後は庵が大幅有利。
基本的に葵花で事足りるが、葵花が弱い作品(2003やNBCなど)では一転して主力となる。
特に『'96』は、気絶値がやけに高いことに加え、ガードされても確反が無いという高性能な壊れ技だった。
2001では葵花の2段目がキャンセル可能なので琴月に繋げて起き攻めを狙う戦法が強力。
どこキャンのある作品ではC鬼焼き→琴月→C鬼焼き…のループコンボが非常に簡単で狙いやすい。
EX版はダウン追撃として使えるので最後の一押しに。

  • 参百拾壱式・爪櫛(つまくし)
引っ掻くようにして相手に飛びかかる必殺技。ガードポイントあり。
技後を他の必殺技でキャンセル可能。

  • 屑風
相手を掴み、後方へ投げ飛ばすコマンド投げ。成立後はダッシュからの連続技で追撃出来る。
出始めに少しだけ無敵時間があり、タイミングを合わせれば相手の攻撃を回避しつつ投げる事が出来る。
自分が画面端を背負った状態で決まれば形勢逆転が狙える。
端限定コンボにより火力が伸びやすいほか、もう一度この技で"おかわり"できることもある。
余談だが、'95では単なる通常投げ(Dボタン投げ)で、'96から必殺技に昇格し現行の仕様になった。技名に「○式」と付かないのはこのため。

  • 四百壱式・衝月(つづき)
KOF13から炎を失った庵が使用する技。
爪で下から上へゴリッと抉る技で主な使い道は連続。
浮かせコンボの中継などにも使える他、地上戦でも上手く引っ掻けるように使えば追撃が可能で先端ガードさせるような牽制にも使える。
また隙だらけに見える見た目に反しかなり隙は小さい。

  • 百弐拾九式・明烏(あけがらす)
爪で横から引っ掻く突進技。
突進速度が早く判定も強めで更に隙も小さいと優秀な技。
使い道はやはり連続や接近目当ての牽制。

  • 百四式・鵺討ち
爪で上空を攻撃する対空技、鬼焼きの変わり。
主な使い道はやはり対空だが、当て方によっては追撃が可能なので浮かせコンボの中継にも頻繁に使う事になる。
上空へのリーチは長いものの地上への攻撃判定は薄いので、鬼焼きほど地上戦での割り込みには向いていない。

  • 弐百参式・槌椿(つちつばき)
炎を使わないのに何故か忘れ去られた屑風の代わりに追加されたコマンド投げ。
屑風と同じく相手に隙を作り追撃をする技だが、屑風と違い相手を叩きつけバウンドさせるので空中追撃となる。
新技の性質上、屑風よりも新技との相性が良さそう。


○超必殺技


  • 禁千弐百拾壱式・八稚女(やをとめ)
「遊びは終わりだ!」
の掛け声とともに、両腕を頭上で交差させてから突撃し、乱舞攻撃を行う庵の代名詞とも言える超必殺技。
「泣け!叫べぇっ!そして死ねェッ!!」
の台詞とともに相手を掴み、爆発させる。
炎が使えなかった時はラストが相手を締め上げながら持ち上げて喉元を引き裂く技へと変わっている。

主な使い道は当然連続技であり、あらゆる状況のコンボをこれで締めるのが基本連続となる。
作品によっては無敵がある他、突進の姿勢が低いので飛び道具を潜り抜ける使い方も出来る事がある。

'96~'98までのMAX版では暴走庵になって相手を組み敷いてズタズタに引き裂き、こちらをチラッと向いた後に拳を叩き付けてフィニッシュ。
どう見てもエヴァ初号機のゼルエル捕食シーンのパロディだが、SNKではよくあること。
'99からはMAX版は相手を爆発させる回数が増え、炎を失ったXIIIではノーマル版よりも相手を激しく引き裂くエフェクトが出る。
'98以降、'02MAX版までお食事タイムはお預け。残念。
カプエス版のフィニッシュはLv2が琴月 陰のモーション*3、Lv3では相手を画面奥方向に押し倒し、両手で押さえつけながら連続で炎を浴びせるものとなっている。

ちなみに昔は突進中に蛇みたく*4舌を出しててちょっとお間抜けな感じ。

○以下、八稚女(お食事タイム)のお供の超必殺「おかわり」技達


  • 裏百八式・八酒杯(やさかずき)
闇払いのモーションで紫の火柱を出す技。ヒットすると相手は一定時間硬直状態になる。八稚女のお供としては一番長かった。
「楽には死ねんぞッ!!」
…あれ、すぐに楽にするんじゃうわ何をするやめ(ry
発生が遅すぎるのでKOFでは死に技だが、カプエス1では唯一脚光を浴び、SNKグルーヴでHPが赤・ゲージMAXの状況を維持しつつ、これを連発するだけでもかなり鬱陶しい。

  • 裏参百拾壱式・析爪櫛(さくつまぐし)
爪櫛のパワーアップ版。一画面程を突進して相手を叩き付けた後に、掴んだまま鬼焼きで華麗に舞い上がりながら振り回す。
中段ではあるが発生が遅く連続技には使えないが、やや浮く為足元が無敵になるので遠距離からなら地を這う飛び道具を先読みしてすり抜けてヒットさせられる。
スーパーキャンセルはKOF99では条件が厳しく難易度はかなり高いが、02UMでは条件は緩和され、葵花二段目から追撃可能に。
しかし元々庵には八稚女という万能超必があり万事においてそちらで済む事がほとんどなのが析爪櫛最大の誤算と言える。
威力は八稚女よりも上なのでスパキャン絡みの連続技として使える。

  • 裏千弐百七式・闇削ぎ
「屑が…まだだッ!!」
飛ばない闇払い二発の後に巨大な火柱を打ち上げる技。ひじょうによく飛ぶし、燃える。
00では発生が遅く連続に使いにくく、せいぜい短い無敵を利用した相討ち狙いのリバーサルくらいしか使い道がなかった。
13では炎を取り戻した庵専用。小技からも繋がる高性能の技となり使いやすくなった。

  • 裏百式・鬼焔(おにほむら)
鬼焼きを連発する。
カプエスシリーズでしか使えない上に暴走庵限定
…何か釈然としないものがあるが、気にしたら負け。
昇龍烈破ァッ!
ちなみに見た目は昇龍烈破だがあちらと違い対空に使うとカス当たりするので連続技専用。

  • 裏参百拾六式・豺華(さいか)
01から追加された技。八稚女からの追加入力で発動する技で、フィニッシュの爆発で吹き飛んだ相手を腕を振りかぶって引き裂き、締めに巨大な火柱を浴びせる。
火柱部分のエフェクトやモーションは闇削ぎからの流用。
作品によって威力はまちまちで、引き裂き部分にはダメージがないこともある。
XI、MI2、MIAだと直接火柱のみを繰り出す単発技となっており、IXは無敵時間がない代わりに発生が早く、MIシリーズでは発生が遅い代わりに無敵時間が長い。

  • 禁七拾七式・禍風(まがかぜ)
MIシリーズのみ実装。オロチの力を解放して一定時間身体能力を強化する。
暴走庵のようにスピードが上がるが、強パンチが連続ヒットするなど桁違いに上昇する代わりにダメージ補正が重い。
MIAのみ後述の焔甌に繋げられ、こちらはダメージ補正がかからないため強力。

  • 裏千拾八式・八醞(やしおり)
XIVで実装。振りかぶって炎の玉を複数ばら撒く。溜める事で玉の数が増える。通称わたパチ。
MAX版は威力や球数が上昇。
XIVではほぼほぼ使い道は無かったが、XVではコンボに組み込むとダメージが伸びやすく、高火力コンボのお供に。


○MAX2、NEO MAX、リーダー超必、エクシード


  • 三神技之弐
'97三種の神器チームのラストで庵が放ったアレ。作品によっては途中で炎が赤くなる
作品によっては普通の超必としても出せる。
ちなみにアッシュに炎を奪われた際はアッシュがこの技に良く似た「フリュティドール」を使用する。

  • 裏千弐拾九式・焔甌(ほむらほとぎ)
移動投げ超必。
どの作品でも性能は高く、高速移動の上に移動中完全無敵でかつ高威力。
作品によっては発生動作も完全無敵。
ただし発生自体が早いわけではないので連続に組み込むにはかなり難しいし、作品によっては連続にすらならない。
例外としてKOF13の場合はMAXキャンセルという仕様上、技性能が高い上に威力が高くかつ安定して連続にも使用可能と凄まじく使い勝手が良い。

  • 血の暴走
庵のエクシードで当身技。
打撃が当たると画面が暗転して相手を斬り裂く。
ネオジオバトルコロシアムでは焔甌のような移動投げになっている。

  • ???!
琴月から三神器之弐に繋ぐ演出の暴走庵のエクシード。
ちなみにコマンド投げである。
あとプレイヤーが技名を発声出来ないという最大の欠点がある。

  • 禁千弐百拾八式・八咫烏(やたがらす)
炎を失った庵のNEOMAX。
爪で下から上へと引き裂くようなエフェクトで攻撃し、根元から最大威力で当たると演出が少し変わる。
小技から繋がるレベルの発生の早さだが、相手の位置が離れてると最大威力にはならない。
また無敵もあり割り込みにも使えるが、攻撃発生の都合上で上空に攻撃判定が出るのが遅めなので早めに対空に使うとそのまま飛び越えられる可能性が高い。

炎を取り戻したXIVでもクライマックス超必として使用されている。
なおXIIIと違いエフェクトに炎が加わっている。

  • 裏千百参拾壱式・鬼燈(ほおづき)
KOFXVのCLIMAX超必殺技。
突進してヒットしたら演出開始で琴月の強化版みたいな技で焼き払う。使用ゲージ数は重いがコンボに使いやすい技。
通常は庵の目が赤くなるとともに庵のセリフにオロチの声が重なる。
なら「禁」が付いてなきゃダメでは?と思うかもしれないが、オロチチームが相手の時は目が赤くならずオロチの声も重ならないので、どうもオロチの力ではないらしい。


○外部作品など


LORD of VERMILION

ライバルの京共々ゲスト出演した。種族は何故か不死
確かに死ぬ死ぬ詐欺並みに命冥加だけど。
特殊技は「血の暴走」。本来は当て身技だがこちらでは自身の防御を大幅に下げる変わりに攻撃面を超強化するロマン溢れる強化技になっている。


大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

テリー・ボガード参戦ムービーで差出人【S】からの招待状を手に入れようとSNKキャラが次々と登場しては掴み損ねる中で
庵もまた招待状を手に入れようとするがやはり掴み損なってしまい、悔しさを通り越したのかお馴染みの三段笑いをしながらフェードアウトした。

ファイターとしての参戦は叶わなかったがテリーのホームステージのKOFスタジアムで背景には登場した。
登場は基本ランダムだがステージで流れるBGM次第では必ず登場する。

その他にMiiファイターの追加コスチュームやスピリッツでも登場。デザインはXIまでの衣装が使われている。
スピリッツ戦では引っ掻き攻撃繋がりでウルフに乗り移っており、倒すと暴走庵の役かスピード強化されたウルフが登場して連戦になる。
階級はACEの無属性アタッカーでスロットは2、走行強化のスキルを持っている。
紫の炎を出さないのでイラストをXIIIの爪庵にして超化で炎を取り戻すでは駄目だったのか

余談だが、スマブラのディレクターの桜井政博氏は「テリーのつかいかた」の動画で、初めて庵を見た時に
この格好と言動で、これ作った人は天才じゃないかなと思ったりしました。」と当時受けた衝撃を語っている。


○スピンオフ『THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ!』

2019年突如発表された 庵が主人公の異世界物
97'の3種の神器EDにおけるオロチ封印時の光に呑まれた庵が異世界に召喚され旅をする冒険物語。
昨今の異世界物人気にあやかった作品なのは間違いないだろうが、そこは安心の庵。
嫌いな暴力に晒された女騎士アルテナ(アテナそっくり)をゴブリンから助けたり、居酒屋パオパオで異世界の弦楽器でヘビメタを奏でたり、とやりたい放題である。
元の世界の人々とよく似た人物が多数登場するので原作知識があるとより楽しめるが、知らなくても問題はない。
無難にまとまった出来になっており、根強い原作・キャラ人気もあって即売り切れ、重版がかかり、遂にはコミカライズ版の連載が開始した。

ちなみに発表時、何の冗談だと思った人も多いが、 庵(SNK)だから仕方ない とあっさり受け入れた人も多かった。
過去にSKY STAGEで理由もなく空飛んだりとかしてるしね。

生活感とか皆無で何をやらせてもしっくりこないだろうという感じなのだが、
それが一周回ってかこの様に何をやらせてもしっくりくる的なキャラに何故かなっており、好評を博している。人間って不思議。
コミカライズ版は小説版を更にブラッシュアップさせており、原作で見たことある(やったことのある)ムーブや構図がちょくちょく入るため、当時のプレイヤーは懐かしさを感じることも出来るだろう。*5
シリアスな所はちゃんとカッコイイ庵が見れるので安心。


○各種香港版漫画『拳皇』シリーズ

香港作家(漫画制作会社)によるKOFの漫画。主人公は京なのだがたびたび『八神庵版』という庵を表紙絵にした限定版が出るので人気のほどが分かる。
だが、最新のKOF xivの香港漫画(オンラインのみ、中国隊外伝のショートストーリー)では京だけちょっと出てたのに庵は出てこない。


○人間関係

言わずと知れたライバル。血の宿命とか関係なくお互い「こいつ気に入らねえ」的な理由で殴り合っている。
MI2のストーリーで京がもし何かの間違いで自分を殺せたらどうするかを聞いたら「久しぶりにゆっくりと眠れそうだ」と答えている。
…のだが、DJステーションでは庵子先輩となって京と恋愛ドラマを繰り広げたり、SNKヒロインズのEDでは全員スケバン化した世界で京と殴り合い、
友情を深めるという夢を見て飛び起きた直後、テレビに映った京の姿を見て顔を赤らめたり、口では殺す殺す言っているが本当に殺したいのかどうか…。*6

  • マチュア、バイス
ルガールの元秘書たち。その正体はオロチ一族であり、オロチ八傑集のメンバー。
最初はゲーニッツの命令で監視のために送り込まれたが、庵に興味を持った二人がゲーニッツを裏切り共闘。しかしEDにて暴走した庵に殺されてしまう。
その後は幻影として現れたりしていたがアッシュ編で正式に復活し、久しぶりにチームを組むことに。
基本的には挑発的な言動で庵を煽っているが、13のEDでは炎を取り戻すことで再び八神の宿命に飛び込んでしまうことになる彼を心配する一面も。
ストーリー上では96、13、14でチームを組んでおり、お祭り作品の98(UM)や02(UM)でも組んでいるため、庵チームと言えばこの3人という印象は強い。
KOF京の漫画版では京・アテナ・ケンスウとの学園祭でのバンド対決の頭数合わせのため、庵に楽器の猛特訓を強いられた。
結局その成果を披露することなく、「少しやってみたかったな」と心の中で呟きながら二人はこの世を去ることになる…。

本名不明。八神庵の異世界無双にて作中にゲーム的要素が出てきた際に、家のリビングでゲームをしている彼女を思い出している。
実家暮らしなのかたまたま家に寄っただけなのか…。
なお、漫画版の彼女はあのロードのクッソ長いネオジオCDであの悪名高いサムスピRPGを平然とプレイしている剛の者。

  • 八尺瓊勾衣
660年前の八尺瓊家の当主。つまりは庵のご先祖様。
髪型と乱暴な態度は庵を思わせるが、一方で庵ほど冷たくもない。

BOF仲間でもある。KOF本編ではほぼ絡みはなく、戦闘前デモでも気さくなテリーが話しかける程度だが
SNKヒロインズでお互い巻き込まれた際、女装ではなく女体化させられたテリーに「貴様も大変だな…」と本気で同情していた。

当然絡みはないが、DJステーションでは彼女が頑張ると熊に襲われたりメシマズの憂き目にあったりと、大抵庵と舞が被害を被る。

個人サイトのネタ「美形会議」をSNKがKOF完全読本にて逆輸入した。
元々は人気も薄く新作の出番にもあまり恵まれない(橘右京は除く)彼ら自称・美形業界の衰退を憂う会議に何故か普通に参加する。
SNKで1、2を争う人気キャラのため、その妬みから当初は先の三名に「空気読め!」と邪険にされていたが徐々に打ち解けていった。
本編の庵とは口調こそ変わらないが比べ物にならないくらい理知的で社交的。その気になれば右京の詠んだ俳句の解説も可能で、リーダーシップも随一。
アンディやロバートの陰謀論にも近い暴論に反論しては橘右京が吐血して「右京さんに謝れ!」と罵られるのがお約束。
なお、KOF完全読本版では美形会議庵とともに本編の庵も参加。






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最終更新:2023年11月18日 01:41

*1 通常レオナがチームにいない状態で通常庵かラルフ&クラークがチームにいる場合、暴走庵ではなく覚醒レオナが乱入する

*2 この二人、どうも本当に庵が心配だったらしく「それが目的ではないのか?」と庵に問われて「私たちの事は気にするな」とまで言っている。

*3 SVC CHAOSの暴走庵版も同様。

*4 実際に突進の引用元であるKOF95のダッシュには『甲・蛇避』という技名がついている。

*5 残像を残しつつジャンプ、コピペで屑風ハメを再現する等々

*6 小説版96では京のいない世界はつまらないので、もし京を殺せたら自殺も選択肢の一つに考えている