登録日:2011/04/03 Sun 21:28:05
更新日:2024/04/16 Tue 13:42:05
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「貴方は誰なの!?どうして!どうしてこんな事を!!」
……君達が苦しむほど……楽しいから
演:大川征義
●ゴ・ジャラジ・ダ
種族:
グロンギ族・
ヤマアラシ種怪人
呼称:未確認生命体:第42号
身長:177cm
体重:134kg
特色 / 力:胸部に連ねたカギ状の装飾品を細い針やダーツ状の矢に変化させる、高速移動
専用武器:鉤針
グロンギの最上位集団・
ゴ集団の一人。殺人ゲーム「ゲゲル」で文字通りゲーム感覚で人々を殺すグロンギだが、その中でも随一の外道である。
ヤマアラシの能力を持ち、意外にも俊敏さに優れる。
初登場はEP25「彷徨」から。
【人物】
人間体はストリートファッションに身を包んだ青年。
怪人体はヤマアラシの針毛を思わせる長い逆立った白毛と青い瞳、真っ黒な体表が特徴。
常にテンションの低いダウナーな口調で話しており、
ゴ・ザザル・バとは馬が合うのか、2人揃って気怠い雰囲気を醸し出していた。
当初は派手な扇子がトレードマークだったが、EP32「障害」にてザザルに奪われ、そのまま返してもらえなかったらしい。
性格は狡猾・陰湿にして執拗。
弱い相手を嬲り殺しにする事、
獲物がもがき苦しむ姿を見るのを何よりも好む悪辣な趣向を持つサディスト。
そのためゲゲルの最中には
針を刺し終えた標的に直接「4日後に死ぬ」と敢えて宣告。
そのうえで
4日後の到来と共にわけも分からないまま突然死していく者や、先に4日後を迎え、次々と死んでいく級友の姿に自身の死を予感して脅える者……それらの標的が正体不明の逃れ得ぬ死に恐怖する姿をゲゲルの合間に楽しんでいた。
しかも
- 標的が入院している病院に入り込んで隠れて死ぬ瞬間を観察する
- 被害者の葬儀に必ず姿を見せて哀しみに暮れる参列者の様子をニヤニヤ楽しそうに見物する
などゲゲルには全く必要ない奇行も見せた。
それまでのグロンギの中にも標的を追い詰めて恐怖を与えてから殺害する者もそれなりにいたものの、それらの多くは自身の持つ力を誇示するような意味合いが強く、執拗に「ネチネチ精神を追い込まれ恐怖する標的の姿そのもの」を目的とするような殺戮を行う者はジャラジ以外にはいなかった。
このため視聴者の間でも、ジャラジの悪質さはグロンギの中でもやや異質なものとして捉えられる場合が多い。
猟奇的な殺害方法を選択している事からも解る様に、他の淡々とゲゲルを進めるゴ集団の面々とは一線を画した性格の持ち主である事がうかがえる。
猟奇的な性格が目立つが同時に用心深く慎重な一面も持っており、「ゲゲル」の設定数が控えめなのもそういった慎重さによる所が大きい。
また、クウガと鉢合わせした際は大なり小なりこれまでのグロンギに見受けられた「クウガと正面から戦う」という選択肢を終始完全に投げ捨てている珍しいグロンギ。
クウガの相手よりもゲゲルの確実な成功を最優先として、クウガと交戦した際はある程度翻弄してダメージを与えて動けなくなったら速攻でその場を立ち去った事から分かる通り、クウガの存在はほぼ眼中にない。
それどころか乱入されると「ゲゲルの邪魔するなんて…!」と苛立つ様子を見せた。
しかし、その俊敏さと驚異的な隠密能力を持つ反面、他者を侮りがち。
劇中では不必要に警察を挑発・翻弄する舐めプを行ってしまった結果、警察やクウガにその存在を気づかれてしまっている。
……まあもし仮に、彼が遊び無しで「ゲゲル」を実行していた場合、警察やクウガは打つ手が無かったとも言えるのだが。
なおゲゲル達成のためとはいえ、東京を超えて
神奈川県の箱根まで足を運んだりと、ベミウやバダー同様県を跨いで行動した数少ないグロンギの1体である。
ちなみに爪を噛んだり
指をパチリと鳴らす癖があり、人間態・怪人態問わず頻繁に行うことが多かった。
【能力】
ザザル同様、純粋な身体能力や戦闘能力は「ゴ」中でも下位に属すると思われるが、その分ゴの中では特に敏捷さに優れる。
敏捷性で優れる筈のドラゴンフォームですら終始翻弄されるなど、敏捷性はドラゴンフォームと同等かそれ以上と非常に素早い。
また本人の性格から身に付けた技なのか、相手を幻惑し瞬間移動のごとくほぼ“完璧”に身を隠しながら移動する技術を持つ。
戦闘用の武器は胸元などに提げた装飾品で、これらをモーフィングパワーで鋭利なダーツへと変化させて武器として使用。このダーツと自身の俊敏性を活かしたヒットアンドアウェイ戦法を得意とする。
ただし、主武装であるダーツの破壊力そのものは低く、投擲は勿論手に持っての突き刺しでもタイタンフォームの生体装甲には弾き返されている。
このダーツとは別に「ゲゲル」では鈎針状の物体をモーフィングパワーで極小の針へと変化させて使用している。
単純な攻撃力だけみればゴの中でもかなり弱卒であるが、腐ってもグロンギ族のトップランカーであるゴの一員。
ドラゴンフォーム相手であればクウガの全身にダーツを刺して行動不能に陥れ、一方的な完封勝利を収めた実力の持ち主である。
そして96時間という長期に渡り、かつ自身の手元から物質を遠くに離した状態でモーフィングパワーを維持し物体を操作できた唯一の人物であり、グロンギ族全体を見ても卓越した精緻な技量を持つテクニシャンとしての顔も持つ。
ターゲットの隠れ家すらあっさりと見つけ出し、隠れ家にいるターゲットに対して無言のイタズラ電話を仕掛けて精神を摩耗させる芸当も執っているなど知能と諜報能力も非常に高い。
そして癖である指パッチンを応用し、「意図的に指を鳴らして注意を誘った所で死角に回り込む」という戦法によりクウガや警察、標的を翻弄したり精神的な動揺を誘ったりと、ゲゲルや戦闘を問わず有利に物事を進めた。
ゲゲル
- 「ゲゲル」の法則:「緑川学園2年生の男子生徒を『定め』に従わせて殺す」
- 「ゲゲル」の規定人数と期間:12日で90人
人数、制限時間、共に「ゴ」としては控えめだが、「定めに従わせて」の部分がミソ。
その定めとは、モーフィングパワーにより細い針に変化させた鉤針状の装飾品を標的の脳内に差し込み、「4日後(=96時間後)」に元に戻る際に脳を内部から破壊して殺すという残酷極まりない物。
そのため実質制限時間は8日以内。
一見温いゲゲルのようだが「学校」というリントの文化やシステムを十分理解した上で、ターゲットの住所・名前・経歴・顔といった細かい個人情報を把握しておかなければならないため、必要なモーフィングパワーの精度と合わせて簡単そうに見えて難易度自体はゲリザギバス・ゲゲルらしく高めに位置する。
能力の由来上「4日」という設定はジャラジ自身が決めた物と思われ、事実その宣告した「死」までの間に犠牲者の様子を眺める為に彼らの下を訪れるという行動に出ている。
埋め込まれた針はレントゲンやMRIにも認識されず、手術による摘出も不可能な悪辣な代物で、一度差し込まれれば死が確定しているに等しい。
何より他のゴ集団の犠牲者とは異なり、例えゲゲルの仕組みが判明してもジャラジと標的が接触していればその時点でクウガと警察側はアウト。
そして、第34話の冒頭で登場した犠牲者の1人であるサトシの様子がゲゲルの恐ろしさを見事に物語っていた。
クウガと正面切って戦う事を避けたのも、恐らくこのルールの影響があると思われる。
他のゴ集団ならば五代の居場所によっては普通に殺害数にカウント出来るし、特にバダーの場合はむしろクウガの討伐を前提としたかのような条件を付けている。
しかし、ジャラジのゲゲルは緑川学園2年生の男子生徒と具体的な所属・年齢まで指定している。
もし針でクウガを殺害出来たとしても、この条件のせいで殺害数にはカウントされる事はない為、クウガと戦う理由がジャラジにはないのである。
なお、遊んでさえいなければゴ集団の中では唯一ゲリザギバス・ゲゲルの成功が確定していた人物。
隠密性の高さから本編では既にゲゲルがチェックメイトに近い状況にあった。
- ジャラジの存在が「学校の怪談」に近い扱いだったためゲゲル終盤まで警察側が存在に気づけていない。
- 隠密性が高すぎる上に外傷が非常に分かりづらいため、多数の死者が出てもグロンギの犯行と断定できない。
- そもそも瞬間移動じみた移動を取るため追跡しようにもそれ自体が困難。
といった複数の要因が重なったこともあって警察側は存在に気付けず完全に後手に回っており、本編では警察側の決死の奮闘の裏で時限式に89人の死者を生んでいた。
実際、その用心深いゲーム設定も込みでゴの中ではゲゲルの成功を最有力視されており、ザザルはターゲットの自殺というアクシデントの情報を知った上でなお「全~然イケんじゃな~い?」とジャラジのゲゲル成功を楽観視していた。
とはいえ、定めに従わせられなければポイントが稼げないため、針を仕込んだはいいものの趣味でターゲットの精神を追い込みすぎた結果、ターゲットを発狂の末に自殺させてしまい、そこからゲゲルの瓦解に繋がっていく。
【物語】
EP29「岐路」
ガメゴのゲゲルで地図に記された住所を言う役割で登場。
EP34「戦慄」、EP35「愛憎」
その能力の隠密性故に実際に犠牲者が出るまでは大規模な事件へと発展する事は無く、未確認生命体特捜班と雄介が事態に気付いた時には既に犠牲者は80人以上に達していた。
しかも残りの標的にも既に針を刺し終え、後は何もせず時間が来るのを待つだけとなり「ゲゲル」の成功に王手をかけたジャラジ。
犠牲者の葬式会場で泣くクラスメイトをニヤニヤと見ていたりと悪趣味さをだしていた。
……だが、ここでジャラジにとって思ってもいなかったな誤算が生じる。
相次ぐ変死によって緑川学園の生徒の標的にされていることが明白となった中、針を刺された男子生徒の1人が「自分も想像のつかない恐ろしい死に方をする」という迫り来る自らの死の運命と恐怖に耐えかね発狂。
そのまま発作的に病室の窓から飛び下り自ら命を絶ったのだ……。
痛ましい出来事に表情を曇らせる一条と雄介。
一方、ジャラジにとってもこの事態は致命的な誤算であった。
針によるものではない自殺による標的の死は「定め」にカウントされない。しかも「緑川学園2年の男子生徒」は全部で90人。
標的の数と規定人数をぴったり一致させてしまっていたせいで、1人でも欠けてしまえば規定数には届かなくなってしまう。
つまりは「ゲゲル」の成否に関わるのだ。
4日という針の発動までの期間もあって制限時間の余裕もなく、最早ゲゲルの成功は不可能かと思われた。
しかし運命の悪戯か、緑川学園2年には転校して来たばかりで「定め」から逃れていた、謂わば「91人目の男子生徒」・生田和也がいた。
彼の存在を知ったジャラジは、欠けてしまった90人目の代わりとすべく、彼の下へ向かう。
そして時を同じくしてクラスメイトの目撃証言と「法則」に気付き91人目の存在を知った雄介らもまた、新たな標的となり得る生田少年の下へと急行していた。
……果たして、雄介らはジャラジの魔の手から少年を守る事ができるのか?
生田家の別荘を襲撃したジャラジは、イタズラ電話をはじめ、指パッチンなどで生田一家を精神的に追い詰めたうえ項目冒頭のやり取りを経て針を刺そうとするが、間一髪のところで雄介=クウガが到着。
クウガとの交戦を避けて山へ逃亡する。
持ち前の機動力でクウガを翻弄し、装甲の薄いドラゴンフォームを鈎針の投擲で貫き返り討ちにする。
しかし、生田少年は警察に保護され襲撃は失敗に終わってしまう。
ゲゲルの制限時間が迫り、焦るジャラジは生田少年が保護されている分駐所を襲撃。
指パッチンと瞬間移動を彷彿とさせる機動力で一条たちを攪乱し、少年の警護に当たっていた警官を殺害。
ジャラジは少年に針を刺そうとするが、雄介が指パッチンの音を辿って乱入、阻まれると共に窓を突き破り中庭に落ちる。
直前に少年から聞いたジャラジの外道さ、分駐所内で犠牲になった生徒と葬儀に泣き叫ぶ者の様子が報じられたニュースを思い出し、心優しい雄介の怒りは爆発。
ジャラジはとうとう“心優しき戦士”クウガを本気で怒らせた。
マイティフォームでマウントポジションを取り、ジャラジが吐血するほど何度も顔面を殴打。
隙を見て逃げ出すも即座に捕まり、追い討ちでさらに数発殴られる。
そしてビートゴウラムのカウルに載せられて周りに被害の少ない所まで連行されてしまう。
なお、実はこの時にゴウラムの大顎で両足をへし折られている。
反撃しようとダーツ化させた鉤針で刺しにかかるも、クウガは即座にタイタンフォームに変化して跳ね返し、逆にジャラジはクウガの怒りの鉄拳を顔面に食らってしまう。
湖岸に近づいたところでクウガがビートゴウラムを急停止させ、ジャラジは反動で吹き飛び地面に叩きつけられる。
迫りくるクウガに針を投げつけるも、タイタンフォームの硬い鎧に弾かれ意味を成さない。
ライジングタイタンフォームに変身して迫ってくるクウガに心を折られ完全に怖気づいたジャラジは足の負傷からの回復も間に合っていなかったのか自慢の足での逃走も出来ず、ただ右手で払う動作しかしなかった。
……その姿は奇しくも、今まで自身が弄んだ被害者達と同じ、確実に近づいてくる死の恐怖に怯えるというものであった。
最期はライジングタイタンソードで滅多斬りにされ、倒れたところに腹部を貫かれた挙句、股下まで引き裂かれ、苦しみにのたうち回りながら爆散した。
分駐所での戦闘と運送中に計30発以上殴られ、ライジングタイタンソードによる袈裟斬りを推定6発と、『クウガ』本編はおろか、平成ライダーシリーズでも類をみない程に痛めつけられ、悲惨や凄惨という言葉すら生ぬるすぎる最期を遂げた怪人である。
【黒き幻影】
物語の顛末と戦いの結果は実際に視聴する事を薦めるが、本エピソードに於けるもう一つの重要なファクターと言えるのが、雄介が戦いの最後に見た「黒き幻影」である。
憎しみのままにジャラジに拳をぶつけ、圧倒的な力の差がありながらも徹底的にその身を切り刻みジャラジを「惨殺」したクウガ=五代雄介。
トドメとばかりに倒れ込んだジャラジに剣を突き刺した雄介は、吹き上がる爆炎の中に
4本の角を持つ異形の黒い戦士の姿を目撃するのだった。
戦いが終わり、駆けつけた一条達も普段とは様子が違う様子の雄介に声を掛ける事が出来ない。
……空を見上げると、立ち上る黒い煙の向こうに太陽が見えた。まるで闇に飲まれていくかのように。
『クウガ』は暴力の不必要性を描く為に敢えて踏み込んだ残酷描写、生々しい暴力を描くという演出が取られているが、中でもジャラジのエピソードは感情に任せた「暴力」の危険性と快楽殺人にも通じる心理を浮き彫りにした意欲的且つ最大の問題作となっている。
リアル路線ながら王道的展開を描く事を救いとして来た『クウガ』において、逆境の中でも「誰かの為の笑顔」を失わなかった主人公・
五代雄介が初めて怒りや憎しみに捉われて戦う姿が描かれた、物語の中でも最重要エピソードの一つであった。
【関連人物】
友人その1。
気怠い仲間。
死後、扇子を引き継ぐが、特に感慨深い様子は見せなかった。
友人その2。
先駆けて「ゲゲル」を行ったのでちょっとお手伝い。
バダーが死にザギバス・ゲゲルが近づいてきたことを契機に、長野にて残ったズ集団に対し『整理』という名の大虐殺を始める。
ズのグロンギ達が殺された惨状には
血で書かれたクウガのマークが……。
能力が似ているドラゴンフォームはカモであったが、パワーに優れるマイティフォームにボコボコにされ、
最大の武器である敏捷性を失った事で力に欠けるジャラジではタイタンフォームには全く攻撃が通じなかった。
そしてライジングタイタンによる惨殺シーンは、逆にヒーローが視聴者にトラウマを植え付けそうな程の衝撃を与える。
また、雄介の一連の行動を観察してみると、ビートゴウラムでジャラジを安全地帯まで運んだり、機動力を封じた上で攻撃の通じないタイタンフォームを選択するなど、怒りに飲まれながらもかなり冷静さを保っていたことがうかがえる。が、それは翻ってこの時の雄介がジャラジへの純粋な憎悪に突き動かされていた事も意味していた。
まるで態と恐怖を煽るかのようにゆっくりと迫るその姿は、もはや「ヒーロー」「仮面ライダー」ではなく、「無慈悲な処刑人」のそれであった………。
なお、五代が怒りに震えていた際にはスピードで劣るはずのマイティフォームで隙を突いたとはいえジャラジを捉えていた現象等から、
アマダムが黒き幻影の警告を与えていた通りに、一時的とはいえ能力が制御不能になっていた=黒に近くなっていたという考察も。
【本作のテーマ】
良く勧善懲悪と評される『クウガ』だが、実際には初期編から物語で掲げられているのは曖昧な正義や悪の概念を言葉では無く、行動で見せるという一貫した演出であり、
スタッフによる当時の雑誌インタビューによれば「「正義」の名の下の「暴力」が許されるか否かを視聴者が考えてみて欲しい」と語っている。
また、雄介の葛藤と対照になる幼稚園での描写も忘れてはならないだろう。
みんなの笑顔に!
【余談】
※終盤、クウガは凄まじいまでの迫力と怒りを感じさせる攻撃を繰り出すが、マウントポジションで殴りつける場面のジャラジは撮影でも実際に殴られている。
そのため、ジャラジのスーツアクターを務めたおぐらとしひろ氏は口の中を切ってしまい、撮影後に血を吐いていた。
もっとも、この本気で殴る案を出したのは他ならぬ殴られる側のおぐら氏であり、クウガのスーツアクターである富永氏はその役者魂に感服していたという。
※食堂のシーンに登場する3人組の釣人は
メ・ビラン・ギと
メ・ギノガ・デのエピソードにも登場してきたキャラクター。
……『クウガ』に密かに仕込まれた小ネタの一つである。
あちらと違いターゲットからは外れていたおかげでジャラジを目撃はしたものの無視された。
※『
仮面ライダーディケイド』では『クウガの世界』のモブ怪人として登場した他、『アマゾンの世界』でも登場。
原典『
仮面ライダーアマゾン』におけるヤマアラシ獣人の代役として
ディケイド一派と闘った。
なお、『アマゾンの世界』では
十面鬼ユム・キミルにより「ライダーは世界を破壊し、
大ショッカーはそれを護る」という大本営発表がなされており、
なんとジャラジは
ライダーから攻撃される度に民衆から応援されていた。たしかに原典『クウガ』で殴られる姿はむしろ可哀想に見えたが…
最期は山本ダイスケが変身した仮面ライダーアマゾンの「ジャガーショック」で
頸動脈を食い破られ、緑色の血を吹き出しながら爆死するという、こっちもこっちでエグイ末路を辿っている。
「原典だと血赤かったんじゃ」というツッコミは抜きで
最終更新:2024年04月16日 13:42