ラチェット&クランク

登録日:2011/05/08 Sun 13:34:35
更新日:2023/12/14 Thu 21:02:47
所要時間:約 20 分で読めます





ラチェット&クランクの

銀河を旅する大冒険(ガラクチック・アドベンチャー)!



■概要

「ラチェット&クランク」とは、主にインソムニアックゲームズが開発、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売しているゲーム「ラチェット&クランク」シリーズの総称、またはそのシリーズの第一作目のゲーム「ラチェット&クランク」の呼称。

現在のシリーズの最新作はPS5の「ラチェット&クランク パラレル・トラブル」。

略称は一般に「ラチェクラ」や「ラチェット」など。
「ラチェット&クランクFUTURE」シリーズは「FUTURE」と呼ばれることもある。
本項では以下「ラチェクラ」とする。

ラチェクラシリーズの第一作目である「ラチェット&クランク」は、PS2初期の、PSが発売してから8周年目の節目の日であった2002年12月3日に発売された。
PS2とセットで入っていた「同梱版」として「アクションパック」も発売されているので、「これがPS2で一番初めにプレイしたゲームだった!!」という人も少なくないだろう。

また、初期の頃(2など)に放映されていたテレビCMは、ユニークでインパクトが強い内容のものが多かったので覚えている人も多いのではないだろうか。

ジャンルはアクション。
近接武器のオムレンチ、ショップで買えるガラメカを使い分けて戦う。
しかし武器のほとんどは銃火器となるため、シューティング要素が強いゲームとも言える。

洋ゲーだけあって難易度はやや高いものの、ごく一部の例外を除けば少し頭を使えば突破できる程度に抑えられている。
ゲームオーバーの概念もないので、何度も死んでパターンを覚える、所謂死に覚えも立派な戦術の一つである。

さまざまなスキルポイント(トロフィーのようなもの)やあちこちに隠されたアイテム「ゴールデンボルト」、「プラチナムボルト」など(作品によって名前は変わる)の収集などやりこみ要素も多いため、本気で取り組めばかなり長期間にわたって楽しめる。

また、美麗なグラフィックや個性的なキャラクターの軽快なトークなど、ゲーム以外でもプレイヤーをさまざまな手段で楽しませてくれる。

2016年にはなんと映画版が制作され、全米で公開された。
残念ながら日本では上映されなかったが、代わりにTHE GAME限定版パッケージの特典として吹き替え版のBlu-rayがリリースされている。


■主要キャラクター

  • ラチェット(声:津村まこと)
本作の主人公。
辺境惑星ベルディンで生活する、伝説の種族「ロンバックス」の最後の生き残り。
日本版では黒のゲジ眉が特徴的で、作中でもちょくちょく弄られる。
夢はスーパーヒーロー、キャプテン・クォークのように大宇宙を冒険する事。
独学ながらメカニックの技術や知識を持ち、マタグライザーの部品から重力ワープドライブの開発に成功したり、時空連続体の改竄に成功したこともある
2以降では度々女の子とフラグを立てる。性格も丸くなり、初代のように皮肉を飛ばしたり煽るような発言はしなくなった。
一応銀河の危機を何度も救った英雄ではあるが、カメラの前に立ってしゃべるのが大の苦手で、トークもいまいち上手くないので人気は鳴かず飛ばず。また、おとぎ話の類も信じていない…というか自分が見た物以外は基本的に信用しない。

  • クランク(声:大川透)
もう一人の主人公。
BBBのロボット工場で間違えて製作されてしまった不良品ロボット。
BBBの計画を知ったことでブラーグの元を脱走し、シャトルでベルディンに墜落。
墜落現場で彼を発見したラチェットにクランクと名付けられてパートナーとなり、時にケンカしながらも絆を深めていく。

最初は正直役に立たないが、ステージが進むとヘリブースターやジェットブースターの機能をゲットし、ラチェットをアシストする。ラチェットで単独行動するステージでは彼のありがたみが身にしみて分かることだろう*1
またラチェットと別れ、単独行動するステージもある。小さい雑魚敵ならパンチで蹴散らせるが、大型の敵はお供のロボットを使って倒す必要がある。
序盤こそロボットらしい真面目な合理主義者だったが、ストーリーが進むに連れて徐々にはっちゃけていき、3の頃にはラチェットを上回るトークとユーモアのセンスで一躍人気者になる。

4thではラチェットの背中に乗らないが、通信で様々なサポートをしてくれる。
クララチェでは主役を務める。無実の罪を着せられたラチェットを助けるべくエージェントが暗躍する。
今作で始めてクランクがガラメカを使用。
エージェントらしく赤外線を遮断したりワイヤーを切るなどただの武器に収まらないのが特徴。

  • キャプテン・クォーク(声:乃村健次)
緑のピチピチスーツに身を包む、Qの名を持つガチムチ男。もちろんアゴは割れている。
何気にナンバリングタイトルでは皆勤賞。
劇中では「人間」の括りだが、宇宙空間でも酸素マスク無しで活動できたりと本当に人間なのか怪しい。

ラチェットのあこがれの銀河のヒーローである。映画・CMなどにも多数出演。
肩書きからは想像もつかないほどの小心者で自己中心的な性格だが、これでもかつては宇宙海賊を撃退し、ネファリウスの野望を一度は挫いた立派なヒーローだったりする。

1では銀河のピンチと知りラチェットと一緒に手を組んでBBB(ビッグ・バッド・ボス)を倒そうとする。
実はBBBの手先で、ラチェット達の味方のフリをして彼らを抹殺しようとした。
最終的にムーンベースGにてラチェットとドッグファイトを繰り広げるが敗北。そのまま死亡したかに見えたが…?

2では「あのヒーローは今?」に3週に渡って登場。今現在も行方をくらましているようで、足取りは掴めていない模様。
本作の黒幕で、メガコープ社長のフィジージェットに成りすましてプロトペットを世界中にバラ撒き、大騒動を引き起こした張本人。その目的は、暴動をラチェット達の仕業にし、それを自身が解決することで再びヒーローの座に返り咲くことだった。が、最終的に目論見は失敗し、責任を取るべく新型兵器「マタグライザー」の実験体にされてしまった。

3では「ゲバゲバ戦隊Qフォース」なるチームを編成してリーダーの座に収まるが、実際はラチェットに危険な任務を丸投げしてフェニックス号でおやつを食べているだけ。しかし物語中盤ではいつもと違うシリアスな面が見られる。

4thではラストあたりに声だけ登場。
自分がさらわれなかったことを理由に、ヒーローがシャドウセクターにさらわれている事件をガセだと言っていた。

5ではいつものように付きまとい、クランクに里帰りを勧められるも、両親を知らないと号泣。
赤ん坊の時にジャングルのサルに貰われたらしい。
スクランチと通じ合うのも納得である。両親を探すべく早速ギンガーネット検索してみるが…?

クララチェでは操作キャラの一人。記者と各地に赴き妄想武勇伝を話しながら回想する。ダムを防衛したり宇宙シスターズの救援をしたりヒーローらしいこともやってる反面、なぜかミュージカルに参加。
力強い乃村氏の美声は必聴。ちなみに隠しステージの「ハイインパクトのツリーハウス」では没になった続きの歌も聴ける。

  • BBB(ビッグ・バッド・ボス)(声:後藤哲夫)
銀河一醜く下品とされるブラーグ族の指導者にして、この作品のラスボスで、本名はドレッグ。
低い身長と青い目に玉ねぎのような頭が特徴。リブート版では瞳が描かれた。喋るときに巻き舌になる。
大気汚染によって居住不能になった母星オークソンに代わる新天地を作るため、銀河中の惑星の一番美しい場所を切り抜いて奪おうと企む。
意外な(あまり意外でもないけど)人物との関わりがある。


■サブキャラクター

  • ヘルプデスク(声:田中敦子)
ラチェットやクランクに、通信機越しに操作方法や攻略のアドバイスを教えてくれるお姉さん。
基本的に声だけだが、ある程度進むと実際に会うことができる。
オプションからオフにすることも可能、2周目以降は初期設定がオフになるがオンに戻すことも可能。

  • トレーナー・ヘルガ(声:水原リン(現:真山亜子))
クォークのトレーナー。フィットネスコースの最終地点にいる、大柄な体格の女性(?)。コースをクリアしたご褒美にスイングショットを売ってくれる。いやタダでくれよ*2
3でQフォースのメンバーとして再登場したときに名前が判明する。
Qフォース内ではお色気担当。また、フェニックス号の艦内放送から伺うに、船員のトレーニングや健康管理も担当していると思われる。
「貧弱ッ!貧弱ッ!貧弱ッ!」

  • ふとっちょアル(声:高戸靖広)
クォーク行きつけという触れ込み*3のショップ「Mr.アルのロボ工房」を営んでいるヲタク。メガネをかけたふとっちょ。
機械に関する腕前は確かで、クランクにヘリブースターを取り付けてくれる。
ボブという兄がおり、惑星ポクタルでクランクにジェットブースターを取り付けてくれた。
3ではQフォースのメカニック担当になり、ハッキングや情報解析で大活躍する。ぶっちゃけクォークより役に立ってる
4thにも登場し、バトルスーツを開発したり、バトルボットの工房を開くなどラチェットをサポートしてくれるが、後に大変なことに…。

  • スキッド・ミックマークス(声:高木渉)
緑色の肌をした、ボードレースのプロフェッショナル。恐竜のような尻尾が生えている。
3ではQフォースの一員となり、潜入工作のエキスパートという意外な一面も発覚。の割には泳げなかったり、敵にビビって逃げ出したりと役に立つんだが立たないんだか…
因みにラチェットから見るとQフォース内ではクォークと並んで役に立たない部類に入る模様*4
しかし中盤にて…

  • でかケツ(声:宝亀克寿)
ケツのでかいおっさん。
修理のためなら戦場だろうが空中要塞だろうがラチェットの精神世界だろうがどこにでも現れる凄い奴。
新鮮なアメーバのゲロの臭いが好きらしい。

  • フィジージェット(声:島香裕)
ガガガ銀河に拠を構える巨大企業「メガコープ」の会長。
盗まれた新製品プロトペットの奪回をラチェットに依頼するが、中盤あたりから言動や振る舞いがおかしくなっていく。
ついでにメガコープも、貨物輸送に不便という理由で緑豊かな惑星を砂漠に変えたり、銀河の無法者サッグ商会にも平然と武器を売るなど黒い部分が目立つ。

  • ドクター・ネファリウス(声:山野史人)
3以降度々登場するロボット犯罪者。
理由は不明だが有機生命体をナマゴミ呼ばわりして嫌悪しており、「バイオブリタレイター」という兵器を使ってすべての有機生命体をロボットに変えた上でその支配者になろうとする。
本人は気づいていないが、秘書のローレンスからは完全に見下されている。
クォークとは腐れ縁。実はクォークより年下という衝撃の事実がVコミック3巻にて判明する
劇場版とTHE GAMEでは珍しく生身の姿で登場。
こちらでは元ガラクチックレンジャーということになっている。
3やF2と比べてマッドぶりに拍車がかかっており、ヒステリー染みた言動が多くみられる。

  • グリーマン・ヴォックス(声:楠見尚己)
4thのラスボス。暗黒メディアの王とも呼ばれる。
銀河中で拉致したヒーローを強制的に戦わせる非合法番組「ドレッドゾーン」の主催者で、とにもかくにも拝金主義。
辺境の無法地帯「シャドウセクター」に居を構え、ドレッドゾーンを放映して巨万の富を得て全銀河のメディアを支配しようと目論む。
4thでラチェットが使うボルトは元々全て彼のものらしく、コロコロコミックの特集記事では「どうせ全部ヴォックスの金なんだからガンガン使って奴の懐を寒くしてやろう!」と推奨されていた。
プレイヤーのほぼ全員がそうしたことは言うまでもない。

  • エース・ハードライト(声:内田直哉)
4thに登場。
ターミネート4の一人にしてドレッドゾーンのチャンピオンだが、ラチェット曰く「大昔のヒーロー」。
裏でヴォックスとつるみ、ドレッドゾーンの人気No.1&無敵のヒーローとして売り出しているが、エース関連のグッズだけ大量に売れ残ったり、子供たちから「ダサい」と言われるなど、人気はいまいち。
勝利のためなら卑怯な手段も使いまくるあくどい奴だが、実は単にヴォックスに従わされているだけ。
本編終盤にて死亡したかに見えたが、FUTUREにて生きていることが判明。

  • マースィ&グリーン(声:マースィ…白熊寛嗣、グリーン…花輪英司)
4thに登場。
ラチェットと共に闘うバトルボット。
冷静かつ、強気な性格をしているのがマースィで、やや弱気な面があるのがグリーン。しかし二人に性能の違いは無いし装備も共用である。
3のレンジャー隊と同様、ラチェットを「隊長」と呼び慕う。
以前は他のヒーローと共に戦っていたが、そのヒーローが途中でリタイアしてしまったため、ラチェットの所にやってきた。
手にした銃での援護射撃の他、ハッカーによる電子ロックの解除やシャフト回しなどでラチェットを甲斐甲斐しくサポートする。


  • ダラス(声:楠大典)
4thに登場。
ドレッドゾーンのアナウンサー。性格は気弱かつ、マゾヒスト。
事あることにラチェット達「チームロンバックス」を貶していたが、彼もヴォックスに従わされていた被害者で、ラチェットがバトルドームの防御システムに乗り込む際は、捏造していた過去のラチェットのニュースを全て撤廃し、本気でラチェットを応援した。
以前は「全滅バトルショー」のアナウンスに応募していたが、落選していたこと、かつてはお笑いを目指していたことが判明する。

  • ファニータ(声:雨蘭咲木子)
4thに登場。
ダラスとコンビを組むアナウンサーロボット。
見た目は美人だが、性格は超が付くほどのサディストで口も悪い。
ダラス同様「チームロンバックス」を貶していたが、最終決戦ではラチェットを応援していた。


  • オットー皇帝(声:龍田直樹)
5のラスボス。テクノマイト軍団のリーダー。語尾に「でしゅ」と付けるのが特徴。
ラチェットのDNAを採取してクローン軍団を作り銀河征服を狙う。


■ガラメカ

本作における武器やその他便利ツールの総称で、正式名称は「ガラクチック・メカ」。
武器はショップで購入、その他のものは探索の過程で手に入れるのが基本(例外あり)。
2からは使い込むことで性能が強化されるアップグレードシステムが導入された。
下記のタイプのガラメカは特に頻繁に登場。また、ここに入らないような独創的なガラメカも多数存在する。

  • オムレンチ
正確にはガラメカではないが記載。縛りプレイのお供。
ナックルガードが取り付けられた巨大なレンチ。
振り回して接近戦に使用する他に投擲武器「コメットブーメラン」としても使うことができ、更にステージに仕掛けられたネジ状のスイッチを作動させるのにも使える。
作品によっては一定以上ゲームを進めたり特定のギミックを作動させることでパワーアップさせることが可能なものの、基本的に威力は低いので終盤では使用頻度激減。
ただし、レンチのみで特定のボスを倒すことで貰えるスキルポイントや、レンチだけしか使えないチャレンジもあるので、本気でやりこむならよく練習したほうがいい。
2以降、オーバーヘッドストライクをすると回りのオブジェクトや箱が一気に壊せるようになるガラメカが登場している。

  • ブラスター系
連射力の高いマシンガン。初期装備であることが多い。
序盤では弾がまっすぐ飛ぶ銃は貴重なので割と重宝する。
中盤くらいから火力不足になってくることが多いが、バズーカなどではもったいないような相手を撃墜するときや、遠距離のスイッチを押す時などに活躍するため、ゲーム中通してお世話になる。
アップグレードすると弾数が一気に増加する傾向が多くゴリ押しも可能になる。
例:マシーンブラスター、ランス、N60ストーム、デュアルバイパー

  • バクダン系
放物線を描いて飛ぶ爆弾を投げる武器。こちらもよく初期装備になる。
威力は高いが、弾数が少なく射程も短い。
アップグレードすると主に範囲と威力が高くなる傾向がある。ただ下手なガラメカより範囲も威力も高く汎用性も高いので最初から最後までお世話になる。
また、派生形として発射した弾が炸裂して無数の子弾を撒き散らすバウンダーも存在。うまく当てれば大型敵すら一撃で葬れる。
例:バクダングラブ、ワイドボーン、ナイトロボーン、B6オブリタレイター

  • バーナー系
炎やマグマなどを噴射する武器。
レンチに毛が生えた程度の威力しかないので強敵相手には役立たずだが、レンチ1発で沈むくらいの雑魚を相手にする時には便利。囲まれてもグルグル回りながら撃てばまとめて焼き尽くすことができる。
アップグレードは威力の増加もそうだが、マグマイザーみたいに使い勝手が大幅に変わる時もある。
例:ファイアバーナー、マグマイザー

  • ショットガン系
近距離で散弾を放つ武器。
射程は短いが威力抜群で、接近さえすれば適当に撃っても当たるので序盤はかなりお世話になる。
中盤あたりから1発あたりの威力が不足気味になりがちでバズーカ系にシフトしがち。
アップグレードすると威力や攻撃範囲が増加。更に作品によっては強力な溜め撃ちも可能になるが、一回で大量の弾を消費するため無闇には使えない。
例:ブリッツガン、ショックブラスター、マグマショット

  • バズーカ系
高威力のロケット弾を撃つ武器。
射程がそこそこ長く、作品によっては誘導機能もあるのでかなり便利だが、弾数は3,40発が精々なので調子に乗って使いまくるとあっという間に弾切れになる。
アップグレードで射程や威力が更に高くなり中盤以降の主力になりやすい。
例:ロケットバズーカ、コンパクトバズーカ、ランペイジャー、ロケットアービター

  • スナイパー系
ズーム機能つきのスコープを装備した狙撃銃。
バズーカ以上の威力と全武器中ぶっちぎりの射程を誇るが、ロックオン機能が無いので接近戦では役立たず。
アップグレードすると貫通性能が付与されたりする。一部ガラメカは弱点が表示されそこに狙撃すると大ダメージが入る。
例:パルスライフル、スナイパーライフル、フュージョンライフル

  • 格闘系
接近戦を行うための武器。
振り回して周囲の敵をなぎ倒すものが多い。オムレンチと同じ要領で使用できる。
例:パンチングラブ、プラズマロープ、スコーピオンテイル

  • 援護系
自動で敵を攻撃してくれる味方を出現させる武器。
非常に便利だが弾数は少なめ。
また同時に出現可能な人数や個数が決まっているため、それ以上出すと消滅するか引っ込んで仕事しなくなる。
アップグレードすると威力が増えたり攻撃手段が増えたりワープして付いてきたりなど援護系という枠を飛び越えてもはや主役にもなれる。
例:アクマングラブ、シンセノイド、ホーダイングラブ、ホーダインセッター

  • メルモ系
専用のゲージが満タンになるまで照射し続けることで、敵をニワトリや羊などの無害な小動物に変えてしまう武器。
基本的にボスに効果は無いが、2のメルモシープに限ってはボスに効果が有る
ただしゲージ上昇に大幅な時間がかかるうえ一度でも照射ミスするとやり直しになる。
アップグレードすると小動物に爆発機能が付いたり援護系みたいに援護する動物に変えることができる。
忘れがちだが撃破が必要な場合は羊になった後にその羊を撃破しないとダメな場合もある(2のボス等)
例:メルモビーム、メルモシープ、メルモクワッガー、メルモチューン

  • リモコン系
ミサイルや爆弾付きロボットをリモコン操作して敵を攻撃する武器。
威力は凄まじいものの、使っている間は完全に無防備になるので不意打ち専用。(ダメージを受けると即中断される)
スキルポイントやゴールデンボルト等が隠されている部屋にアクセスするなど、一部ギミック解除に必要になることが多い。
例:ビデオミサイル、ボットロングラブ

  • 地雷系
地雷を設置する武器。
敵を感知すると自動接近して爆発する。威力も高め。
アップグレードすると威力や爆発範囲が増加したり、爆発に分裂したりする。
例:ジライングラブ、テスラジラインガー

  • 電撃系
電撃で攻撃する武器。
敵を自動ロックオンして当ててくれたり、画面内の敵すべてを攻撃するものが多く、非常に便利。
威力はモノによってピンキリ。ボスより雑魚に大幅に効果を発揮するものが多いが、中にはプラズマコイルのようにボス戦でも大活躍してくれる強力なものも。
例:サンダークロウ、プラズマコイル、ゾディアック、ショックチューン

  • シールド系
ラチェットの身を守ってくれる頼もしいガラメカ。
弾数は少ないのでよく考えて使うべし。
アップグレードでシールドに攻撃性能追加するガラメカも多い。
ノーダメージチャレンジをはじめ、一部チャレンジでは基本的に使用できない。
例:ボムシールダー、シールドチャージャー、ホロングラブ、ホロンランチャー

  • デコイ/拘束系
デコイや相手を凍らせたり、踊らすなどしてラチェットに攻撃をやめさせるガラメカ。
こちらも弾数が少なめだがボス含め全敵の攻撃を誘導したり行動を拘束できるため他の武器を併用すると効果が高い。
デコイに限ってはステージ外等、敵の攻撃が届かない場所に置くこともでき、その場合永遠にそのデコイに釣られるので自由にボコれる。(一部敵は接近すると近接攻撃してくるので油断禁物)
余談だがグルーブトロン系で躍らせるとわりとシュールな踊りを披露するキャラ/ボスもいる。
アップグレードすると耐久力や時間が伸び、またそのデコイなどが爆発時に攻撃するようになる。
例:バルルンクラブ、グルーブトロン

  • R.Y.N.O.系
全作品に登場するチートガラメカ。
日本語版では名前に「ランチャー」or「ナンバー」、本国版では「R.Y.N.O.(ライノ)」と付いていることが多い。
後に日本語版もRYNOに統一された。
なお、R.Y.N.O.とは『Rip You a New One』の略。
意味は「これで破いてあなたの新しいものを作ります」。即ち「これでテメェを引き裂いて新しいケツの穴を作ってやるよ!!」といった意味。

大量のボルトで購入するか、ホロプランやホロカードと言われる設計図等を集めきるのが条件であり、
入手困難だがひとたび手に入れれば一気にヌルゲーと化すエグい威力を誇る。

弾薬が落ちる作品もあるが、基本的にショップで補給するのが基本。
1発の値段は作品によりよりけりで別のガラメカより高いのもあれば安い時もある。
入手可能タイミングとして、2までは序盤のステージで購入タイミングが訪れる。3以降は基本クリア前か2周目以降にショップに入荷する。
最近の作品は設計図を全て集めきって特定の人に渡すと入手できるようになっている。最後の設計図がほぼ最終ステージなので実質クリア前まで入手はできない。
攻撃方法もランチャー毎に様々で、
「1回で多弾頭ミサイルが発射されて各ミサイルが追尾する」(1)
「高速連射可能で高速弾、誘導有りで超高威力」(2)
「弾に触れた敵を消滅させる(V4まで)→画面内の敵を大ダメージor消滅させる(V5)」(3)
「発射後地面にターゲッティングマークが登場しそこに天から光線が照射される」(4th)

など作品毎に個性があるので是非入手してほしい。
PS3系作品からは『2』に近い「超威力の弾丸を正面に乱射しつつ誘導ミサイルを放つ(と同時に何故か発射中クラシックが流れる)」という仕様が多くなった。
序盤で入手してしまうと他のガラメカが使わなくなる可能性もあるので程々に(購入できるか別として)
例:ランチャーNo.8、ランチャー8ネオ、ナンバー9、ナンバーゼロ


  • ガラメカ(ほか)
武器以外のガラメカ。
ステージに仕掛けられたギミックを解くために必要になる。
後述の電子ロック解除用ガラメカの他、空中のスイングターゲットにワイヤーアンカーを引っ掛けて移動するスイングショット(ハイパーショット)や、専用レールの上を滑走できるグラインドブーツ、壁や天井に設置されたマグナレールを歩けるマグネブーツ(グラビティブーツ)、高速移動用のチャージブーツ(ホバーブーツ)、クランクが変形したブースター系などが代表的。
他には隠し場所をマップに緑色等で表示するマップオートマチック(マッパー)や前述したオムレンチのオーバーヘッドストライクで回りの箱やオブジェクトをぶっ壊すためのボックスブレイカー、遠距離のボルトを回収するボルトマグネタイザー等がある。
基本的にストーリー攻略に不要な物は隠しボスの撃破や、寄り道の最深部か別惑星でアイテム等を入手して交換する等、入手に手間がかかるようになっている。


■ミニゲーム

ほぼ全作品に盛り込まれたミニゲーム。
多種多様なものがあり、いずれもそれひとつだけで売り物にできそうな完成度を誇るが、たまに鬼畜難易度の地雷が紛れ込んでいたりする。
ここで挙げるのは代表的なもののみ。

  • ロック解除
スパイシリンダーやエレクトライザーといった専用ガラメカで電子ロックを解除し、扉を開いたりエレベーターを動かしたりする。
概ねパズル形式で、制限時間付きのものもある。
後半になると難易度がかなり上がり、多くの少年の心をヘシ折ってきたが、近年ではオートでロックを解除してくれる救済措置もある(ただし使うと次の周回までロック全解除のスキルポイントが手に入らないなどのデメリットもある)。
なおゴールデンボルトやプラチナムボルト、ナノブーストがある部屋のロックの解除の難易度はほとんど高難易度になっている。
変わり種として、ラチェットが小さくなって制御盤の中に入り、グラインドレールを滑りながらスイッチを入れるシュリンクビームなんてものもある。

  • バトルアリーナ
次々と出現する敵を倒して倒して倒しまくるシンプルなミニゲーム。体力ゲージ付きのボス敵も存在する。基本的に数チャレンジほどはストーリー上として攻略必須になる。
普通に敵やボスを倒すだけのもあるが、フィールドにギミックが仕掛けてあり、炎を噴射したり、針(ハザード)が出てきたり、落とし穴ができたり、ガトリングが攻撃してきたりといった仕掛けがある。
特定の武器ガラメカのみ(オムレンチも不可、基本的に弾薬補充も不可で弾切れになると敗北になる)、オムレンチだけを使って倒すことや、ラウンド毎に次々と武器が切り替わりながら戦うことや、ノーダメージ(シールドは使える作品と使用不可になる作品がある)で攻略しろなどチャレンジも多種多様。
しまいには60ラウンドや100ラウンドも戦うチャレンジも存在する。そのチャレンジは基本的にスキルポイントやトロフィーの対象になっていたりするが報酬も非常に多い。
2には「オムレンチだけでかつノーダメージでかつ20ラウンド戦い抜く」というトンデモ難易度のチャレンジも存在する。
本国では外伝作品だった4thはバトルアリーナ要素を特にフィーチャーしているのが特徴。

  • レース
ホバーボードやホバーバイクを使ったレース。
基本的に自機はライバルよりも遅いので、コーナーの取り方やコース選択、ブーストの使いどころが鍵となる。
レースによっては武器を使って敵を妨害できるものも可能で、逆にこちらが攻撃されることもある。

  • ジェットファイター
戦闘機に乗って空中戦を行う。
1では一度クリアすると2度とプレイできなかったが、2では専用ステージが用意され、何度でも訪れられるようになった。
2ではジェットファイターを使ったリングレースが存在する。ミス無く全リングを通ればプラチナムボルトが手に入るが、カメラワークの関係で障害物にぶつかりやすい場面が多く難易度が高め。
3からは派生系のホバーシップも登場。

  • ジャイアントクランク
専用マシンで巨大ロボとなったクランクに搭乗して戦う。
ステージには破壊可能オブジェクトも多く設置されているので、怪獣映画さながらにそれらを蹴散らして進撃するのがなかなか楽しい。
5では何故か奥スクロールのSTGに。

  • キャプテン・クォークのVコミック
3で登場した横スクロールアクションゲーム。クォークを操作し、彼のかつての活躍をたどるものである。
ステージごとに異なる武器や本編同様のバラエティ豊かなモンスターなど非常にこだわりぬいて作られている。
とあるコマンドを入力するとクォークの服装が…*5


■チャレンジモード

所謂2周目&つよくてニューゲーム
ラスボスを倒すと以下の要素が加えられ、ストーリーを始めからプレイ。
なおチャレンジモードでラスボスを倒すと再びチャレンジモード状態で再周回が可能になる。シリーズによっては周回数が記録される。
ラスボスを倒してもチャレンジモードに行かずラスボスを倒す前に戻ることも可能。基本的に再びラスボスを倒す必要があるが、一部シリーズはメニューから行くこともできる。

  • 所持している武器ガラメカ、装備アーマー、現在体力、ボルトは全て引き継ぐ。
  • 一部補助ガラメカも引き継ぎされる。(基本的にボルト収集関連やマップ関連やチャージブーツなど)
  • 敵が強くなる(それに伴い入手経験値も増加する)ボスも同様に強くなる。
  • ナノテックの回復量が上昇する
  • 最上級武器ガラメカ(ゴールデン、メガ、ウルトラ、ギガ、オメガウェポン)解禁*6
  • 追加武器装備解禁
  • 追加チャレンジ解禁
  • 最高難易度解禁(4th、F2など)
  • 体力上限撤廃(3以降) 3だと1周目は100までだが2周目は200まで上がる。4では最終的に999まで上がる。
  • ノーダメージ/ノーミスで敵を倒すにつれ、ボルト入手倍率増加(2以降、原則最大20倍(3はx2箱の効果中で最大40倍))(※シールド系でノーダメージでもシールドに被弾すれば倍率リセット) 1は敵のボルトの落とす量が増える。
  • ミニゲームの報酬額が上昇する。
  • メイキングやウラワザなどが解禁される。

2、3、F2、THE GAMEなどでは全武器の入手と最大強化やトロフィーコンプリートなどの条件を満たすと、「インソムニアックミュージアム」と言われるメイキング部分やボツネタや裏話などが聞けるステージに行くことができる。
一部操作できる部分もあったり遊べるものもある。ただし全部探索するのにパズル系ミニゲームを解く必要がある。(なお解除難易度は作品中で最高難易度が多い)
2や3はある時間帯でとあるステージにあるテレポーターを使うと完全クリアしてなくても行ける。
F2は初回特典のコードを使った場合、惑星マップからクリア状況問わず即行けるようになる。
正規手段で行く場合はゾニーを40匹全員集め、ラスボス討伐後に出現するボルセロン戦艦にいるボルセロンを倒せば行けるようになる*7。1周目でも可能。
また、THE GAMEでは1周クリアのみで解放されるが、ゴールデンボルトを一定数以上集めなければいけない部屋がいくつもある、という形式がとられている。


まず、ラチェットがメニューバーをクリックし、編集画面に移行する。
次に、「ラチェットが」資料などを使って項目を追記・修正する。
そして、「ラチェットが」「ページ保存」で編集を完了する!

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最終更新:2023年12月14日 21:02

*1 クランクがいないステージは全体的に敵の攻撃が激しく、難易度が高い

*2 地味にミッションの詳細にも「ムカつく」と書かれている

*3 実際は一度も来店したことがないらしい

*4 サーシャ>アル>ヘルガ>スクランチ>クォーク&スキッド

*5 なおこのコマンドはあるムービー中にアルが発言&実戦する

*6 1はとある隠し場所で1周目から先行して一部のガラメカをゴールデン武器にできる

*7 なおラスボスを倒した直後にチャレンジモードに行くとこのボルセロンと戦えないので一度ラスボス討伐前に戻る必要がある