大魔女アニス(聖剣伝説)

登録日:2011/12/07(水) 04:35:54
更新日:2024/04/14 Sun 09:31:24
所要時間:約 5 分で読めます




大魔女アニスとは、ゲーム『聖剣伝説』シリーズに登場するキャラクターである。


Anise


概要


現在のところ4作品で登場。
他の聖剣伝説シリーズのキャラクターと同様、名前のみを共有しており、設定や容姿等は各作品で異なる。

大半の作品で何らかの災いを引き起こした元凶とされており、「大魔女」とまで呼ばれている。

『聖剣伝説4』のラスボスとなったのを機に、ひっそりと「ワッツ」「サボテン君」らと同様の準レギュラーになりつつある。
もっとも、目立って登場した作品が軒並みあまり評価が付かなかった作品だったので、長らくあまり知名度は高くなかった。
その後、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』で裏ボスとして登場したことで知名度を上げている。

登場作品


※以下、ネタバレを含むので注意。

聖剣伝説 LEGEND OF MANA
聖剣伝説4
聖剣伝説 HEROES of MANA
聖剣伝説3 TRIALS of MANA


聖剣伝説 LEGEND OF MANA

ファ・ディールの歴史に最初に名を残した有名な人物。
マナの七賢人の一人アニュエラの母でもある。
ただし、既に亡くなっており、名前も一部でしか聞けない為、容姿はおろか種族もわからない。

マナの力に心酔し、マナの木の根元に工房を構えて研究に没頭。
惑星から抽出した強力なマナを秘めた魔石『火石(ひせき)』の生成に成功するが、それを我が物にしようとした妖精の長アイオンに目を付けられ、彼のよこした軍団に幾度となく攻撃される。
アニスはその度に撃退していたが、数十年繰り返される猛攻についに敗北。
その命は絶たれ、マナの木も戦火によって焼失してしまった。

魔法都市ジオにある魔法学園には彼女の肖像画があり、そこに時の皇帝リクロット4世の意向によってアニス本人の魂が込められたという。
その為、登場こそしないもののゲーム本編中にも確かに「存在」はしている。

初期段階ではうっかり自分で出火させてしまってマナの木ごと焼死したという設定だった。
死んだのも900年前ではなく数千年前。


聖剣伝説4

千年前の大樹の巫女。当初は大魔女とは程遠い心優しい女性だった。

樹の民の中でも大樹や精霊との感応能力がズバ抜けて高く、わずか8歳で先代の後を引き継ぐ。
大樹の祠に暮らしながら務めを果たしていたので島の人々とのプライベートな関わりはなく、友人と呼べる人もいなかったが、当時の守人の長グランスと出会ってからは彼から外の話を聞くのが楽しみで、次第に惹かれ合う仲となっていく。

しかし大樹の奥底から発せられる不穏な波長にアニスは少しずつ侵されていき、ついに滅びのこだまにその身を奪われてしまう。
精神を乗っ取られたアニスは魔界の扉を開き、世界を混沌に沈めようと動き出す。

最愛の人グランスにすら攻撃を仕掛けるが、こだまに侵されて苦悶するグランスを見てアニスは部分的に正気を取り戻す。

世界を滅びのこだまから救う為、アニスは聖剣に貫かれることを望みグランスも迷いを捨てる。
しかしグランスがこだまに侵されたせいで聖剣が穢れてしまい、世界の邪を振り払うことに失敗。

アニスは大樹の時間を止めることでタナトスを一時的に封印し、自らはタナトスと共に魔界に堕ちた。
それからの千年間で彼女の魂はすっかりタナトスに飲み込まれてしまい、再び現世に現れた時にはすっかり邪悪な存在になりきってしまっていた。

彼女が付けている守護植物はリチアのと同じ一輪草のアネモネ。
ゲーム中には紫髪に褐色肌の彼女しか見られないが、これはタナトス化の影響によるものと思われる。

世界ではこの事件の首謀者はアニスだと伝えられ、彼女は大魔女として知られるようになる。


事件の千年後(本編の時代)に再び魔界の扉が開いたことで現世に舞い戻り、現在の大樹の巫女リチアに取り憑くと世界を滅ぼそうと画策する。

大魔女アニスは瞬く間にリチアの精神を蝕んでいき、一年後エルディがイルージャに戻った頃には完全に肉体を乗っ取ってしまっていた。

冥界と化した世界で王妃になる事を望み、王となるのはストラウドではなくエルディだと誘惑する。
それを見透かしたストラウドに聖剣で貫かれるが、こだまに侵された冥王の剣ではアニスを滅ぼす事などできるはずもなかった。


本作のラスボスはメデューサとなった彼女(≒リチア)。
下半身は双頭の大蛇に変化し、本体は強力なバリアで守られている。


新たな聖剣の勇者エルディによって倒されると彼女の心は清く浄化され、タナトスから解放されたその魂は愛しのグランスと共に光の中へ消えていった。



聖剣伝説 HEROES of MANA

アニスの鏡を通して別時空から現世に現れた滅びの神。
女神になりそこねた嫉妬と哀しみの存在と言われ、数多の世界に破滅の呪いを持って現れてはその世界を混沌に引きずり落とそうとする。
聖剣4と同一人物もしくはその一部と考えられ、本作でもラスボス。

2年前に子を流産してしまい哀しみにくれていたセシリアの心の隙に付け込み、ペダンの科学力をもって世界各国に攻撃をしながら混沌の基になるアニスの鏡を設置して回る。
アニスの鏡をΨの字に置いて異界への扉を開き滅びの母神としてその姿を現すも、聖剣を携えた勇者ロジェとその仲間によって打ち倒された。


第一形態は妖魔化した巨大バジリオスの姿で名前表示は「滅びの母神」。
最大3体のダミーと共に出現する。
それを倒すと第二形態として黒いイタチのような影の姿になり名前も「滅びの母神アニス」に。
倒れても一度は復活するが聖剣でトドメを刺され消滅していった。


しかし前述の通り彼女は数多の世界にも存在している為、今後もしシリーズが続いたら重要なキャラか大ボスとして再登場してくれるだろう。


聖剣伝説3

まだ設定が出来ていなかった頃なので登場はしていない。
しかしアンジェラのクラス3「メイガス」は「世界を滅ぼす一歩手前まで行った」とされる古の大魔女の力を行使するとされ、
恐らくその大魔女が使っていたであろう禁術「エインシャント」を習得することができる。

+ リメイク版である「TRIALS of MANA」では
クリア後の裏ボスとして登場。
本編のラスボス勢によってマナの女神の力が衰えてしまった事で復活を遂げてしまう。
その事態に気付いた大魔導師グラン・クロワからアニスの討伐を頼まれた主人公たちはさらなるクラスチェンジを得てアニスの禁域へと乗り込んでいく。
一度打倒すると特定の時間未満で倒すタイムアタッククエストが発生したりとドラクエのクリア後ボスみたいなポジションとなっている。
そして極まったやりこみ勢に上記エインシャントなどを始めとする高火力技で瞬殺されている…大魔女ェ…。




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最終更新:2024年04月14日 09:31