ジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロス

登録日:2011/05/30 (月) 01:04:53
更新日:2024/03/23 Sat 01:21:02
所要時間:約 4 分で読めます





また…イライラして味方殺しちゃうかもしれないけど……
……いいのかい?


ブレイク ブレイドメインヒロイン登場人物。

CV:鳥海浩輔

元クリシュナ軍魔動戦士(投獄されたので階級は無し)
所属 :ミレニル部隊
身長 :188cm
年齢 :19歳
搭乗機:エルテーミス(クリシュナ機)
好きなもの:予想できないもの
嫌いなもの:大衆、ヒゲ

【人物】

赤い長髪に眼鏡をかけた青年。バルド将軍の一人息子。
過去に訓練中、理由もなく味方を殺害して投獄されている。
人格にかなり難があるものの操縦技術はあまりにも凄まじく、本来はロングガンナーにもかかわらず近接武器や足技を絡めた格闘戦までこなす天才。

幼少期から才能に満ち溢れ父親を超える将軍になることを期待されていたが、成長するにつれ人格が歪んでいき、遂には前述の味方殺しを行った。
ナルヴィも思わずたじろぐ端麗な容姿で学生時代は一時期女性関係が絶えなかったが、異常な飽き性で結局のところ彼を執着させる女性はいなかった様子。

【搭乗機】

  • エルテーミス(クリシュナ機)
ワルキウレス部隊から鹵獲した機体を、扱いやすいようデチューンして(公式設定資料集によれば、ゼス機を復元したものでありデチューンされたとの表記はないが、本編ではデチューンされたと明言されている)識別用に赤く染めたもの。
アテネス側からは「クリシュナのエルテーミス」や「赤いエルテーミス」と呼ばれる。

ロングガンナーのジルグとは相性が良いはずだが、本人の趣味でもっぱら格闘戦ばかり。
基本的に二刀流(イーストシミター+ランス、プレスガン+ランス等)で、盾は殆ど使わず回避主体。
「足周りが脆いせいで欠陥機扱いされた機体で、足技を使いまくるジルグまじパネェ」………だったが、エルテーミスの足回りはむしろ非常に硬い。設定資料集によれば、下半身フレーム強度は9であり、ファブニル(4)の倍以上である。
つまり足癖が悪く恐ろしい程の技量を持つジルグと足回りが硬く搭乗者に高い技量を求めるエルテーミスの組み合わせは、非常に強力なものだった。

【作中での行動】

味方殺しの件で投獄されていたが「エルテーミスを1週間で乗りこなすこと」を条件に特例で釈放、ミレニル部隊に編入される。
周囲はこの釈放に否定的で、父親のバルドですら「妙な動きをしたら殺せ」とライガットに忠告するほど。
そしてその翌日、バルドとトゥル両将軍の出陣を見送るライガットをいきなり強襲する問題児っぷり。

しかし初陣となるバルド部隊の救援では「本物の戦争は初めて」と怖じ気づき動けず、奇襲の理を失うどころか敵の退却を許してしまうというまさかのヘタレ具合を露呈。

その凄まじい内弁慶に「ダメだコイツ」と大半の読者が失望した……



……ところがギッチョン、場面転換してる間に退却した敵部隊に一人で先回り。
未発育バb…もといニケをあっさり無力化、虫けらことアイレス殿を返り討ちにして被害を与えるだけ与えて逃げるという無双を披露。
この独断行動を咎められても本人はナルヴィにセクハラ発言するなど飄々としていた。

その後ライガットが命令違反して故郷の村に寄った際にジルグも行方をくらます。
一切の音沙汰が無かったが、ニケとライガットの交戦中に颯爽と乱入。
ニケを破り、次いでイオ部隊を退けるがナルヴィを人質にとりライガットに一騎打ちを求める。
あ、そういえばロギンもやられた

遠距離武器が使えないデルフィングと同じ土俵に立つため、一騎打ちは近接戦のみで行われ、デルフィングの猛攻に武器を砕かれるも剣の柄と蹴りだけで圧倒。
ライガットと言葉を交わし「ライガットが勝ったら何でも言うことを叶える」と一方的に約束。

一騎打ちは機を待ちじっと耐えたデルフィングのカウンターで引き分け、勝負はゴゥレムを降りての殴り合いとなる……ライガットが一発で殴り倒されたけど。

戦闘を通してライガットが感じたジルグの人物像は
  • 「何でもできるのに、全てに飽きて何もしないガキ」
  • 「子供時代の"全てがつまらなく思える時期"を素通りできなかった」
  • 「それでも周りの期待に応えようとしたが、途中で決壊した」
というもの

このやりとりを通してジルグとライガットは少しだけ分かりあうも、そこへスペルタ部隊強襲

満身創痍のエルテーミスvs精鋭部隊6機という絶望的状況、友情フラグがブレイクブレイドされちゃうと誰もが思った……が、ジルグ無双再び。
たった一機で優勢を維持して翻弄し、設定的には紛れもない精鋭なのに精鋭(笑)と思っても無理は無いレベルでスペルタ部隊を相手に立ち回る。
ところがある行動で足を止めざるを得なくなり、ここで狙撃を食らって左足を破壊される。(なおジルグは咄嗟のカウンタースナイプで敵ゴゥレムの頭部を破壊している。チート極まれり)
更に背後からの攻撃で左腕も破壊され、今度こそ絶対絶命──────

しかしジルグ無双は終わらなかった。
片足と片腕を潰された軽量機で、敵が落とした武器を拾う間に重量機含む5機を蹂躙
思わずバデスもポルナレフ状態

このシーンは筆舌に尽くし難いので実際に読んでもらったほうが早い
なにこのチート


残ったバデスも、ライガットの横槍のおかげで機体と引き換えに撃破し勝利を収める……が、ボルキュス乱入
やっぱりこの作品はそんなに甘くなかった


ナルヴィを除くミレニム部隊4人は捕虜となり、デルフィングの搭乗士を処刑するため詰問を受ける

仲間の命だけでも救うためライガットは名乗り出ようとするが――ジルグが妨害
自らを「ライガット」と名乗り、ライガットへの遺言をロギンに託し身代わりに処刑された
この一件以降ライガットは復讐を誓い、そしてボルキュスを王都防衛戦で殺す。その時の戦闘スタイルは、ジルグが乗り憑ったようなものだった。



ちなみに劇場版では描写が所々端折られたり違ったりする
劇場版の最期は投降を勧めるイオの目の前でニケを殺害、怒りを自分に向けその隙にライガットを逃がすというもの

余談だが劇場パンフレットはスタッフの連携が取れてなかったのか、漫画と劇場の設定がごっちゃになってなかなかカオス
戦ってないのにイオがジルグに完全敗北したことになってたりとか





最期までジルグの行動は他人には計れないものだったが、漫画版では度々ライガットとバルドが話すのを遠巻きに眺めており何か思う所があったのかもしれない

劇場版のジルグに関しては無双シーンが大幅カットされてるが、バレルロールでの落下や、乱戦で漫画だと分かりにくい部分が動くことで見やすくなっており賛否両論
なおTV版ではスペルタ部隊戦が追加された。必見。


ロギンに託した遺言で伏せられていた部分は後に明らかになる
それはライガットの生い立ちを知らない故の言葉だろうが……





「…また…イライラして味方殺しちゃうかもしれないけど…………いいのかい?」

「真面目に働く姿を見て濡れた?」

「……期待というより——皆 生け贄が欲しかったのさ…」

「折れたフレームはよく刺さる」


「お前の言う通りだ…」
「何でもできると思っているしそれは今も変わらない」
「――だが」
「ひとつだけどうしても出来ない事があるとわかった」

「お前なら簡単に出来る事なんだろうが…俺には度し難い」

「――親孝行――だ!」



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最終更新:2024年03月23日 01:21