要咲良

登録日:2012/06/30(土) 12:07:14
更新日:2023/10/08 Sun 22:58:57
所要時間:約 4 分で読めます




蒼穹のファフナー』シリーズの登場人物。





※この項目は、ネタバレを含みます。

■人物像
竜宮島の子供たちの一人。スポーツ万能で勝気な少女。
普段は友人(舎弟)の近藤剣司小楯衛を従えている。
両親が道場(要流合気柔術)を開いており、その両親から武道の手ほどきをうけている。

また、天才症候群による才能として『力学的効果の把握』に優れる。
端的に言うなら、バランス感覚に優れているということ。
(スポーツが達者なのはこれらのため。)

勝気な性格ゆえに毅然とした態度をとっているが、実はファザコンで、「父親のような強い男性に守ってほしい」という願望を秘かに持っている。
(そのため、咲良を慕う剣司は自分が強い男であることを証明するために真壁一騎に決闘を挑むことになる。)
また、人の内面を的確に見抜く遠見真矢を内心怖れており、真矢とは幼馴染でありながら、仲が悪い。

ファフナー搭乗時は、変性意識によって攻撃的になる。ぶっちゃけ、脳筋。
これは、父を殺したフェストゥムに対する憎悪がファフナーとの一体化を促しているため…らしい。
しかし同時に、フェストゥムに対して潜在的に恐怖を抱いており、メンタル面は相当脆い。


■本編中の活躍
蒼穹のファフナー
1話冒頭において、父・要誠一郎(ブルギリム隊という飛行機部隊の隊長)を喪う。
その後、剣司や衛らとともにパイロット候補生となる。
ファザコンの咲良にとって、ファフナーのパイロットになることは父の仇をとる絶好の機会であり、復讐に燃える。
(が、それほど活躍する描写は存在しないのは内緒。劇中の本人によると、単独撃墜数は7)


作中中盤、コアギュラ型によって窮地に陥る。
真矢や一騎の活躍によって窮地を脱するが、心の底で抱いていた恐怖を認識してしまう。
それ以降は、以前とはうってかわって女らしい一面をみせるなど心境の変化が見受けられる。
特に、自身を慕う剣司に対して好意的な描写が増える。
剣司に対するデレシーンは、新井女史の好演もあいまって、非常に萌える。



しかし、ファフナー搭乗の代償である同化現象に、彼女の体は堪え切れなかった(ファフナーは、搭乗者が同化現象に襲われ、最終的には死に至るというリスクがある…)
冲方シナリオの子供たちでは初の脱落者となってしまう。

…が物語終盤、ミョルニアによる治療法の伝授が間に合い回復の兆しをみせる。
結果としてOP映像にて島から離れていく描写をされた子供たちの中で、唯一「人間として」生き延びた。  






TV版では描写されなかった、回復した彼女の姿が見られる。
しかし完全には快復しきっておらず、車椅子生活を余儀なくされている。
また、明確な交際描写はないが、二人っきりで夏祭りデートをするなど、剣司との仲は一層進展しているようだ。
咲良本人曰く「剣司の背負うものを一緒に背負うために」、再びファフナーに乗ることを志願する。

TV版に引き続き、マークドライに搭乗。ただし本編と異なり、リンドブルム(空戦用装備)によって真矢と共に空中戦を担う。
(彼女の父親は元戦闘機のパイロットで、ある意味父親の後を継いだとも言える)
変性意識も「身体を動かすことへの憧れ・喜び」に変化した。

第二次蒼穹作戦では、剣司、西尾姉弟と共に敵の本拠地へと向かう。

映像による直接的な描写はないが、生存していることはあきらかになっている。



パイロットは引退し、母親同様に教職をに就き、アルヴィスでは後輩パイロット達の教官を務めている。
HAEに比べ同化現象の後遺症は快復しており、杖をつきながらではあるが歩けるようになった。
だが椅子に深く腰掛けると誰かの手を借りなければならず、周囲に誰も居ない時は肘掛けに腰掛けている。
同化現象の後遺症がまだ全快とは言えない状態ながら、後輩たちの窮地にはマークドライで出撃しようとする等、無茶を辞さない面も。



第二部中盤、ラインバレル・アマガツとの戦いで同化現象を発症して一時離脱するが、
蒼穹作戦からわずか3か月で車椅子で行動できるレベルまで復活。更にはエピローグでは剣司を投げ飛ばせると豪語するまで回復した。
あっちの方が後だから仕方ないとはいえ、『EXODUS』よりも健康体である。
メタ的には2年経過させるわけにはいかないので仕方ないと言えば仕方ないのだが、
この咲良(と同じく3か月である程度回復した一騎)の回復の速さは、ミールから同化現象のデータを受け取った際に
即座にヴェーダで解析を行うよう手配したティエリアの功績と思われる。
3か月どころか離脱して数話で完全復活していたスパロボもあった?うっ、頭が…

第二部までは格闘がメインだが、劇場版仕様の第三部では射撃メインの戦いが重要視される。
そのことを踏まえて、ちゃんと養成しておこう。

◆搭乗機

ノートゥングモデル・マークドライ
汎用型の三番機。
TV版本編中では主にピラムという近接武器を得物に、接近戦を担っている。


◆関連人物

  • 要澄美
母親。
Alvisの兵器開発チーフであり、竜宮島中学の保健体育教師。
武芸の達人で要道場の師範代であり、夫の誠一郎も敵わない程の腕前だった。
あの外見で初登場時41歳。千鶴さんが若々しすぎてあまりネタにされていないがこの人も十分若々しい。
『EXO』では第三次蒼穹作戦直前にミールの加護が弱まった事が原因で被爆症状が再発して急激に悪化。無理を押してCDCに立ち続けていたが遂に倒れてしまう。
メディカルルームへ緊急搬送されるがそれ以降は病床に伏せってしまい、被爆症状が悪化した大人達の中でも殊更病状が重く、最終盤には「次の発作が起きれば自分の最期」と自覚するほどの末期状態だった。
咲良は彼女を元気付ける為に剣司と神前式で式を挙げるが、孫の顔を見せるより先に第四次蒼穹作戦で竜宮島のCDCに独り残り、織姫の計らいで咲良と最期の通信を交わし、アルタイルミールの揺り籠となった島と共に永遠の眠りに就いた。

  • 近藤剣司
臆病で情けなくて、目立ちたがり屋の女好き。
舎弟にして親友、のちの夫。

  • 小楯衛
舎弟にして親友。
咲良の離脱は、衛を発奮させるひとつのきっかけとなった。

  • 遠見真矢
幼馴染だが、仲はよくない。
不仲の理由は前述のほか、羽佐間翔子への接し方への反発もある。(ドラマCD「STAND BY ME」参照のこと。)
ファフナーによる戦闘を経て、二人の関係は自然と改善されていき、劇場版ではタッグを組んだ。

コアギュラ型との戦闘を切っ掛けに、よき友人となる。
咲良離脱後は、咲良に代わりマークドライを駆って、蒼穹作戦に参加する。
ちなみに、同化現象に倒れた咲良の第一発見者は彼女。カノンが同化現象で倒れた咲良を真っ先に発見したのは咲良が剣司から告白されるのを、こっそり覗き見しようとしたためだったりする。
『EXO』では咲良がカノンに日本語の読み書きを教えていたことが明らかとなっており、「島のみんなと同じ言葉を話したい」という彼女の切望があったからだと語った。

友人。初出撃ではフェストゥムに同化された甲洋を救おうとするが、間に合わなかった。
昏睡状態に陥った甲洋を本当に心配しており、疎遠だった真矢にわざわざ頼み込んでまで見舞いに向かう。



追記・修正は、咲良の理想とする強い男性になってからお願いします。

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最終更新:2023年10月08日 22:58