シャナ(灼眼のシャナ)

登録日:2011/01/28(金) 18:00:04
更新日:2022/10/01 Sat 22:18:27
所要時間:約 11 分で読めます


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S型 ※主人公です うるさいうるさいうるさい! かっこかわいい くぎゅ しゃなたん ちっぱい どうも息子がお世話になってます シャナ チビ チビジャリ ツンデレ ツンデレ←では無いという意見有り ツンデレロリ ナイチチ ハゲちゃえ↑ ヒロイン ヒロイン←というより主人公 フレイムヘイズ メロンパン ラスボス←もう一人の主人公にとって ロリ 三大釘宮病 主人公 二代目 元人間 堀江由衣 夜明け生まれ来る少女 天才 太刀 実質的主人公 宿敵はインデックスたん 平井ゆかり←ではない 悠二の嫁 末永く爆発しろ 本名不明 武器娘 殺し愛 灼眼 灼眼のシャナ 炎髪 炎髪灼眼 炎髪灼眼の討ち手 痴話喧嘩 真の主人公 眩き炎 素直 貧乳 贄殿遮那 超サイヤ人ゴッド 釘宮理恵 釘宮病 黒髪→赤髪



私は、悠二が好き。



ライトノベル作品『灼眼のシャナ』のメインヒロイン兼主人公。
ツンデレといえばシャナと言えるほど有名なツンデレ。ツンデレの究極形。でも実際のところは素直な性格である。

声 - 堀江由衣(ドラマCD)/釘宮理恵(アニメ)



【称号】『炎髪灼眼の討ち手』
【契約した“紅世の王”】“天壌の劫火”アラストール
【炎の色】紅蓮
【神器】コキュートス

炎髪(えんぱつ)灼眼(しゃくがん)()()』の称号を持つ、“天壌(てんじょう)劫火(ごうか)アラストールフレイムヘイズ
中学生に満たないくらいの幼い外見だが、凛々しい顔立ちや腰まで届く艶やかでしなやかな黒髪は美しさを思わせる少女。あと貧乳。
まぁ約12歳で止まっている肉体年齢相応なだけだが。
口癖は「うるさいうるさいうるさい!」。もはや名言である。

メロンパンが大好物で独自の食べ方『カリカリモフモフ』を生み出し、毎日飽きずにメロンパンを片手に頬張っている。

赤ん坊の頃にヴィルヘルミナに拾われ、フレイムヘイズになるための英才教育(保健体育を除くあらゆる知識)を施された「在るべくして在る者」。

本名は不明。育ての親にも名前を付けられなかったため、本編開始以前までは「『贄殿遮那』のフレイムヘイズ」などと名乗っていた。
御崎市に来てから坂井悠二に『贄殿遮那』から「シャナ」という名を付けて貰った。
ちなみに「遮那(しゃな)」とは「偉大な神」を指しているのだが、悠二は勿論知らない。

とはいえ、その名を呼ぶのは悠二をはじめ御崎高校の生徒を除くとアラストールくらい。
他からのあだ名や呼び名や敬称は「魔神憑き」「チビジャリ」(マージョリー)、「眩き炎」(大地の四神)など。

必要に応じてトーチ(存在を喰われた人間の残りカスの加工品)に成り替わって活動する事もある。

フレイムヘイズとしての力を使う際は『炎髪灼眼』の名の通り「煌めく紅蓮の髪と炎のように輝く瞳」が顕れ、『夜笠(よがさ)』という黒衣を身に纏う。
そして一切の干渉を受けず絶対に破壊されない「神通無比の大業物」と称される大太刀型宝具『贄殿遮那』を“天目一個”から受け継いでおり、この太刀は彼女の討ち手としての象徴となっている。

加え、幼少からある“王”に戦闘訓練も施されていたため格闘能力も高く、浅い経験を除けば総じて討滅者としての能力は非常に高い。

しかし審判と断罪の権能を司る紅世真正の神であるアラストールの強大な力を制御・行使するのは、契約間もない彼女にとって上手く感覚を掴めず、
基本的な自在法すら十分に発揮できないでいたため、アラストールに対しては申し訳ない気持ちと自分に劣等感を抱いていた。
また、無い物ねだりをせず今ある力だけを徹底的に使って戦うというスタイルが、新たな能力を得ることを阻害してしまってもいた。

だが後に炎そのものを顕現することに成功し、『紅蓮の双翼』や『紅蓮の大太刀』を編み出したことで、戦闘能力(特に破壊力)を大幅に向上させていった。

経歴

かつては『天道宮(てんどうきゅう)』という移動要塞に住んでいたが、討滅者になってからは中東を主に活動していたようで、
『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュに出会ってからは、常識に疎かった彼女は一般的な生活能力や女としての嗜みを享受して貰ったようだ。
てか平気な顔で素っ裸になる娘に育てた親の顔が見てみたいとか言っちゃいけない。

「何か問題でも?」
『名誉毀損』

もっともこれは、通常とは存在の根底から異なる『討ち手として在るために討ち手となる者』を育て上げるという方針によるものであり、先代のマティルダ・サントメールに比肩する存在を生み出そうという無謀が原因である。

元は何かの事件に巻き込まれた赤ん坊をヴィルヘルミナが拾って連れ帰り、討ち手としての教育を受け始めた経緯がある。
そのような経緯から、人間としての在り方はほとんど教えられず、ひたすらフレイムヘイズとなるための鍛錬と学習のみを重ねており、当初のシャナが異様なほど常識知らずだったのはこれが原因。
ヴィルヘルミナとしては、もう少し人間として成長してから情操教育に取りかかろうと考えており、その前に『天道宮』が襲われたことで予想より早く旅立つことになってしまった。……ガチの人外×3と討ち手で何が教えられたかは不安が残るが。


フレイムヘイズとはそもそも、「復讐のために己を捨てて“王”と契約した元人間」である。
翻ってシャナはその経歴から、討ち手としての存在の大本に本来あるはずの「人間の部分」がない、純粋に使命のみを奉じて生まれた「ただのフレイムヘイズ」であり、周りからは奇怪な存在として受け取られていた。名前すら必要とせず、求めもしないのは確かに奇妙だっただろう。

『運命と言う名の器』が恐るべき広がりと深さを持つ大人物であり、人間であれば何らかの形で世界を動かし、場合によっては歴史に関わっていたかもしれない少女。
その器たるや、イレギュラーな事態とはいえ真正の神たるアラストールが休眠から目覚めてなお健在であったほど。

そんな彼女の本当の強みは、戦闘力でも人間関係でもなく、マティルダの言葉を借りれば「天下無敵の幸運」。
赤子の時に事件に巻き込まれ、死ぬのみだったところをたまたまヴィルヘルミナに拾われたのを皮切りに、劇中で起きた出来事は最終的に、討ち手としての長すぎる時間を共に歩く人を得る、という彼女にとっての最高の結末へと収斂している。



行動

当初は『贄殿遮那のフレイムヘイズ」として、名前すら持たず世界を歩いていた。
御崎市に訪れてからは“存在”を喰われた「平井ゆかり」になりすまし、元凶であった“狩人”フリアグネの討滅以降は平井家を拠点にしている。

「親交は意味の無いモノ」として人とは深く関わらないで生きてきたので、
出会った悠二もまた“(トーチ)”として餌や囮以上の関心はなかったが、変わり者の悠二に興味を持ち、
協力と共闘を通して、自分を理解してくれ、またお互いに信頼し合えた心の結びつきから恋愛感情(本人は無自覚)を抱くようになる。

だが、悠二に恋慕し彼をよく知る吉田一美を最大の天敵(ライバル)として、悠二を巡って日々鎬を削っていた。

しかし戦うために必要な知識以外は不要とされ育てられてきたため、恋愛に関しては一切理解しておらず、
悠二や彼と親しくする一美に対する気持ちに悩まされていたが、悠二の母・千草に恋やキスについて教えられる。

『愛染の兄妹』のキスを目の当たりにした時は不快感を催さずにはいられなかったが、千草に時間を懸けてゆっくり教えられていたので、
それが本当のキスではないと否定し、後に恋やキスの真の意味などを知った。

また何の躊躇もなく純粋な疑問として「子供の作り方」を訊いて回り、周りを大混乱させたことも。恐ろしい子!

それでも使命に生きるフレイムヘイズが恋愛感情を抱くことに悩んでいたが、アラストールに「人を愛すること」について説かれたことで、
悠二への『好き』という胸に秘めた想いを初めて理解し、彼女の宣戦布告を受け想いを確かめた一美は対等と認め、本当の意味で『友達兼ライバル』となる。

そして12月24日のクリスマスイヴを決戦の日と定め、彼女と一美は想いを伝えるべく悠二を待つのだった―――。

以下、XV巻以降のネタバレにつき未読やアニメ視聴者は注意



















当日、相次いだ“徒”に苦戦しつつ討滅を果たすが、突如として悠二の存在が欠落する。

それから一ヶ月、精神的に不安定になった彼女の前に帰郷した彼は、仮装舞踏会(バル・マスケ)の盟主にして“紅世の神”たる『創造神』と合一しその代行体となっていた。

かくしてシャナは、“祭礼の蛇”坂井悠二と最悪の再会を果たしてしまう。

愕然とし悲愁な想いを抱きつつも、悠二を“徒”と断じてヴィルヘルミナ、マージョリーと戦いを挑むも一蹴され、アラストールごと拉致されてしまう。

星黎殿(せいれいでん)』に幽閉され異能の力を失った彼女は一人、悠二の事やかつての師たる“王”に教わった『最強の自在法』の存在と意味を理解し、
それはまだ自分には足りないものだと気付く。

暫くして、悠二を止めるため、また想いを伝えるために行動を起こそうと決意した頃、
シャナ奪還のために仲間達が『星黎殿』に突入した騒動に乗じて脱出し(というか巻き込まれ)、道中で己の求めに応じて再び“天目一個”として帰還した『贄殿遮那』を奪還、全ての力を取り戻した。

途中“駝鼓の乱囃”ウアルとの戦闘となったが、力を奪われたシャナが力への渇望と共に自分を見つめ直した時間は、自分の抱く「強さのイメージ」を見つめ直し、ようやく『炎髪灼眼の討ち手』として一人前にするという効果をもたらした。
彼女が自分のフレイムヘイズの力を権限させるイメージが「自分自身」であると感得したことで、自在法の精度も大幅に上昇した。

仲間と共に『神門』へ突入して悠二を追い、待ち構えていた護衛を仲間が足止めし、ようやく悠二と邂逅、交戦に入る。
最中に自身の想いを告白して「私は貴方を殺さない」と宣言、『天破壌砕』を脅迫の道具にして、力づくで従わせると誓う。*1

だが計画は阻止しきれず、結果悠二の『大命宣告』により士気を挫かれ崩壊していく『フレイムヘイズ兵団』を援護するため、
追撃の“千変”シュドナイをヴィルヘルミナらと共に迎え撃つも苦戦を強いられる。
キアラの救援により回収され戦線を離脱、殿を務めた『晧露の請い手』センターヒルの遺志を引き継いだ彼女は、次の決戦に向けて覚悟を決める。

センターヒルを失った『大地の四神』の残りの三人の元を訪れ、彼の遺志と自身の覚悟を伝え説得させた事で、参戦を決定させた。

出逢い、始まりの地でもあった御崎市を最終決戦の舞台とし、無敵要塞『宰祝の社壇』に立つ悠二の元へ突入。

辿り着いた彼女は、遂に最後の戦いを繰り広げる。


「悠二」

「シャナ」

「―――決着を―――」



天罰神の契約者として、一人の女性として成長した彼女は最愛の人物との激突に臨む。

そして―――。






その後

新世界「無何有鏡」においても相変わらず討ち手として活動中。創造当初の「混沌期」には悠二とツートップで活躍した。
普段は「坂井シャナ」を名乗って伴添高校に通っている。「この世」では平井ゆかりのトーチに割り込んでその名と身分を使っていたが、トーチの作られない新世界ではそれができないためである(アラストールは「坂井」を名乗ることには難色を示している)。
そのため、普段は別行動をしている悠二が迎えに来た際は「坂井の彼氏が来た」と大騒ぎになった。


◆自在法
「あるものを効率的に使う」という性格と適性、そして旅立ちが早かった=白兵戦の鍛錬を続ける中で予想より早く討ち手となり、大太刀を得たことで固有の力も必要としなかった、という境遇から、封絶以外の自在法はほぼ使わなかった。
御崎市に来てから悠二と関わったことで、炎を翼に変えて飛翔する「紅蓮の双翼」、『贄殿遮那』を軸に発火させる「紅蓮の大太刀」を使いだしたが、固有の自在法と言うには未熟だった。

そして、最終戦を目前にしてようやく討ち手としての固有自在法を四つ見につけた。
マティルダにとっての強さのイメージが「己の率いる騎士の軍団」だったのに対し、シャナは「討ち手となった自分自身」だったため、手に入れた力は討ち手としての能力をスタンダードに強化するものとなっている。

  • 真紅
炎でアラストールの身体の一部を形作り、アクションに乗せてリーチや威力を増強する。
外套のように纏うことで攻撃力を持った鎧とすることも出来る他、応用でアラストールの全身を象り、彼の意志を乗せることで擬似的な“天壌の劫火”の顕現を行わせることも出来る。

  • 飛焔
贄殿遮那の斬撃に炎を乗せて飛ばす。「真紅」や炎弾とは異なり指向性を持たされているため、貫通力が高い。

  • 審判
炎の一つ目を構築し、光背のように背負う事で“存在の力”の流れを読み取る。
隠蔽に対しては滅法強いが、使い始めて間がないため、シャナの意識が見えた方に取られて周囲への警戒が薄くなるという弱点あり。

  • 断罪
II巻以降頻繁に使用していた「炎の大太刀」の完成系。大火力を凝縮した炎の刃で全てを燃断する。「飛焔」の応用でこの刃だけを飛ばすことも可能。




◆余談
最近、赤髪+赤眼や太刀+炎などといった要素はよく見かけるようになったが、シャナの影響が少なからずあるのかもしれない。



シャナ「うるさいうるさいうるさい、さっさと追記・修正しなさい!!!」

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  • ※主人公です
  • ちっぱい
  • どうも息子がお世話になってます
  • ツンデレ←では無いという意見有り

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最終更新:2022年10月01日 22:18

*1 「切り結ぶ刃の下で愛を告げ、本気でその相手を倒しに行く」というのは武術の師・メリヒムの姿勢そのまんまであり、アラストールもやや呆れていた。