ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン

登録日:2011/10/15(土) 23:25:01
更新日:2024/02/28 Wed 21:48:31
所要時間:約 5 分で読めるぞ






派手に、行かせてもらう!



ジョー・ギブケンとは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する人物の一人。

演:山田裕貴

ファンからのニックネームは、岐阜県(ジョー岐阜県)…等

懸賞金:Z1,000,000→Z4,000,000→Z8,000,000



【人物・性格】

寡黙かつクールな性格の人物で、束ねた長い髪がトレードマーク。

かつては宇宙帝国ザンギャックに所属していた凄腕剣士だったが、子供を殺害する事を命令され、それを拒んだ事で投獄された。
だが先輩のシド・バミックと共にザンギャックから脱走。
ゴーミン達に追跡されている所をマーベラスに助けられ、最初の仲間になり、ゴーカイジャーのサブリーダーにもなる。

非常に生真面目な努力家で、頻繁に腹筋や腕立て伏せ等のトレーニングを欠かさない。ノルマまで達していなかった場合は食事中でも行う。
無愛想ではあるが、心根は優しく、気遣いも見せる。

二刀流の使い手で、五刀流を披露した事がある。
その実力は高く、志葉薫と互角以上の戦いを展開した。

当初は地球に関心を示していなかったが、マーベラスに性格が似ている将太(演:浦上晟周)という少年と出会って、地球の素晴らしさを理解した。

マーベラスの自由奔放かつ自己中心的な行動には苦言を漏らしているが、彼とは深い絆で結ばれている。



【『友の魂だけでも』にて】

先輩であり剣の師匠でもあったシド・バミックは脱走に失敗してザンギャックに捕まり、
大科学者ザイエンの手でバリゾーグに改造されてしまい、ジョーは信頼していた先輩と戦う運命となる……

バリゾーグの設計図を解析した科学アカデミアの科学者にして、超獣戦隊ライブマンの大原丈によると、バリゾーグをシドに戻す事は不可能との事。
それでもジョーは、バリゾーグを倒しシドの魂だけでも救う事を決意。
そして遂に38話で、バリゾーグとの戦いに終止符を打ち、願い通りに先輩であるシドの魂を救うことができた。


【その後……】

シド先輩の魂を救い過去との決着がついた後は、所構わず高速腹筋したり自作の和菓子を台なしにされて本気で落ち込んだり、バンキュリアにデレられたりと何やら天然ネタキャラ化が進んでいった。
ジョーさん……


【その他もろもろ】

名古屋名物の手羽先が好物。
ケーキ作りが得意なのか、ゾドマス戦後に感謝の意を込めてメンバーに振る舞ったり、ゴーカイガレオンバスターを作成するハカセに差し入れたりする光景が見られることに加え、クリスマスの時もマーベラスから「ジョー、ケーキ!」と頼まれて「まかせろ」と答えていた。ちなみに、クリスマスケーキはチョコレートケーキらしい。
念のためだが、かつての30分後の会長宜しく、「ハッピバァァァァァァスデイ!!」とか叫ばないのであしからず。

人物像のモデルは、中日ドラゴンズで活躍し引退後監督を1992-1995,2012-2013の2度にわたって務めた「2代目ミスタードラゴンズ」高木守道。
初期案での名前はケン・ギブジョーで、これは高木氏の母校である岐阜県立岐阜商業高等学校(県岐阜商=ケン・ギフショウ)が由来。
また、演じる山田裕貴氏の父親である山田和利氏は高木氏と同じ中日ドラゴンズでプレー(1984-1990,1996)した元プロ野球選手(現・広島東洋カープ守備走塁コーチ)であるが、高木監督在任時代は広島に在籍していた。

念のため言っておくが、ジョー・ギブソンとは関係ない。向こうも野球繋がりではあるが……
そして……




ゴーカイチェンジ!





\ゴォォォーーーカイジャー/



ゴーカイブルー!



ゴーカイブルー

スーツアクター:押川善文

ゴーカイジャーのレンジャーキーで、ジョーが変身した姿。皆と共通のゴーカイサーベルとゴーカイガンを装備している。主にハカセとの武器交換を行い、ゴーカイサーベルの二刀流で戦う。
ゴーカイガンを使用するのは稀である。また、ゴーカイガンを使用する際は、ガンを持ってない手を支えにして照準をとっている。技の都合必ず片手撃ちになるゴーカイブラスト&スラッシュを使える程度には射撃の腕もある模様。

スーアク担当の押川氏は、ギルス(0M0)オカンイマジンプロトバース等のライダーを担当しており、銃系ライダーを演じることが多かっただけに、剣メインのアクションはかなり珍しい。

全員から借りたゴーカイサーベルで五刀流(というか五爪流)も披露し、またこの際『五刀流・ブルースラッシュ』という1人ファイナルウェイブな技も使用している。


この五刀流は、2011年10月29日に発売されたゴーカイブルーのS.H.Figuartsに再現パーツが付属している。
最終話ではゴーカイチェンジしたデカマスターのディーソード・ベガと、ハカセがゴーカイチェンジしたズバーン聖剣モードでの二刀流を披露した。
ゴーカイチェンジでは、主にブルーのレジェンド戦士に変化する。レッドと同じく、ブルーも全戦隊に存在するため別のカラーへの変身はほとんど無い。
ブルー戦士は、アオレンジャーをはじめデカブルーアバレブルータイムブルーやメガブルー等のクールな戦士が多いので、変身した際の違和感が無い事が多い。

一方で女性戦士も存在する為、ジョーが変身した場合は激しい違和感が生じる。
6人の中で最も長身で更に筋肉質であることから、ブルードルフィンブルースワローハリケンブルーマジブルーのような小柄な女性戦士の姿が一番大柄という非常に恐ろしい画が出来上がっている。
特に、肩幅の広いスカート無しのブルードルフィンは色んな意味で必見!

同様に、原作では最年少で小柄だったブルーマスク、ブルーレーサーになった際にも大柄で違和感がある。

熱血漢のトリケラレンジャーとテンマレンジャーとシンケンブルー、気は優しくて力持ちのギンガブルーに変身した際も微妙に違和感が生じるが、ゴーカイグリーンよりは遥かにマシである。
また、イレギュラー変身としてボウケンレッドガオレッドアバレブラックビッグワンマジシャインゴセイナイトシンケングリーンタイガーレンジャー、デンジレッド、レッドレーサー、ピンクフラッシュ、デカブレイクにも変身しているが、偶然か必然かピンクフラッシュを除く全員が元から大柄であり、殆どのキャラがクールなキャラであることから、非常に馴染んでいる。
特に、アバレブラックとビッグワンとゴセイナイトは、メインで変身するドンさん、ルカが変身した際よりも遥かに似合っており、むしろジョーがそのまま変身すればいいほど馴染んでいた。

41話ではデカマスターにチェンジしたが、クールで大柄な青い剣士ということでこちらも非常に似合っていた。
ちなみに、ドギー・クルーガー役の稲田徹氏は「デカマスターへのチェンジはブルーにして欲しい」と懇願しており、41話のアフレコにもコッソリ見学に行っていたらしい。
(デカマスターへの声入れ直前のジョーに気付かれたらしいが)



【その後の作品において】

スーパーヒーロー大戦』では、マーベラスが大ザンギャックの首領になった事に困惑。
それに加え、ハカセを除く仲間を仮面ライダーディケイドベントされたことで復讐の鬼にならんとしたが、仮面ライダーディエンドこと海東大樹との邂逅で奇妙な友情が芽生える。
大ザンギャック・大ショッカー連合軍での最終決戦では、仮面ライダーオーズからの大いなる力たるライダーキーでシャウタコンボに変身した。

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』ではバッカス・ギルとエンター率いるザンギャック・ヴァグラス連合とやむなく手を組み、『宇宙で最も巨大な力』たる『幻のレンジャーキー』を探索。
ルカと共に1557年の地中海に向かうが、そこでブルーバスターと交戦。戦闘終了後、エネルギー管理局に確保される。
最終決戦ではダイナレッドにチェンジし、ダイナ剣の二刀流でバッカス・ギルに致命的なダメージを与えた。

『スーパーヒーロー大戦Z』では中盤でマーベラスらと共に鎧の窮地を救う。
そして、宇宙刑事ギャバンtypeGから手渡されたメタルヒーローキーの力で重甲ビーファイターのブルービートにチェンジした。

動物戦隊ジュウオウジャー』では28話では声のみの出演。
同じブルーのアオニンジャーにゴーカイチェンジした。
本来のアオニンジャーであるやっくんこと加藤クラウド八雲は元々クールキャラなので特に違和感はない。
限定EDスーパー戦隊ヒーローゲッター2016においては、ブルーバスター、キョウリュウブルー、トッキュウ2号、アオニンジャーにも変身。


【余談】

現在では売れっ子俳優としてテレビで見る事も多い山田裕貴氏のデビュー役としても知られる。
山田氏曰く演技の参考にしたのは自身が好きな機動戦士ガンダム00の主人公、刹那・F・セイエイ(の演技をする宮野真守)との事で、デラツエイガーの声優が00で刹那のライバルグラハム・エーカーを演じた中村悠一である事を知った時は一人でテンションが上がっていたらしい。
ただし、アフレコのタイミングが異なるため実際に中村悠一に会う事はできなかったとの事。


追記・修正…派手に、行かせてもらう!

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最終更新:2024年02月28日 21:48

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