サクラ(fortissimo)

登録日:2010/10/03(日) 03:10:03
更新日:2021/10/20 Wed 01:05:57
所要時間:約 6 分で読めます




“ひなたぼっこ”は、
私のライフワークなんだよっ

Sakura

身長:154cm
体重:44kg
スリーサイズ:86/56/83
誕生日:4/13
CV.南條愛乃(EXA)/立花あや(EXS)

戦略破壊魔術兵器
  • 日光
能力
  • 穢れなき桜光の聖剣(レーヴァテイン)

 BATLE STATUS
  破壊力:S
 スピード:C
 射程距離:A
  持続力:魔力次第
機密動作性:E
 魔力総量:A
  成長性:F


fortissimo//Akkord:Bsusvierのメインヒロイン


里村 紅葉襲撃の際、生命の危機に瀕した芳乃 零二が召喚した、完全自立型(スタンドアロン)の人型戦略破壊魔術兵器
名前の由来は言わずもがな、D.C.シリーズの芳乃さくらと思われる

マホウでこそあるものの、容姿は金髪紅眼の美少女。桜型の髪飾りでツーサイドアップ、残った髪も先の方をリボンで結んだ独特の髪型をしている
曰く、人型のマホウなど召喚できる訳がなく、良くてアンドロイドか、人工生命体(ホムンクルス)であるはずが、彼女は完全な「人間」として顕現している

構造こそ人間と同じだが、日光を司る桜光の精霊としての側面も持ち、魔力は日光を受けることで回復する
そのため昼間は縁側でひなたぼっこに興じている

表向きは「帰島した零二を追いかけてきた彼女」または「相楽家にホームステイしている外国人の少女」という設定
一緒に暮らす相楽 苺、黒羽 紗雪とは良好な関係を築いている
「〜だよ」「〜なんだよ」という独特の語尾が特徴

コンディション維持のため食事もするが、辛いものや熱いものは苦手
また、日光を司るため夜や暗闇も苦手
動物、特にわんこが好きだが、なぜか懐かれない不遇の子。拾ってきた子犬に「まお太」と名付けて仲良くなろうと頑張っているが、毎回噛まれている

今まで零二の中で視覚だけを共有していたため、色々なものに興味津々
その過程で「みたくないもの」も散々見せられたというが……どう考えても被害者は零二

以上のことから、零二には「ダメ兵器」「へっぽこ兵器」の烙印を押されている

メインヒロインの一人だが、事前投票では三位という微妙な位置
これからに期待といったところか



以下ネタバレ
















私はマスターの最強の剣であり、無敵の盾―――だから
相手が誰だろうと、負けるわけにはいかないんだよ!


彼女の『穢れなき桜光の聖剣』は、九本の光を収束して放つ、九つある世界の一つを破壊する威力を誇る強大な神話魔術魔導砲
そのため、全力で撃つと反動や魔力消費で本人さえ消滅しかねない諸刃の剣でもある
それを防ぐため、普段は『解放されし九つの鍵(レーギャルン)』という制御機能で第七解放に抑えている。その上で霧崎 剣悟の『黙示録に記されし皇帝』を一方的に消滅させるほどの破壊力を秘めている

だがそれ以外の能力は低く、簡単な光弾と魔力障壁くらいの能力しかない、かなり極端なスペック
一応相手の能力・マホウを解析する『対魔術兵器戦略思考(ミーミスブルン)』という能力を持つが、あくまで「表面上」にすぎず、生かすも殺すも使い手次第


幾度も訪れる『悠久の幻影』の中で襲い来る敵を零二の最強の剣、最強の盾として退け続ける
しかし、その性質上いつでも魔力が回復できるわけでもなく、また消費も激しいため、度々倒れてしまう

そうした中、マホウでも兵器でもなく、一人の女の子として、零二に愛情を抱きはじめる


なぜ彼女が人間の姿をしているか。それには零二の母・桜が関係している
『大いなる冬』での別れ際、桜が零二に与えたブローチ。それを通して桜の想いがマホウに流れ込み、その想いと姿を模してサクラが形作られた
けれどサクラはサクラであり、桜とはまったくの別人である


残る『召喚せし者』が自分たちと首謀者のオーディン、そして鈴白 なぎさだけになり、零二の意向で独りなぎさと戦うことになる

『召喚せし者』9人分の魔力を得て、絶対的な優位性を持つサクラ。しかし零二はなぎさこそ最強の敵だと釘をさす
そして、それは真実となった


先手必勝と言わんばかりにサクラは魔力を放つ

『多重式屈折次元収束魔導砲(デュアル・レーヴァテイン)』

彼女本来の魔力に紅葉のマホウ性質を加え、さらに魔力のほとんどをつぎ込んだ、九つの世界を滅ぼす七つの桜光による必殺の一撃
それは間違いなくサクラに勝利をもたらす


……はずだった
彼女は全く予想だにしなかった。まさかなぎさが攻撃せず、桜光の全てを受け止めるなんて

残った魔力で放つ『穢れなき桜光の聖剣』。しかしそれ一筋では『スウァフルラーメ』の前に意味をなさない
なぎさが放つ『黄金色の聖約』により、桜光もろとも、彼女のたった一ヶ月の人間としての生は幕を下ろした



しかし、その時
偶然にも零二が自身に『復元する世界 術式固定』を使っていたことで、半身である彼女もまた、「死んでいる、けれどまだ生きている」状態を維持

再び立ち上がる。けれどもう魔力はほとんど残っていない。さらに目の前に立ちはだかるは『有限殺しの無限回廊』に覚醒したなぎさ

もはや勝ち目などどこにもなく、もう一度サクラは切り伏せられた


なぜ、自分が負けたのか
自分が兵器で、人間の持つ純粋な想いを持てなかったから


だが、死の淵でサクラは零二の言葉を思い出す
自分たちは、二心同体のパートナーなのだと

自分が負ければ零二が死ぬ。それだけは絶対にいやだ

その想いを胸に、想いを魔力に、サクラは今一度立ち上がる
そして、彼女が人であり、兵器であり、精霊であることを証明するかのように、最後の力を振り絞る

『そして誰もいなくなった(ディメンション・ミラージュ)』

日光を司る彼女の本領、光の屈折を操作することで幻惑する能力
さらに自身を並行世界へと置くことで、互いに干渉を不可能とする

次元ごとサクラを切り捨てようとするなぎさ。しかしサクラには分かっていた
もう、なぎさの魔力も限界であることを

なぎさを抱きしめ、彼女が背負った想いを引き継ぐというサクラ
その言葉に、なぎさは全てを託し消滅していった


全てが終わったとき、サクラはあの桜の前で零二を待っていた
これから人間として生きていくことを楽しみにしながら

けれど、彼女は零二に一つのお願いをした
マホウを犠牲にする『究極魔法』で、『終末戦争』すべての犠牲者を呼び戻すことを

それに対する答えは、是であり非

二人が選んだ道は、サクラを含む平和のすべてを取り戻すこと
手にする桜光は『誰もが願いし平和(フォルテシモ)』


それからしばらくして

二つの家族、友人らを取り戻した零二は、あの桜の前にいた
そして、振り返るとそこには、桜光のような柔らかな微笑みが――




追記・修正よろしくなんだよっ!

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最終更新:2021年10月20日 01:05