カジノ(ドラゴンクエスト)

登録日:2012/01/14(土) 13:39:46
更新日:2023/06/23 Fri 15:38:46
所要時間:約 3 分で読めます




カジノ(ドラゴンクエスト)とはドラゴンクエストシリーズに登場する娯楽施設である。
『IV』〜『VIII』と、『X』『XI』で登場。
『III』にはゴールドだけを賭ける格闘場が登場しているので、広い意味ではこれも「カジノ」と言えなくもない。


■概要

ゴールド(ドラクエシリーズの通貨)をはらってコインを購入してゲームを行い、増えたコインで色々な景品と交換することが出来る。
因みに、コインをゴールドに換金する所は無い
コインは基本的に1枚20ゴールドで購入できる。有り金全て注ぎ込むより、余った金でコインを購入して地道に増やす方が良い。

ここで入手できる景品はほかでは入手できないめずらしいものが多く、場所によっては最強の武器や防具等があったりもする。
ひたすらコインを稼いで景品と交換すれば序盤でいきなり最強になれるため、バランスブレイカーにもなる。
代わりにリアルタイムをつぎ込む覚悟はしといたほうがいいだろう。


■各シリーズのカジノ

『ドラクエ』シリーズでは初のカジノ。
エンドールと移民の町のグランドスラム(リメイクのみ)にあり、
第2章からプレイ可能で、第3章、第5章でも遊べる。
コイン1枚の値段は2章では10ゴールド、3章では200ゴールド、5章では20ゴールドとなる。
トルネコぼられすぎ
遊べるゲームはスロットポーカーモンスター格闘場である。
因みにFC版では3章ならば83,887枚以上(こっちは枚数によっては数回オーバーフローのループする)・5章ならば838861枚以上購入するとオーバーフローによりコインが格安で買える裏技がある。
あと、エンドールとブランカを結ぶトンネルを出入りするとコイン100枚を貰えることもあり、
リメイク版ではモンスター図鑑を完成させるとコイン30万枚が貰える。


オラクルベリーとカジノ船(リメイクのみ)にある。
遊べるゲームはスロットモンスター格闘場スライムレース(リメイクにはポーカー、すごろく場が追加)である。
SFC版には格闘場を遊んでからすぐスライムレースを行い1-2に賭けると十中八九当たる裏技が、
PS2版にはオラクルベリーの教会でセーブしてからやり直して始めて急いでスロットを遊ぶと簡単に当たりが出る裏技がある。


サンマリーノとロンガデセオと欲望の町にある。
遊べるゲームはスロットポーカーの2種類。
SFC版は裏技も無く当たりにくいスロットにポーカーもキツいので、シリーズ1難しいカジノと言われているが、
DS版は100枚スロットやポーカーの仕様変更で改善された。


ダーマ旅の宿(過去・現代)、コスタール(現代)、移民の町のグランドスラムにある。
遊べるゲームはスロットポーカーラッキーパネルがある。
今作はとにかくコインが稼ぎやすくなっており、特にスロットは連射パッドが無くても上ボタンさえ固定すれば回り続けるので
上ボタンを固定して睡眠、又は学校や会社に出掛けた人も少なくないと思われる。
なおコスタールではカジノ運が上がるというぱふぱふがあるが、効果の程は定かではない。というかこれが無くても当たり過ぎるのだ。


パルミドとベルガラックにある。
遊べるゲームはスロットビンゴゲームルーレット(ベルガラックのみ)がある。
リメイク版を含めると唯一カジノにポーカーが無い。ククールがイカサマなんかするから…
ルーレットは範囲の割に倍率が高く設定されている箇所があり、複数箇所にベットすることも可能なため、ほぼ確実に稼げる。
ベルガラックは魔王復活後に訪れると大王イカを倒すようお願いされ、
倒すとコイン200枚を(お礼の選択肢でいいえを選ぶと400枚)貰える。


何故か存在しない。作ろうとした名残がデータ内には存在する。


  • ドラクエX
娯楽島ラッカランにある。Ver.2.0よりオープンされた。
プレイヤーが消費したコインを貯め続け、当選者が総取りできるジャックポットシステムが登場。
遊べるゲームは、スロットポーカールーレット・ビンゴ・すごろく・スライムレース。


ソルティコの町にある。また、中盤以降はグロッタの町にもカジノができる。
これまでと異なり、ゲームの種類やカジノの景品がシナリオ進行に合わせて追加されていくようになった。
そのため、シナリオ進行上訪れられるタイミングで手に入るのは「その時点ではかなり強力な装備」止まりであり、バランスブレイカーにはならなくなった。
なお、今作ではカジノの景品を入手しなければ進めないというシリーズ史上初めてカジノがシナリオ進行に関わる場面がある。『VII』でも裏ボスに挑むには必須だったが、本編中では初。
(この時はコインがなければ少量のコインをただで貰えるようになっている)
遊べるゲームは、スロットポーカールーレット・マジックスロット(3DS版以外)。ジャックポットシステムもある。


やすらぎのとびらの最深部、ぬしフロアがカジノになっている。このカジノでは「まものゴールド」というコインが使われている。
なお、スロットを調べるといろいろとメッセージが表示されるだけで、本格的に遊ぶことはできない。


略式ではあるが、カジノ船が登場。


遊び人かギャンブラーを仲間にする事でキャンプにカジノが現れる。
内容は仲間のレベルによって変わる。景品はアイテムや職業の心など。


自動で会話が進むためスロットを調べることもできない。


コスタリベラにひみつクラブとしてカジノがある。
ポーカー、ブラックジャック、モンスター闘技場の他、
体重じまん大会と福引きがあり、体重じまん大会のみクリア後限定。
残念ながらGBA版では上記が全て廃止され、モンスター闘技場のみとなっている



■あそべるゲーム

  • スロット
カジノがあるドラクエシリーズでは皆勤のゲーム。『トルネコ3』を除く。
そして『II』の福引きもスロット形式である事からミニゲームとしては最古参に当たる。
『IV』『V』『VI(DS版)』『VIII』『X』『XI』は複数列賭け式、『VI(SFC版)』『VII』は一列賭け式である。
『IV』のスロットは当たりにくいことで有名。


  • ポーカー
これもカジノがあるドラクエシリーズでは皆勤のゲーム。対人戦ではなく、俗に言うビデオポーカー。『VIII』を除く。
配られる5枚のカードのうち、残したいカードを好きなだけ選んだあと1度だけいれかえてもらう。
ツーペアから(『VI』のみジョーカー)役が成立し、成立した役に応じた倍率でかけたコインが増加する。
また、役が成立するとダブルアップに挑戦でき、当たればコインがさらに倍になるが、外すと賞金のコインは全て没収となる。
『IV』(PS版のグランドスラム以外)、『VI』(SFC版のサンマリーノ、ロンガデセオ)、『VII』(3DS版旅の宿のみ)『X』、『XI』、『トルネコ3』のダブルアップは、
右のカードより数字が大きいカードを4枚の中から選ぶ方式、
それ以外のダブルアップは右のカードより数字が大きいか小さいか選ぶ方式となっている。
前者は4枚全てが外れだったりするパターンもよくあるため、結構キツイ。逆にどれを選んでも当たりのパターンもあるが。
後者は基本的には引き分けの場合やり直しとなるが、作品によっては負け扱いになってしまうので注意。
『IV』・SFC版『VI』はダブルアップが10000枚以上になると、打ち止めとなってしまう。
『X』『XI』『トルネコ3』ではダブルアップの際に時々鍵のかかった宝箱が出現する。鍵の数は宝箱により変わる。
ダブルアップ成功で鍵が一つ外れ、全ての鍵を外すと中身が手に入る。中身はコインだったりアイテムだったりと様々。
SFC版『VI』の欲望の町のダブルアップは引き分けも没収となる(他の作品だとやり直し)上、
比較するカードが絶対に勝ち目のないジョーカーだったり、仮に「5」でも選ぶべき4種が2~4と言う事態すらあり得るので、
挑んだ時点で詰んでいる場合も少なくないと言う鬼仕様。


  • モンスター格闘場
ドラクエIIIにもあった、『IV』『V』『トルネコ3』で遊べるモンスター同士が戦って誰が勝つか当てるゲーム。
同じモンスター同士が戦う完全に確率が左右する戦いから、十中八九決まったモンスターが勝つ戦いまで様々。中には100%結果の決まっている試合も。
かなり美味しい組み合わせもあるので、ボロ儲けできることは多い。
また、戦いが長引く(大体10ターン経過)と引き分けとなり、引き分けの時点でまだ賭けたモンスターが残っていればコインを返してもらえる。
PS2版『V』以外では勝って貰えるコインをそのまま次の戦いに賭けることも出来るが、こちらは試合の取り止めが出来ない。
よって同じモンスター4匹の組み合わせが来たりすると最悪である。FC版とDS版『IV』のメインのコイン稼ぎゲームとなる。
因みに『IV』でパーティにトルネコを入れていると時々トルネコがモンスターの口を塞いで呪文を使わなくする。
自分が賭けたモンスターにもやるので要注意。


  • スライムレース
『V』で遊べるゲーム。力の抜けるBGMが印象に残る。
5匹のスライムがレースをし、1位2位のスライムを予想する。
SFC版には前述の通り十中八九勝てる裏技がある。
また、リメイク版からは自分のスライムをレースに出して2位までなら賞金が貰えるが、レベルが上がれば速くなるわけではない。


  • ラッキーパネル
『VII』で遊べるゲーム。
まず20枚のパネルから最初に6枚を捲ることが可能で、それから同じ絵のカードを選んでいく神経衰弱。
お手つきは3回までで、カードは6組の延命パネル、3組のアイテムパネル、1枚のチャンスパネル(お手つきして良い回数が1回増える)、
1枚のシャッフルパネルがある。
チャンスパネルとシャッフルパネル以外を全て揃えると3種類のアイテムが貰えるが、頭の記憶のみでクリアは結構難しいのでメモしよう。
また、カジノの場所によっても必要なコインの枚数が違い、コインが多く必要な所ほど良いアイテムが取れる。
モンスターの心も取れたりするので、コンプには欠かせないゲームである。

3DS版では、パネルが全部アイテムパネルになっており、人によっては体感的にほしいアイテムが当たりやすくなったと感じる人もいるだろう。
特に過去・現代の旅の宿のカジノのこれは、上記に加え単純に換金しても黒字になるので、よりゲームバランスが崩壊する要素となっている。
過去のダーマ神殿における鬼畜ストーリー区間に備えて、旅の宿のカジノでこのゲームをやりまくって装備を整えるとだいぶ楽になる。
なにせ長い事特技や呪文が使えなくなるので装備品頼りになるからだ。


  • ビンゴゲーム
『VIII』で遊べるゲーム。
ホイミスライムがボールを出し、10回以内に縦横斜めのどれかが揃うと勝ち。
早く揃えばそれだけ貰えるコインも多くなる。


  • ルーレット
『VIII』(ベルガラックのみ)、『X』、『XI』(グロッタのみ)で遊べる、実際のカジノでは定番のゲーム。
ルールは実際のカジノで行われているルーレットとほぼ同じ。使われる数字はゲームにより異なる。
『VIII』では1~27と0の28マス。ちなみに絶対に負けない上に確率でコインが増えるという賭け方が出来てしまう欠陥ゲームである。
『X』では現実のルーレットに近い37マス。1~36の数字と、現実では0になるマスが宝箱になっている。
『XI』はPS4版が1~36+宝箱の37マス、3DS版が1~27+宝箱の28マス。ジャックポットにも対応している。なお、「ルーレットでジャックポットを出す」というクエストが存在する。


  • マジックスロット
『XI』(3DS版以外)で登場するこれまでとは異なるスロット。
目押しが可能だったり、台ごとに設定があったり…と、その内容はどう見ても現実のパチスロのそれ。
ただし当然現実のものより遥かに遥かに設定は甘い。


  • ブラックジャック
『トルネコ3』(GBA版以外)で登場するトランプを使ってするゲームで、唯一ディーラーと勝負するゲーム。
お互いが1枚ずつカードを引いていって『21』に近づけていくゲーム。絵札は10、Aは1か11として数える。
いつでも止めることができ、21に近い方が勝者となるが、22以上になってしまったらその時点で負け。
こちらが勝った場合のみ賞金がもらえ、倍率は役によって異なる。
どこまでで止めるか、勇気が試されるゲーム。


追記・修正は1回20ゴールドになります。

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最終更新:2023年06月23日 15:38