コロコロホビーにおけるリーダーキャラクター

登録日:2012/10/02(火) 07:52:14
更新日:2023/06/14 Wed 17:30:50
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(冥ω殿)「ホビー界において長年にわたり、子ども達の間に憧れとブームを作っているコロコロコミック。」

( 冥ω殿)「そしてその中には、必ず光り輝く人物がいた。」


(冥ω殿 )「ある者は大会などでカリスマ性を発揮し、またある者はすさまじいテクニックを披露した。」

(冥ω殿)「そしてホビーのブームを更に熱くさせ、子ども達を熱狂の渦にまきこみ続けた……」


m9(冥ω殿)「そんな彼らを本項目では扱うぜ!!」




ややこしい書き方をしたものの、要は特定のホビーにおける広報担当の人のことで、所謂『高橋名人ポジション』のお兄さんである。
例を挙げればミニ四ファイター、中村名人などが有名であり、コロコロでは登場してはいないが、『バトスピ』のギャラクシー渡辺や、『ガンプラ』の川口名人、ライバル雑誌である『Vジャンプ』に登場した『遊戯王OCG』のカリスマデュエリストもこれらにあたる人物である。

彼らの存在する意義としては
  • 1.コロコロのホビーページに何度も現れて、実演やテクニック紹介などを伴った魅力をアピールする。
  • 2.それを見た子どもが感化され、ホビーを買う。また彼らの姿に憧れを抱く。
  • 3.コロコロのページで何度も紹介されることで、大会などに来た子ども達が、「スゲェ!ホンモノの○○だ!!!」と認識。憧れのアニキと化し、より一層ホビーが売れる。

このようにマスコットキャラクターとして、広報活動を行うのである。
したがって爽やかさと熱血性を併せ持った若い男性が起用されやすい。

またそのキャラクターをメイン登場人物に据えたホビーレクチャー漫画や、アニメや本編漫画にも実況やリアクション役として登場する事も。声優は別人が担当している場合が殆どだが。


なおこのリーダーとして選ばれる人間は、大きく4種類に分類することができる。
  • タイプ1:ホビー会社の広報や開発担当の社員
ホビーを開発・販売した企業の広報・開発の社員が、そのままリーダーになるパターン。特に開発をしていた社員であれば、そのホビーの第一人者がそのままリーダーになるので、性能や技術に関する確かな知識をもって子ども達を導くことができる。
ちなみに高橋名人もこのタイプにあたる。

  • タイプ2:その道のプロフェッショナル
既にその分野で有名となっている実力のある人を起用するパターン。
バス釣りやヨーヨーなど、コロコロが着手する前からある程度プレイヤーがいる分野に関しては、一企業の社員よりそちらのプロを呼んでくるほうが手っ取り早く、専門性も高い。
中村名人や、川口名人がこのタイプにあたる。
今で言うと『フォートナイト』などでお馴染みのGameWith所属のプロゲーマーのネフライト氏とかもこれに近い存在。
ちなみにネフライト氏もコロコロコミックの『フォートナイト』記事とかでも攻略法を解説する人物として活躍している。

  • タイプ3:外部代理店の社員
海外のホビーを輸入して日本で展開するために、事務所や広告代理店に勤めている社員が、唐突に選ばれることもある。この場合他の仕事と兼業になることもあり、唐突に代替わりをすることもある。

  • タイプ4:芸能関系の人間
無名な声優や芸人等、喋りに秀でていて、芸能事務所に所属している人間が、なんの因果か連れてこられる。やはり彼らも兼業になるため、代替わりが激しい。


そしてコロコロのホビーにおいては、ホビーの数だけこのキャラクターがいるといっても過言ではなく、それらはあまりにも膨大な数である。したがって全部を紹介することは難しいが、できる限り以下に記す。


※なお前述した高橋名人や江口名人、エキサイトシリーズのキャプテンEXや液晶ホビーのマスター・キングのようなキャラクターは、“ゲームホビーにおけるリーダーキャラクター”と、位置づけ、本項目では扱わない。


リーダーキャラクター一覧

★ミニ四ファイター

ご存知ミニ四駆の広告塔。ミニ四駆ブームを支え続けたアニキであり、コロコロホビーにおけるリーダーキャラクターの中では、トップレベルの知名度を誇る。イベントでも司会進行をこなし、全国のミニ四駆ファンの憧れでもあった。初代と二代目がおり、初代は主にフルカウルミニ四駆登場までぐらいを、二代目はフルカウルミニ四駆登場からを、それぞれ担当した。したがってメディア展開的にも有名なのは二代目のほうだと考えられる。初代、二代目共に好物は牛丼。両者ともタミヤの社員らしい。なおコロコロでは彼を主役にした漫画も連載されており、主に改造テクニックや大会の解説などを行っていた。

仲間に改造のスペシャリストである「メカニックマン」(本名:山本義秀氏)や、マシン状態のチェックやお悩み相談にのる「ミニ四ドクター」もいる。
また自身のマシンとしてビクトリーマグナムを改造した「ファイターマグナムVFX」を商品化するも、同時期に発売されたサイクロンマグナムに話題を持ってかれてしまっている。
あと同社の販売するRCカーにも手を出しており、それまでファイターが出る前にテレビ東京系列のテレビ番組『タミヤRCカーグランプリ』などで出演していたりしていた前ちゃん(前田靖幸)の後任のようなポジションを務めていた。
ちなみに三人のうちミニ四ドクターは現役。あまり白衣を着ていたりするわけではないが公式レースに行くと会える。

二代目の正体は杉山智樹というタミヤの社員。ラジコンにハマっていた少年だったが、中学生でリーズナブルに買えるミニ四駆に手を出し、学校の廊下でマシンを走らせて先生に怒られていた。静岡の名門静岡高校に入ってテニスや生徒会副会長を務め、その後は文教大へ入学。夏休みに静岡のタミヤでバイトをしていたところ、後のメカニックマンからジャパンカップのスターター役(代理)に誘われ、スターターマンを名乗ることに。そして初代ファイターから「杉山君、2代目どう?」と軽いノリで誘われ、さらにメカニックマンからも「タミヤの人間は全員杉山が相応しいと思っている!」と熱のこもった説得を受け、日本橋三越の屋上で初代からバンダナを受け継ぎ、彼の2週間にわたる就職活動も終わったのであった。

そんな軽いノリでの就任だったものの、あのタッキー&翼のどちらか(は内緒)が11歳の頃、サインを求めにきたり、『タミヤRCカーグランプリ』で共演していたという理由だけではしのえみさんのお母さんに彼氏だと間違われるなど、当時の人気はすさまじかった。またメカニックマンと一緒にCDデビューもしており、聞くだけで改造がうまくなるラップ曲(ほとんど韻など踏んでいない)「J-カップ・イズ・NO.1!」と、レース魂あふれるセンチメンタルなJ-POP「ココロのなかのチャンプ」を発売した。本人としては紅白も狙っていたのだが、そんな話は降りてこなかった。

なおメカニックマンは2018年4月に永眠されている。


★中村名人

90年代ヨーヨーブームの立役者であり、圧倒的人気を誇ったキャラクター。本名を中村謙一といい、元々ヨーヨー集団THP(チーム・ハイ・パフォーマンス)の一員であった。その彼が本誌に出演したところ大人気に。以降おはスタ出演やパフォーマンスショー、更にはドラマ出演など、様々な形で活躍する。本誌においても色々なコスプレをし、これでもかというぐらいそのキャラクターは生かされた。

漫画「燃えろ!スピナー」「超速スピナー」にも登場。主人公を導く役割を担い、数々の名言を残している。名人として知られる氏が「かつては自分も初心者であった」と語るシーンにグッときた方は多いのではないだろうか。少年に石で手を負傷させられたり、とある野望を企てる組織に殴られたりと、本人とはかけ離れた描写が多く、大変苦労をしている。

ちなみに、かの『ストリングプレイ スパイダーベイビー』の画像の元ネタは、「燃えろ!スピナー」に登場した彼のもの。

しかしその実態はビルメンテナンスのサラリーマンであり、おはスタの収録を終えた後に出勤をし、1年で休日が4日しかなかったほど多忙を極めた。

ブームの終焉後はヨーヨー店を開くも、しばらくして閉業。プロスピナーであっても、店の経営までは上手く回せなかったようである。しかし元々ノリの良い性格だった事もあり、細々とながらヨーヨー界では活動。プレイヤーからは「気軽に話せる元トッププレイヤー」と扱われてていた。

そして再びヨーヨーがブームを迎えると彼もまた積極的に活動を再開、その活動の最中、国内のヨーヨー専門店のゲストで呼ばれた際に再生数が大幅に増えたことをきっかけにYoutuberに転身した。一時期は「落ちぶれた有名人」等と笑われていた彼だったが、不死鳥の如く蘇ったその姿に、当時のコロコロ読者の心のヨーヨーもまた回り始めたのだった。


★マスター攻略王

ビーダマンブームの牽引者であり、大会でも司会進行などを行っていた。初代と二代目がいる。
名前はマスターだが喫茶店のマスターではない。
なお攻略王とはタカラ(現タカラトミー)の男子向けホビーを紹介する無料配布の冊子のようなもの。

初代は黄色いジャンパーに鉢巻をしており、“一流ビーダー”という設定だった。マスター攻略王スペシャルという機能美溢れるビーダマンも作られた(色違いverまで発売された)。更に何を考えたのか「ねらえ!うて!ビーダマン」という名曲を、オーロラビーダマンと抱き合わせにして発売。高いカリスマ性を子どもの耳にねじ込んだ。そんな彼の正体はタカラの社員であった。

その後彼は引退し、二代目が登場。初代より爽やかな人物になった「イベントのプロ」出身の人物である。同じくマスター攻略王スペシャルⅡを発売。OSビーダマンとして生まれ変わり、更にはコロコロ読者のアイデアを取り入れたショートバレルが目をひいた。

その後マスター攻略王スペシャルⅢを発売。フローバックドライムシステムを搭載したその姿は、マスター攻略王系譜の完成形と呼んでもよいだろう。そんなマスターにはドクター多摩野というJBA研究所所長がいた。彼もまた本誌やイベントにおいて活躍する他、攻略王と一緒にCDでビーダマン講座を行ったりもした。正体はタカラトミー新規事業本部ホビー開発チームエキスパートの天野幹俊氏である。

その後展開されたバトルビーダマン関連では姿を見せないが、同じくタカラトミーから発売された「キャップ革命ボトルマン」がビーダマンとコラボし始めたこともあり、2022年4月1日に、初代マスター攻略王とドクター多摩野が復活。マスターは2022年12月23日のボトルマン公式チャンネルにおいて、ディーンこうちゃかに紹介されてボトルマン対決を披露し、年季の入ったテクニックでディーンを打ち破り、当時と現在のキッズの心を撃ちぬいたのであった。

★ミラクルジム

コロコロに「バス釣り」というアウトドアホビーの旋風を巻き起こした男。その頃ハマった人なら、一度は「フィーッシュ!!」と叫んだことがあるだろう。その正体は村田基というプロアングラー。

ルアーを使ったフィッシングを披露。単なる広報担当ではできない数々のテクニックを子ども達に指導した。本職は「日本一忙しい釣具屋のオヤジ」。いくつかの漫画でミラクルジムとして出演。時には悪の組織に人質にされ、またある時は主人公の少年がジムになってしまったり*1と、やはり本人とかけ離れた形ではあるが苦労しているようである。

現在は世界の大魚を求めて、活動領域を拡大中である。――と言えば聞こえがいいのだが、実際にはバスフィッシングに対する風当たりが強くなっている為、バス釣り以外の分野での活動を主にしているのである。寂しい。


イマクニ?

当該項目を参照。


★ブレーダーDJ

ベイブレードのDJとして活躍。大会などではジャッジと司会進行を行う。バンダナを巻きサポーターを手足につけたアクロバティックな姿は、激しくぶつかりあうベイブレードを表しているといえるだろう。

初代と二代目がおり、二代目の方が多く露出していた。漫画では特に話の本筋と関わることもなく、現実とほぼ変わらない扱いであった。
なお二代目の正体は泰勇気という声優であり、『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』に登場するクォヴレー・ゴードンの中の人でもあり、同じタカラトミー関連では『トランスフォーマー』シリーズでホイルジャックなどを演じている。

そんなDJ達には仲間にブレーダーZという人物がいる。彼はベイブレード人気にあやかり、カード界へ進出した際のキャラクター。生身の上半身にプロテクターをつけた男気溢れる存在だった。


★ダンガンガッツ(現・MCガッツ)

ミニ四駆ブーム終了後、タミヤが送り込んできたホビーである「ダンガン」。そのキャラクターとして活躍したのが彼である。青い鉢巻にダンガンレーサーをイメージしたプロテクター姿の他は、基本的にミニ四ファイターと変わらない。

それどころかタミヤのイベントにファイターがよく出演していたため、最早いる意味があったのかもわからない(服装が似ている件も含めてタミヤ繋がりだからか?)。

仲間に「ちーきく」というコロコロ担当の記者(大阪外語大卒)がいる。このちーきくのほうがある意味有名であり、本誌で連載された漫画にも、明らかにちーきくをモデルにしたキャラクターが登場。主人公達を叱咤激励する頼もしい監督キャラとして大活躍した。なおちーきくはダンガンの公式テーマソングである「DANGUN魂」の作詞もしている。

ダンガンレーサーが正直パッとせずに終わったので、ここにいるリーダーキャラクターの中ではマイナーな存在……なのだが、近年はミニ四駆ブームが再燃しつつあり、青い鉢巻はそのままにMCガッツと改名して実質的な三代目ミニ四ファイターとして活躍中*2。湧いては消えていくリーダーキャラクター界において、まさに名前の通りガッツによって現役を維持しているキャラクターである。

一方のちーきくはキクチ師範代として、まさかのデュエマ界へ転身した。


★デュエルジャッカーショー

デュエルマスターズの大会において司会・実況を務めるキャラ。この手のキャラの中では割とイケメン。本誌連載の漫画「DUEL JACK」では、DMのコンボや新カードの解説などを行っていた。カード化もされており、「炎舌(えんぜつ)実況D(デュエル)J(ジャッカー)・ショー」という火文明のクリーチャーになっている。正体は木部ショータという声優。


★コマンダー池っち

「フューチャーカード バディファイト」の生みの親(原作者)で、本名を池田芳正という。製作者側なので表に出てこないかと思いきや、デッキレシピ作ったりタライぶつけられたりとやたら出まくっている。2015年にバディファイトから身を引くことを発表。今は「池っち店長」と名前を変えて(戻して)いるが、バディファイトに対する愛は変わらないようである。ところがその愛はだいぶ歪んだほうへ向かっていき、バディファイトと世界観の繋がったオリジナルのカードゲーム「ゲートルーラー」を開発。バディファイトの権利を持つブシロードと揉め、ついに訴訟を起こされるまでに至った。大遊の代表取締役を辞任するも、引き続きゲートルーラーの開発には携わっていたのだが、制作したカードのデザインがバディファイトのものに酷似していたり、他者に対する「個人への強要・誹謗中傷を含む複数の不適切な発言」などによって、関連業務とプロジェクトから解任された(この時株式会社大遊の役員が総辞任するまでに至っている)。ブシロードに対しては謝罪と解決金の支払いで和解を済ませ、その後再びゲートルーラーの仕事へ復帰。ところが復帰時の文章に対してゲートルーラーの外部開発会社「スタジオアックス」の中条兜氏が、事実と違うものが書かれていると発言。今以てトラブルが続く泥仕合が展開されている。


★バトエンマン

一世を風靡したドラゴンクエストバトルえんぴつのヒーロー。頭が鉛筆になっており、バイザーのようなものを目にかけている。戦闘スーツのようなものを体につけていることからも、その闘志が窺い知れる。本誌で新しいバトエンを紹介したりするなど積極的に出演していた。仲間(?)にえんぴつ名人という、バトエンマンとキャラが被っているようなのもいたが、これは本誌には登場していない(はず)。名人のファッションとしては黒いタイツに虎模様のパンツ、鉛筆で出来た頭に赤く染めた顔といったものであり、悪ふざけで考えたようなキャラクターだったが、それでも胸を張って送り出してきた辺りに、当時のエニックスの盛況ぶりが伝わってくる。

後にバトエンレッドとバトエンブルーという二代目も登場。デザインが洗練され、イベントで司会をしたり、子ども達と勝負を繰り広げたりと活躍していた。仲間にはバトエン博士というバトエンを作った偉い人もおり、バトエンのルールや勝率を上げる方法などを質問すると気さくに答えてくれたりした。なお彼は普段白衣を着ているものの、子ども達の中に混ざるときはスクエニのパーカーでウロついていることもあり、ただのお父さんにしか見えないところもまた、人気の秘訣である。


★マッドブラックレーサー

チョロQの広告塔。その名前と、黒づくめの服装にサングラスの出で立ちは一見ヒール役にも見えるが、緻密な改造と高い分析力を誇る彼の姿は、子ども達から見ればサーキットのエンジニアだったに違いない。ライバルのサイバーレッドレーサーと勝負を繰り広げていたが、これを毎度打ち破っている。ちょっと童顔のニューマッドレーサーや、エセワクワクさんみたいな車Q吉という跡継ぎもいる。
ちなみにチョロQのゲーム作品でお馴染みの存在である『マッドスペシャル』は彼が開発したオリジナルマシンという設定である。
(要はミニ四駆で言うところの「ファイターマグナムVFX」のような存在である)

★ミスターダイ

2本のスティックとスティックを繋ぐ糸、それにディアブロを乗せたホビーである「ハイパーディアブロ」のパフォーマー。元々大道芸人をしていたこともあって、本誌に圧倒的なスキルを持って登場した。ゴーグルをかけた爽やかな風貌や、ヘブンアーティストに指定される確かな技術があるせいか、やはり広報担当には出せないオーラを放っている。


★バングマン

改造メンコバトル「BANG」のアニキ。その厳しい顔つきの裏には壮絶な過去があり、無人島からの脱出、ケンカに明け暮れる毎日、新宿二丁目からのスカウトなど、コロコロホビーの広告塔となるには脛に疵を負いすぎている。地獄を這いずった彼のプレイスタイルは力強い。肩のショルダーアーマーは力のリミッターであり、これを外して力をフル解放すると、津軽海峡ぐらいなら割れるという。そんな彼はしばらくして、バングの魅力を伝えるためにカナダに単身赴任することになった。その真相であるが、元々バングマンはBANGの原型である商品をアメリカから輸入してきた代理店の人(村上さん)だったらしいのだが、本来の仕事に支障をきたすとの理由で辞めたいと常々言っていたそうである(ちなみ現在はイラストのディレクションやジオラマ設計をしているとか)。

そこで二代目としてバングマンの愛弟子であり、ブレーダーDJの親友、テクニックは初代以上とも言われるバングマンターボが就任した。ターボの正体は御笠ノ忠次(本名:伊藤栄之進)という、アニメ『東京喰種』の脚本なども手掛けている劇作家。当時所属していた事務所の仕事としてBANGのイベントディレクターをしていたのだが、喋りもできるし役者もしていたので、白羽の矢が立ったのであった。最初こそ初代のコスチュームを受け継いでいたが、次第にラフでB-BOY系のファッションへと移り変わっていく。なおコロコロコミック2001年12月号(No.284)に彼らの引継ぎのシーンがあるが、合成であり、二人とも面識はないらしい。子どもの夢をブチ壊すドライなエピソードではあるが、BANGがホビーとして撤退する際、自分に会いにきてくれた子ども達に挨拶もできないまま消え去ることを申し訳なく思い、泣きそうになったことを後にブログで語っている。以後も事あるごとに「バングマンターボは俺の包み隠さないキャリアだ」「コロコロに出たことが俺の一番の自慢で誇り」「お前らコロコロコミックに出たことないだろ?って他の役者に言える(笑)」とまで述べており、バングマンをTwitterの背景にしていたこともあった。バングの構想はひっくり返っても、彼の熱い思いは、いつまでも子ども達の心の中にバングオンしていることだろう。


★アミーゴ☆タカタ

「フューチャーカード バディファイト」のカリスマでサスライのバディファイター。スペインのソウルを持っているが純日本人(東京出身)。出演声優のモリシー(森嶋秀太)とタッグを組み、アニメのファイトを実物で再現する。本職はブシロードの社員らしいが正体がよく分からない。


★ドクターT&コマンダーO

ゾイドやZBCの広報を担当する惑星Zi人。開発部主任のドクターTと、ZBC名人のコマンダーOの二人組。イベントでは新商品の紹介をしたり、ガチの改造バトルを繰り広げたりと、いいライバル関係のようである。


★デュエルヒーロー ユウ&アツト

「デュエル・マスターズ」の新たなヒーロー。キッズステーションの「デュエル・マスターズDASH TV」でガチバトルや茶番を繰り広げる。本職は二人とも俳優。


★ビットマン

ビットレーサーを広めるヒーロー。青いシャツに赤いジャケットを着こなす。濃い顔が特徴的だが、ホビーショーでは別人と思わしき人がビットマンをやっていたりする。二代目の可能性もあるが、本誌で一切言及されていなかったので謎のままである(ちなみにバングマンターボはこっそり別人を送り込んでいたので、ただの代役の可能性もある)。


★SADA

GRAVITECHを採用した新型縄跳び「J ROP」のデモンストレーター。世界代表チーム「チームグラビテック」初の日本人ジャンパーでもある彼の正体は、縄跳びのギネス記録を持つ男、渡邉貞稔である。本誌やおはスタ、更にイベントなどにも出演し、得意技の4重跳びを披露する等、そのテクニックを見せつけた。現在も変わらず日本中の子ども達に縄跳びの楽しさを伝える他、世界記録を破ったりと、様々な方面で活躍している。なおなぜか日本トランポリン協会の審判もやったりしている。


★谷口六百馬力

アメリカのマテル社とバンダイの提携によって輸入されたミニカー、ホットウィールを紹介するレーサー。誌上で「超ホットウィール」を紹介していた他、ホビーショー等にも参加していた。しかし、マテル社とバンダイの提携は僅か3年で解消され、その後この人の存在も消えた。
なお、現在、ホットウィールの方はマテル社の日本法人が引き継ぎ、今もなお販売されているが、
ほぼターゲットがタカラトミーが販売するミニカー『トミカ』と同じ幼児や、ミニカーをコレクションする大人のユーザー層にシフトしたため、もう二度とこうした『名人ポジション』のような人が出てくる事はないだろう。
小学生にとってはやはりミニカーは、ホビーとしては幼い物として見えた……かと思いきや、当時の記事を見ると『トミカ』が人気ホビーランキングの上位を占めていたので、恐らく知名度で勝てなかったか。

★チャー坊

ビットチャーGのマスコット。他のキャラとは違い、オーバーオールで子ども風のメイクをしていた。その姿は“頼れるアニキ”というよりは、“ダメな大人”と呼べるに相応しかった。


★リッチー

バンジーボールを操る、青い瞳でいつも笑顔を絶やさないナイスガイ。おはスタやイベントに出演し、そのスーパーテクニックを披露。目覚まし時計をバンジボールで止め、自動販売機のボタンもバンジーボールで押し、寝る時も自分にバンジーボールをぶつけて倒れるというほどの依存ぶりである。そんな彼の日課はワルモノ退治であり、やっぱりバンジーボールをぶつけて敵を倒すのである。おはスタでは彼の偽物である「偽リッチー(宮迫)」と勝負を繰り広げる。圧倒的な実力の差を見せつけると思いきや、負けそうになるとうっかり「ヤバい!」とハッキリとした日本語が出てしまう茶目っ気たっぷりなところも、また彼の魅力であるといえるだろう。冒険好きのリッチージョーンズ博士や、規律と秩序を重んじる熱血漢のリッチー監督というキャラになることもある。また本ホビーの派生であるバンジーサッカーの達人で、南米で修業を積んだ猛者であるタッキーや、サッカーサックのファンタジスタであるタッティというキャラもおり、勝負にのめりこみ過ぎる二人に、頭を抱えるリッチーであった。


★ドルチェタサキ&ボンバーハタケらFCコロコロのメンバー

Jリーグなどのサッカーブームの影響もあってか、コロコロコミックはサッカーチームを持っていた時期がある。したがってサッカー関連のホビーを扱う際は、彼らが出てくることもあった。その代表格が裸足でフィールドを駆けるFCコロコロのひょうきん野生児ドルチェタサキと、スリムなボディ&モジャモジャヘアーの病弱ストライカーボンバーハタケである。例としてJリーグカードゲーム「イレブンスターズ」等のキャラクターをしていたが、彼らは恐らくコロコロの社員であるため、カードの人気が振るわなくても、仕事の負担が減るだけなので、ある意味他のキャラよりプレッシャーは少なかったことだろう。


★グリーン少佐

宇宙大作戦チョコベーダーに関連したコロコロミステリーファイルX-21をリサーチする、超常現象機関「X-21」のメンバー。UFO(未確認飛行物体)担当として、世界中を24時間飛び回っている。緑色の服を着こなし、顔を緑色に塗り、大きめのサングラスをしている彼の国籍・プロフィールは非公開となっている。世界各地にリサーチ網を張り巡らせており、最新のUFOやUMA情報を、コロコロ読者に届ける手腕や、宇宙語講座を開ける程の豊富な語学力を持つ。国内では「UFOふれあい館」や「大湯ストーンサークル館」、弘前のルーマニアパブ「遊婦王」など、マニアックすぎる場所にまで足を延ばしている(「キャトルシミュレーションの取材」として前沢牛を食べに行ったしているのもご愛嬌)。また超常現象研究家の並木伸一郎氏ともコネクションを持っており、お互いの仕事や研究面で協力し合っているようである。

なお彼の正体は有限会社キッズファクトリーの取締役社長の佐々木正孝氏。ラーメンやIT関連の記事を書いたかと思えば、漫画原作者を担当したり、小学国語辞典などの編集までするというマルチなライターである。平日の平均睡眠時間は3時間と本人曰く「短命街道まっしぐら」な生活であるらしい(それでも24時間駆けずり回っている少佐時代より体への負担は軽い)が、娘の塾の迎えのために会社を早目にでる、ナイスなお父さんでもある(この時の娘さんは中学受験に成功し、今は小学生の長男が中学受験真っ最中)。UFOを求めて世界各国を飛び回る彼にとって、家庭というのはその疲れた緑色の体を休める至福の空間なのであろう。


★バスターヨージ

タカラが打ち出したホビー、「Jバスター」の第一人者であり、ビーダマンと同じJBAの一員でもあるクールガイ。豊富な知識と高度なテクニックを持つ彼の口は、常に的を狙っているためか、基本的におちょぼ口である。Jバスターのパッケージにも写真が載っているが、やっぱりおちょぼ口である。しかしイベントでは一転、彼の固く結んだ口は大きく開き、にこやかに子ども達に接する。指導力も高く、初めてJバスターを手にした子どもでも、メキメキ上達するほどである。なお、ニット帽を被ると、遠目でもわかるぐらいの跡がついたりする。


★ダーツボーイズ

コロコロがダーツを流行らせようとしていたことをご存じだろうか。バトルダーツという、カスタマイズ性とバトルの要素を入れた大ブレイク間違いなしのホビーであるが、その先頭を走っていたのが、赤いジャケットにゴーグルを首から下げた熱血漢のナオキ、緑色のジャケットにヘッドホンを首にかけたベビーフェイスのダイスケ、青いジャケットに金髪、クールだけれどたまにスマイルのカズの三人組である。歴代リーダーの中で最もイケメンだといえる彼らは、大会等に出演するのは当然として、ホームページの公式BBSにも書き込みを行ったりしていた。しかしその後の廃れっぷりを見ると、彼らの頑張りは的外れだったのかもしれない。


★マッハ跡部

セガトイズが送り出してきたホビー、「グランドランナー」のレース野郎が彼である。グランドランナーに命を賭けており、新しいグランドランナーの開発に余念がない。新商品が販売されなくなったということは、彼に何かがあったのだろうか。気になるところではあるが、Google先生ですら彼の検索結果を吐き出さないため、真相はマッハの彼方である。


★Go太郎

チョロQの亜種であり、走りながら弾を発射することができる「ガンナーチョロQ」のエンジニア。赤いレーサースーツと、スカウターっぽい装置を目につけた彼は、生活の4分の3をガンナーマシンの開発にかける超熱血派である。ノリがとにかくハイテンションであり、経験の浅い読者にはついていけない部分もあったことだろう。


★わがままんヒロシ

「わがままな天然列島」というTCGとフィギュアのバトルホビーがあった。フィールドに、植物・草食動物・雑食動物・肉食動物などの生物をあらわすカードを出し、動物フィギュアを相手の生態系に侵入させて相手の生物をゼツメツさせるなどして、相手より豊かな生態系を作るゲーム。一件奥が深そうであるも、ジャンケン的なゲームで勝たないとフィールドにカードを出せないという戦略性のなさが、誰にでもプレイできるという魅力を生んだゲームである。このリーダーとして選ばれたのが、探検家のわがままんヒロシである。わがままというキャラクターらしく、とにかく腹の立つ表情をして本誌に載っていたのが特徴である。


★モンくり3人衆

指で遊ぶドラクエめんこである「ドラクエモンスターめくり」の宣伝をしていた3人組。厳しい判定に好評のある「ジャッジマスター」、テリーの恰好をしたお姉さんの「テリン」、そして指先のテクニシャン「ウルフやまと」。明らかに「やまと」だけノリがガチである。


★ザミル&小林

スポーツブーメランという、コロコロホビーにしてはえらくストレートなネーミングで発売されたブーメランをデモンストレーションする二人組。海沿いでサーフィンとかやってそうな夫婦にとりあえずブーメラン持たせてみました的な雰囲気がするが、実はこの小林さんはスポーツトイの代理輸入会社であるラングスジャパンの代表取締役であり、筋金入りのブーメラン愛好家である。元々ブーメランをオーストラリアから輸入する会社でもあり、小林社長はこれを広めるための取り組みの一環として、コロコロにも登場した。その努力たるや社長曰く「これ以上無理だろうというところまで頑張りました」とのことであったが、本誌でもページはほとんど割かれておらず、厳しい結果となったようである。現在は他のスポーツトイも販売し、2009年からは自社製品も製造、スポーツジム「コブラクションミックス代官山」の経営、マザーズセレクション大賞やグッドトイ賞の受賞、社長自ら全国ネットのテレビ番組にも出演するなどしているが、2019年からは再びブーメランに力を入れ、TikTokで動画を公開しているなど、リーダー屈指の長期的な活動を繰り広げており、ある意味リーダー界では一番の成功者なのかもしれない。実はハイパーヨーヨーがバンダイから販売される以前、まだ「ヨメガヨーヨー」だった頃に同製品をダイエーなどで販売していたのはラングスジャパンであったことは、あまり知られていない(現在、バンダイより再び販売権が戻ってきた)。

一方のザミル氏はマレーシア人の社員で、本名はアハマド・ザミル・ビン・アリ。明治大学の学生としてラングスジャパンへアルバイトにやってきて、その優秀さから社長に引き留められ、上場企業以上の条件を提示され、NTT・インテル・シャープの内定を蹴って正社員となり主に輸入の際の窓口として働き、一年で売り上げを7倍にした敏腕ビジネスマン。過酷な仕事を与えられても弱音を吐かないタフな精神力と、日本人の書いた日本語の文章を添削する語学力を併せ持つ。小林氏も認める「片腕」「相棒」として長年働いており、現在は同社取締役を務めている。

★マスターシモ&炎もえたろー

爆TECH!爆丸」の宣伝を担当していた二人。マスターシモは爆丸道場の師範代で、炎もえたろーはそこで働く?爆丸マスター。
マスターシモはセガトイズの社員で「爆丸」の販売がタカラトミーに移った現在は「トイレジェンド」を名乗り「チェインレンサー」などの宣伝を行っている。

★トップスピナー

第3期ハイパーヨーヨーにおける各ブランドごとのプロモーター。
リュージ、レイ、シュンの三人からスタートしハイパークラスターの展開と共にテイラーが加わった。その後リュージとシュンが卒業しタイガとゼロが就任。
おはコロ内ドラマ「ハイパーヨーヨーバーニング」やバラエティ「ハイパーヨーヨー」キングダムではその4人が出演していた。途中でゼロが消えた。
2013夏WHFで全員卒業。

ヨメガ:トップスピナー・リュージ
パワフルなルーピングプレイを得意とする熱血プレイヤー。
ハイパーヨーヨーフェスティバル’11 SPRINGで世界一になる修行の為、ヨメガのトップスピナー引退。
正体は既に2Aで5回の全米チャンピオン、1Aで世界優勝を果たしてしたジョン・アンドウ。ヨメガのチームが一旦解散していたのでプロモーター参加時はヨーヨーファクトリーに所属していた。

ダンカン:トップスピナー・レイ
ハットとベストでクールな佇まいのスピナー。
2011年WHF夏で卒業を発表。
正体はディアボロ(空中コマ)パフォーマーの菅原岬。

ヨーヨーファクトリー:トップスピナー・シュン
丁寧なトリックの爽やかスピナー。爽やかすぎてキャラの薄さが悩みどころか。
正体は榊原俊。実際にヨーヨーファクトリーに所属していたことはない。現在はスピンギア高円寺店の店長をしている。

ヨメガ:トップスピナー・タイガ
「リュージの師匠」という肩書でヨメガのトップスピナーとして就任。武術を取り入れたダイナミックなルーピングプレイが特徴。
熱血でうるさい。特にヨーヨーキングダムは兎に角叫ぶ。
正体は1A2000年世界チャンピオンの川田祐。実際にリュージことジョン・アンドウのチームでの先輩。現在は俳優業や声優業も営んでいる。

ダンカン:トップスピナー・ゼロ
レイの後任としてダンカンのトップスピナーとして就任。トリッキーなダブルハンドのルーピングを得意している。
しかし、2012年7月後半頃突如公式サイトから写真や名前が消え、イベント出演予定も別の人物に刺し変わった。更にヨーヨーキングダムでも18話からまるで最初から居なかったかの様に編集されている。関係者の話では一応契約終了ということらしい。

ハイパークラスター:トップスピナー・テイラー
別名「マスターテイラー」を名乗る謎の人物。サイバーチックなサングラスと全身白のコーディネートで佇まいはまるでSF映画のサイボーグ。機械的…なキャラ付けだがヨーヨーキングダムではキャラ崩壊を繰り返している。ダンスが苦手でぶどうが好き。
どのブランドにも属していないが、バンダイ・ハイパークラスターのトップスピナーなので実質バンダイのプロモーター。その為、イベントなどでは途中でハイパークラスターを組み替える動きなどを取り入れていた。正体は大道芸人ナオキ。

DJマサ
イベントなどで実況を行うヨーヨーDJ。
正体は俳優の高濱正朋。




( 冥ω殿)「この他にも有形無形のキャラクターがいるため、どんどん追記・修正をしていってほしい!」

(冥ω殿)b「冥殿との約束だぜ!!」

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最終更新:2023年06月14日 17:30

*1 おぎのひとし作の読み切り漫画

*2 厳密に言えばタミヤ製品全般のリーダーキャラクターであり、ミニ四駆専門というわけではない辺りがファイターとは異なる