テニスの王子様

登録日:2009/05/26 Tue 20:12:11
更新日:2024/02/21 Wed 23:17:24
所要時間:約 6 分で読めます




テニスの王子様とは、週刊少年ジャンプにて連載された漫画である。通称テニプリ。
全379話。単行本全42巻(ファンブックもあり)、完全版及び文庫版は全24巻。

作者は許斐剛。ファンからの愛称はたしけ。

■概要

タイトルの通りテニスを題材としている漫画だが、その中身はテニス漫画の一言ではとても説明できない。と言うかテニス漫画かどうかも怪しいレベル。

突飛な展開で知名度が高い一方、古き良きジャンプ漫画の伝統を受け継いだ、泥臭くて熱い少年漫画としても評価されている。

イケメン大量発生に加え、アニメ化、ミュージカル化によって腐ったお姉さん方から絶大な人気を得た。
ミュージカル テニスの王子様(通称テニミュ)は出演者の歌唱力がアレなこともあって、空耳がネットで大流行している。
ただし、とんでもないハマり役が現れることも。
一昔前は当初の路線とイケメンキャラの多さから腐御用達作品として一部でアレコレ言われていたが、後述の展開が増えるにつれて自然消滅していったとか。

実はこの漫画、読み切りの時は『テニスは格闘技だぜ!』とか言って人にラケットを投げて流血させる漫画だったりした。
後半辺りからバトル漫画になったとよく言われるが、表現が過激になっただけで路線自体は変わっていない。

現在、ジャンプスクエアにて続編の新テニスの王子様が連載されている。
いろんな意味で旧テニから進化している。

テニヌ

連載初期では現実でも可能(結構怪しいのもあるが)なテニスを展開していたが、話が進むにつれて物理法則やテニスのルールをぶち破るようなテニスが繰り広げられるようになった。

そのためファンは、「これはテニスではない、テニヌだ。」という見解を持つようになった。


以下例

  • 弾まないボール
  • 手塚ゾーン
  • 超サイヤ人化
  • レーザービーム
  • 分身とダブルス
  • 殺し屋
  • 視認可能なオーラ
  • 相手の死角が見える
  • 人気投票1位のキャラが断髪
  • プレイヤーが観客席まで吹っ飛ぶ
  • ワシの波動球は108式まであるぞ
  • 「勝負だぁーっ この命尽き待てるまでぇ!!」←テニス漫画の台詞です。
  • 竜巻発生
  • 悪魔化
  • 焼肉奉行
  • 雷よりも早く移動
  • モシャス
  • 五感が奪われる
  • ボールが真っ二つ
  • テニスに逆転ホームランは無え!


正直、そこら辺のバトル漫画よりよっぽどバトルしている。

真の最強は審判だともっぱらの噂。


ファンの間ではどこからテニヌ化したのか日々議論がされている。


1話からおかしい説(テニス経験者)
菊丸の分身説(有力)
柳生と仁王の入れ替わり説(公式)
108式からでしょ説(一般人)


必殺技の名前も厨二全開のイタイものが多い…が、彼らはモノホンの中学生なのでしょうがない。
中学生でも百腕巨人(ヘカトンケイル)何て言わないって?気のせい気のせい。


原作でも大概だったが、アニメ版ではテニヌ演出が余計すごいことになっている。

映画では恐竜が滅んだ。


テニヌは所謂シュールギャグ、シリアスな笑いと言えるものだが、本当のギャグ回はこんなレベルではない。
→詳しくはこちら

■アニメ

2001年10月からテレビ東京系列にて放送。ゴールデンタイムに放送するという当時としては破格の待遇でスタートし、同日に始まったヒカルの碁とともにテレ東水曜ゴールデンアニメ枠を約20年ぶりに打ち立てることに成功した。

全日帯アニメでよくある一年契約は本作のアニメでも例外ではないが、熱心に見ていた少年やお姉さん方の応援もあってか最終的に3年半も放送される長期アニメへと成長した。

テレビ放送終了後は再びテレビアニメとして再開するのは困難と判断したのかOVA形式で販売するようになり、本編外伝合わせて全33話とOVA史上稀に見る長期作品となっていた。

以下、特徴

TVシリーズ1年目

まだテニスしていた頃序盤の地区大会編・都大会編をじっくり描いている。流石に連載から間もないアニメ化なので春頃にキャラ掘り下げ単発話が僅かだが差し込まれた。

TVシリーズ2年目

テニスかどうか怪しくなってきた頃関東大会編を予選から準決勝までの範囲をアニメ化。予定になかった2年目なので引き伸ばしの宿命に遭うことに。

その結果、城成湘南学園中学校というアニオリ要素を用いて関東大会の補完をしたり、おい、テニスしろよといった日常回が増加したり、果てにはSDにデフォルメされたキャラを使って本編とは全く関係ない寸劇で繋いだりとアニメスタッフの苦肉の策が実に伝わってくる時期とも言える。

TVシリーズ3、4年目

もうテニヌと言ってもおかしくない頃関東大会決勝突入。原作に追いついてしまうことによほど焦っていたのか、大和部長が原作より先にリョーマと対面(新テニアニメでも反映)、柳生の元ゴルフ部員設定追加と技変更レーザービームはどうした!?、今となっては珍しい仁王の標準語描写など独自の路線へと進んでいた。

が、とうとう原作に追いついてしまったのか、ドーマ編・KCグランプリ編からバトンタッチするかのようなタイミングでジャンプ名物長期アニオリの一つとなるジュニア選抜編が始まった。
また、SDキャラ達が活躍する番外編「ゆかいなテニプリ一家」がシリーズ物になったりした。

一部キャラの描写に賛否両論はあるものの、各キャラの意外な組み合わせや成長といった見所もあるほか、一番の真骨頂として計3話かけて行われた手塚VS不二があり、これが非常に見応えある内容なので興味がある人はぜひ見てほしい。


OVA

ほぼテニヌな頃スタッフが監督やら変わっているがそれ以外はいつものテニプリである。
とはいえアニオリをやり過ぎたことに反省したのか、なんとOVAでは大体原作通りに話が進むようになったのである。かわりにアニオリ部分は前述の手塚VS不二に触れる描写以外ほぼ激減した。
全く触れられなくなった城成湘南とケビンと一回だけリョーマにそれっぽい使われ方してそれっきりとなったアニオリ技のサイクロンスマッシュは泣いていい。

全国大会篇を最後までアニメ化、焼肉の王子様もあるよ!。後日談と過去を合わせたANOTHER STORYも数か月後に展開された。

ちなみにビーチバレーの王子様はあまりにも本編との差がアレなせいかパラレルな扱いにされました。アニオリでしっかりビーチバレーをこなすテニス部員のリョーマとどこで差が付いたのか…

劇場版

どれもありえない位ぶっ飛んでる内容なので各項目参照。

■主な学校

東京都



東京都外

緑山中学校(埼玉県)
六角中学校(千葉県)
立海大附属中学校(神奈川県)
四天宝寺中学校(大阪府)
比嘉中学校(沖縄県)
城成湘南学園中学校(神奈川県)



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最終更新:2024年02月21日 23:17