永遠の間(遊戯王DM8)

登録日:2011/03/30(水) 01:03:26
更新日:2024/04/18 Thu 11:27:41
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遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神でラスボス2連戦に勝利したプレイヤーだけがエンディング後に行ける場所。
DM8はラーの翼神竜をフェニックスモードにするまでは難易度が異常に高いので、エンディングが見られなかった=行けなかった決闘者が多い。

中は狭く、9人の決闘者が面子が面子なのかそれぞれ離れて待っているだけ。
ここでしか会えない相手もいる。

LP30000の対戦相手は
  • 天馬太陽
  • シモン・ムーラン
  • シャーディー
  • 洗脳城之内

そしてラスボスよりも高いLP60000の相手は
  • 海馬乃亞
  • 闇獏良
  • 海馬瀬人
  • 闇遊戯
  • 闇マリク(※ラーの翼神竜をフェニックスモードにする必要あり)

闇マリクを出現させていない人はフェニックスモードに頼っていないという事なので決闘王と名乗れるかもしれない。

初期フィールドは闇。洗脳城之内や乃亞はフィールドの恩恵を受けられないので少しは楽。

彼等は制限ルールをかなり無視しているが、このゲームでは彼等程ではないとはいえ最序盤や中盤から既に起こっている。
また、制限無視だけならEX3の方が酷い。

全員強いっちゃ強いが、ぶっちゃけレシェフを倒せるほどのデュエリストならどうとでもなるだろう。
ラー初手で引けないと勝てないほどの紙束で無理矢理突破した人?まあうん。
その分勝利時に手に入るデッキキャパシティとドミノは多い。

デッキに入れている魔法カードは全員同じ。罠カードも殆ど同じ。

以下のカードを3枚ずつ使ってくる。
  • 光の護封剣
    • 発動後、相手は3ターンの間、攻撃できない。
    • 言わずと知れた攻撃遅延カード。三幻神獣の攻撃宣言をも阻害するため、発動されればされる程、攻めが遅れてしまう。
  • 死者蘇生
    • 相手の墓地の一番上に存在するモンスターを自分フィールド上に蘇生させ、味方にする。
    • 相手墓地依存だが強力なカード。こちらのモンスターを戦闘破壊した後にすかさず発動してくる事が多い他、
      墓地復活の効果を持つ「ヴァンパイア・ロード」や「異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン」を主軸にしていると、これで奪われる危険性も高い。
      自分の墓地を空にしておけば完全な死に札と化すが、墓地にモンスターを送らないプレイングと安定した盤面を築く事が要求されるため、難しい。
  • 巨大化
    • 全てのモンスターに対応した強化魔法。自分モンスター1体の攻撃力・守備力を500ポイントアップさせる。
    • 純粋なモンスター同士の殴り合いだと相手側の方が圧倒的に強いはずなので、オーバーキル気味。
      ただ、素で攻撃力の高いモンスターに使われると三幻神獣すら戦闘破壊される危険性がある他、
      攻撃力上昇に伴い、こちらが仕掛けていた「硫酸のたまった落とし穴」に引っかからなくなってしまう事もあるという地味な厄介さも有している。
  • ハーピィの羽根帚
    • 相手フィールド上の魔法・罠カードを全て除去する。
    • これ1枚で相手が仕掛けていた邪魔な魔法&罠カードをきれいさっぱり大掃除。これのせいで罠カードだけに頼った戦術はほぼ通用しない。
      ただし伏せているカードがたった1枚であっても相手は即座に使う傾向にあるため、不要なカードを1枚だけ伏せておくと無駄撃ちさせられたりもする。
      また、こちらが魔法・罠カードを全く伏せなければ、これまた死に札と化すので相手の手札・フィールドを圧迫させるカードとなり得る。
  • 心変わり
    • 相手フィールドで最も攻撃力が高いモンスター1体を奪い、味方にする。
    • 発動した瞬間、自分の味方が相手に寝取られる最悪の魔法カード。そのまま直接攻撃してくるか、すぐ生け贄にされて上級モンスターを召喚されるかは相手と盤面次第。
      奪われて即座に直接攻撃された際のダメージを減らすという意味でも、ここでは攻撃力の低いモンスターを起用するのが基本。
  • 強欲な壺
    • 発動後、デッキからカードを2枚までドローする。
    • これ1枚で手札補充とデッキ圧縮を兼ねる。相手デッキの半分近くは魔法カード&罠カードで占められているため、手札事故も軽減してくれるという至れり尽くせりな強力カード。
  • 激流葬
    • 相手がモンスターで攻撃宣言した時に発動。相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
    • このゲームで最強を誇る罠カード。迂闊に攻撃宣言するとこのカード1枚で全滅させられ自分フィールドががら空きになってしまう。
      相手が何らかのカードを伏せている場合は「激流葬かもしれない」と疑った方がいい。
      なお、発動トリガーは相手モンスターの攻撃宣言時だが、三幻神獣が攻撃宣言した場合は激流葬が発動しないし、三幻神獣そのものは激流葬の効果では破壊されない。
      そのため、三幻神獣だけで相手を殴る際は激流葬を考慮しなくても良いし、何なら発動させないまま相手フィールドを圧迫させるカードとして残しておく手もある。

罠の方は避雷針を使う相手もいる。闇獏良はウィジャ盤も使う。
やはり厄介なのは「強欲な壺」。少ない手札からいきなり「死者蘇生」や「心変わり」を連打して生け贄確保し大型モンスターを呼ぶ・「ハーピィの羽根帚」で罠を解除して召喚したモンスターの攻撃を通す・召喚したモンスターを「巨大化」で罠の範囲外にされるなど様々な事故を引き起こしやすい。
「光の護封剣」は一見厄介だが、後半のシナリオ中ず~~~~~~~~っと護封剣ゲーに悩まされてきたはずなので、まじめに攻略してきたデュエリストなら攻撃に頼らず魔法・罠・効果モンスターでモンスターを除去していく癖が身についているはずだ。
三幻神を出すまで殴るつもりがなければ「激流葬」も怖くない。

ちなみにもし真面目にプレイして稼ぎたいなら闇獏良を狩ることを推奨する。
何故なら闇獏良はデッキのほぼ全てが黒魔族なので幻想魔族を出しておけばそれだけで大体のモンスターを倒せ、
ラーを倒せるカードを所有していないからである。


対戦相手について

  • 天馬太陽
LP30000勢の一人。ラスボスの前座が何故ここにいるのか。
「サクリファイス」「サウザンド・アイズ・サクリファイス」「心変わり」の各種3枚体制でこちらのモンスターを奪いまくる眼帯野郎。
下級モンスターも「闇晦ましの城」「ビッグ・シールド・ガードナー」を使うなど守備方面にパワーアップしている他、
生け贄1体で召喚される上級モンスター「トゥーン・デーモン」は闇フィールド下で攻撃力3250となるため脅威。

ストーリー上で戦った時と同じで、奪われても痛手にならない低能力のモンスターを先に出していくと良い。
それらを「サクリファイス」に吸収させてやれば、召喚権を行使させた上で無駄に出来るので願ったりかなったりである。
……なお完全に強奪に特化している関係上、モンスターを1枚も使わず魔法・罠での除去に集中すれば、
「サクリファイス」達を止む無く裏側守備表示でセットするか、壁モンスターでのクソザコパンチしかほぼできなくなるため弱い。
ただ、前述の「トゥーン・デーモン」は3枚積みされているので、モンスターが1体以上いると生け贄召喚で出てきやすい点に注意。

  • シモン・ムーラン
LP30000勢の一人。城の門前で立ちっぱなしだった老人もやって来た。
ストーリー上ではデュエルマシーン(中級)とほぼ同じデッキ内容だったが、こちらでは闇で強化されるモンスターを主力としている。
下級モンスターからは攻撃力2000の「秒殺の暗殺者」「ダーク・エルフ」、攻撃力1900の「ヂェミナイ・エルフ」が闇フィールドでパワーアップ。
闇の影響は受けないものの「ボアソルジャー」も素で攻撃力2000と、これまた強い。

アンティカードでは極稀に「ラーの翼神龍 スフィアモード」が手に入る事がある。
…しかしコイツは攻撃力・守備力が0の通常モンスターなので、コレクション目的以外での価値はない。

  • シャーディー
LP30000勢の一人。ストーリー上では幻としての登場だったが、こちらにいるのは本人…なのだろうか。
デッキ内容は上述したシモン・ムーランと殆ど同じ。使う上級モンスターに多少の違いはあるが。

アンティカードでは極稀に「ラーの翼神龍 バトルモード」が手に入る事がある。
多くのプレイヤーはバトルモードをフェニックスモードへと変えており、バトルモードが未所持状態になっているため
バトルモードがまた欲しいのであれば戦う価値はある。

  • 洗脳城之内
LP30000勢の一人。
何故か洗脳されており「主人公……俺はてめぇを……潰すぜ」とか「てめぇを徹底的に潰してやるぜ」と宣っている。
なお、永遠の間に闇マリクがいない状況でも城之内は洗脳状態だったりする。誰に洗脳されたんだよ、お前…

本人の好みが反映された戦士・獣戦士デッキを使うが、バーン系のカードは一切使わない。
起動効果モンスターの「イグザリオン・ユニバース」は使ってくるので直接ダメージが無いわけではないが。
「ボアソルジャー」や「鉄の騎士 ギア・フリード」等、能力こそ高いものの闇フィールドで強くなるモンスターがいないため、
シモン・ムーランやシャーディーとかに比べればデッキの基本攻撃力はやや低めである。
それでも罠戦術を否定してくる「人造人間 サイコ・ショッカー」はかなり厄介。

  • 海馬乃亞
LP60000勢の一人。ストーリーでは乃亜の乃の字も出ていなかったのだが、何故彼はここにいるのだろうか?
対戦前に天地創造のデュエルがどうたらと言ってくるが、単に天使族がやや多めのデッキなだけである。
本来の主力であろう「聖神アレス」や「阿修羅」は闇フィールドの影響で弱体化するため、それらは大した事はない。

しかし起動効果でこちらのモンスター1体を破壊する下級モンスター「賢者ケイローン」や
「ラーの翼神龍 バトルモード」を真正面から戦闘破壊してくる永続効果持ちの上級モンスター「パーフェクト機械王」、
攻守5000かつ起動効果により相手フィールドのカードを全て破壊する上級モンスター「ファイブ・ゴッド・ドラゴン」等々…
上級モンスターを含む一部モンスターが極めて強力なのが最大の特徴。
生け贄を用意してしまうとすかさず召喚されるので、相手の場にモンスターを溜めさせない事が重要となる。

…なお、彼本来の切り札である「天界王シナト」はこのゲームだと通常モンスターであり、天使族ゆえに闇で弱体化するため、ただのザコとなっている。

  • 闇獏良
LP60000勢の一人。ストーリー上ではちょい役だったが、それだけではと思ったのか永遠の間に参戦。
使用モンスターは悪魔族が多く、それらが闇フィールドでパワーアップするため、下級モンスターの基本攻撃力は高い。

召喚魔族が黒魔族に偏っている事から幻想魔族モンスターを入れると、その多くを撃退可能。
ただし「ゲルニア」(悪魔魔族)、「絵画に潜む者」「首無し騎士」「アース・バウンド・スピリット(地縛霊)」(いずれも土魔族)と黒魔族以外も少数いるので、それだけで完封は出来ないが。

上級モンスターは「ダーク・ネクロフィア」が地味にウザい程度。
三幻神獣を真っ向から戦闘破壊してくる高攻撃力のモンスターがいないので、フェニックスモード経由で「ラーの翼神龍 バトルモード」を召喚できれば、ほぼ勝ち確である。

他の決闘者と特に違う点は罠カード「ウィジャ盤」を使う事。フィールドに死のメッセージが全て揃ってしまうと、こちらの負けになる。
どんなに盤面を整えても、これで負けたら元も子もないので破壊する手段はいくつか用意しておこう。
あるいは「激流葬」や「ハーピィの羽根箒」が相手フィールドに伏せられたままであれば、それらを発動させないプレイングをする事でウィジャ盤の完成を遅らせたりも出来る。

  • 海馬瀬人
LP60000勢の一人。ラスボス前フロアで以後デュエルする事なく出番待ちというのは彼にとって相当退屈だったのだろう。
「X-ヘッド・キャノン」「Y-ドラゴン・ヘッド」「Z-メタル・キャタピラー」の合体モンスター群と
起動効果モンスター「マジック・ランプ」を中心とした社長らしいデッキ構成。

上級モンスター群では社長の嫁である「青眼の白龍」…は適当な黒魔族モンスターでも撃退できるので、ぶっちゃけ大した事ない。
しかし神魔族モンスターかつ攻撃力4000越えの「青眼の究極竜」や「マスター・オブ・ドラゴンナイト」であれば話は別。
万が一召喚された場合、こちらの「ラーの翼神龍」を戦闘破壊されかねないので危険。

当然ながら洗脳と多くの破壊効果に耐性を持つ三幻神獣の一つ「オベリスクの巨神兵」も使ってくるので、生け贄モンスターが2体以上並ぶと危険信号。
「マジック・ランプ」が起動効果を発動してきたら、何が何でも相手モンスターの数を減らすよう心掛けたい。

社長のデッキで闇で強化されるモンスターは「マジック・ランプ」と、その起動効果により出現する「ランプの魔精 ラ・ジーン」、
そして通常モンスターの「ロード・オブ・ドラゴン」だけなので、下級モンスターの攻撃力は意外と低め。
相手モンスターを適宜減らして生け贄召喚できないように戦えるなら、LP60000勢では比較的弱いと言えるだろう。

アンティカードでは極稀に「オベリスクの巨神兵」が手に入る事がある。
しかし「オベリスクの巨神兵」は制限カードなので、2枚以上持っていてもデッキには1枚しか投入できず、あまり意味がない。

  • 闇遊戯
LP60000勢の一人。ストーリー上の闇遊戯は主人公の事を呼び捨てにしているが、永遠の間だとくん付けで呼ぶ。
魔法使い族を主力にしているだけあり、闇フィールドで強くなるモンスター多数。
絵札の三銃士モンスター「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」も使い、上級モンスター用の生け贄を確保しようともする。

生け贄が揃うと「ブラック・マジシャン」とか「ブラック・マジシャン・ガール」等を生け贄召喚してくるが
最も厄介なのは永続効果で攻撃力を大幅に上昇させる三幻神獣の一つ「オシリスの天空竜」。
召喚されるとほぼ勝ち目がない上、場にいる限り喧しい雄叫びを上げ続けて非常にウザいので、これを出させないようにプレイするのが肝要である。

アンティカードでは極稀に「オシリスの天空竜」が手に入る事がある。
しかし「オシリスの天空竜」は制限カードなので、2枚以上持っていてもデッキには1枚しか投入できず、あまり意味がない。

  • 闇マリク
LP60000勢の一人。前作(DM7)で消え失せたはずだが、どういうわけか不死鳥の如く舞い戻ってきた。
悪魔族中心のデッキだが原作で使っていたモンスターで構成されているため、全体的な攻撃力は低い。

ただ能力の低さを補うかのように永続効果モンスターにはウザいものが多く存在し、
相手の場で最も能力が高いモンスターを1段階弱体化させる「ダークジェロイド」や
ターン開始時に相手の場のモンスター1体を1段階弱体化させ続ける「万力魔神 バイサー・デス」が目立つ他、
墓地の一番上にいる場合、時間差で相手モンスター1体を破壊する「ニュードリュア」等…
嫌がらせと遅延に命をかけてるかの如く、特化している。これらに「光の護封剣」が合わさると更にウザさ倍増。

闇マリクなので三幻神獣の一つ「ラーの翼神龍 フェニックスモード」も使用。
相手はフェニックスモードを意図的に捨ててバトルモードの特殊召喚を狙ったりはしないものの、厄介な事に変わりはない。

アンティカードでは極稀に「ラーの翼神龍 フェニックスモード」が手に入る事がある。
しかし「ラーの翼神龍 フェニックスモード」は制限カードなので、2枚以上持っていてもデッキには1枚しか投入できず、あまり意味がない。



なお、頑張ってラーを捨てたとしても護封剣で足止めされる事が多く、その隙にこちらのモンスターを洗脳して生け贄を集め、ラーより強いモンスターを召喚して倒される時もある。乃亞のパーフェクト機械王や海馬の究極竜等。
その中でも闇マリクは非常に鬱陶しい。 


■余談

永遠の間は大部屋一つだけの作りになっているが、内部はアニメDMの乃亜編に登場した海底要塞内部とどことなく似ている。
ストーリー上で全く出番がなかった乃亜がここにいる事と、永遠の間は何らかの関係があるのだろうか…?




追記・修正はフェニックスモードを頼らずに頑張ってください。

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最終更新:2024年04月18日 11:27