レスキューラビット(遊戯王OCG)

登録日:2011/10/07(金) 20:07:38
更新日:2023/11/09 Thu 21:02:14
所要時間:約 5 分で読めます





むかしむかしあるところに、ヘルメットを被った一匹の猫がいました。

その猫は環境を制覇するべく

召喚僧
どこぞのX‐セイバー
Nの黒豹
青きバウンス
赤き権力

そして


このような力強い仲間を連れて戦いに出かけました。

そして激戦の末、見事環境を制覇したのです。

猫「私に勝てる奴はいるかニャー」

しかし……


コンマイ「すみません、うちの猫が色々ご迷惑を…」
コンマイ「というわけでしばらく外出禁止ね(^^#」

猫「(゜ロ゜;」

こうして猫は姿を消しました……
その後、去勢されてすっかり大人しくなったらしい。


それから時が経ち……今ここに、猫の遺志を継ぐ小動物が現れたのです!






レスキューラビット「よろしくウサ!」



レスキューラビットは、PHOTON SHOCKWAVEに収録されたモンスターである。

テキストはこちら

星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
自分のデッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


レスキューキャットを調整したような効果を持ち、カード名やイラストもキャットに似ている。

しかし、レスキューキャットは環境で大暴れして禁止になったカード。

なのでこの兎、猫に劣る部分がいくつか存在する。

  • 自身をデッキから呼び出せない(サモプリ等でリクルートできない)
  • 効果で特殊召喚できるのは通常モンスター、かつ同名カード2体のみ。
  • このカード1枚ではシンクロ召喚できない(チューナーを呼ぶとチューナー2体になってしまう)。

よって、このカードは猫の劣化版になる……
というより『凡骨の意地』を入れた【凡骨ビート】専用カードといった所










かと思われた。
が、コイツは猫の劣化カードにはならなかった。

その大きな理由が、猫が暴れていた時代に無かった新たな召喚方法が生まれていたからである。


……そう、エクシーズ召喚だ。


猫が1枚でシンクロを成し遂げたように、このカードは1枚でエクシーズ召喚を可能にする。


ここではその使用例をアニメ風にあげてみよう。


※これはあくまでも例です。実際のキャラと性格が違ったり、デッキ内容が異なる場合があります

(冥ω殿)「ふはははは!これでお前のライフは残り100ポイントだ。
     手札とフィールドに何もない状態からどう逆転する?ターンエンドだ」

UMA「俺は諦めないぜ! かっとビングだ、俺ー!ドロー!」

アストラル「このカードは!? ――遊馬、そのモンスターを召喚して効果を使うんだ」

UMA「……? ……わかったぜ!俺はレスキューラビットを召喚、効果発動! デッキからハープの精を2体特殊召喚!」

(冥ω殿)「効果のない雑魚モンスター2体? そんなカードで何が出来る」

アストラル「いくぞ遊馬!」

UMA「ああ!レベル4のハープの精2体をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!!」

(冥ω殿)「何だと!?」

UMA「現れろ!No.39 希望皇ホープ!!





みたいなことが出来る。

レスキューラビットで特殊召喚されるモンスターは同名モンスターなので当然レベルは同じ、
効果がないことも自壊するデメリットもエクシーズ素材にすれば一切問題はない。

何よりも決定的な、そして猫にないアドバンテージはレベル4を呼べるということ。

シンクロモンスターはレベル8が花形ではあったが、レベル6にも一部大変強いモンスターを擁していた。
一方、エクシーズモンスターはランク4がレベル8シンクロに迫る万能性を有したのに対して、ランク3はかなり控えめであった。
兎は一応レベル3以下も呼べるのだが、ステータスの高いレベル4ならともかくレベル3以下はなかなか積みたくないのもあって、実際に呼ぶことはあまりなかった。

更にもう一つ、猫と違ってどんな種族のモンスターも呼べることも大きかった。
エクシーズモンスターは汎用だらけだったシンクロに比べて種族や属性を指定するものが目立ち、
しかもその性質上シンクロと違って複数体を同条件で指定するので、それを一発でクリアできるという点が完璧に噛み合っているのである。

例えばレベル4で恐竜族のモンスター(例えばセイバーザウルスとか)を呼んでくると


ラギア「呼んだ?」


となる。
先攻1ターン目に召喚すれば相手が嫌な顔すること間違いなしである。

また、上でこのカード1枚ではシンクロすることが出来ないと書いたが、それはあくまでもラビット1枚だけの時のこと。
チューナーを用意しておけば、あるいはチューナーを呼び出すことで(ただしレベル4通常チューナーが登場したのは大分後のことになる)
猫より高レベルのシンクロ素材を揃えられるのである。

例えば相手の場のみにモンスターが存在し手札に(効果未使用の)アンノウン・シンクロンがいるなら

プレイヤー「手札からアンノウン特殊召喚、ラビット効果でレベル4を2体出しますシンクロで」


トリシューラ「呼んだ?」


となる。

汎用性の高さは猫に負けずとも劣らない。
これらのことから、ラビットがただの劣化キャットではないことがわかる。

人気の通常モンスターはエヴォルガイザー・ラギアの素材になる『セイバーザウルス』
同じくラギアの素材になれる上、バハムート・シャークも呼べる『メガロスマッシャーX』
ヴェルズ・オピオンの素材になる『ヴェルズ・ヘリオロープ
単純に攻撃力の高い『ジェネティック・ワーウルフ』『アレキサンドライドラゴン』等

これらの通常モンスター2組合計6枚と兎3枚を積むのがデフォ。
このうち、2017年に登場したメガロスマッシャーX以外はエクシーズ全盛期からの現役である。



海外では【兎ジュラック】があの【昆虫装機】を抑えてトップメタに君臨した。

単なる通常モンスターサポートカードに収まらず、猫同様トーナメントレベルのカードである。

これから新しいエクシーズモンスターが現れるたびに、ラビットが活躍する舞台も増えるだろう。


こうした活躍もあり、しばらく準制限カードにされていたが、2014年7月から解除されることに。
一方、海外では逆に制限カードにまで規制されている。


マスターデュエルにおいては、なんと初期から使用できるメイト(対戦中にフィールドの傍にいるマスコットのようなもの)の1体に抜擢。
現実並のガチデッキが日々飛び交う激戦地で、のんびり体操するうさぎに癒やされる決闘者も多いとか。
そういう人に限って他のメイトに課金する余裕が無い程のガチプレイヤーだったりもするが。



「レスキューラビット効果発動!デッキから2体のwiki籠りを特殊召喚!そして2体のwiki籠りをオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れよ、追記編集!」

(冥ω殿)「何!?」

「追記編集の効果を発動だ!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、wiki内の未編集の項目を良項目へ変更するぜ!」


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最終更新:2023年11月09日 21:02