アストラル(遊戯王ZEXAL)

登録日:2011/04/17(日) 12:57:40
更新日:2023/08/13 Sun 03:34:24
所要時間:約 7 分で読めます






勝つぞ、遊馬


遊戯王ZEXALの登場人物
CV:入野自由


【概要】

主人公、遊馬が両親の形見である鍵を使って開けた「扉」から現れた謎の生命体。

全身が常に青白く発光しており、顔や身体に独特の模様がある。
そして全裸。決してどっかのネオスペーシアンとは関係ない。

記憶喪失になっているらしく、初期の大好きブルーノちゃんのようにデュエルの事しか憶えていない。
遊馬の世界に来た際に遊馬とぶつかった衝撃で、彼の記憶が100枚のナンバーズのカード(決して羽ではない)となり、どこかへと散らばってしまったらしい。
また、遊馬のライフ減少とナンバーズの所持数に連動して、アストラルの存在も希薄化する模様。

寝る際は目を開けたまま寝ている。

第7話の冒頭、深夜(本来は明るい時間帯の放送であり、深夜帯はその再放送とのこと)の特撮番組
「エスパー・ロビン」を体育座り(三角座り)で視聴する。というシュールな光景を見せた。
まさに真の全裸待機である

しかもその後、遊馬がロビン役の風也とデュエルすることになった際には、風也のデッキのモンスターの効果を説明してくれるかと思いきや、
そのモンスターのエスパー・ロビンにおける設定をわざわざ解説してくれた。

さらに「まさか目の前で見れるとは……」と感激していた。
もはや特撮オタクである。

言うまでもなくその後の風也再登場デュエル時には大喜びし、「胸が熱くなるな……」等の名言を残してくれたのだった。

上記の様なネタ成分でファンサービスにも余念がないが、一方でやはりナンバーズが絡むと途端にシリアスになる
ナンバーズを持たないシャークに対してナンバーズの使用を遊馬に促す辺りは、どこかあのネオスを彷彿とさせる。
(もっとも後の会話を聞けばわかる通り、とあることを遊馬に期待していたからなのであったが……)

また、天城カイトに対し無意識に恐怖心を抱いてしまった際には、「勝てる相手としかデュエルはしない&小鳥たちは見捨てるしかない」系の発言も行っている。
遊馬からすれば薄情でチキンも良いとこだが、これは彼がNo.の関わったデュエルでは絶対に負けを許されない故に仕方がないとも言える。

アストラルのデュエルが命がけである事と遊馬のかっとビングをお互いに理解し合ってからは彼らの絆は深まりつつある様だ。
遊馬に2対1の戦いを強いたゴーシュ&ドロワに対して露骨に嫌悪感を示していた程。


ナンバーズの大本であり根本的に同一の存在であるため、基本的に彼が帯同していないと遊馬はナンバーズを使えない。
だが、アストラルの意思で遊馬にナンバーズを委ねることは可能であるほか、ホープが遊馬の危機に反応して単独でエクストラデッキに現れることも多い。


【人格・性格】

性格はいたってクールでデュエルの天才。
記憶喪失のため完成されたデュエル脳をしている。
記憶がない故シャークさんが相手のイカサマを指摘した時は言葉の意味が分からなかった。

(例)
「落ち着け、幽霊とはどんな効果だ。いつ発動する?」

「そう、私はデュエリスト……私のターン!!」

天然である

その為、キャッシーが遊馬の部屋に忍び込んでも何も言わなかった。
遊馬に何故教えないのかと言われて「私がいるのだから不思議ではない」と返した。
また、同じく部屋に侵入したネズミとは仲良くなったらしく「チューマ」と名付け立派なデュエリストに育て上げるつもりである事が語られた。

他にも上記のロビンの件や、遊馬、六十郎爺ちゃんと何気に一緒に風呂に入ってたり、
昔はサッカーを「奥が深い」と評したり、更に漫画版では遊園地を楽しんでいたりと見た目年齢相応の好奇心もある様だ。


初期OP「マスターピース」のサビでは遊馬のドローシーンで謎ポーズをとっていて微妙にシュール

と思っていたら18話にてついに本編中にそのポーズが登場した
だがよりにもよってその場面は遊馬が「ナンバーズを差し出せば仲間の命だけは云々」というジンの揺さぶりに乗らず、
アストラルを初めて明確に「お前も俺の大切な仲間だ」と宣言した良いシーンの後での変ポーズだったため、じわじわ笑えてくる。

計算が速く、6が連続して出る確率を一瞬で計算した。身長や体重も見た目である程度計れる。


自分が見たものを「観察結果」として評す事がある。
以下、アストラルの観察結果(ただし、結果を記録する媒体が無いので幾つかの内容は忘れているようだ)

その1:君(遊馬)のデュエルタクティクスは私より遥かに劣るようだ。
その2:君は変だ。
その3:人間は食べては出すという永久コンボをする。しかし、出す瞬間を見られたら死んでしまう。人間は完全なコンボで生きている。
その4:これ(遊馬の鍵の中の世界にある謎のオブジェ)は、この世界の物ではない。
その5:人間は心が痛くなる
その6:人間は褒められると頑張る。
その7:私の記憶のピース「ナンバーズ・カード」。それに触れた者は、心の中の欲望や闇が増幅するようだ。
その8:遊馬はデュエルを禁止されている。
その9:遊馬にも裏があるようだ。……ウラ。
その10:人間の親子の愛情は私には理解……してもいい。
その10(再放送版):テストの答えを勘で書くのは、かっとビングが通用しない。
その11:どうやら、まだ遊馬には女性の気持ちを理解出来ないようだ。
その12:これが、君達のデュエル……。
その13:仲間がいれば、希望を信じることができる。
その14:遊馬、君は皆に愛されてるようだ。
その15 サッカーとはなかなか奥深いもののようだ。
その16 かっとビングは野菜嫌いにも効くようだな。
その17 人間は思わず言った一言で人を傷付ける。しかもそれを覚えていない
その18 キャットビングにドッグビング、かっとビングは色々と呼び変わって広まっている。世界中に広まる日もそう遠くないだろう。
その19 やはり遊馬は馬鹿だ。
その20 明里は女だった。←NEW

彼の天然発言に対しては、相方の遊馬がツッコむ事が多いのだが、遊馬もまた天然度が高いためにボケをボケで上塗りする事が多い。
アストラルの存在を認識できるまともなツッコミキャラの登場が待たれる……視聴者の腹筋的な意味で。

例)架空の人物エスパー・ロビンが実在すると勘違いした時の話。

アストラル「遊馬、私はエスパー・ロビンに会わなければならない!」
遊馬「だ~か~ら~、あれはハクションなの!」←フィクションと言いたかったらしい


ちなみに猫は観察結果に載ってなかったからか苦手としていた。
後にキャッシーが大量の猫を集めたシーンでは特に驚いた様子は見せていなかった事、
ネズミとは仲良くなってる事を鑑みると、猫の件は動物嫌いというわけではなく本当に観察結果になかっただけだからなのだろう、多分
……それにしても女心はどこで学んだのか?

遊馬「……いつも言ってる観察結果って覚えてるのか?」
アストラル「もちろんだ。」
遊馬「へー、じゃあ観察結果その1は?」
アストラル「観察結果その1……かっとビングだ!遊馬!」
遊馬「誤魔化したな!?」

このやり取りも所謂「漫才コーナー」でのものであり、そこでは他にも普段の遊馬とアストラルの楽しい日常の様子が語られている(?)のでファンは要チェックや!
君もアストラルのファンになったのかな?(笑)

「今でしょ!罠発動!このカードはダメージを2倍にして相手にダメージを与える!じぇじぇ!倍返しだ!」

そして遊戯王の次シリーズである遊戯王ARC-Vにおいて、アストラルが作中よく遊馬に対して言っていた
あるセリフにより、ARC-V視聴者から見たアストラルはポンコツである。
ちなみに遊戯王SEVENSにおいては、このセリフが本編内でネタにされていた。来ねえぞアストラル!!


ジン戦にて人形のカイトにビビる(遊馬は怖かったとは言ったが「だったらどうした」と言う感じ)この時、「恐怖」という感情を思い出している。


【活躍】

皇の扉」が開かれたことで遊馬のもとに現れ、彼と共に戦うことになる。
実は「記憶が飛び散らなければ遊馬の心を乗っ取る事も考えていた」という何気に怖い設定がある。
そして元々は遊馬にとりつく予定はなく、遊馬にとりつくことになったのは遊馬の父「九十九一馬」のせい。

遊馬のかっとビングに触れてからは共に戦う仲間として歩んでいる。

そしてジン戦にて追い詰められ諦めかけたアストラルが、 遊馬の「自身のためでなく、仲間のために勝ちたい」との強い願いにより復活。
アストラルの思いというカオスにより、 No.39 希望皇ホープはカオスエクシーズチェンジしてCNo.39 希望皇ホープレイに進化した。



その後、カイト戦でエクシーズ・チェンジ・ゼアルにより視聴者を置き去りにする。

カイト&視聴者「どういう…事だ…」

続く48話ではⅢとのデュエルにて謎の紋章の力で封印される。
それでも遊馬を手助けするべく抵抗を続ける様に業を煮やしたⅢによって消滅させられてしまう。

しかしⅢとのデュエルの最終局面において、皇の鍵の内部空間より、遊馬の父親・九十九一馬らしき人物の呼ぶ声に呼応し復活を果たす。

やがてWDC編がクライマックスへ近づくにつれ、本来遊馬や一部の人物にしか存在を認識できかなったアストラルの姿が、
Dr.フェイカーとの決戦の際にはトロンやハルトと同様にカイトや小鳥達にもアストラルの姿が見えるようになっていた。

アストラルと会話を交わした両者以外にも、ナンバーズクラブの面々やシャークにも姿が見えているらしい事が仄めかされている。

最初の頃は「冷静」を通り越して時として「冷徹」「冷酷」で無機質な印象を受けることも多かったが、
自身とは対照的な性格の遊馬や周囲の人々に触れることで、熱い気持ち、友情、諦めない心、人間の温かさ……そしてかっとビングの精神などを汲み取っている。

今では遊馬のことを立派な相棒として認めており、
ナンバーズを失えば消えてしまうかもしれない自身の命運さえも「キミが選んだ道に従う」と語っている。

Ⅲのナンバーズを得たことで人間世界での知識を取り戻し、天然という雰囲気は徐々になくなっていた。


しかしZEXALⅡでは真月零の暗躍によって、それまで築き上げてきた遊馬との絆にすれ違いが生じていく。

遊馬が視聴者から見れば胡散臭い真月に協力したのも、
それをアストラルに隠し続けてきたのも、あくまでもアストラルを助けたい一心であったのだが、
そうとは知らないアストラルのほんのちょっとの「勘違い」や「ひっかかり」を真月=ベクターは言葉巧みに「遊馬への懐疑の念」へと変貌させる。
結果、友情を築き上げてきてからは遊馬をまっすぐに信じ続けていたアストラルの心に、ほんの小さな疑いの「黒いシミ」ができてしまう。


「記憶」が自身の「感情・性格」に与える影響は絶大であり、
その「記憶」がナンバーズ・カードとなって飛び散ってしまったアストラルは、当初「感情・性格」も持たない無機質な存在だった。
そして感情・性格を持たないアストラルは同時に非常に純粋な存在であった。

そもそもアストラルという存在自体、そんな穢れのない存在として作られていた。

それでも遊馬たちと関わることで、いろいろな感情を手に入れてアストラルも遊馬同様真っ直ぐな性格に成長していた。

しかし真月零の登場によって、唯一心を通わせることが出来る存在であった遊馬が微妙に変化したことで、
アストラル自身の心も自身でも気づかないうちに非常に微妙な変化が生じていた。

そして、遊馬以外では初めて自身の心に介入してきたベクターにより、
アストラルの心の非常に微妙な変化は、明確な「心の黒いシミ」となり、アストラルに悪の心を抱かせる要因となる。

更なるベクターの陽動とバリアンの力により、心にできた「黒いシミ」を広げられZEXAL化に失敗、凶悪な性格へと変化。
黒く染まってしまったアストラルはムリヤリ遊馬を引き込んで「ダークゼアル」へと姿を変え、
更なる力を求めて自身のライフポイントも顧みずに暴走する。


遊馬の決死の行動によりダーク・ゼアル状態は解除され暴走は一旦止まったものの、心にできた「黒いシミ」と遊馬との絆にできた亀裂を無くすことはできなかった。
だが、

遊馬……私はもう、これまでのように君を信じることはできない

だが、どんな窮地に陥っても、希望を信じて戦う君を……私は信じたい

一度は途切れてしまった絆、そして「かっとビング」の思いを今までとは違う真の意味で繋ぎあわせた。
信じるしかない」から「信じたい」へ。それは、二人が無条件で信じる出来過ぎた関係でない『真の絆』を手に入れたことを意味した。

二人は新たなる奇跡の力「ZEXALⅡ」へと姿を変える。

二人のすれ違いの心の象徴だったリミテッド・バリアンズ・フォースをリ・コントラクト・ユニバースによってヌメロン・フォースへと呼び覚ます。
新たなる希望であるCNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリーをエクシーズ召喚し再びベクターを打ち倒したのだった。


そして110話、カオスの力を支配し、神を自負するNo.96が突然現れ、遊馬と共にデュエルすることになる。
No.96が発動したカオス・フィールドの力にダウンした遊馬を引き継いでデュエル。
さらに、ZEXALⅡに変身し、新たなZWで、No.96を倒すことに成功した。

しかし倒したNo.96が、突如ZEXALⅡに襲いかかる。

アストラルは遊馬が被害を受けないよう、とっさに合体を解除。そしてNo.96の攻撃はアストラルに直撃。
そのままアストラルを乗っ取ろうとするNo.96。

そして自身が乗っ取られるのを防ぐためにアストラルが選んだ決断とはNo.96と共に自爆することであった。

力のほとんどを失い消えかかる遊馬に自分の思いを伝え、ナンバーズを彼に託し消滅した…。
ともに長くデュエルしてきた相棒が消えたこと。さらにこの回のEDが、遊馬とアストラルが一緒にいるシーン集だった故に多くの視聴者の涙を誘った。


その後

誰もが消滅したと思っていたアストラルだが、実はアストラル世界において眠った状態で囚われていた。
もっともダメージが大き過ぎたことと、根本的に相反するカオスの力を受けたためか、本人の力だけで目覚めることは絶対にできず、胸にも大きな風穴があいていた。

異世界の「カオス」と触れ合ったことを認めないエリファスによって記憶を消去されようとしていたが、
遊馬がエリファスとの戦いに勝利し彼を認めさせたこと、アストラル世界の住人がエネルギーを送ってくれたことで無事に復活し遊馬と再会。

人間界に戻った後、遊馬とともにZEXALⅢ(仮)へとエクシーズ・チェンジし、カイトのデュエルを引き継いでハートランドを撃破した。


102話でこれまで遊馬に厳しく接することがなかったアストラルが初めて厳しさをのぞかせた「甘ったれるな!」というセリフ以降。
大分感情が生まれてきていたアストラルだが、ドン・サウザンドに操られたアリト戦にて珍しく感情的に理知的でないことを遊馬に言った。

遊馬に「お前…俺に似てきた?」と言われるが、キョトンとした顔をした後
それはない」と言い返した。どう考えても影響うけて熱血になってます。



ZEXALⅡにおいては小鳥を差し置いて明確なヒロイン扱いである。遊戯王のヒロインは名前の頭文字が『ア』の法則がついに発動したか。


遊戯王ZEXALⅡ 特別編 いざ!最終決戦へ!!では初っ端から

「今、死ぬところだからだ…!」

という衝撃的なナレーションから始めた。


バリアン世界かアストラル世界を賭けたナッシュとのデュエルに勝利するものの、失ったものの大きさと量に打ちひしがれる遊馬。

そんな遊馬を前にしたアストラルを一度目を瞑ると意を決したように「ヌメロン・コード」を出現させ、
遊馬に対して「バリアン世界を消滅させる」「過去も未来もすべて書き換える」と宣言する。

今までの行動をすべて無かったことにするその発言に、当然のごとく反発する遊馬はデュエルを挑む。


そして次の日に遊馬とデュエルするアストラル。
全てのナンバーズを手にしたアストラルは5体の「ホープ」を召喚し、容赦なくその力を遊馬に見せつける。

だが、アストラルの真意は遊馬に「一番大切なもの」を思い出させることだった。
それはかつて(時系列的には無印最終決戦前)遊馬と交わした約束「最後は笑って本気のデュエルをする」を果たしてもらうこと。
そして、使命を果たした自分と別れる覚悟を決めさせることだった。

バリアンとの戦いが激化するに連れて、遊馬を取り巻く状況は加速度的に悪化し続けた。リアルダメージの発生による苦痛、敗北が許されないプレッシャー、そして仲間の死。

気づけば、いつでも本気でデュエルを楽しみ、かっとビング魂と共に驀進し続けた九十九遊馬はそこにはいなかった。
怒り、叫び、そして嘆き悲しみ……そんな彼に、アストラルは自分を変えてくれたあの笑顔を取り戻させようとしていたのだ。

ホープ5体を前に、そして勝敗をかけたギリギリの駆け引きの中で、気づかぬうちに遊馬はかつての自分自身を取り戻しつつあった。

そして、とうとうアストラルの真意に気付いた遊馬は単独でのシャイニングドローを発動。
お互いの全力をぶつけ合いFNo.0 未来皇ホープを呼び出した遊馬を、自身のナンバーズたるホープドラグーンとともに迎え撃った。

最後の最後、未来皇の一撃の前に敗れるアストラル。

私は君の、その笑顔が大好きだった

忘れるな、遊馬。君のその意思を、かっとビングを

遊馬にエールを送り、遊馬のもとを去っていき、ヌメロン・コードで未来を書き換え(ここ重要)、
七皇を人間として転生させ、カイトを復活させた。
一方で、Ⅳの傷をそのままにしたりトロンの姿を戻さなかったのは、
遊馬の「過去をなかった事にしたくない」と言う想いを反映させたからだと思われる。
ただまぁ、七皇を転生させたりしたから戻してあげても良かったのでは? という意見ももちろん存在する。



そして、バリアン世界と融合したアストラル世界に起きる異変。
来るべき戦いの始まりとともに、彼は遊馬から受け継いだ「かっとビング」の精神を胸に、新たな戦いの舞台へと向かうのであった。





ちなみに、アストラル本来の使命はバリアン世界を消滅させることである。
最終的な結果を見てみると、
  • 七皇のいなくなったバリアン世界を、アストラル世界と再び融合させ一つの世界に戻すという形で消し去る
  • その過去から不安要素であるバリアン七皇を人間として転生させることで「追放」し、かつ遊馬の仲間に引き込む
と見ることもできる。
当初の予定とはかなり違った形になりながらも見事に使命を完遂している。


【余談】

上記のように物語の鍵を握る人物であり処女厨騒動を巻き起こしたほか、主人公に「一番大事なもの」と明言され、頻繁にピーチ姫状態になるところからゼアルにおける真ヒロインだという声が最終回放映後でさえ少なくない。


アストラルさんマジヒロイン え?やっぱりおかしいって?知ら管


漫画版のアストラル

ストーリーが途中から分岐するが、基本的には全く同じ。
ただし、最終的にたどった運命は大きく異なる。

この世界のアストラルは、破壊神e・ラーを打倒した後、その邪念をもろともに異空間に封印し、永遠に浄化し続ける人柱としての使命を背負っていた。
それに反発し、無二の友が一人犠牲になることを認めない遊馬。最後のナンバーズである希望皇ホープをかけたデュエルを挑まれたアストラルは、

そこまで言うのなら相手になってやる……そして君が私に勝つなど100年早いことを教えてやろう

豪語して周囲の光景をハートランドに塗り替え、最後の一戦に臨んだ。
序盤からナンバーズを3体呼び出して猛攻を仕掛けるも、返しの遊馬のターンでホープONEに吹き飛ばされ、往復2ターン目にして早くもお互いのライフが100と1に。

そして3ターン目、自身の切り札たるホープ・カイザーを召喚し、アニメ版ナンバーズを片っ端から特殊召喚して遊馬を追い詰める。
が、激闘の中でデュエルタクティクスを磨き抜いた遊馬はこの激烈な攻勢をしのぎ続け、最終的にはホープとホープ・カイザーの一騎打ちに敗れたことでアストラルは敗北。
だが、ホープ・カイザーの能力によりホープをコントロール奪取して手元に奪い、100枚のナンバーズを全て揃えてe・ラーを封印する準備を終えた。

最初からこれが狙いだったことに気づいた遊馬はなおも反発するが、どうしようもない現実を前に膝を折ってしまう。
そんな友にアストラルがかけた言葉は、

わかっているよ遊馬…君にそんなことを認めてほしくはない

私の時はここで止まる。だが君の時はこれから先もずっと続いていく

遊馬…君が未来を諦めた瞬間に私は永遠に死ぬ
オレが、諦めなければ……?
永遠に生き続ける……遊馬、忘れるな。君のかっとビングを


私は君を、ずっと愛している


九十九遊馬という存在への信頼の言葉。
元の世界へ戻っていく遊馬達を見送り、いつか来ると信じる再会の時を願いながら、アストラルは世界の狭間で一人眠りについた……。

漫画ZEXALの物語は、プロとなった遊馬がチャンピオンに挑戦し、いつかアストラルを取り戻すことを決意する場面で幕を閉じる。



ちなみにGX以降の漫画遊戯王の恒例・おまけマンガは今作では「三好先生の家に観察に来たアストラル」の話になっている。
こっちのオチはというと、「2015年現在、アストラルはまだ我が家にいます」だとか。


【デュエリストとして】

ZEXAL劇中ではナッシュに比肩するレベルの強豪であり、エクシーズ召喚を手足のごとく操る。
一期の序盤~中盤にかけては遊馬に指示を出す形で共に戦っており、基本的に戦績は遊馬のものとイコールになる。

単独でのデュエルは最終戦を含めて3回、漫画版だと1回だけだが、その頭脳をフル活用したエクシーズ攻勢は驚愕の一言。
遊馬との違いは主に防御を重視しつつ、カード・アドバンテージを稼いでいくデュエルスタイルで、これはゴゴゴゴーレムの扱い方が顕著。
ただ、作中最強のデュエリストであるカイト相手ではさすがに分が悪く、遊馬が乱入してきてZEXALに変身できなければ敗北するところだった。

No.96との対戦では遊馬のデッキを借用していたが、最終戦を見る限り、
個人のデッキはエリファス同様メインデッキのモンスターがない魔法・罠オンリーの構成で、
エクシーズ素材を代用する永続魔法と大量のRUMで片っ端からナンバーズを呼び出す大量展開型の模様。攻撃は最大の防御ということか?

漫画版ではオノマト組をモデルとした「アストラル」カテゴリのモンスターを使用しているのが確認できる。
また、彼個人のナンバーズとして「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」と「No.93 希望皇ホープ・カイザー」が存在する。



遊馬、追記・修正するぞ! 君のかっとビングを見せてみろ!!


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最終更新:2023年08月13日 03:34

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