メンチカツ

登録日:2012/09/14(金) 17:27:58
更新日:2024/02/11 Sun 11:18:34
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メンチカツとは、つなぎを加え固めたミンチ肉を成形し、パン粉の衣をつけた揚げた食べ物で、日本発祥の洋食の一つである。


起源については大きく二つあり、一つは東京、浅草の洋食屋が豚カツから着想を得て作った「ミンスミートカツレツ」から来たと言う、「豚カツからの派生説」。
そしてもう一つが、神戸の肉屋がミートボールをヒントに作ったと言う「ミートボールからの派生説」である。

この二つは二つともになかなか説得力があるため、今日に至るまで結論は出ていない。


■現代のメンチカツ

現代社会においてメンチカツは、コロッケハンバーグ、トンカツなどと同じく完全に市民権を得た食べ物となっており、
洋食屋はもちろんの事、食堂や定食屋などにおいても自然とメニュー欄に名が載っている存在となっている。
一枚肉から作るトンカツと違い挽き肉を使うので、安価に提供できるのもまた魅力である。
見た目、製法ともにコロッケと共通点が多いのもあってか、この二つが共存している事も多かったりする。
ハンバーグ風メンチカツとして、ナツメグを入れているものも。


■作り方

挽き肉に塩胡椒し、牛乳に浸したパン粉や卵、炒めたタマネギなどをつなぎにしてよく混ぜ、
成形して(この際、両手でキャッチボールして中の空気を抜けば揚げ崩れを防げる)卵につけ、パン粉をまぶして揚げれば完成である。

普通は丸く成形されるが、挽き肉製故に形も融通がきくのが長所の一つ。
平たく大きくしてトンカツの形にすれば、見た目も豪華に出来るぞ。

やはり、肉汁ジュワリな揚げたてで味わうのが一番美味しい。
柔らかなメンチを箸で二つに割れば、肉汁が溢れ…。たまらない。
たっぷりのキャベツと共にいただこう。

ちなみに、お隣の国、韓国において、「トンカツ」と言えばトンカツ型のメンチカツの事である。
日本統治時代に伝わった料理「トンカツ」は、もちろん一枚肉で揚げるものが伝わったのだが、コストの低い挽き肉で作ったものの方が食堂では出回っているのだ。


■食べ方

◆ご飯のおかずとして

普段の食事のお供として何気なく食べられるのもまた魅力。
安価な上に肉汁がご飯に合うメンチカツは、やはりウスターソースやケチャップをかけてご飯をかっこみたい。

◆高級な外食として

と同時に、材料を吟味してしっかり作れば高級な食事としての素養も持つのがメンチカツ。
鉄板に乗せられ特製デミグラスソースがかかればあっと言う間に高級ディナーのメインディッシュにもなってしまう。

◆カツサンド

パンに挟めばカツサンドにも。
柔らかなメンチカツはパンと共に容易く噛みきれるので、パンとの一体感ならばトンカツのサンドより上かもしれない。
冷めても十分美味しいのでお弁当にも是非。

◆カツカレー

皆大好きカツカレー。
そのままカツの食感を残して食べるか、カレーをよくまぶしてしっとりなった所を食べるかはあなた次第。
ルーに溶ければコクも出るぞ。



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最終更新:2024年02月11日 11:18