魔導書(遊戯王OCG)

登録日:2012/04/21(土) 14:28:11
更新日:2023/12/09 Sat 19:50:20
所要時間:約 5 分で読めます




魔導書』とは『RETURN OF THE DUELIST』(以下『REDU』)で正式にカテゴリ化した、その中の多くが魔法カードで構成されているカテゴリである。
この名を持つ魔法カードの多くが魔法使い族に関する効果を持ち、効果の汎用性も比較的高い。

また、同時に『魔導書』に関する効果を持つ『魔導』と名の付くシリーズモンスターも登場している。
詳しくは魔導(遊戯王OCG)の項目にて。

『REDU』以前のパックにも『魔導書』の名がついていたカードとして「魔導書整理」「隠された魔導書」などが存在していたが、ここでは『魔導書』が初めてカテゴリ化された『REDU』以降の『魔導書』を紹介する。


グリモの魔導書 通常魔法
デッキから「グリモ」以外の「魔導書」と名のついたカード1枚を手札に加える。1ターンに1枚しか発動不可。

他の「魔導書」関連のカードでは『「魔導書」と名のついた魔法カード』という指定があるのに対し、このカードは「魔導書」の名さえついていれば魔法以外もサーチでき、「魔導書士 バテル」や「隠された魔導書」などもサーチできる。
『魔導書』の核と言える魔法カード。臨機応変なサーチを行おう。3積み推奨。
……だったのだが、後述の「ルドラの魔導書」らとの出張セットが出張しすぎたためか2017年10月1日に制限カード化してしまった。
元々の魔導書使いは泣いていい。
そして2018年4月1日で制限解除となったが、今度は相方のルドラが制限入りとなった。

ヒュグロの魔導書 通常魔法
魔法使い族1体の攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントアップし、相手モンスターを戦闘破壊した時に『魔導書』と名のついた魔法をサーチする効果を付与する。1ターンに1枚のみ発動可能。

エンドフェイズまでの強化カードとしては高い性能を誇る。ライオウのようなこのデッキのメタとなるモンスターや相手の高攻撃力モンスターを倒すのに役立つ。発動する以上はサーチ効果も成功させたいところである。


ネクロの魔導書 装備魔法
手札の「魔導書」と名のついた魔法1枚を相手に見せ、墓地の魔法使い族1体を除外する事で発動出来る。魔法使い族1体を蘇生し、蘇生した魔法使い族のレベルは、発動時に除外した魔法使い族のレベル分アップ。1ターンに1枚しか発動不可。

少し扱いづらいが、蘇生に成功した後はサイクロンなどで破壊されても装備モンスターは破壊されない。レベルが上がるので高ランクのエクシーズ召喚に繋げよう。

トーラの魔導書 速攻魔法
魔法使い族1体に魔法か罠への耐性をエンドフェイズまで付与する。

魔法使い族1体に「禁じられた聖槍」に似た耐性を付与できる魔法。速攻魔法なので相手の動きに合わせて耐性を与えられるため非常に強力。モンスターの効果には対応しないが、それでも充分心強い。
ちなみに、このカードは「魔導書」の中では珍しく1ターンに1枚の発動制限がない。

アルマの魔導書 通常魔法
「アルマ」以外の、除外されている「魔導書」と名のついた魔法1枚を手札に加える。1ターンに1枚までしか発動不可。

「ジュノン」等で除外した「魔導書」を回収して再利用しよう。

ゲーテの魔導書 速攻魔法
自分の場に魔法使い族が存在する場合、墓地の「魔導書」と名のついた魔法を3枚まで除外して発動。このカードを発動するために除外した魔法の数によって以下の効果を適用。1ターンに1枚しか発動できない。
●1枚:セットされてる魔法・罠1枚を持ち主の手札に戻す。
●2枚:モンスター1体を選んで裏側守備または攻撃表示にする。
●3枚:相手の場のカード1枚を除外する。

墓地の「魔導書」を除外して発動、その数によって効果が変わる速効魔法。
1枚を除外して発動した場合は微妙。エンドサイクの要領で使うのが効果的か。
2枚を除外して発動した場合は「月の書」・「太陽の書」のような使い方ができる。「バテル」の効果を再利用する事も可能。
3枚を除外して発動した場合は相手の場のカード1枚を表裏関係なく除外できる。強力。


魔導書院ラメイソン フィールド魔法
自分の場または墓地に魔法使い族が存在する場合、1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動できる。『ラメイソン』以外の墓地の『魔導書』と名のついた魔法1枚をデッキの一番下に戻しデッキから1枚ドロー。
また、このカードが相手に破壊され墓地へ送られた時、墓地の『魔導書』と名のついた魔法の数以下のレベルの魔法使い族1体を手札・デッキから特殊召喚できる。

自分のスタンバイフェイズ時に、墓地の「ラメイソン」以外の『魔導書』と名のついた魔法をデッキに戻しつつ手札を増やすことができる。
また、2つ目の効果は、発動タイミングさえ逃さなければ、墓地に行った時点で「魔導書」が墓地に一枚(破壊された「ラメイソン」が)ある事になるため、「神の警告」などで邪魔されなければレベル1の魔法使い族は出せる。
名前の由来は、大アルカナの一つ「The Tower(塔)」のフランス語での呼び名「La Maison de Dieu(『神の家』という意味)」。


ルドラの魔導書 通常魔法
「ルドラ」以外の場・手札の「魔導書」1枚or場の魔法使い族モンスター1体を墓地に送り2枚ドロー。
1ターンに1枚制限あり。

使い勝手の良いドローソース。役目を終えたバテル辺りをコストにすれば無駄がない。
また、効果解決時にカードを墓地に送る処理をする為、このカードの後に速攻魔法の「魔導書」をチェーンする事でそのカードをコストに出来る。
ただし、「セフェル」でこのカードをコピーしても、その「セフェル」自身をコストにすることはできないので注意。
2018/4/1でグリモの制限解除と入れ替わりでこっちが制限に。



非常に堅実に稼ぐのがこのカテゴリである。安定感があり関連する下級の優秀さもそれに拍車をかけている。


除去によるアドバンテージを安定して稼げるのが関連ではジュノン程度なのでこの事故はかなり恐いと言えるだろう

またサポートカードは豊富だが展開力自体はそこまで高く無い。

魔法使い族には優秀な下級が多いので派遣しての数を増やした方が良いかもしれない。

やたら速いか、やたら制圧力があるが多く登場する中、爆発力こそ無いが、この様に着実にを稼いでいくも捨てた物ではないのではないだろうか?


しかし…


魔導書の神判 速攻魔法
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの枚数分まで、自分のデッキから「魔導書の神判」以外の「魔導書」と名のついた魔法カードを手札に加える
その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる
「魔導書の神判」は1ターンに1枚しか発動できない。

『LTGY』で登場したこの魔導書の存在から、『魔導』のデッキは一躍環境トップへと躍進した。
赤字の部分を読めば分かるが、上手く回ると信じられない程のアドバンテージを得られるのだ。

しかし、こんなカードが当然許される筈が無く、2013年9月のリミットレギュレーションにていきなり禁止カードに指定された。
かのDDBをも上回る、登場からわずか197日での禁止化である。



追記修正は『魔導書』を見せてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王
  • 魔導書
  • 魔導
  • 魔法カード
  • サーチ
  • 遊戯王OCGデッキテーマ項目
  • 魔導書の神判
  • 魔法使い族
  • タロット

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月09日 19:50