ボクらの太陽シリーズ

登録日:2010/02/09(火) 16:18:10
更新日:2024/01/10 Wed 08:17:17
所要時間:約 5 分で読めます




ボクらの太陽』シリーズは、コナミが2003年からGBAやニンテンドーDSで展開していたゲームシリーズである。
監督はMGSで有名な小島秀夫であり、小島秀夫繋がりのパロディ等も度々見られる。

DS発売前よりスタッフから起承転結であることが明言され4作で完結となっている。

シリーズ一覧
(4作目のみDSで他はGBA)

漫画版『太陽少年ジャンゴ』もコロコロコミックで4年近く連載されていたが完全に別物。
可愛らしい絵柄のゲーム版とは異なり殺伐とした絵柄であり、くだらないギャグや顔芸がしょっちゅう飛び交うものの、
内容はコロコロとは思えない程シリアスであり、終盤のインフレはドラゴンボールレベルに吹っ飛んでいた。
作者のひじおか誠は現在ドラえもんの学習漫画を手掛けている。


ゲーム作風は暗く終わりの見えない絶望的な戦いを戦い抜く印象が強く、シリーズが完結しても結局根本的な解決にはならなかった。
が、登場人物もそれをわかってなお戦い続けている。
教示に満ちた展開や台詞も多く、名作と評する人も多い。

他のゲームに見られない本作最大の特徴は、GBA版3作品ではカセットに内蔵時計に加えて「太陽センサー」が搭載されていることである。
これは現実の太陽の光を感知し、センサーで感知した光量がそのままゲーム内に「太陽ゲージ」として反映される。
この太陽ゲージが随所に影響を与え、ゲーム進行には必ず必要となる。
DS版では内蔵時計はハード側の機能に移り、「太陽センサー」はGBA作品いずれかをダブルスロットすることで使用できる。

また、他にある意味一番有名な点として、同じくGBAの名作シリーズ『ロックマンエグゼ』シリーズ及び『流星のロックマン』シリーズとの異例なコラボが挙げられる。
これ自体は小島秀夫氏と稲船敬二氏が個人的な親交を持っていたことから始まったものなのだが、
コロコロ繋がりという面と、プロデューサー同士の親交という縁があることから始まったこと自体は異例ではない。
普通のコラボなら少しおまけ程度で登場したり、装備が作れたりするぐらい…というか、普通はそうであろう。
本作とエグゼ・流星とのコラボの特筆すべき点は、開発会社・ゲームジャンル・舞台設定などがまるで違う2つの作品で通信対戦・データ交換ができたことだろう。
ちなみにソフト単体でも専用シナリオ付きでコラボがあり、一人プレイでも楽しめるようになっていた。

コラボ用の装備として、あちらには「ガンデルソル」「おてんこさま」「ジャンゴ」「伯爵」などがバトルチップとして登場。
こちらでは「ロックバスター」を始めとしたナビの装備をイメージした装備が手に入るようになっている。


◆ストーリー

闇に覆われ、生と死の輪廻に反生物アンデッドと闇の一族イモータルが介入したことによって訪れた暗黒の時代。
人々は太陽を忘れ、太陽の街と呼ばれたサン・ミゲルは死の街と化した。
かつて最強と呼ばれたヴァンパイア・ハンター紅のリンゴの息子、太陽少年ジャンゴは父より継ぎし愛銃「太陽銃ガン・デル・ソル」を手に、
父の仇であるヴァンパイアロード伯爵を追って死の都イストラカンを訪れた。
かつて父とともに旅をした太陽の使者おてんこさまとの出会い、伯爵に捕らわれた大地の巫女リタの救出、
そして生き別れの兄サバタとの再会を経て、ジャンゴはイストラカンの謎に迫っていく。

その後「続」ではサン・ミゲル、「新」では世紀末世界、「DS」で星紀末世界を舞台とする。
また、DS版は世界観と登場人物が総入れ替えとなっている(おてんこさまに関しては不明)

GBA版の主人公は太陽少年ジャンゴ
DS版はどう考えても「サバタ」


◆主な登場人物
  • ジャンゴ
本作の主人公。
太陽少年という称号を持ち、太陽銃「ガン・デル・ソル」の後継者。
最強のヴァンパイアハンターだった父・リンゴから太陽を操る術と「紅のマフラー」を受け継いだ。
顔に白いフェイスペイントをしており、夏でも長袖・マフラーを外さず、また冬でも半ズボンである。
父・リンゴの太陽と母・マーニの月の血を併せ持つ。父親の仇を追うため、イストラカンに行き、そこで大地の巫女リタや生き別れの兄サバタと出会う。
「続」の劇中で半ヴァンパイア化してしまうが、浄化された結果太陽と暗黒の力を使い分けられるようになる。
「新」では、冒頭地下牢獄に封印されていたが、ヴァンパイアの血の力によって復活する。だが、その影響で軽い記憶喪失に陥った。

明言されていないがDSではラタトスクに敗北し死亡していると思われる。


太陽の星霊。かつてはジャンゴの父親とともに戦った歴戦の勇士。その豊かな知識と経験を元にジャンゴを導く。
その正体は太陽意思ソルが地上に降臨したもので、ヒマワリのような形をしていている。大抵終盤で拉致られる。
DS版ではおめめパッチリ。
見た目の割に声が渋い。


  • サバタ
暗黒少年にして月下美人という二つの面を持つ。ジャンゴの双子の兄だが、幼い頃に親元から連れ去られ、
偽りの母、闇の女王(クイーン)に太陽銃「ガン・デル・ソル」とは対を成す暗黒銃「ガン・デル・ヘル」の使い手として育てられた。
実の母・マーニから月の巫女(月下美人)の力と「月光のマフラー」を受け継いだ。
イモータルの尖兵だったが、マーニを通して自らの出生を知ると同時にクイーンに怒りを覚えイモータルと決別し、ジャンゴの味方となる。
ゾクタイでは要所要所で彼が操作キャラになる。
また「彼」からバレンタインデーのチョコレートをもらうことが出来る。
流石月下美人大した奴だ……。

新ボクでは裏切ったとされるが、実際は洗脳されていただけ。
後にカーミラのおかげで月下美人に昇華した。
対決BGMに人気があり、戦いの後ジャンゴに自らを浄化することを願う。
その後破壊の獣と同化しラスボスとして現れる。
実はその際の彼をどうするかでEDが分岐する

DSでは破壊の獣と同化しおそらく人として死亡したと思われる。


  • ジャンゴ(DS版)
偉大なる戦士トリニティの息子。
活発的で元気な少年で、GBAのジャンゴとは真逆の印象を受ける。
DSメールによれば年齢は10歳らしく、甘い物が好きでトマトが嫌い。


裏設定・ファンの間で定説とされる話がある。
それはトリニティの血縁関係である。
トリニティが母の鉄拳を耐えるために鍋を装備していること。
改変前の世界で母と伝説の戦士を探したこと。
母と伝説の戦士が親しい間柄だったこと。

伝説の戦士がジャンゴだとするならこれらを総合するとトリニティはジャンゴとリタの息子であることがわかる。

ということは世紀末ジャンゴは星紀末ジャンゴの祖父であり太陽仔や大地の巫女、月下美人の血を受け継いでいることになる。


  • サバタ(DS版)
二本角のヴァンパイアを追う隻眼の剣士。
人との関わりを煩わしく思っていたが、ジャンゴと一緒に戦う中で彼の力を認めるようになる。

本名はサルタナで、元ギルドの戦士であり、トリニティの弟子だった。
二本角のヴァンパイア=デュマとの戦いで重傷を負い、記憶の大半を失って半ヴァンパイア化して再生。
そのため、眼帯の下は傷を隠しているのではなく、ヴァンパイアの赤眼となっている。
なお、正確にはある程度記憶は戻っているが、デュマへの執着心でそれ以外はどうでもいい状態。


出ない。




明日もまた日は昇る!
いつも当項目に加筆と修正を!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゲーム
  • ボクらの太陽
  • ボクタイ
  • コナミ
  • シリーズ項目
  • ゾクタイ
  • シンボク
  • デスボク
  • ロックマンエグゼ
  • 流星のロックマン
  • GBA
  • DS
  • 小島秀夫
  • 太陽
  • センサー
  • 隠れた名作
  • 太陽おおおおお!!
  • いつも心に太陽を
  • 明日も日は昇る!
  • KONAMI
  • 太陽光
  • ゲームボーイアドバンス
  • ニンテンドーDS

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月10日 08:17