ダークネスホール(流星のロックマン)

登録日:2011/11/07(月) 01:06:12
更新日:2022/11/18 Fri 22:57:34
所要時間:約 5 分で読めます




A「くっ…残りHP500か…!だが!これでどうだ!」
つ ホーリーパネル
つ オーラ
つ インビジブル

A「どうだ鉄壁の守り!更にシールド連打しまくって粘ってやr…」

B「…………」(ニヤリ) ポチッ

ギュウウーン

A「えっ?HPがどんどん…う、うわあああああああ」

ティウンティウン



ダークネスホールとは、流星のロックマンのバトルカード。

ギガクラスカード(名前の通りエグゼでいうギガチップに相当する)に位置し、その効果は
「ウイルスはHP250以下
ボスはHP500以下のすべての敵をデリートする」(そのまま抜粋)

文字だけ見るとあまり大した事はなさそうだが、このカードの真に恐ろしい所以は
HPの条件を満たしている限り、殆どのシチュエーションで例外はないという所である。
上記のようにホーリーパネルの上でオーラを張って、更にインビジブル状態で且つシールドを張っていようが、もっと言えばアンダーシャツを付けていようがこのカードにかかればお構いなし。問答無用でHPを0にされる。
唯一の例外は罠カード「ギガマイン」を張られていた時のみ。が、流星の罠カードはパネルを使ったものなので○○○ステージ系のカードで簡単に解除出来たり、例え返されてもHPが500より上なら全くの無害である。
少なくない「エグゼはやったけど流星はやった事がない」という人も、このカードの恐ろしさは分かっていただけると思う…
また入手も最初の町のショップで購入可能(数万ゼニーするが)と割と入手しやすいのもGood。
特に2はウェーブコマンドカードで数万ゼニーのお小遣いを貰える為、入手はかなり容易に…



◆流星1
流星1においてこのカードはレオver限定であり、発売前までは圧倒的不人気だったレオverの価値を大幅に上げた。
まだこの頃はギガカードが乱れ飛ぶ環境でもなくギガマイン採用率も高くはなかったため、一番輝いていた時期だったかもしれない…



◆流星2
シノビverのギガカードとして登場。
この頃からWi-Fi対戦が導入され、このカードも輝かしいデリート街道を突き進む!


…かと思いきや
流星2には奴がいた


トライブキングである。


全カードの攻撃力を2倍にする化け物のコイツは、攻撃力のあるギガカードなら平気で1000ダメージ越えを出せるのだ。
悪く言えばトドメしか使えないこのカードに比べ、普通に攻撃に使えるギガカードの方が魅力が増した。
だが、これだけで済むならまだ良かった。


これだけで済むならまだ良かった


本来トライブキングは変身にある程度のターン数を要する為、必ずしも対戦の主軸にはならなかった。
…はずだったが、本作から導入された「ウェーブコマンド」で、なんと「最初からトライブキングになれる」コマンドが解析により発見。

更に、周辺機器「スターキャリアー」を遊ぶ事によってのみ手に入るステータス強化コマンドも解析、流出。
一番強力な強化コマンドだと「HP+990、メガクラス+2、ギガクラス+3」というとんでもないコマンドが存在する。

これら2つは某所に晒され瞬く間に大流行、流星2の対戦環境は3000やら4000やらのHPで最大でフォルダの1/3を占めるメガカードやギガカードを連発するという新しすぎるインフレ状態へと突入していった。
その中で「HP500以下」でしか効かないダークネスホールはやや魅力が薄れたのは言うまでもない…まあ効果は変わらずだったので、HP500以下になった時は相変わらずの脅威だが。



───そして、彼の花道が完全に崩落する時がやってくる───



◆流星3
このカードがほぼ完全に華やかな道を閉ざされたシリーズ。

理由は2つ

  • カスタム画面の仕様変更
「バトルカードの重なり」というシステムが新たに登場。
重なったカードは上にあるものからしか使えない、という仕様なのだが、前作のメガギガ乱舞を反省して
「カードのランクが上に行くほどカードの大きさが大きくなる」という仕様も出来た。

つまり、このシステムではメガカードやギガカードはカスタム画面においてカードを自由に選びにくくなる、やや邪魔をする存在になるのだ。
これによりメガカードやギガカードを主体とした戦いは目に見えて落ち着きを見せたが

一番ワリを喰ったのはコイツである

HP500以下の相手にしか効かないのに、バトル開始からこのカードがカスタム画面をデーンと占領していたら…?
当然開始時には効くはずもなく、かと言って他のカードはこのカードの下に埋まって使えない。
そう、かなりの邪魔者となってしまったのだ…。

前作のインフレを反省してのこの仕様だが、前作の恩恵を殆ど受けられなかったこのカードが一番打撃を受けたのである。


更に

  • コーヴァスノイズの登場
○○○ノイズというのはエグゼでいうスタイルチェンジの一種のようなものだが、このノイズの特徴として
ブラックホール系カードを無効というものがある。
ダークネスホールはこのブラックホール系に属する為、なんとコーヴァスノイズ相手にはキャノン以下の役立たずカードに成り下がってしまうのだ…。



これらの理由により最強候補とまで言われたこのカードは凋落の一途を辿ってしまった。
環境というより仕様の変化による凋落なので、時間が経った今でも見直される事はない…


続編が出るかどうかはあやふやな流星だが、このカードが再び返り咲く日は来るのだろうか…?



HP500を切る前に追記・修正お願いします。

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最終更新:2022年11月18日 22:57