不死

登録日:2010/07/27 Tue 19:26:30
更新日:2024/03/01 Fri 17:53:53
所要時間:約 8 分で読めます




不死とはそのまんま『なない』こと。不死身とも呼ばれる。
どうやっても死なないが、不死設定がある訳ではない「異能生存体」についてはここでは扱わず、該当項目にて扱う。

一言に不死と言ってもいくつかの種類がある。



【完全なる不死】

どんなことがあっても絶対に死ぬことはない。
日本のアニメやマンガではあまり見かけないが、宗教神話では定番。アメコミにもそこそこいる。
全知全能の同然なキャラが多い。


《完全な不死》

上記の通り死ぬことも老いることもない完全な不老不死。

〔代表例〕

火の鳥(手塚治虫のキャラクター 但しプロトタイプの『ギリシャ・ローマ編』では「3000年」の寿命が存在)
アンデッド(仮面ライダー剣)
▼パイロン(ヴァンパイアシリーズ)
赤屍蔵人(『ゲットバッカーズ』での裏新宿が存在する世界のみ)
No.37564(世界の中心、針山さん)
デスギドラ(モスラ(1996年))
▼アグニ(ファイアパンチ)
▼蓬莱人…藤原 妹紅蓬莱山 輝夜八意 永琳(東方Project)
▼「終わらない水」を飲んだ人間たち(謎の老婆シリーズ)
▼しをちゃん(死を失いし者)(しをちゃんとぼく)
不死身探偵オルロック
アンディ/ヴィクトル(アンデッドアンラック)
▼幸福(地獄堂霊界通信)
ロン(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
ザマス(ドラゴンボール超)
▼ワッハマン(ワッハマン)
▼ヘラクレスの栄光シリーズの仲間キャラ*1
超越者・超越存在の多く
両津勘吉を始めとするギャグ漫画の登場人物達


《完全な不死であるがそれを破る天敵が存在する》

本来世界観上どのような手段でも死なないが、物語開始時点に不死の加護を打ち破れる手段を獲得した埒外の存在が現れるという非常に珍しいケース。

〔代表例〕

▼神祖、使徒(シルヴァリオ ラグナロク)*2
▼デウスエクス全種族(ケルベロスブレイド)
▼乙姫(波打際のむろみさん) ※不老不死だが、リヴァイアさんの力で死を与えることが出来る模様。


【不完全な不死】

基本的には不死だが、何らかの条件で死亡する。
再生力が高いだけだったり、特定の攻撃以外が入らないというパターン。
アニメやマンガで敵キャラクターとして登場することが多い。

〔代表例〕
▼冷堂青紫(不死探偵・冷堂紅葉)*3

《不老だが完全に不死ではない》

不老であり老化による寿命で死ぬことはないが、外傷等で死ぬことはある。
なお、現実には細菌でも環状のDNAを持つ生物は分裂回数に限界はないのでこのタイプ。
DNA複製酵素は端を複製できず、真核生物は両端にテロメアを持つことでカバーしているが、環状ならば端はないため。*4

〔代表例〕

カーズ様(ジョジョの奇妙な冒険)*5
▼エルフ族(指輪物語)
▼二バス・オブデロード(タクティクスオウガ)
バグスターの面々(仮面ライダーエグゼイド、元々がコンピューターウィルスのため老いの概念がない)
▼ベターマン(ベターマン)
ハイランダー症候群
▼オキナガ(白暮のクロニクル)
大類人(おおるど)(小類人)
▼ベニクラゲ
▼ロブスター
▼孫悟空(西遊記(中国古典)*6
完璧・無量大数軍/完璧超人始祖(キン肉マン)
▼谷風長道(シドニアの騎士)
▼ファン(アンデッドアンラック)
▼エターナルズ(MARVEL COMICS)
▼ゾナハ病の最終段階に至った患者たち(からくりサーカス)
▼ラーズ・アル・グール(バットマン)*7


《不死だが不老ではない》

ダメージを受けても死なないが、肉体の老化はそのまま継続する、不老ではない不死。
つまりは身体がボロボロに衰弱しても死ぬことができない、「無間地獄」とも呼べる状態。
「全身を粉砕・溶解しても生きているのか」などの詳細は作中で説明されないことが多い。

〔代表例〕

▼ストラルドブラグ(ガリヴァー旅行記)
▼山之辺マサト(火の鳥 未来編):※肉体が消滅しても意識体となって存在し続けたため、下記の「精神的な不死」にも該当。
▼ネンガ流後継者(忍ペンまん丸) ※下記の「条件付きの不死」にも該当。
▼神代家の直系(SIREN) ※始祖が受けた呪いが一部引き継がれたのが原因で、かつ、劇中で謎の炎で燃やされて死んだ神代家の者がいるので、下記の「条件付きの不死」「不死の呪い」にも該当。
ポーキー・ミンチ(MOTHER3)
▼ショット・ウェポン(New Story of Aura Battler DUNBINE)※下記の「不死の呪い」にも該当。
ドクター・カオス(GS美神 極楽大作戦!!)
▼『不死の猟犬』の世界の人間(不死の猟犬)*8
▼秘薬摂取者(永遠に美しく…)
▼天元(呪術廻戦) ※500年ごとに自身と適合する人間「星漿体」と同化しないと、呪霊に近くなってしまう。


《不死だが再生しない》

どんなダメージを受けても「死なない」が、受けたダメージは治らず、死亡状態になれば半ばゾンビと化す。
要するに《不死だが不老ではない》のと似た様な「無間地獄」状態に陥り、しかも前述のケースと異なり肉体面のカモフラージュを施さなければ只の異形と化す。
それこそ生きているだけの肉塊になってしまう可能性も…

〔代表例〕

▼マデリーン・アシュトン、ヘレン・シャープ(映画『永遠に美しく…』)
飛段(NARUTO‐ナルト‐)
SCP-1682-JP(旧版)(SCP Foundation)
▼女王アンナリーゼ(Bloodborne)
不死者(アムリタ)(事象地平線戦アーディティヤ)*9


《再生型の不死》

ダメージは受けるが、銃弾で頭を撃ち抜かれたり粉々になったり、燃やしたりしても再生する。
大きなダメージを何度も食らうと再生できなくなったり、極太ビームなどの強力な攻撃で跡形も無く消されたりして死亡する場合が多い。回数制限があるケースもある。
また、傷ついても死なないだけで老いや病には勝てない例も。
人造人間やナノマシンを注入した人間が多く分類される。
比較的不死性の低い者は、窒息などで生命活動を停止させられる。
死亡はしなくても凍らせたり、再生してもすぐ大ダメージを受けるループを永遠に繰り返される状況に置いて封印されたりすると無力化されてしまう。

〔代表例〕

スーパースターマン(とっても!ラッキーマン
セル(ドラゴンボール)
魔人ブウ(〃)
戸愚呂(兄)(幽☆遊☆白書)
▼ホムンクルス(鋼の錬金術師)
Dr.バイル(ロックマンゼロ)
ヴァンプ(METAL GEAR SOLIDシリーズ)
屍人(SIREN)
▼戦部厳至(武装錬金)
▼雅(彼岸島)
▼ジェノバ(FINAL FANTASY Ⅶ)
奈落(犬夜叉)
ウルヴァリン(X-MEN)
▼谷風長道(シドニアの騎士)
カレルレン(ゼノギアス)
▼カンケル(ベターマン)
ダークブレイン(コンパチヒーローシリーズ)
▼殖装者(強殖装甲ガイバー)
アプトム(強殖装甲ガイバー)
▼ディスティ・ノヴァ(銃夢)
BYDO(バイド)(R-TYPE)
▼スターゲイザー(ニンジャスレイヤー)
ゾンビマン(ワンパンマン)
▼ナミウズムシ(プラナリア)
SCP-682(SCP Foundation)
薬師寺天膳(バジリスク~甲賀忍法帖~)
▼阿魔野邪鬼(伊賀の影丸)
▼人魚の肉を食べた人間(人魚シリーズ)
カペラ・エメラダ・ルグニカ(Re:ゼロから始める異世界生活)
富江(富江、複製型あるいは群体型の不死にも該当)
▼虚、江華(銀魂)
クラッコ(星のカービィ)
万次、八百比丘尼、閑馬永空、尸良(無限の住人)
不死身のヴォルフ、レッドキャップス(ARMS)
ところ天の助(ボボボーボ・ボーボボ)
▼天魔クァバルナ、不死の魔王ネロドス(ドラゴンクエストX)
▼武器人間(チェンソーマン)
クマチャッピー(ピクミン2)
タマコキン(〃)
▼フリー(ソウルイーター)*10


《死んでも復活する》

普通に死ぬのだが、完全に死亡しても時間経過等で自動で復活する。
殺せば一時的にこの世からいなくはなるが、完全に根絶することはできず、いずれまた再びこの世にあらわれてしまう。
対処法としては殺さずに封印するなどがある。

〔代表例〕



《再生限界・回数制限のある不死》

平たく言えば「残機制」。一定回数や時間までは死んでも復活するが、死亡回数・不死の有効期限を使い切ればそのままご臨終となる。
回数を使い切らせるまで殺し続ければいいので楽と言えば楽だが、このタイプでは残機を外部から補充したり、一定時間ごとに回数がリセットされる連中もいたりする。

〔代表例〕

角都(NARUTO、他者の心臓をストックして生きながらえてる)
アーカード(HELLSING、命を他から収奪してストックする)
▼血の戦士(怪物王女、「王族の血」の効力が切れるまで不死身)
新檀黎斗(仮面ライダーエグゼイド、99回までは死んでも復活する。※下記の死者が生き返ったタイプの不死or転生型の不死にも該当?)
▼黒大兎(いつか天魔の黒ウサギ、死亡して15分以内なら6回まで死んでも復活出来る)
バーサーカー(Fate/stay night、宝具「十二の試練(ゴッドハンド)」の力で11回分までは死んでも復活する)
▼神山博士(SCP Foundation、死亡後、同一の記憶、性格、身体的性質などを持つ一卵性の兄弟が出現する)
▼魔将ク・ルーム(Ruina〜廃都の物語〜、不死の衣によって七つの命を得ている)
▼スペランカー先生(スペランカー先生非常に死にやすい残機はあちこちに落ちている1UPを取って補充する)
▼バビル2世(バビル2世 ザ・リターナー、脳を吹っ飛ばされても数秒で再生するが限界はある模様)
アブソリュートディアボロ(ウルトラシリーズ、死亡しても「アブソリュートハート」を消費して復活する)
▼コンロン(ゴゴゴ西遊記)*13
▼エージェント・時田(SCP Foundation、オブジェクトの影響で、自分の身近な人を「残機」として使用することができる)
▼残機制ゲームの主人公たち


《運命による不死》

肉体的には普通の人間とそう変わりないが、運命によって死なないこと、殺されないことが決定づけられている不死。
運命による死が定まっていることで、逆にそれに反する形の死を運命が退けるケースもある。

〔代表例〕

キリコ・キュービィー(装甲騎兵ボトムズ)
鳴海清隆(スパイラル~推理の絆~)
▼ミズシロ・ヤイバ(〃)
鳴海歩(〃)
▼ミズシロ・火澄(〃)
岡部倫太郎(Steins;Gate)
有馬たくや(この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO)
照井竜(仮面ライダーW)
▼ラッキー(宇宙戦隊キュウレンジャー)
▼勇者(ランスシリーズ) ※場合によっては《不死だが再生しない》に陥る
デスノートに名前及び死亡日時を書き込まれた人間(DEATH NOTE)*14
▼アングマールの魔王(指輪物語)*15
▼被虐探偵(探偵撲滅)
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの攻撃を受けた者(ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風)*16


《複製型あるいは群体型の不死》

個体自体は不死ではないが、いくらでも複製を用意できるもの。
後述の《憑依型あるいは転生型の不死》と違い、全個体ほぼ同一のスペックである事が多い。

〔代表例〕

ウルトロン(MARVEL COMICS)
シグマ(ロックマンXシリーズ)
シアン・シンジョーネ(パワプロクンポケット12)
▼ディスティ・ノヴァ(銃夢 LastOrder)
蒼崎橙子(空の境界魔法使いの夜)
▼バモーゾ(されど罪人は竜と踊る)
巴武蔵司令官(ゲッターロボ・サーガ)
▼光子力研究所(マジンガーZ健在!?(SUPAROBO COMIC X))
イノベイドたち機動戦士ガンダム00
▼大和博士(SCP Foundation)
▼SCP-916-JPスワンプマン(SCP Foundation)
メガヘクス(仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル)
▼ネクスト(ARMS)
▼増殖獣バイロゴーグ(ドラゴンクエストX)
メタルクウラ(ドラゴンボール)
▼自我データのバックアップを保存したヨルハ部隊員(NieR:Automata)


《無敵型の不死》

ダメージ自体を受けないか、微々たるものにする不死。
特定の弱点か攻撃のみダメージを受け、初見は苦戦するが、対策を取られてあっさり死ぬパターンが多い。
RPGのボスによく使われる。
またプレイヤーキャラの場合、設定としては不死のキャラもいる(ゲームの演出上、ゲームオーバーになると死ぬが)。

〔代表例〕

▼アキレス(ギリシャ神話) *17
ジークフリート(叙事詩)
▼ビゾウロ(伝説)
穢土転生で蘇った者(NARUTO
ダオス(テイルズ オブ ファンタジア)
ヌケニン(ポケットモンスター)
ダンテ(Devil May Cry)
ワリオ(ワリオシリーズ)
▼天帝カイン(ゼノギアス)
▼Edgar(マックスウェルの不思議なノート)
▼魔神王(ロードス島伝説)
魔人(ランスシリーズ)
レグルス・コルニアス(Re:ゼロから始める異世界生活)
ミストバーン(ドラゴンクエスト ダイの大冒険)※項目参照。かなり特異な事例。
▼ゴールドプラチナム(ブルースワット)
アメボウズ(ピクミン2)
巨人(進撃の巨人)


《不死の呪い》

呪いによって不死となった者。どのような不死になるかは作品によって様々。
呪いを解くことによって死亡、もしくは普通の人間に戻る。
他の不死と違い、自らの不死性を毛嫌いしている者が多い(全てではない)。
社会全体から忌避されている場合もある。

〔代表例〕

デッドプール(MARVEL COMICS)
C.C.(コードギアス 反逆のルルーシュ)
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(魔法先生ネギま!UQ HOLDER!)
▼八尾比沙子(SIREN)
▼キャプテンバルボッサとその一味(パイレーツ・オブ・カリビアン)
▼アサキム・ドーウィン(スーパーロボット大戦Z)
遠呂智(無双OROCHI)
▼陽炎(烈火の炎)
▼八百比丘尼(地獄先生ぬ~べ~)
▼不死人(DARK SOULSシリーズ)
▼Dr.ヘンリー・モーガン (Forever)
▼木田不美男(不気田くん)※下記の「本体や弱点が体外にある型の不死」にも該当。
メリオダス(七つの大罪)
ケニー・マコーミック(サウスパーク)
▼不死人(Dark Soulsシリーズ)※体に不死の呪いの証「ダークリング」が刻まれた者たち。何度でも蘇るが、いずれは自我を失った「亡者」となるため社会からは忌み嫌われる
▼巫女ヒメア(ドラゴンクエストX)
▼シェルロッタ(FFCC エコーズ オブ タイム)
▼ラーケイクス(〃)
▼ベリアウルデ(〃)


《精神的な不死》

肉体的な死を迎えた後も精神のみ生き続けるタイプ。
肉体自体にダメージを与えるわけではない精神攻撃や呪いには無敵なことが多い。
いわゆる霊魂不滅の概念に近いが、一般的な幽霊はこのカテゴリーではなくアンデッド扱いされやすい。
基本的に肉体自体は普通だが、多少なりには老いや傷病には強かったりすることもある。

〔代表例〕

SDK(SIREN)※上記の「再生型の不死」にも該当。
仙人(封神演義)
スタースクリーム(トランスフォーマー)
異次元人 ヤプール(ウルトラシリーズ)
▼タイタス一世(Ruina〜廃都の物語〜)
▼アルバ(マギ)


《条件付きの不死》

再生型や無敵型に似ているが、特定の条件が揃った時にのみ死亡する。
怪談や都市伝説に多いタイプ。
類似例として、後述の《本体や弱点が体外にある型の不死》も参照のこと。

〔代表例〕

ヒラニヤカシプ(インド神話)
不死者(バッカーノ!)
闇人(SIREN2) ※「闇霊」が人の遺体に憑りつき、変質させて「闇人」となるため、後述の憑依型にも該当する
▼吸血鬼とその眷属
▼『召喚せし者』(fortissimo//Akkord:Bsusvier)
▼死徒二十七祖(TYPE-MOON)
▼エターナル(永遠神剣シリーズ)
クマムシ
石仮面を被った者たち/屍生人(ジョジョの奇妙な冒険)
速魚(地獄先生ぬ~べ~)
鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)
リサ・トレヴァー(バイオハザード)
▼ケルベロス(ケルベロスブレイド)
▼灼滅者(サイキックハーツ)
▼死神(DEATH NOTE)
▼サムライ(サムライ8八丸伝)*18
▼ファントム(MÄR)※ゾンビタトゥが全身に廻っているために決して死なないが、プリフィキアーヴェを胸に差し込まれた時のみ不死性が失われる
五頭応尽双亡亭壊すべし


《本体や弱点が体外にある型の不死》

「自分を不死にしてくれるモノ」を持っている例。
本体が複数あり、同時に撃破しないといけないといったパターンもある。

〔代表例〕

▼藤井八雲、ベナレスなどの「无」(3×3 EYES)
▼魔王デマオン(ドラえもん のび太の魔界大冒険)
▼アマンダラ・カマンダラ、オルドナ・ポセイダル、フル・フラット(重戦機エルガイム
▼ネクロマンサー(Xak)
▼冥王サウロン(指輪物語)
▼リッチ(ダンジョンズ&ドラゴンズ)
ヴォルデモート(ハリー・ポッターシリーズ)
▼ガルファ皇帝(GEAR戦士電童
▼デイヴィ・ジョーンズ(パイレーツ・オブ・カリビアン)
エンブリヲ(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
▼アーサー王(アーサー王物語)
▼古だぬき(岩井のおかねさん・鬼婆と鉄砲撃ち)
ヘカーティア・ラピスラズリ(東方Project)
▼コシチェイ(スラヴ神話)
▼ファフニール(ニンジャスレイヤー)
ドガボン(マリオストーリー)
▼毛利元就(ランス10)
▼魔王サイコ(宇宙刑事シャリバン)
ロン/無間龍(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
▼白竜シース(DARK SOULS)
リオン・リン(屍姫)*19


《死者が生き返ったタイプの不死》

いわゆるゾンビやキョンシー等。「アンデッド(undead)」の訳語としての不死。
死んではいないがちゃんと生きてるとも言い難いというニュアンスなので、殺す・滅する方法は結構多かったりする(特に下級の者なら普通に殺される描写も多い)ため、この項目の不死の定義とはやや異なる。

〔代表例〕

ゾンビ
▼スケルトン
ミイラ
▼キョンシー
皇帝(FINAL FANTASY Ⅱ)
▼不死者王ブラムス(ヴァルキリープロファイル)
▼首斬り破沙羅(サムライスピリッツシリーズ)
▼紫鏡/骸(月華の剣士シリーズ)
クッパ(Newスーパーマリオブラザーズ)
▼ティベリウス(デモンベインシリーズ


憑依型あるいは転生型の不死》

肉体が死んでも魂は生き残り、新たな肉体を手に入れることで復活する。こちらもRPGなどで多い。
魂が移動して直接乗っ取るタイプ、条件が揃った際に自動的に復活するタイプ、赤子として産まれ直すタイプなどがある。
転生を繰り返す度に弱くなったり、転生した肉体に逆に乗っ取られる展開もある。

〔代表例〕

ガーランド(FINAL FANTASY)
▼シン(FINAL FANTASY Ⅹ)
▼ダッキ(封神演義)
綾里千尋(逆転裁判シリーズ)
ベガ(ストリートファイターシリーズ)
▼しでのとり(化物語)
大蛇丸(NARUTO‐ナルト‐)
▼ハオ(シャーマンキング)
▼ゲシュペンスト(紅い牙)
▼屍人(SIREN2)
▼完全者(アカツキ電光戦記)
▼ムラクモ(〃)
ミハイル・ロア・バルダムヨォン(月姫)
▼造物主(魔法先生ネギま!
▼アルビレオ(伝説のオウガバトル)
▼亡者の女王ナニール(ロードス島戦記)
▼ミァン(ゼノギアス)
100万回生きたねこ
ペテルギウス・ロマネコンティ(Re:ゼロから始める異世界生活)
ブライト博士(SCP Foundation)
▼アスピック(アスピック 魔蛇王の呪い)
ボンドルド(メイドインアビス)*20
▼アルバ(マギ)


《時間巻き戻り型の不死》

死ぬと世界の時間が巻き戻るタイプ。

〔代表例〕

▼リアン・フレムデ(アマランス)
▼高梨亮(3days 〜満ちてゆく刻の彼方で〜)
ナツキ・スバル(Re:ゼロから始める異世界生活)
イーノック(El Shaddai)
▼キュロノス(ドラゴンクエストX)
▼キリヤ・ケイジ(All You Need Is Kill)
▼リタ・ヴラタスキ(〃)


《偽装》

何らかの方法で不老や不死を装っている者。
上述の死んでも代わりが出て来る様なパターンも、展開次第では同一人物だと思わせて別人だったという意味でこの種類に入るかもしれない。

〔代表例〕

▼竹内老人(暗黒神話) ※定期的にタイムカプセルに入ることで、長い時間を生きていた。その事から不老と思われていた。
▼ガマラー(電子戦隊デンジマン) ※幻影で作った分身を戦わせ、不死身を装っていた。
▼4次元種(せっかち伯爵と時間どろぼう) ※時間を自由に移動できるが、寿命そのものは1年ほど。
▼フリー(ソウルイーター) ※遠隔の立体映像を戦わせるよくある不死の偽装だが、上述の通り実は本体が普通に不死。
▼オグマ(マップスネクストシート) ※死んでもしばらくすると復活する再生型の不死者を装うことで、本来の能力である時間遡行能力を隠していた。(自己再生も自身の時間を巻き戻すことで行っている)
▼百太郎(手裏拳トンマ) ※正体は百つ子で、やられるたびに他の兄弟が出てきてノーダメージに見せていた
▼ラーズ・アル・グール(バットマンビギンズ)※原作コミックと違い、影武者を使って不死だと思わせていた


《ただの呼び名》

「ザ・不死身」「不死身の男」等と呼ばれているが、実は一回刺し殺しただけで死ぬ。
作中でいくら重傷を負って死ななかったとしても、設定的には一応死ぬようなことをされたら死ぬ。

〔代表例〕

▼『ザ・不死身』サイアーク(ソードマスターヤマト)
風見志郎(仮面ライダーV3)
▼『不死身の男』スパイダーマン(東映版スパイダーマン)
▼『不死騎団長』ヒュンケル(ドラゴンクエスト ダイの大冒険)
▼『不死(ノスフェラトゥ)の』ゾッド(ベルセルク)
▼『不死身の男』ゴッド・リー(実写映画版テラフォーマーズ)
▼『不死身の男』コブラ(COBRA)
▼『不死身の』杉元佐一(ゴールデンカムイ)
▼『不死身のコーラサワー』パトリック・コーラサワー(機動戦士ガンダム00)
▼『不死身の怪物』アイアン木場(タフシリーズ)
▼『世界一ついてない男』ジョン・マクレーン(ダイ・ハードシリーズ)


《全部乗せ》

バカじゃねえの(褒め言葉)

〔(おそらく唯一の)代表例〕



【現実においての不死の可能性】

古くから人類の夢とされる不老不死であるが、未だその方法は見つかっていない。しかし僅かな糸口はあるようだ。
一個の細胞が分裂できる回数の限界はDNAの端に存在する「テロメア」という物質の長さで定められているが、これをどうにかできれば不老不死になれるかも知れないとか。
例としてガン細胞はDNAの異常により、本来は生殖細胞が発現する機能であるテロメアを延長させる酵素「テロメラーゼ」を作ることができ、結果として無限に増殖する。
他にも一部のウィルスは感染した細胞のテロメアを延長させ、アポトーシスも阻害して「不死化」させようとすることが分かっている。
ここからアプローチすれば不死の可能性を見出せるかもしれない。
ただし日々の細胞分裂の中で確率的にどうしても生まれる異常細胞があり、先述の通りテロメアの問題を克服できる形でDNAがおかしくなった異常細胞は癌そのものなので、本来ならちょっと異常増殖してすぐに死滅するだけの癌細胞を生かすことにもなりかねない危険がある。

また生物界には理論上の不老不死の能力を持った種族が幾つか存在している。
ベニクラゲやヤワラクラゲは有性生殖を終えると未成熟期へと変態し、再び幼体に戻って成熟個体へと成長して行く。
クラゲに記憶や思考・性格がどの程度存在するかは別として、そうした人格に関わる部分まで維持できるのかも不明。
加えて言えば、補食されれば当然ながら生きながらえることはできない。

不死とは直接の関係はないかも知れないが非常に珍しい一例がある。
アメリカ・ミリーランドに住むブルック・グリーンバーグと言う少女は10歳を超えても尚、容姿や知能は生まれた頃から変わらず赤ちゃんのままだと言う。
これは早老症とは全く逆の症状で老いのメカニズムの解明に期待されている。
遺伝子異常も、染色体異常も見つからず、2013年10月24日に20歳で亡くなった。

このような、身体的および精神的に歳をとらない謎の奇病は世界で7人しか症例がない。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の専門家が、異常遺伝子を調べるため、その一人レイラを詳しく分析したが、血液検査が示した結果は、彼女は正常に年を取っているということだけだった。
レイラの母親フェリシア・クオールは
「いかなる専門家が彼女を見ても、返ってくるのは異常なしという答えだけなんです。」
と語る。
「結果的にこれらのテストはすべて正常を示していますが、実際にはこの子は全然正常ではないんですから、本当にもどかしいです。」

しかしこの世には不幸や問題が多すぎるため、それが解決されて無くならない限り、不老不死を望まない人も多い*21

また、現実における一例で、波紋法や石仮面の使用が疑われる荒木飛呂彦の名もよく挙げられる。




追記・修正は永遠の時を生きる人がお願いします。

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最終更新:2024年03月01日 17:53

*1 加入の際に不死の証明のために高所から飛び降りるのが一種のお約束になっている

*2 神祖は寿命を克服しているが、使徒は寿命で死亡する

*3 不老不死だが、何らかの条件に因って密室で死亡している。

*4 単細胞生物がほとんどだが、単細胞生物でもゾウリムシは接合によるDNAの組み換えを行わないと分裂に限界がある

*5 物理現象の影響は普通に受ける。宇宙では凍結して動けなくなるし、何よりマグマに落ちた際は「焼死しかけた」為に泡のプロテクターで身を守っている。

*6 仙人の修行で不老長寿を得、さらに冥界の帳面を墨で塗りつぶして寿命を消してしまった。ついでに仲間の猿の寿命も消している

*7 定期的に『ラザラス・ピット』という特殊な泉に浸かる事で肉体を若返らせ、数世紀を生きてきた

*8 この世界の人類は老衰以外では死亡しない。それどころか死ぬと健康体になって即復活するので、風邪をひいたら拳銃で自殺して復活して治すなどが常識である。ただし、RDS(復活不全症)に感染すると復活できなくなる。

*9 作中における全生命体の総称。つまり全ての生命体が『死にたくても世界法則的に死ねないし、それとは別に老いも怪我もある』という壮絶な状態にある

*10 幾人かの相手を恐れる描写があるので「どんな事があっても、絶対に」とまではいかないと推測されるが、作中では死の条件が明示されないまま完結を迎えたので不死性はほぼ完全といえる

*11 当初は「運が良すぎて死なない」運命型の不死だったが、「何度殺されてもすぐ蘇る」再生型の不死者に改造された。そして300年以上経っても変わらず元気にしていたのでおそらく不老でもある

*12 精神生命体ならばココロを砕かれない限り死んでも時間経過で復活するが、この両者は心を砕かれても復活する。ただし、前者は復活の度に記憶や人格がリセットされ、後者は自分を殺した相手に従属する。

*13 この作品では三蔵法師に限らず僧を食えば不死になれるのだが、完全な不死になれるのは天竺への旅を成し遂げた僧の心臓を生きたまま食った場合のみで、普通に僧を食っても時間経過で不死の力が消える。コンロンと共に僧の肉を食った部下達はみな不死の力を失っており、僧の心臓を食ったコンロンは一応不死の力が残っているものの食ったばかりの時と異なり年も取るし再生も遅い。

*14 記された日時にデスノートの効力によって死亡するまでの間、他の要因で死亡しなくなる。ただし、最長でも23日後までしか指定できない。

*15 「not by the hand of man will he fall.(人(ますらお)の手によって討たれることは無い)」と予言されている。

*16 特殊な例。厳密には「死ぬという結果」に辿り着かなくなり、永遠に死の瞬間を繰り返し味わうことになる。

*17 アキレス腱の語源となった

*18 散体=死なのか作中でも曖昧なので「完全なる不死」の可能性もある

*19 本人は屍の基本能力として再生型の不死も保有している

*20 他に《精神的な不死》《本体や弱点が体外にある型の不死》など複数該当

*21 フィクションでも、不死の種族は最終的に「生きることに疲れて」自殺してしまったり、死なないまでも醒めない眠りについてしまったりといった設定のあるものが少なくない。