デカ盛り

登録日:2012/02/06(月) 22:31:47
更新日:2020/11/27 Fri 05:42:42
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デカ盛りとは大盛りやてんこ盛りを遥かに越えたインパクトある量の盛りである。


この言葉が広まったのは割と近年だが、実は戦後まもなくからこれでもかと盛りつけると言う飲食店は存在した。
戦後、食べ物が自由に食べられない時代を経験した人々の「お腹いっぱい食べたい」と言う思いが産み出したのがこれらである。


当時は「超大盛り」「超てんこ盛り」「富士山盛り」「エベレスト盛り」等、様々な呼び方で呼ばれていた。
「デカ盛り」呼称が登場したのは2006年放送のテレビチャンピオンが初とされる(有名な大食いでなくデカ盛りの店の知識の選手権)。
その後、これをきっかけに「デカ盛り」の呼び名が広まり、様々な呼び方をされていたそれらも統一されていった。


そして、テレビ番組で特集が組まれた事をきっかけに一時期デカ盛りはブームメントを巻き起こした。

ホンジャマカの石塚や内山信二等のデブ芸人は勿論、かのギャル曽根が名を馳せたのもこれがきっかけである。


余談だが、デブを売りとする男性タレントよりもギャル曽根は遥かに大量のデカ盛りを平然と平らげ、しかも終始笑顔で美味しそうに食べるのがスゴいとされている。
男性タレント達も平らげはするのだが終盤は苦悶の表情となる。
ギャル曽根の胃袋は冗談抜きでマジパねぇのだ。
また、食べ方もきれいであり、見た目が汚らしくなったりしないと言う点でも評価は高い。(一時非難されたために研究したとか)

ちなみに大食いをする分にはデブは決して有利ではない。重要なのは胃袋の大きさや回転の速さ。
普段から大食いをしていてデブになったならそれなりに胃が大きくなっており、ある程度は有利になる。
デカ盛りはそんな程度の有利では太刀打ちできないくらいにでかいのだ。

■ルール・決まり
さて、この半端無いデカ盛りだが店舗毎に様々なルールがあったりする。

◆賞金システム
制限時間内に完食出来たら賞金を貰えるシステム。が、失敗すると当然料金を取られる。
一食分浮く上にお金まで貰えてラッキー!と思った腹ペコ達が挑戦しだいたいは玉砕する。
人間の満腹中枢は時間差で刺激されるので、驚異的な量のデカ盛りは高確率で途中で満腹感が襲ってくるのだ。
例え最初は腹ペコでも最後はフゥフゥ言うのが普通なのである。
そして当然店はこれで利益を出している。

◆取り分け
店によっては複数人で取り分けて食べる許可が出るので家族や友人でワイワイと楽しめるデカ盛りも存在する。
しかし、「必ずお一人でお召し上がりください」な店も…。

◆持ち帰り
専用の容器やタッパーで持ち帰りを許可してくれる店もあるが大抵は別料金になる。
だが、衛生の問題もあるので「必ず食べきってくださいね」な店の方が多く、更に食べ残しには別料金が必要な時も。
きちんと確認し半端な覚悟では挑むな。

◆挑戦の拒否
一度完食した人や少食そうな人はそもそも注文できなくしてあったりもする。
通常メニューで我慢しよう。


■問題点
一時期はテレビ等でも頻繁に取り沙汰されたデカ盛りだが、
「品性にかける」「面白がって注文した客が大量に食べ残す」「時間がかかるので生物系は衛生が不安」等、
様々な問題点が指摘された事もあって多くの店舗が取り止めたり規模を縮小したり等してる。
だが、デカ盛りなマニアはたしかに存在しまだまだ元気に提供してくれる店も沢山ある。
興味があれば探してみよう。



追記・修正はデカ盛りを完食してからお願いします。

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最終更新:2020年11月27日 05:42