恋物語(物語シリーズ)

登録日:2012/06/06(水) 18:55:32
更新日:2024/01/30 Tue 16:57:12
所要時間:約 5 分で読めます




片思いをずっと続けられたら――それは両想いよりも幸せだと思わない?

青春は、きみに恋するためにある。


恋物語とは講談社BOXから発売されている100パーセント悪趣味で書かれた小説。
物語シリーズのセカンドシーズンの最終章にあたる。

著者:西尾維新
イラスト:VOFAN


貝木「戦場ヶ原ひたぎの語りで物語が開けると思ってこの本を開いた読者諸君、お前達はひとり残らず騙された。」
貝木「この件からお前達が得るべき教訓は、本に書いてある文章なんてすべてがペテンだということだ。」


第恋話 ひたぎエンド

前々作、囮物語で神へと神化した千石撫子は、阿良々木暦を殺そうとした。
恋人である戦場ヶ原ひたぎと「卒業式まで待って」と条件を出し執行猶予をもらう。
かつてこの街で詐欺を行なった貝木泥舟の元に戦場ヶ原ひたぎから電話を受けた。
「あなたに騙して欲しい人間がいる」


■登場人物
「なにせ俺は、お前の信者第一号だからな」
まさかの本作の主人公。職業は詐欺師。
1月1日にひたぎから詐欺の依頼を受けるが沖縄にいると嘘をつき断ろうとするが、
沖縄に来ると言われたため急遽沖縄に飛び会うことになった。
ひたぎと会う際、主導権を握らせないために「サングラス」と「アロハシャツ」を着た。
撫子の信用を得るため神社にお百度参りする。

「私も戦場ヶ原ではなく、千沼ヶ原でいいわ」
過去に貝木の詐欺に合い家族崩壊をした。
その貝木に今度は自分から詐欺の依頼をする。
沖縄で待ち合わせの際に眼鏡をかけてると伝え、実際は制服姿に鼻眼鏡の格好で喫茶店にいた。

「いちまんえーん。いちまんえーん」
現在、北白蛇神社の蛇神として君臨している元人間の少女。
卒業式に暦達を殺すことを楽しみに待っている。
誰も来ない神社に来てくれた貝木を気に入る。

ファーストシーズンの主人公。
撫子を元に戻そうと何度も神社に通い続けるが返り討ちになる。

「いえーい!お兄ちゃん、ピースピース!」
影縫余弦の式神の憑藻神の童女。
喋るたびに無表情で横ピースするキャラになった。
臥煙伊豆湖のメッセンジャーとして貝木の前にやってくる。

貝木の大学時代の先輩。
今回の件から手を引くことを強要し貝木に300万円を渡す。
本来、千石撫子ではなく旧キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを神にする計画であった。

忍野メメを探すために海外まで行っている。
ひたぎがクラスメイトでおっぱいが大きいと表現したので、
貝木はイメージが掴めず警戒されている。



以下ネタバレ










撫子の信用を得たと確信した貝木は2月1日に撫子を騙す作戦を決行する。

貝木「お前が殺したいと言っていた阿良々木暦は、それに戦場ヶ原ひたぎと忍野忍も」
貝木「――昨日の夜、交通事故で亡くなったんだよ」

撫子「貝木さんも『私』を騙すんだね」

貝木の周りが無数の白い蛇で埋め尽くされる。
絶体絶命の危機に瀕した貝木は神を騙すことを諦めた。
その代わりに「ひとりの女子中学生」を騙すことにする


貝木「お前、神様になんかなりたかったわけじゃないっていったよな」
撫子「言ったよ。それがどうした?」
貝木「じゃあお前、漫画家になりたいのか?」

撫子
「あ・・・う、う、うがあああああああああああああああああああああ」
「なんで知っている、なんで知っている!うわああああああああ」
「こ、殺す!殺す、殺す、殺す――お前を殺して私も死ぬ!」

貝木は撫子の部屋に忍び込んだ時、絶対に開けていけないクローゼットの中を開いた。
そこには大量のノートがあった。
その内容は、とろけるようなご都合主義のラブコメや設定資料集だった。

貝木「才能って奴があるんじゃいのか、お前」
撫子「そんなわけないじゃない」
貝木「だが、なろうと思わなきゃ、なれないもんだぜ――神様とか、幸せとかと違って」
撫子「・・・・・」
貝木「俺がくれてやった金で、本格的な画材を買いに行けよ。30万円もありゃあ、一式揃えることができるだろうよ」
撫子「漫画を描いて、神様って呼ばれた人もいたよね。勿体ないと思うならそうなればいいんだよね」
貝木「ああ。お前ならきっとなれるさ。騙されたと思って、チャレンジしてみな。」


撫子「わかった。騙されてあげる」


その時と同時に暦が神社に現れた。

貝木は即興で作った偽物の怪異「蛞蝓豆腐」で気を失った撫子の口から神札を取り出した。
撫子は元の人間であった姿に戻る。
撫子の後のことは暦にまかせ最後に

貝木「じゃあまた会おう」




そして後日談


ひたぎに報告をし町を去ろうとした時、
何者かに鉄パイプで頭部を強く殴られた。
「扇さんの言った通り、町に戻って来ていたんだこの詐欺師」
かつて蛇切縄の呪い返しにあった中学生に襲われる。

扇?誰だ――それは?

どこかで聞いたような名前だったがそれ以上考えられず貝木はゆっくりと意識を失っていった・・・






余談ではあるが、未来に当たる花物語に貝木は出ているので死んではいないと思われる。





追記・修正は神様を騙してからお願いします。

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最終更新:2024年01月30日 16:57