GOD EATER - the 2nd break -

登録日:2012/09/27(木) 15:57:48
更新日:2022/03/17 Thu 16:07:13
所要時間:約 7 分で読めます




電撃マオウで連載されていた漫画。全3巻。
作者は片桐いくみ。

GOD EATER BURST』から『GOD EATER 2』の間を描く外伝作品。通称『t2b』。
時系列的には2が始まる直前の時期の物語。

登場キャラクター達のデザインは2準拠になり、皆新衣装・髪型に変更されている。
また、一部外伝作品のキャラクター達も登場する。


本作を記念して電撃マオウで発表された公式年表により、アリサ・イン・アンダーワールドノッキン・オン・ヘブンズドア禁忌を破る者the spiral fateが正史に組み込まれたことが判明した。
年表には載っていないが、作中ではthe summer warsの事件の真相についても言及されている。

これまで発表された公式作品を時系列順に並べると、プロモアニメ(ロシア殲滅戦)→地下アリ→無印シナリオ前半→禁忌→無印シナリオ後半→ヘブン状態→BURST追加シナリオ→サマウォ→fate編→t2b→GE2、となる。

救世主の帰還』は犠牲になったのだ……オリジナル設定過多の犠牲…その犠牲にな…
もっとも、本作にもこの作品の主人公らしき人物がちらりと登場してはいる。


◆あらすじ
フェンリル極東支部前支部長ヨハネスが起こしたアーク事件、その後に起きた雨宮リンドウ救出作戦から更に月日は流れ、時は2074年。
アラガミの跋扈は依然変わりなく、世界は荒廃し続けているが、一時期1/100にまで減少していた人口は安定した増加傾向に入っていた。
そんな時、昇級を果たした極東支部第一部隊のアリサ、コウタ、ソーマは支部長代理のペイラーから新たな任務を言い渡される。


◆登場人物

◇フェンリル極東支部
いつも通りの我らがアナグラ。
物語途中で第一部隊が発展してフェンリル極東支部独立支援部隊「クレイドル」となった。

アリサ・イリーニチナ・アミエーラ
クレイドル所属の新型神機使い。
初っ端からシャワーシーンをサービスしてくれるヒロイン。
新衣装の着替えに際して上着のファスナーが閉まらず、結果として下乳は続行に。
このことに関してコウタとソーマは見慣れているのでスルー、後輩の野郎どもからは歓声が上がった。
……ファスナーを下げて締めている…だと…?
常にユウのことを考えてはソワソワしている。

藤木コウタ
クレイドル所属の旧型神機使い。
アリサ、ソーマと違って新衣装について周りから何も言われなかったことに半ギレしていた。
バガラリーの次は人気アイドル・シプレにハマっている。
今回の任務においては極東支部に残り、各員の状況把握とバックアップ、そして新人2人の教導を担当する。

ソーマ・シックザール
クレイドル所属の旧型神機使い。
亡き父と同じ白服を着ることになったことについて思う所がある様子。
新衣装の着替えに際して、女性陣から黄色い声が上がっていた。
アリサと共に新居住区候補を探しに出発する。
オリジナル神機使い故か、感応種による神機封じをある程度無効化できるため、帰還後は感応種対策に当たる。
エリックの死について現在でも悔み続けており、エリナに対して内心申し訳なく思っている。

ペイラー・榊
支部長代理兼アラガミ技術開発統括責任者。
人口増加に伴い極東支部の物資生産に陰りが見えてきたため、新たに発見された「アラガミの規則性」を利用したサテライト居住区の候補地を探すよう第一部隊に命じる。
クレイドルの命名者で、“人と人との繋がりを育むクレイドル(ゆりかご)”となることを願って命名した。

竹田ヒバリ
極東支部ミッションオペレーター。
ユウを気にしているアリサに対し、ニコニコしながら対応していた。

エリナ・デア=フォーゲルヴァイデ
第一部隊に新たに配属された新型神機使い。
我らがエリック・デア=フォーゲルヴァイデの実妹でフォーゲルヴァイデ財団の令嬢。
新武器チャージスピアのテスターに立候補するが、神機の暴走に悩まされる。

○エミール・フォン=シュトラスブルク
第一部隊に新たに配属された神機使い。
なんかこう「華麗臭」がする新人。
騎士道精神を掲げているが、非常にキザで鬱陶しいのでエリナから嫌われている。
新武器ブーストハンマーのテスターに立候補し、早い段階でモノにした。
エリックとはかつて貴族階級が通う学校で成績争いをしていたライバルで、「盟友」として彼を尊敬している。
盟友と同じく「上だ!」されかけたが、エリナによって回避された。

神薙ユウ
クレイドル隊長を務める極東最強の神機使い。GE、GEB主人公に相当する少年。
雨宮姉弟と共に欧州地区への出征任務を担当している。
コウタがハマっているシプレを可愛いと評していたらしい。
アリサに新しい帽子を送っていた。
ノッキン・オン・ヘブンズドア及びthe summer warsにも登場している。
残念ながらthe spiral fateの主人公である加賀美リョウの設定はウンメイノー

雨宮リンドウ
元第一部隊隊長、現支部長直轄遊撃部隊員。
ユウと共に出征任務に当たっている。

雨宮ツバキ
第一~第三部隊指揮官。
出征任務に同行中。

○楠リッカ
極東支部技術班。
新武器2種の実戦配備に追われ、毎度ぐったりしている。

台場カノン
第三部隊所属の旧型神機使い。
3年経っても中堅としての威厳は皆無で、任務先をド忘れしている。
エリナを気に入っており、初陣に付いてきたが、エミールを誤射で吹っ飛ばした。


◇女神の森(ネモス・ディアナ)
出発早々ヘリを撃墜されたアリサとソーマが辿りついた居住区。対アラガミ装甲壁に囲まれた「ミニエイジス」とも呼べる場所。
住民の多くはシックザールの政策により極東支部に住まわせてもらえなかった人々で、フェンリルを憎悪している。

○高峰サツキ
眼鏡巨乳のジャーナリスト。
元は極東支部の広報だったが、真実を捻じ曲げる方針に嫌気が刺して出奔した。
居住区外に出ていた際にオウガテイルに襲われたところを偶々アリサ達に助けられ、「借りを作りたくないから」と2人を女神の森に案内する。
ユノの歌を多くの人々に広めようと計画中。

○葦原那智
女神の森総統。八雲の息子。
元エイジスの技術者で、アーク計画後に故郷に戻り、培った技術を用いて女神の森を作り上げた。
裏で本部と繋がっており、女神の森を「真の楽園」にするため暗躍している。
「総統」という呼称から分かるようにthe summer warsの事件の黒幕。
エイジスからくすねた素材を用いて女神の森を作った。

○葦原八雲
飄々とした爺。
元正規軍の軍人で、ゲンさんとは戦友の間柄。
住民から非常に慕われており、サツキに頼んで監禁されていたアリサ達を自分の家に匿う。
那智の父だが仲違い状態。

○芦原ユノ
塔の最上階に住む少女。
非常に美しい歌声の持ち主。
女神の森編終了後はサテライト居住区発展のため各地を巡り、人気歌手となった。

○マルグリッド・クラヴェリ
ギースの幼馴染で元アーサソールの整備士。
本部移動要塞に庇護を求めた際、代償として神機使いとなった。
神機兵の実験に参加したギースが行方不明になり、彼を探すため再び脱走。
たまたま辿り着いた女神の森で神機兵が配備されるとの情報を得、オラクル物質を提供してもらう代わりに一人で女神の森の防衛を担当している。
「黒蛛病」に感染している。


◇フェンリル本部
新兵器「神機兵」を製作したり色々暗躍中。

○ギース・クリムゾン
『禁忌を破る者』の主人公。
かつて接触禁忌種討伐を専門とする本部直轄の特殊部隊「アーサソール」に所属していた新型神機使い。
アーサソールに課せられた本部の陰謀を知ったために逃亡生活を送っていたが、偏食因子が枯渇。
やむを得ず本部の移動要塞に庇護を求めることとなるが、その代償としてマルグリッドが神機使いになる。
戦いの中で失った神機の代わりとなる力を求め、自ら神機兵の被験者となった。


◇ブラッド
「フェンリル極致化技術開発局」が編成した本部直轄の特殊部隊。
移動要塞「フライア」で各地を転々としている。
旧型、新型に次ぐ「第三世代」とも言うべき神機使い達で構成され、既存の神機使い達を遥かに超える潜在能力を有するとされる。
感応種をあっさり撃退し、極東支部の面々を驚かせた。

○ジュリウス・ヴィスコンティ
ブラッド隊長を務める神機使い。
ブラッド最初の適合者であり、強大な戦闘能力の他、一流の指揮能力・決断力を持つ。
責任感が非常に強く、仲間想い。
『GOD EATER 2』の体験版にて「エリック、上だ!」をなんと素手で回避した猛者。通称「エリックキャンセル」

○シエル・アランソン
ブラッド所属の神機使い。副官。巨乳。

冷静沈着で、データ取集・分析も担当する。

○ギルバート・マクレイン
ブラッド所属の神機使い。やさぐれ気味のアニキ。
グラスゴー支部で5年の実戦経験を持つベテラン。
新武器「チャージスピア」の使い手。

○香月ナナ
ブラッド所属の神機使い。GE2主人公と同期。
猫耳(のような髪)、大食い、ヘソ、下乳、短パン、眩しい太もも、記憶喪失と属性の塊みたいな少女。
新武器「ブーストハンマー」の使い手。

○???
ブラッド所属の神機使い。
GE2の主人公に相当する少年。
雰囲気がユウと似ているらしく、後姿を見たアリサが思わず間違えていた。


◆特殊なアラガミ
既存アラガミも感応種に変化する事例が確認されている。

○シユウ感応種
アリサ達の乗ったヘリを撃墜し、後に女神の森を襲撃した師匠。
現状どのデータにもないオラクル細胞を持ち、最新型の対アラガミ装甲が効かない。
外見に変わりは無いが、背中からマルドゥークに似た赤いマント状の器官が生えている。
神機を制御不能にする能力を持つ。

○マルドゥーク
巨大な狼の姿をした感応種。GE2の看板アラガミ。
かつてマルグリッドと交戦・撃退し、「黒蛛病」に感染させた。


◆新種のアラガミ
○ウコンバサラ
巨大なワニの姿をした新種の中型アラガミ。見掛けに似合わぬスピードと強力な放電能力を持つ。
防壁を喰い破って外部居住区に侵入してきた。


◆用語

○黒蛛病
最近になって、極東地域で確認されるようになった異常気象「赤乱雲」から降る「赤い雨」に触れると高確率で感染する病。
発症すると体に文様が浮かび上がり、これが体全体に広まると死に到る。
現状効果的な治療法が確立されておらず、発症した場合の致死率は100%。
ちなみに、アラガミが「赤い雨」に触れると感応種になるらしい。
GE2においても重要なキーワード。

○神機兵
適合者でなくとも扱えるパワードスーツ型対アラガミ兵器。
ようするにアルダノーヴァみたいなもの。
この手の兵器のお約束として超危険な代物のようで、試作零号機に搭乗中のギースは暴走している。
GE2にも登場予定。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • GOD_EATER
  • 漫画
  • 公式
  • 外伝
  • 前日談
  • t2b
  • ゴッドイーター
  • GOD_EATER2

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年03月17日 16:07