睡骨(犬夜叉)

登録日:2011/06/23 Thu 21:53:28
更新日:2024/02/01 Thu 02:50:03
所要時間:約 5 分で読めます




「やっと…戻れた…」




睡骨とは、漫画・アニメ『犬夜叉』に登場するキャラクター。
四魂のかけらを使い奈落が蘇らせた傭兵集団、七人隊の一人。享年26歳。
武器は鉤爪つきの手甲と七人隊では一番普通だが、ある意味一番難儀な人物。
なんと多重人格障害者。七人隊の睡骨は羅刹と評されるほどの悪党だが、もう一つの人格は心優しい医者である。
どちらの人格が主導権を握っていたとしても、もう片方の人格が少なからず行動に影響しており、
羅刹の時は子供を傷つけることができず、医者の時は血を恐れてしまう。

多重人格へと至った経緯についてはアニメで補完されており、野盗に目の前で患者を殺され、自分も襲われたので誤って返り討ちにしてしまったショックで羅刹の人格が発生した、ということになった。
また、医者も羅刹も桔梗に惹かれていたかのような描写がある。

戦闘能力は非常に高く、
リーチの差で不利であるにもかかわらず、
槍を持った足軽の大軍を一方的になぎ払っていった。
接近戦ならば犬夜叉弥勒とも互角以上に渡り合っている。
アニメ版では更にパワーアップしており、犬夜叉との爪vs爪の接近戦対決では終始圧倒し、とどめを刺す寸前まで追い詰めている。

しかし高い実力を持つ一方で、医者人格が隙あらば主導権を取り返そうと干渉してくるのでメンタル面では常に不安要素を抱えている。
特に医者の時に養っていた子供たちが絡んでくると顕著で、激しい頭痛と動悸で戦闘の継続すら困難な状態に陥ってしまう。
こうなってしまうと戦力としてはまるで役に立たなくなってしまうので、他の七人隊は睡骨が医者に戻らないようサポートする事で対処している。
羅刹自身も抑え込むのに相当苦労している様子で、自分を脅かす医者人格の事は「善人面した医者の野郎」と呼んで毛嫌いしていた。

登場した時点では白霊山の影響により医者の人格(ついでに記憶喪失)だったが、蛇骨により体を傷つけられ大量の血を見た結果羅刹の人格が覚醒。七人隊に合流する。
ちなみに羅刹の人格が覚醒した時、髪が逆立ち、いつの間にか顔の模様があらわれていた(そして何故か眉毛が行方不明)。
尚、医者の時はちゃんちゃんこを着た普通の村人らしい服装だったが、七人隊合流後は顔の隈取りに似た模様をあしらった肩当て付きの黒い鎧に着替えている。

その後、蛇骨と組んで殺生丸一行を挟み撃ちにするが、邪見が橋の上で人頭杖(火炎放射)を使ったためりんともども川に転落する(邪見は別の場所に落ちた)。

白霊山の聖域に入った事で、再び医者の人格に戻った。













ように見えたのだが

蛇骨「ま~た戻っちまったか、仕方ねぇもう一度…」


ザン


グラ…

「え…」

「なっ…!?」

ドシャ

蛇骨「およ?」

りん「あ…!」

睡骨「とんだ恩知らずどもじゃねえか…さんざんお医者の睡骨さまの世話んなっといてよ…」

なんと見た目は医者、中身は羅刹という更にややこしい状態になっていた。
四魂のかけらの汚れが強まり、白霊山による浄化の力を受けなくなってきたためである。
また、自分が自分でなくなる不安から解放されて心が安定した為か、粗暴だった口調や立ち振る舞いも冷静かつ冷淡な落ち着いた感じのものに変化している。
とはいえ完全に医者の人格が消滅したわけではなく、
どんなに殺そうと思っても子どもたちを傷つけることは最後までできなかった。


その後蛇骨が白霊山のふもとで殺生丸と交戦している間、
殺生丸を結界から遠ざけないために拉致したりんに鉄の鉤爪をつきつけていた。
投げつけられた闘鬼神で貫かれても死なず、
逆に身体が傷ついた恐怖で医者の人格が完全に引っ込んでしまったため、
調子にのってりんを殺そうとしたところで桔梗に矢で首を射抜かれてしまった。
これにより首の四魂のかけらが浄化され、ようやく医者の人格が復活。

かつての記憶を取り戻した医者は今までの罪から死を選び、桔梗に自分の四魂のかけらをとってくれるよう頼んだ。
が、かけらは蛇骨が回収。桔梗に看取られながら死亡した。なお、かけらは蛇骨経由で蛮骨の手に渡った。

桔梗と睡骨は善悪の両面を持つ死人という点で共通している。
首にかけらを持つ睡骨を探るという目的こそあったものの両者の相性は良く、会話の際はお互いに敬称で呼び合うなど穏やかな交流を重ねていた。
ストーリーも睡骨にとどめを刺すのは桔梗であるべきという考えのもと進行しており、死魂が抜けるという重いリスクを抱えながらもかなり無茶をして睡骨との決着に臨んでいる。

尚、原作・アニメ共に桔梗が睡骨の最期を看取るのは共通しているが、原作では睡骨はかけらを抜かれた後すぐに骨化したのに対してアニメ版ではかけらを抜かれた後も僅かに意識があり、桔梗の呼びかけに応えつつ自分の死を受け入れて安らかに骨に戻っている。
また、桔梗が心中で睡骨にかけるセリフも憐れむものから安らかに眠ることを願うものに変更されており、話の大筋は原作から変わっていないもののアニメ版はより睡骨の魂の救済を感じさせる様な内容となっている。

医者と坊主が嫌いと発言しているが仲間内に僧侶のフリをしたことのあるタコ助がいることは気にしてはいけない。

ドラマCD「地獄で待ってた七人隊!」ではさすがに観念したのか人格同士で仲良くなっており、自由に人格交代できるようになっている。
あと、羅刹より医者の方がボケた。



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最終更新:2024年02月01日 02:50