シュレディンガー一家(WA3)

登録日:2009/12/18(金) 09:10:33
更新日:2022/06/13 Mon 12:36:10
所要時間:約 5 分で読めます




『ワイルドアームズ Advanced 3rd』に登場する集団

荒野を旅する“渡り鳥”の一味。
リーダーのマヤを中心に、弟のアルフレッド、父の部下トッド、ペット(?)のシェイディ、の三人と一匹で構成される。

あちこちに出没し、主人公一行のジャマをしたり共闘したりする。

(主に姐さんとアフロの)強烈なキャラクター、主人公達の良きライバルという美味しいポジション、見せ場のかっこよさ、等からファンにはかなりの人気を誇る。
また戦闘曲『その名も、シュレディンガー一家』もなかなかの名曲でこちらも人気。


○マヤ・シュレディンガー
一家のリーダー。拳銃のARMを扱う女渡り鳥。

性格は自分大好きで自分勝手、良くも悪くも破天荒でゴーイングマイウェイ。
そもそも一家の活動そのものが宝石好きの彼女の欲求を充たすためのものである。
一方で一本筋が通った人物であり仲間思いでもあるため、一家の面々には慕われている。

渡り鳥がどんなものであるか、ということを理解した上で自らの職業に誇りを持っていて、ジェイナスを“悪”と断じる駆け出し渡り鳥のヴァージニアに説教をしたりもした。その後も度々彼女と衝突し、大きな影響を与えた。

人は愚か魔族を凌駕する精神力の持ち主であり、終盤ではドラゴンの大型ARMをぶっ放すぐらいARMとの相性が高い。

また精神力に加え思い込みと感受性の強い性格を活かし、本を読むことで登場人物になりきるという特技を持つ。
ギャロウズ曰く「激しく思い込めるバカ」
戦闘の度に異なるスタイルで登場する。

又、シュレディンガー一家の由来はシュレディンガーの猫からきているらしく沖縄弁でマヤとは猫の意味でありこれでシュレディンガーの猫になる。

スタイル一覧

そもそも3のファルガイアに“魔法”という概念があることが驚きだが、そんなことはお構い無しにミーディアムも使わずに火や風を自在に操る。禁呪も使えるらしい

…ちなみにそんな彼女は21歳。某19歳の魔法少女もビックリである。

  • ファイティングアーティスト
武侠小説【剣花煙雨江南】がアチョーな力を授けてくれるらしい。
昆が武器でポニーテールチャイナ娘

  • 文学少女
敵に「素直になって自分」を読まされ情報を喋ってしまう。
アルフレッド曰くこの状態が素らしい。
眼鏡っ子。

  • 女渡り鳥「荒野の災厄娘」
基本にして最凶の状態。
スカートの中、というか股間から機関銃を取り出すという色んな意味で凄い攻撃を披露し、プレイヤーを大爆笑させたりポカーンとさせたりした。
読んだ本の主人公のモチーフは恐らく初代の「カラミティ・ジェーン」と思われる。

  • ジャングルの王者(小説版のみ)
  • メイド(小説版のみ)


ちなみにドラマCDの声はシリーズでお馴染みの麻生かほ里。主題歌とはまた違う一面を見せてくれた。


○アルフレッド・シュレディンガー
マヤの弟で、一家の良心。
…まぁ結局ストッパーとして機能することは無いが…

アクが強い面々の中では地味かつフツーの人で、戦闘を含め目立った活躍も無いため序盤でのイメージはせいぜいシスコンな弟。
しかし太陽の位地や敵の飛び去った方向などから敵のアジトの場所を割り出したり、姉に代わって一家の指揮をとったりと、実はやればできる子。
どうやら逆境に強いタイプらしい。

また一家で随一の穏健派でありながら、自作の爆弾にやたらとこだわりを持っていたり、ロウソクの火を見ていると落ち着いたりと、ある意味一番危険だったりする。オイルライター常備


○トッド・デュカキス
シュレディンガー家の執事。
アフロにグラサン、仕込刀というどう見てもカタギじゃない人で、曰く“威圧するアフロ”“凶悪な面構えのアフロ”。
だが渋くて義に厚く、意外と常識人。
マヤの父に拾われ忠誠を誓っていた。

戦闘においてはワイルドアームズシリーズお馴染みの【早撃ち】の使い手。
また、ダメージを受けた他の味方を回復するため最初に倒す必要があり、サイコクラックなども使うため非常に厄介。


が、そんなことより重要なのはなんといってもアフロである。
このアフロ、見た目のインパクトも強烈だがただのトレードマークではない。
戦闘中に火属性のアルカナを使うとアフロが燃え、毎ターンダメージを受けるのである。
システム(というか演出)上キャラが走り回るため、逃げ回ってるようにも見える。


○シェイディ・サウザンド
一家のマスコット的存在の、羽が生えた猫。
シュレディンガーの猫とは多分関係無い。と思いきや元ネタで、箱の中で青酸ガスに曝されたこともあるらしい。
そのせいで密閉されると取り乱す閉所恐怖症に。
『ギニャアアアアアアアッ!青酸ガスは止めてッ!青酸ガスを止めてッ!』


見た目はどう見ても猫だが、二足歩行し人語を話す。
…それどこのロケット団

空を飛ぶ特技でしばしば活躍するが、貢献度の割にマヤからの扱いは雑。

正体はシュレディンガーの先祖が召喚し、実験の末に封印したマルコキアスという魔獣。
一族に復讐することを考えていたが、封印を解いたマヤの「面白いことをするからついてきなさい」という言葉に惚れ込み同行するようになる。

戦闘では火と氷のブレスを吐き攻撃する。


また、アルフレッド&トッド&シェイディの2人と一匹で放つ合体技「ワイルドバンチ」がある。

1.アルフレッドがダイナマイトを上に投げる。
2.トッドがダイナマイトを切り、ばらまく。
3.シェイディが炎のブレスを吐いて、引火させて大爆発させる。

と、非常にカッコいい。





小説版によると本編終了後は教団からお尋ね者になったヴァージニア達の討伐を大金で引き受けるが、教団が後先構わず大金をばら撒いてヴァージニア達を追っていることからもう長くないと考えており、あれこれ理屈はこね回していたものの金だけもらって実際追うつもりはなかったようである。


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最終更新:2022年06月13日 12:36