弱虫ペダル

登録日:2010/07/24(土) 12:30:16
更新日:2024/03/10 Sun 09:33:35
所要時間:約 8 分で読めます





【概要】

週刊少年チャンピオンで連載中の渡辺航による漫画。既刊87巻。
「このマンガがすごい!」09&10年にも入っている。
表紙を任されることも多くなってきており、あのバキに次ぐ看板漫画となるのも近い。

ロードレースという自転車競技が題材のスポーツ漫画。用語やルールの解説は少なく分かりやすいので置いてかれる事は無いと思われる。
またスポーツものにしては珍しく登場人物や学校数が少なめ。その分一人一人掘り下げてあり主人公勢以外を応援したくなったりならなかったり。

絵柄は綺麗で丁寧で上手い!…というタイプでは無い。
だが勢いのあるタッチや決め所での描き込み、何よりも窮地に陥った時や盛り上がる部分の激しい上げ下げっぷりが熱くひき込ませてくれる。
絵柄やジャンルで読む作品を選ぶタイプでないのならば一度読んでみて欲しい。まずは4巻までいってみよう!

2012年には舞台化。
2013年10月よりアニメ化し、2014年10月からは2期が放送されている。
2016年~2017年にはテレビドラマ化、2020年には実写映画化も果たした。
2017年に3期、2018年に4期が放送され、2022年に放送局をNHK総合に移して5期が放送予定。

ヤンキーものばかりという印象の強いチャンピオン漫画の中では、女性読者の数が非常に多い。
アニメがFree!(水泳もの)の終了直後に放送されたため、Free!の視聴者が一気に流れてくる現象は「トライアスロン」と呼ばれた。

【ストーリー】

千葉県立総北高校1年の小野田坂道は毎週秋葉原に行くオタクである。
その情熱はガチャポン代のために電車賃を節約する程で秋葉原への道程役45kmをママチャリで向かう…という生活を小学校の頃より日常の一部として続けていた。
それ故に気付かなかったのだ。普通なら諦めて自転車を下りる様な坂道も登ってしまう脚力が培われていた事を───。
今日も鼻歌を歌いながら激坂を登る。その姿をロードレーサーを目指す今泉俊輔が目撃した事によって彼の自転車への道が始まった。

【登場人物】

[総北高校/1年]

主人公。好きなアニメ「ラブ☆ヒメ」の主題歌「恋のヒメヒメぺったんこ」をよく口ずさむ。
タイプは圧倒的なケイデンス(ペダルを漕ぐ回転数)で稼ぐクライマー(坂道が得意)。坂道を登る時に笑顔になる癖がある。
真っ直ぐな性格故に思い詰め易くプレッシャーに弱い。しかし逆境になればなる程力を発揮するタイプでもある。
自転車中心の生活になった今でも深夜アニメの録画、試聴は続けてるようだ。
アニメ版で今泉、田所、鳴子、金城と「ラブ☆ヒメ」の主題歌を歌うようになっており、非常に楽しそうにしている。

小野田を自転車の世界に連れて来たキッカケで中学時代から有名なオールラウンダー(万能型)。
御堂筋に大敗して以降不安要素は徹底的に排除する、どんなコースでも勝つと冷静で完璧な走りを求める様になった。が本来は熱い走りをするタイプ。
二枚目ポジションの筈だが私服がウサギ、パンダと動物柄な事が多く読者からはセンス無いんじゃないかと言われている。
アニメ版では小野田の影響で「ラブ☆ヒメ」の主題歌を思わず口ずさんだり、アニメを視聴してみたりと徐々に毒されている。

今泉がキッカケならばこちらは背中を押した役。小野田の高校生活初の友達と言っても差し支え無い。
大阪から引越して来たスプリンター(平坦な直線が得意)。故に登りは本人いわく「ちょっと苦手」。
派手好きで髪も自転車も真っ赤。スプリンターなのも早い奴は目立ってカッコイイからという理由から。
しかしただ勝って目立てば良いとは思っておらず、小野田が危機に陥った時は勝負を置いて助けようとする等友達思い。
本気を出すとロケットマンになる。

[総北高校/3年]

部長。高校生に見えないのはスポーツ漫画の伝統。
部活時はサングラス、学校では眼鏡をかけている眼鏡っ子。
タイプはオールラウンダー。かなりの力を秘めており今泉は手も足も出ない。昨年のインターハイにも出場しているが…。
主人公勢で唯一プライベートな部分の描写が無い。益々謎な人。

  • 田所迅(CV.伊藤健太郎)
巨漢スプリンター。その表面積と肺活量を武器に直線を突っ走る姿は「肉弾列車」と呼ばれ総北のちょっとした名物。
非常に後輩の面倒見が良く様々な助言を与えている。別人の様な顔でカッコイイ事も言う。
でも人の家の冷蔵庫勝手に開けてハム丸ごと食べちゃう。
18歳なのに、鳴子には「オッサン」呼ばわりされている。
原作のインターハイ二日目にて小野田と登った際に「ラブ☆ヒメ」を恥ずかしそうに熱唱していたが、アニメではほとんど覚えてしかもハマったようで風呂場で小野田と熱唱していた。

長い手足で異常に車体を傾けながら登るクライマー。「ピークスパイダー(頂上の蜘蛛男)」の異名を持つ。
皮肉屋で斜に構えた印象を持たせる。小野田の事もリタイアするだろうと否定的だった。
だが内心では同じクライマー求めており彼からその素質を見出だした時は…。
最初髪の長さは肩辺りまでだったが自分のスタイルを披露した瞬間にブワッと進化したッショ。

[総北高校/その他]

2年生。決して身体能力があるとは言えず負けばかり。どうすれば良いかと悩んでいる時に青八木と組み持ち前の頭脳で青八木を導くスタイル確立した。
結局表彰台には上がれてないため青八木は申し訳無いと思っているが彼自身は「2人で取った勝利だ」と気にしていない。

2年生。非常に無口。手嶋とは逆で力はあるがペース配分を考える事が出来ずに負けていた。手嶋と組んでからは何度も表彰台に上がる様になる。
今のスタイルを作り上げるために協力してくれた田所に多大な恩を感じており、彼と共にインターハイに出る事を目標としている。もうお前らインターハイ行けよ…!

自転車部がお世話になっている自転車屋の娘でマネージャー。自転車オタクで小野田のママチャリを勝手に改造する。
小野田を気にかけていたり今泉と知り合いだったりとフラグ要素はあるのだが…スポーツものの女の子だからなぁ。

[箱根学園]

3年。昨年優勝した箱根学園の現リーダーでオールラウンダー。
昨年のインターハイで金城と戦っている。ほぼ互角の勝負を繰り広げていたが気持ちの差で…そしてその結末は…。
本来は正面から戦うタイプ。「最強の布陣で挑むのが最大の謝罪と礼儀」として総北に立ちはだかる。

2年。人を突き刺せそうな睫毛がチャームポイントのスプリンター。
インターハイのために他の試合を捨ててまで身体を仕上げてきておりジャージの中は超ムキムチ。
その傾倒っぷりは凄まじく自らの筋肉に名前と性格を付けるという擬人化スキルを習得した。
アブ!アブ!!アブゥゥゥ!!!

  • アンディ
泉田の右大胸筋。攻撃的で排他的。イイ仕事をしてくれる。

  • フランク
泉田の左大胸筋。慎重かつ大胆。泉田に危機を知らせてくれる良い子。

3年。音も無く加速するクライマー。
その静かさから「スリーピングビューティ(眠れる美形)」と言…ってるのは自分だけで実際は「森の忍者」と呼ばれてるらしい。やだカッコワルイ!
巻島とは様々な試合で遭遇しているライバルでインターハイで決着をつけるのを楽しみにしている。
ナルシストな賑やかしキャラポジションと思いきや?

3年。観客の応援を煩い!黙れ!と内心思ってる他人を信用しない捻くれ者。しかし福ちゃんこと福富だけは認めている。
逆境の方が燃えるタイプ。ガードレールスレスレを曲がる等過激な走り方をする。

1年でレギュラーを取ったクライマー。マイペースな遅刻魔で小野田と同じく坂道で笑う癖がある。
小野田と知り合い一緒に坂道を走った。その際に自分のボトルを貸しており「インターハイで返しに来て」と約束。
これが初心者小野田がインターハイを目指す理由となった。

[京都伏見高校]

その実力から1年でリーダーとなり2年3年を支配している。今泉の宿敵。
実力の無い者達を「ザク」と呼ぶ。恐らくザコ、量産型=何処にでも大量にいる連中という意味。ガノタかもしれない。が語り合いたくは無い。
不安の種+にいたような気がしたがそんなことはない。ところでお前の後ろにいるの、だれ?



他にも伏見の選手はいるがまだ目立った出番が無いため以下省略。今後の活躍が恐くも楽しみ。



アンディ…フランク…すまなかったよ
キミたちは最高の追記修正をしてくれたのに…
今は束の間ゆっくり休んでくれ…

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最終更新:2024年03月10日 09:33