くまのプーさん(ディズニー映画)

登録日:2011/12/14(水) 17:16:23
更新日:2024/04/05 Fri 19:56:21
所要時間:約 5 分で読めます






くまのプー くまのプー
丸々とした ちっちゃいくま
くまのプー くまのプー
かわいいくまよ





「くまのプーさん」はイギリスの作家A・A・ミルン原作の「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」をもとに製作されたディズニー映画である。
100エーカーの森を舞台に、くまのぬいぐるみのプーとクリストファー少年や森の仲間たちの愉快な冒険が描かれる。
物語は「プーさんとはちみつ」「プーさんと大あらし」「プーさんとティガー」の三章で構成されている。


  • 第一章「プーさんとはちみつ」
100エーカーの森に住むくまのプーは、ハチミツが大好き。いつものようにハチミツを食べようとするが、壺は空っぽ。そこへ一匹のハチが飛んでゆく。
ハチミツが欲しいプーはあの手この手でハチの巣に向かうが、全て失敗に終わる。
諦めきれないプーはラビットの家へ。家中のハチミツを食べつくしたプーは満足そうに玄関に向かうが、腹が玄関に突っかかってしまい…


  • 第二章「プーさんと大あらし」
ある風の強い日。プーはいつものように「考える場所」で考え事をしていた。やってきたゴーファーの発言でプーは仲間たちに風の日祝いの言葉をかけようとする。
風は夜になっても止まず、風雨を伴った嵐となり100エーカーの森は大洪水に見舞われる。

  • 第三章「プーさんとティガー」
森の仲間、ティガーは飛び跳ねることが大好き。だが勢い余ってラビットの畑を滅茶苦茶にしてしまう。
腹を立てたラビットはプー、ピグレットと共にティガーを懲らしめるため、森へ置き去りにする。しかし逆にラビットが迷ってしまいティガーに助けられる。
時は過ぎて雪の積もったある日、ティガーはルーと遊んでいた。ルーに頼まれティガーは大木の頂上までジャンプする。その先に災難が待つとも知らずに…


【登場人物】
・プー
丸々としたくまのぬいぐるみでクリストファー・ロビンの一番の親友。
ハチミツが大好物であり、ハチミツが関わると驚異的な能力を発揮する。
考え事が好きだが、頭の中は綿が入っているためあまり頭はよくない。なお、考え事をする時は片方の手でこめかみを叩く独特のポーズをとる。
家の表札には「サンダース」と書かれており、森山京の文による日本の絵本ではプーさんの本名と書かれているが、これは以前家に住んでいた人の名前であるのでこれは誤り。
モデルは原作者ミルンの息子の一歳の誕生日プレゼントのテディベア。


・クリストファー・ロビン
100エーカーの森に住む唯一の人間。困っている仲間がいるとすぐ助ける心優しい少年。
モデルは原作者ミルンの息子であり、名前も同じである。


・ピグレット
小さな子ブタで、とても気が弱い。だが友達思いであり、仲間のためなら勇気を出す。
ブナの木の家に先祖代々住み続けている。


・ティガー
お調子者のトラ尻尾にバネが入っており、跳ね回ったり誰かを驚かせるのが大好き。だが意外に繊細で、高所恐怖症である。
「ウフフフフーン!」の掛け声で始まるテーマ曲はとても有名。


・ラビット
野菜作りが大好きなウサギ。頑固だが、100エーカーの森では数少ない常識人でもある。
それ故プーに家中のハチミツを食べ尽くされた挙句玄関をふさがれたり、ティガーに畑を荒らされるなど様々な災難にあう。

なおあまり知られていないが、登場する動物の中でラビットとオウルの2匹(ディズニーのオリキャラであるゴーファーを含めると3匹)はぬいぐるみではなく本物の動物
ということは、仲間たちの年齢が変わらない中でやがて彼らだけが歳を取り……


・カンガとルー
カンガルーの親子。優しい母親のカンガと、元気一杯な男の子のルー。
ルーはティガーと特に仲がよく、兄のように慕っている。


・イーヨー
陰気なロバ。尻尾は釘で留められており、よく無くす。
プーに家を破壊されたり、番外編ではティガーに川へ突き飛ばされたりとラビットに次いで不幸な目に遭うが本人は気にしてない。
というか仕方ないと割り切っている。


・オウル
話好きなフクロウ。彼の話は必ず長話になり、危機が迫ろうと話の腰を折られるのを嫌う。
賢そうに見えて、実はそうでもない。
ゴーファーに木の枝で腹を突かれた際の「ぶっ飛ばすぞ!」というセリフは有名*1


・ゴーファー
穴掘りが得意な地リスもぐらではない
原作には登場しないオリジナルキャラであり、その事は本人が一番理解している。
もっともこの作品自体メタ発言が多いのだが
「どうせ俺は原作にゃあいないんだい!」 


ズオウヒイタチ
本 作 最 大 の ト ラ ウ マ
ゾウとイタチに似た生物で、ティガー曰く「ハチミツ泥棒」。
の存在で、の中でプーと視聴者の精神に様々な嫌がらせを仕掛ける。
ピンクの象といい、ピノキオのロバのシーンといい、ディズニーは何故トラウマ描写に定評があるのだろう。


・ナレーター
劇中には登場せず物語を語る存在だが、登場人物たちと会話したり木の上から降りられないティガーをナレーター権限で助けたりと、メタな行動を取ることも。



「ねえ、プー。僕がいなくなってもここに来て追記・修正ってことをしてくれる?」

「ぼくだけ?ひとりで?」

「そうだよ。それからね、僕の事を忘れないって約束して」

「もちろんわすれないよ、約束する」

「僕が100歳になっても?」

「そのとき、ぼくはいくつ?」

「99歳だよ、プーのおばかさん」

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最終更新:2024年04月05日 19:56

*1 なお、この台詞は新旧吹き替えで全く同じ台詞だったりする。ただし、新吹き替えだと半ギレ気味だったのに対し、旧吹き替えは思いっきりブチギレていた