メルビン(DQⅦ)

登録日:2012/09/03(月) 15:03:20
更新日:2024/02/28 Wed 12:14:59
所要時間:約 5 分で読めます




ドラゴンクエストVII』の登場人物。

CV:千葉繁(ライバルズ)

頭も含めて全身を鎖帷子で覆った老人だが、その正体は遥か昔、精霊と共に魔王と戦った伝説の英雄。
その存在は後世でも語られており、主にメザレでその存在を聞く事が出来る。


魔王との戦いで敗北を悟ったはメルビンを石の中に封じ込めて後の世への財産として残した。
その石は物語開始時点では主人公の叔父であるホンダラがさわると暖かい石という理由でホットストーンと名前をつけて所有している。
このホットストーンはゲーム序盤にホンダラが寝ている隙に奪う事も出来るがその後に勘づかれ、知らないフリをしようが殴られて(2ダメージ)強制的に奪われる。

そして砂漠の城クレージュリートルードを経て、
ハーメリアをクリアして魔法の絨毯を手に入れた頃にメルビンを復活させる事が出来るようになる。

この頃にはホットストーンは世界一の大富豪ブルジオが買い取っており、
紆余曲折あって主人公一行はブルジオを同行させて復活の祭壇がある世界一高い塔を登る事になる。

そしてホットストーンを世界一高い塔の頂上で掲げる事によって、英雄メルビン(とマーディラスへの石版)は復活するのであった。

神と共に壮絶な戦いを繰り広げた割にはやけにレベルが低く19。RPGのお約束ではある。
しかしリメイク版にて、
「神官フォズがホットストーンの力を幾らか使ってしまったために、封印された時より能力が落ちた状態での復活になった」
と言及されているので、本来はもっと実力があったらしい。

習得特技・呪文
イオ、バギマ、ベホイミ、ニフラム、におう立ち、ステテコダンス、リレミト、ルーラ

以上を習得済みの他、Lv20まで上げるとザオラルを習得する。

能力値は老人故か素早さがかなり遅いが他は肉弾戦も呪文も得意なスーパーじいちゃん。
神の騎士という出生故か、AIに任せると習得済みだとグランドクロスを使いたがる。
3DS版ではメルビンの使用するグランドクロスのみ、特殊演出が入る。

また、神さまもステテコダンスを習得している為、ステテコダンスは神直伝の奥義とよく言われる。

イオの呪文はPS版では他に習得方法が無く、完全にメルビンの固有呪文となっている。
しかしメルビンが仲間になる時期的にイオの呪文が役に立つことはほぼ無い。
3DS版では転職による習得は無いままだがマリベルが序盤で習得するようになり、呪文自体は日の目を見ているが、
メルビンのイオは相変わらず遅いので出番が無い。
それどころか同じ属性で消費MP0の「いなずま」の特技が覚えやすくなったせいで陰は余計薄い。

「におうだち」の特技は使える特技ではあるが
PS版では転職で誰もが覚えられるので特にメルビンが目立つ訳では無かったが、
3DS版では上級職で覚える特技呪文の仕様変更により
「レベルアップで覚える」ことによりどの職になってもにおうだちが使えるままのキャラという個性ができた。
(初期バージョンのプログラムだと、とあるバグによって忘れてしまう事があるが、これはアップデートで解決できる。)

基本的に剣士の装備が中心になるが、生粋の剣士であり年齢も若い主人公やアイラと比べると
一部の重量のある装備が使えない。
代わりに杖などの魔法使い・僧侶系の武器も一部装備できる。
英雄の杖はメルビンのみが装備出来る強力な武器だが、実は殴る度にMP3を消費する。


性格は歴戦の英雄らしく礼儀正しく真面目だが老人故のからかいの発言や、女性好きと見られる一面もある。
また、かの魔王相手に香水の匂いを感じとったり「あのような美しき者に化けるとは不届き千万」等とちょっとズレた発言も。

また、初めて魔空間の神殿に向かう時にはメルビンがホットストーンに封印されたシーンのムービーが流れる。


魔王戦後は復活した神の居城クリスタルパレスにて騎士達の長を務めるが、
どうにも怪しい発言がある神が気にかかり、その事が元で反逆者と見なされ出奔、コスタールで目覚める事になる。

その後、現代世界が切り取られて封印された時は、
エスタード島にいる主人公らとは別で単身コスタールでの活動を開始する。
まずはエスタード島に閉じ込められ移動手段が無い主人公たちのために、
謎の神殿の旅の扉復活のために聖なる種火の入手を計画する。
この一人旅の時に出てくる敵は単体でしか出現しないので、初代ドラクエの如くタイマンとなる。
(ただし、モンスターを呼ぶモンスターの場合はその限りではない)。

無事聖なる種火を手に入れてエスタード島に転送した後は、
四精霊が復活し世界の封印が解けた後の合流となるため、精霊を復活させる旅には関わらない。

魔王を倒した後は、神の兵の子孫が住む天上の神殿に残る事を決めた。

3DS版で追加されたストーリー石板「幼き大神官の思い出」では、彼が封印されている時の力の一部をフォズが使ってしまったために、以前より弱い状態で復活した旨が語られており、世界一高い塔の入り口の封印を解く活躍をする。
クリア時にはその力を凝縮したひかりのたまが手に入る。
「若き日の英雄」では若き頃の彼が天上の神殿にてニコルなる人物と談笑している。
…それだけでシナリオは何もないが。


◆漫画版
ユバール地方終了辺りで打ち切られたが、賢者ベゼルの回想でベゼルやもう一人の人物と共に魔王と戦っている様子があった。
また、フォロッド編にて登場したオリジナルのからくり兵ブレミンの意識はメルビンが原型である(ブレミンの名前はメルビンのアナグラム)。
ブレミンはオヤジギャグが好きなキャラだが、メルビンも登場していたらそのようなキャラ付けがなされていたのだろうか。


小説版
2巻の中盤から登場。小説版はブルジオが登場せず、ホンダラが直接世界一高い塔に同行した。
復活時には既にパラディンに就いており、神の兵は戒律によって転職を禁じられていたが、後にゴッドハンドに転職する。

マーディラス編においてはゼッペルのイオナズン等の極大呪文を、
におう立ちで一人で受ける男気を見せる等、マーディラス編はメルビンがメインであった。

また、古い時代を生きた人物としての知識を見せる場面も時々ある。

最終決戦はコスタールで手に入れた英雄の杖を携えてアルテマソードを放ち、
とどめとしてアルスと共にギガスラッシュを放って戦いを終わらせた。

途中アイラのプリンセスローブの着替えを手伝おうとする場面は*1完全にエロジジイであった。ちなみに結局ガボが手伝った。


◆DQMBV
アーケード版ではメルビンのカードは存在しないが、マリベルのとどめの一撃にて登場。
マグマの杖が制御仕切れず火柱に囲まれたマリベルを救うが、その後踏み台にされる。

また、家庭用ではメルビンのカードも登場。
SP攻撃は世界一高い塔の入口で無心攻撃を放ち精神統一する。

とどめの一撃は他のVII勢と同様に砂漠地方の石版から出現するが、
メルビンの場合は本人ではなくホットストーンが出現、その後世界一高い塔の前で割れてメルビン(と石版)が現れる。
にしても出身地がホットストーンってあんた……。

そして木に神速の剣技を放って葉っぱ一枚切り取り、それで口笛を吹いて怒涛の羊withガボを呼び寄せる。
メルビンも羊に乗り突撃するのだが……、


ドガッ


マリベルが横から乱入、メルビンは何処かへと吹っ飛ばされる。
そしてそのままマリベルを乗せた羊は敵へ突撃するのであった……双方、マリベルのせいでメルビンの扱いが酷い。
まあ、カードが無いガボやロクに登場すらしていないアイラよりはマシ。

また、トルネコのおっさん呼びではアーケードの時はいなかったが、家庭用でメルビンも追加された。

リッカのとどめの一撃では右奥、テリーの後ろ辺りにいる。


追記・修正は一人旅を始めたらお願いするでござる。

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最終更新:2024年02月28日 12:14

*1 周りの気持ちをほぐす意味合いも多少あるが