ドナーカード

登録日:2010/05/30(日) 11:31:03
更新日:2022/10/24 Mon 15:21:54
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ドナーカードとは厚生省・(社)日本臓器移植ネットワークが各地に無料配布しているカードで、正式名称を臓器提供意思表示カードという。

絵柄は天使、裏面に提供したい臓器の一覧がある。
そして署名年月日とサイン覧。これら全部に書きこめば意思表示の完成である。


現在までのカード一覧と裏面

一応言っておくが、あくまで臓器提供意思表示カードである。
なので、臓器移植を拒否する意味でこのカードを所持することも可能である。

財布やカード入れの判りやすいところに入れておこう。
貴方が不幸にも死を迎えたとき、貴方の臓器や角膜が運良く適合する患者に移植されるかもしれない。

また、カードに同封のシールに記名し、免許証の裏に貼り付ける。
健康保険証の裏に貼り付ける。
などでも意思表示が可能。

気持ちが変わったらいつでも書き直すことができます。


■間違った使い方
  • 罠カードオープン!『ドナーカード』! これでお前の心臓を抜き取るぜ!
パンフレットには、カード二枚と数枚のシールがセットになっている。
二枚のカードは両方署名の上、一枚は家族や大切な人に渡しておくことを推奨している。


大体の日本人は自分が死んだ後の自分の体には興味ないのではないかと思われる。
尚、このカードを持っていて亡くなっても体質や適合の問題でドナー移植の材料にはされないかもしれない。
しかしその遺志は伝わる人には伝わるだろう。安心して成仏しよう。後に続く者が何かを感じてくれる事を信じて。



ところで当カードの入手先であるが、当カードの配布が実施された頃にはそこらのコンビニに普通に置いてあったのだが、
現在このカードやシールは、全国都道府県庁や市区町村役場、郵便局、保健所、運転免許センター、警察、一部のコンビニで配布している。

また、インターネットでも臓器提供の意思表示ができます。
携帯、パソコン両方対応しているので、思い立ったら登録しておこう!


臓器提供は15歳以上の意思表示をしている人ならどんな人でもできる。
持病で薬を飲んでいても、ある程度老齢になっても、意志さえ表示されていれば提供可能。

心停止後は、意志の表示がなくても家族の意志で腎臓や眼球の提供ができる。
言い換えれば本人が移植の意思を表示していても、家族が同意してくれなければ提供されない。
なので最低でも「ドナーカードをもっている」と家族に伝えておくべきだろう。

本人の意思を無視なんて酷い家族と思うかもしれないが、
家族を失ったばかりなのにその人の腹を裂いて更にその内臓やらを引っこ抜いていきますね(暴言陳謝)なんて気分が良い話でもないだろう。

だが提供後の体はきれいに縫合されるので心配はない。
眼球提供の場合は義眼が入ることになる。


余談になるがこのカードが全国配布されて間もない頃、
このカードを所持した四国の男性が死亡し日本初のドナーカードによる臓器摘出手術が行われる運びとなった。

その病院にマスゴミが押し寄せ大騒ぎをし、中でも朝日新聞の記者は
「臓器が摘出された死体の写真を撮らないと会社に帰れない!写させろ!!」
というような事をキレ気味に喚いたという確かな情報がある。

その病院は手術完了後、
「お前ら騒ぎ過ぎ。落ち着いた対応を求める」
といった趣旨の苦言をマスゴミに述べたという。



筆者よりもっと詳しい貴方へ。追記・修正をパスします。

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最終更新:2022年10月24日 15:21