ウルトラマンタイガ

登録日:2019/08/17 Sat 11:37:01
更新日:2024/03/19 Tue 20:43:37
所要時間:約 7 分で読めます





この地球に、宇宙人が密かに暮らしている事はあまり知られていない。


これは、そんな星で出会った若者達の奇跡の物語である。




行くぜ相棒! バディゴー!

画像出典:ウルトラマンタイガ(2019年7月6日~) オープニング映像より
©円谷プロ、「ウルトラマンタイガ」製作委員会・テレビ東京



『ウルトラマンタイガ』は2019年7月6日から放送されたウルトラシリーズ作品。
令和ウルトラマンとしては第1作目、新世代ヒーローズとしては第7作目となる。


概要

主人公は民間警備組織「E.G.I.S.(イージス)に所属する青年である工藤ヒロユキ。ウルトラマンタイガウルトラマンタイタスウルトラマンフーマという出身地の違うウルトラマン3人と一体化して戦う。
主人公が民間企業に所属するのは初めて(民間とはいえ組織に主人公が所属するのも『ウルトラマンX』以来となる)かつ3人のウルトラマンが1人の主人公と一体化し、戦うというのもシリーズ初となる。
また、ウルトラマンタイガはウルトラマンタロウの息子であるという事も話題を集めた。
そして、メインとなる悪役は映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』で初登場したウルトラマントレギア。今まで謎だったトレギアの過去についてもタロウの旧友であったと明らかにされた。

監督はメインに新世代ヒーローズを数多く監督し、本作が初のメインとなる市野龍一の他、田口清隆、神谷誠、武居正能、辻本貴則、本作でウルトラシリーズ初監督となる越知靖が参加。
シリーズ構成は同じく多くの新世代ヒーローズに参加してきた林壮太郎、中野貴雄。
サブライターには皐月彩、足木淳一郎、柳井祥緒、三浦有為子、小林弘利、勝冶京子、森江美咲が参加している。

ナレーションは小野大輔が務め、『ウルトラQ』のようにオープニングナレーションが流れる。

オープニングはタイガの声優を担当し、歌手としても活動する寺島拓篤の「Buddy,steady,go!」、
エンディングは前半がアニソン歌手の佐咲紗花による「ヒトツボシ」、後半が声優ユニットsphere ダイナと戦った宇宙球体は関係ないの「Sign」。
本作ではバンダイナムコアーツのランティスレーベル*1所属の歌手による楽曲が提供されている。

音楽はアニメ生徒会役員共シリーズなどを手掛け、ウルトラシリーズ初の担当となる森悠也。
また、第6話では『ウルトラセブン』の音楽が使用されており、冬木透が森悠也と共同でクレジットされている。

本作では見逃し配信が
  • 第1話は放送期間中、常時無料配信
  • 第2話以降の配信は2週間に延長
と今までより視聴者に優しいスタイルになっている。

また、YouTube上でタイガが過去のウルトラマンの戦いを振り返る第0話「ウルトラマンタイガ物語」も公開された。

本作の作風としては、現実の移民問題や差別問題などを「宇宙人と地球人の確執」という形で落とし込んだ重いテーマを内包しており、コメディチックだった前作『ウルトラマンR/B』に比べると、全体的にシリアスな世界観。
序盤から心を通わせた怪獣、宇宙人との殺し合いや愛する人を失った人間の復讐等ハードな展開が描かれ、主人公や仲間の周りで味方側のゲストや改心した宇宙人たちが死亡・行方不明となってしまう展開も多い。
以上の事から全体的な作風は「『ウルトラマンタロウ』よりは寧ろ『ウルトラセブン』に近い」と言われる事も。
近年では敵対人物の持つアイテムから怪獣が召喚される展開を基軸としていたが、
本作では怪獣が意味を持って出現し、単なる使い魔としての存在にならないように工夫されていた。
例えばトレギア以外の人物が侵略目的で召喚したり、飼われていた怪獣が自ら暴れ出したり…といった具合である。

また、ウルトラマンのタイプチェンジ要素も控えめとなっており、3人のウルトラマンが交代して戦うというという新しい試みがなされた。
「歴代ウルトラマンの力を借りる」という演出は「ニュージェネウルトラマンの力を宿したアイテムで必殺技を強化する」という形で使用されている。

タイプチェンジはタイガの兄弟子であるウルトラマンメビウスのように、途中から手に入れた力を使うパワーアップ型となった。

『劇場版R/B』同様、着ぐるみを使わずCGを使用した特撮も一部存在する。
また、第1話~第3話のみ、『ウルトラマンサーガ』以来となる監督と特技監督が別に置かれる形となった。

なお、キャッチコピーでは「『タロウ』の息子の物語」と銘打たれていたが、テレビシリーズ本編ではタロウの存在が殊更に強調されず、タイガが若いウルトラマンである事を表現する描写に留まった。
父であるタロウの登場は第1話を除けば全て回想シーンのみの登場で、直接的にタロウが関わる物語は完結編となる劇場版に回される事となった。
爆発的な人気は得られなかったが、過去作品や過去キャラクターの人気に依存しない独自の物語作り、個々の人格を持つ3人のウルトラマンの登場、その3人と地球人が一体化する展開、タイプチェンジの代わりに3人が入れ替わるシステムなど、色々と新しいことに挑戦した作品だった。

更に3人のウルトラマン自体はそれぞれ強い個性を持ったキャラクターであり、出身が全く異なるためクロスオーバー適性も高い。
この結果、翌年のYouTube配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では3人の新たな魅力が描かれるに至った。
ついでに必殺技を強化していたアイテムは本編のみで使われる設定となっているため、玩具の販促が絡まない後年の客演時に扱いや演出がややこしくなることもない。
2クール作品としては話数や尺の都合に翻弄された部分が多かった一方、キャラクター設定自体は3人とも掘り下げられていたため、ウルトラシリーズ特有の再登場という展開で忘れた頃にその強みを発揮している。


あらすじ

地球には宇宙人が密かに移住してきている。だが、その事を知っているのはごく一部の人間のみで、一般的には知られていない。
そんな社会の中で、主人公の《工藤ヒロユキ》は、宇宙人が絡む事件をもその業務内容に含まれる民間の警備組織《E.G.I.S.(イージス)》に就職し、日夜平和のために働いている。

そんな彼には、本人も知らないある大きな秘密が眠っていた。
それはウルトラマンタイガの“光の粒子”が体内に宿っているという秘密。
ヒロユキの体からタイガが蘇る時、新たな物語が始まる!

(公式サイトより)


登場人物

E.G.I.S.(イージス)

主人公が所属する民間の警備組織。その仕事は宇宙人絡みの事件も対象である。

演:井上祐貴
22歳。心優しく正義感の強い青年で、宇宙人といった未知の存在でも受け入れようとする。
物語が開始する12年前、宇宙人に襲われたところをウルトラマンタイガの光に助けられる。
ヘルベロスが出現した際にタイガへと初変身し、その後、タイタス、フーマとも出会う。
その正義感からくる熱い言動により、ホマレからは「熱血バカ」と揶揄されることも。

  • 佐々木カナ
演:新山千春
38歳。E.G.I.S.を立ち上げ、社長を務める女性。
経理に厳しい一面を持つ。
軽い性格の一方で、依頼主の素性によっては報酬の小切手は陰で捨てていたり、宇宙人にも偏見を持たないなど人格者の面もある。
もともとは宇宙人がらみの事案を受け持っている警察組織「外事X課」に身を置いていたが、とある事件をきっかけに組織を離れE.G.I.S.を立ち上げた。
光の巨人が活躍していた頃某コンビニに通っていたとも言われる。レスリー星とは無関係。

  • 宗谷ホマレ
演:諒太郎
25歳。ヒロユキの先輩で兄貴分。
ヒロユキに負けず劣らず熱い心を持っており、実働部隊として活動することが多い。

  • 旭川ピリカ
演:吉永アユリ
23歳。オペレーター担当。
E.G.I.S.のサイバーセキュリティーのみならず、人工衛星にもアクセスできるなど、高い技術力を持つ。
明るく、オシャレやダイエットに気を遣うなど女の子らしい一面も。


【敵サイド】

演:七瀬公
タイガ達が活躍する裏で暗躍する謎の男。
その正体はウルトラマントレギアで、その目的は謎に満ちている。
地球生活を楽しんでいるようで地球の食べ物を食べたり、地球の文化を嗜みながら登場することも多い。
ニュージェネの悪役としては珍しく、最初から最後までほぼブレずに安定した外道っぷりを発揮した。

悪の宇宙人たちによる犯罪組織。
怪獣オークションのために地球に怪獣を放ったり、怪獣を巡って抗争を起こしたりしている。
トレギアとは手を組んでおらず、むしろ自分達の邪魔をする存在として恐れている。


【その他】

  • 佐倉警部
演:風見しんご
外事X課の警部。警察では処理し切れないような特殊な案件を依頼しにE.G.I.S.を訪問する。
カナの元上司でサクさんと呼ばれている。
演じる風見氏は映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』以来のウルトラシリーズで、劇場版『ウルトラマンコスモス』シリーズでのキド役などで出演していた。

  • 天王寺藍
演:胡桃そら(仮面女子)
霊能力系ネットアイドルとして活動する少女。
本物の霊能力者で、ナイトファングを封印したシャーマンの子孫である。
その力が他人を不幸にすると考えていたが、ヒロユキらE.G.I.Sのメンバーと関わり、考えを改めるとタイガに地球の力を与え、フォトンアースへのパワーアップに貢献した。


登場ウルトラマン

【トライスクワッド】

生まれた星は違っていても、

共に進む場所は一つ!

我ら……トライスクワッド!

タイガ、タイタス、フーマが結成したヒーローチーム。
トレギアとの戦いで肉体が消滅したが、工藤ヒロユキと出会い、共に戦う事になる。
彼がタイガスパークとウルトラタイガアクセサリーを使用することで変身する。
トレギアとの戦いで弱体化してしまい、ヒロユキの体を借りなければ実体化出来ないため、一度に3人のうちの1人しか戦えないという難点がある。
このため、オープニングにある3人の揃い踏みはテレビシリーズ本編で実現しなかった。
メタ的には「3人同時に出すと殺陣の構成が大変」だという大人の事情によるよるもの。

CV:寺島拓篤
「光の勇者」二つ名を持つ、M78星雲・光の国出身で、ウルトラマンタロウの息子である若き戦士。
「タロウの息子」としてしか扱われないことを不満に思っており、未熟で熱くなりやすいところもあるが、ヒロユキや仲間達と共に成長していく。
第8話からは強化形態・フォトンアース、第16話からはスーパーウルトラマン形態・トライストリウムが登場。

CV:日野聡
「力の賢者」の二つ名を持つ、ウルトラマンジョーニアスを輩出したU40出身の賢者。
鍛えられた強靭な肉体と健全な精神を持ち、見た目通りパワーに特化した戦い方が特徴。

CV:葉山翔太
「風の覇者」の二つ名を持つ、ウルトラマンオーブウルトラマンロッソウルトラマンブルが力を授けられた惑星O-50出身の戦士。
荒っぽいが義理堅い性格で、忍者のような光線技を使い、スピードに特化した戦い方が特徴。


【敵サイド】

CV:内田雄馬
光の国出身でウルトラマンタロウの親友だった事が判明した悪のウルトラマン。
人間態の霧崎から「トレギアアイ」というアイテムによって変身……と言うか元の姿に戻る。


【歴代のウルトラマン】

CV:石丸博也
第0話、第1話、第16話に登場。タイガの父。トレギアと戦闘を繰り広げた他、タイガに宇宙警備隊隊員としての心得を教えていた。

第1話に登場した「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼ばれるウルトラマン達。
トレギアを追い詰めたが罠に掛かってしまい、駆け付けたトライスクワッドにそれぞれの力の一部をブレスレットとして授けた*3
前作で留学へと旅立ったウルトラマンブルことイサミは人使いの荒い兄、ロッソことカツミからLINEで呼び出されたらしい*4

第10話にて、かつてナックル星人オデッサと戦った戦士として語られる。
見た目はジャックそのものだが、その正体は明言されていない。
夕日をバックにした姿とオデッサによる絵で登場しており、オデッサは「ああいうのを本当の夕映えって言うんだろうな」と語っている。

第23話にて、ニセウルトラマンベリアル出現に苦戦するタイガの窮地を救ったウルトラマン。
トレギアの挑発にも動じないほど成長した戦士として描かれており、タイガに新アイテム・プラズマゼロレットを手渡した。


本作初登場の怪獣

  • 最凶獣 ヘルベロス
第1話に登場。宇宙でも名を馳せる凶悪な怪獣。
カッター状のエネルギー波「ヘルスラッシュ」が武器。
霧崎が地球に呼び寄せ、オークションに出されていたゼガンを倒すとタイガと対決。しかし、最終的にスプリームブラスターを浴びて爆散された。

  • 毒炎怪獣 セグメゲル
第5話に登場。セゲル星人の侵略兵器で、セゲル星では「セグメゲル様」と呼ばれ、神格化されている。
口から吐く火炎「セゲルフレイム」には猛毒が含まれている他、その体液すらも猛毒という全身毒だらけの危険な怪獣。
召喚士のセゲル星人 葵によって呼び出され、トライスクワッドを毒で追い詰めた。

  • 悪夢魔獣 ナイトファング
第7話と第8話に登場。太古の昔、九頭流村に封印されていた魔獣。
邪悪な音波を操って人々に悪夢を見せ、そのエネルギーを糧とする。

  • 水異怪獣 マジャッパ
第9話に登場。水獣の守り人と呼ばれる宇宙人に封印されていた。
マジャッパ芳香は良い香りがするが、相手を痺れさせる効果がある。
水ノ魔王獣 マガジャッパの元となった怪獣とされる。

第14話に登場。元々は宇宙人科学者イルトが開発したロボット。
霧崎ことトレギアによって憎しみの感情を埋め込まれてしまい暴走し、本来は守るはずだった惑星を滅ぼした事もある。
フーマの七星光波手裏剣、タイガのストリウムブラスターですら吸収して分身する能力を持ち、タイガを苦しめた。
しかし霧崎がナイトファングリングを使うように仕向け、リングの効果で分身能力が解除されると形勢逆転。
更にイルトの遠隔操作でシャットダウンされ、最終的にフォトンアースのオーラムストリウムを浴びて破壊された。

第18話に登場。
間抜けな見た目と違って姿を見た者は死ぬと宇宙で恐れられており、ゴロン棒という雷を轟かせる棍棒を武器にトライスクワッドを苦しめた。
最終的にトライストリウムのタイタスバーニングハンマーの鉄槌を受け倒された。

第24話と第25話に登場。
とある文明の発達した惑星が出し続けた廃棄物(=ゴミ)が化学反応を起こした結果偶発的に誕生した、無限の食欲を持つ疑似生命体。
トレギアの計画によって地球に襲来し、地球を食い尽くそうとするが、トライスクワッドとE.G.I.S.、ヴィラン・ギルドの協力によって空腹を満たされて倒された。

映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』に登場する怪獣。
ウルトラマントレギアの肉体に宿る、「その名前を口にしただけで呪われる」と宇宙人に恐れられている邪悪な怪獣。
宇宙遺跡ボルヘスの墓場に封じられていたが、封じられてもなお悪夢や創作家へのインスピレーションとして現世に干渉していたらしい。


各エピソード及び登場怪獣・宇宙人

今作では『R/B』まであったエンディング後のミニコーナー(いわゆる歴代ウルトラ戦士/今週の怪獣・宇宙人紹介コーナー)が存在しない分、本編の尺が若干増えている。

「登場怪獣」「登場宇宙人」の欄で赤文字になっている者はそのエピソードでのメインを務める怪獣ということを表している。
ウルトラマントレギアは「登場宇宙人」の欄に分類。
また、ガワ(着ぐるみ)が登場しない宇宙人(所謂ヒューマノイドタイプ)は、一部例外を除き基本的にここでは記載しない。


話数 タイトル 登場怪獣 登場宇宙人 ゲストウルトラマン 脚本 監督
第0話 『ウルトラマンタイガ物語』 ウルトラマンタロウ 足木淳一郎(構成) 中山剛平(演出)
第1話 『バディゴー!』 最凶獣 ヘルベロス
若親怪獣 ヤングマザーザンドリアス
雛怪獣 ベビーザンドリアス
時空破壊神 ゼガン
ウルトラマントレギア
サーベル暴君 マグマ星人
宇宙怪人 セミ人間
昆虫宇宙人 クカラッチ星人
宇宙商人 マーキンド星人
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンギンガ
ウルトラマンビクトリー
ウルトラマンエックス
ウルトラマンオーブ
ウルトラマンジード
ウルトラマンロッソ
ウルトラマンブル
林壮太郎 市野龍一
神谷誠(特技監督)
第2話 『トレギア』 海獣 キングゲスラ
(幼海獣 チビスケ
ウルトラマントレギア
電波怪人 レキューム人
宇宙商人 マーキンド星人
中野貴雄
第3話 『星の復讐者』 シビルジャッジメンター ギャラクトロンMK2 ウルトラマントレギア 林壮太郎
第4話 『群狼の挽歌』 奇機械怪獣 デアボリック(MB) ウルトラマントレギア
変身怪人 ゼットン星人ゾリン
健啖宇宙人 ファントン星人
憑依宇宙人 サーペント星人
ガルメス人
中野貴雄 田口清隆
第5話 『きみの決める未来』 毒炎怪獣 セグメゲル 皐月彩
第6話 『円盤が来ない』 宇宙ヒットマン ガピヤ星人アベル
ウルトラマントレギア
星人遺族 セミ少女
サイケ宇宙人 ペロリンガ星人
足木淳一郎
第7話 『魔の山へ!!』 悪夢魔獣 ナイトファング 暗黒星人 ババルウ星人
集団宇宙人 フック星人
林壮太郎 神谷誠
第8話 『悪魔を討て!』 悪夢魔獣 ナイトファング ウルトラマントレギア
第9話 『それぞれの今』 水異怪獣 マジャッパ 戦略星人 キール星人
殺戮宇宙人 ヒュプナス
三浦有為子 武居正能
第10話 『夕映えの戦士』 用心棒怪獣 ブラックキング 暗殺宇宙人 ナックル星人オデッサ
ウルトラマントレギア
ウルトラマンジャック 柳井祥緒
第11話 『星の魔法が消えた午後』 地底怪獣 パゴス
吸血怪獣 ギマイラ
宇宙怪人 ゼラン星人オショロ 小林弘利 辻󠄀本貴則
第12話 『それでも宇宙は夢を見る』 吸血怪獣 ギマイラ 宇宙怪人 ゼラン星人オショロ
ウルトラマントレギア
第13話 『イージス超会議』 12話までの登場怪獣・宇宙人 ウルトラマンタロウ(回想) 足木淳一郎 越知靖
第14話 『護る力と闘う力』 惑星守護神 ギガデロス 勝冶京子 市野龍一
第15話 『キミの声が聞こえない』 培養合成獣 スカルゴモラ ウルトラマントレギア
頭脳星人 チブル星人マブゼ
中野貴雄
第16話 『我らは一つ』 最凶獣 ヘルベロス
悪夢魔獣 ナイトファング
ウルトラマントレギア ウルトラマンタロウ(回想) 林壮太郎 武居正能
第17話 『ガーディアンエンジェル』 熔鉄怪獣 デマーガ 宇宙怪人 ペダン星人
昆虫宇宙人 クカラッチ星人
ウルトラマントレギア
柳井祥緒
第18話 『新しき世界のために』 宇宙怪獣 ベムラー
宇宙恐竜 ゼットン
触角宇宙人 バット星人小森セイジ
変身怪人 ピット星人水野ヒトミ
集団宇宙人 フック星人
足木淳一郎 辻本貴則
第19話 『雷撃を跳ね返せ!』 雷撃獣神 ゴロサンダー 憑依宇宙人 サーペント星人
ウルトラマントレギア
森江美咲
第20話 『砂のお城』 大蟻超獣 アリブンタ 宇宙帝王 バド星人エル・レイ 中野貴雄 武居正能
第21話 『地球の友人』 双頭怪獣 パンドン
宇宙恐竜 ゼットン
幽霊怪人 ゴース星人
ウルトラマントレギア
小林弘利
第22話 『タッコングは謎だ』 オイル怪獣 タッコング
凶猛怪獣 ギーストロン
柳井祥緒 辻本貴則
第23話 『激突!ウルトラビッグマッチ!』 ニセウルトラマンベリアル 凶悪宇宙人 ザラブ星人
反重力宇宙人 ゴドラ星人
高速宇宙人 スラン星人
頭脳星人 チブル星人マブゼ
ウルトラマントレギア
ウルトラマンゼロ 皐月彩
第24話 『私はピリカ』 宇宙爆蝕怪獣 ウーラー
シビルジャッジメンター ギャラクトロンMK2
サーベル暴君 マグマ星人
宇宙商人 マーキンド星人
中野貴雄 市野龍一
第25話 『バディ ステディ ゴー!』 宇宙爆蝕怪獣 ウーラー サーベル暴君 マグマ星人
宇宙商人 マーキンド星人
変身怪人 ピット星人
ガルメス人
ウルトラマントレギア
林壮太郎
特別編 『そしてタイガがここにいる』 第25話までの登場怪獣・宇宙人 池田遼(構成) 中山剛平(演出)



関連作品

各回の放送終了後にYouTube上で短編ボイスドラマ「トライスクワッド ボイスドラマ」が配信された。
SSSS.GRIDMAN』でも行われた試みだが、ウルトラシリーズ本編では初めてとなる。
トライスクワッドの3人の過去や本編の裏でのエピソードが語られており、過去作品の後日談や補完となる回も存在する他、
エピソードによっては複数回にまたがっている長編エピソードとなる事もある。
一部エピソードには挿絵が存在し、デザイナーの後藤正行氏が担当している。
サウンドトラックにもオリジナルボイスドラマが収録されており『アイゼンボーグ』と関連する内容となっている。

その他、2019年9月29日からYouTubeで独占配信された『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』は『劇場版R/B』から本作第1話冒頭までに起きた物語とされている。
『ウルトラゼロファイト』『ウルトラファイトビクトリー』『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』同様、別にニュージェネレーションヒーローズがだいぶくたびれた怪獣と戦う訳ではない。

小説作品として、
超全集にトレギアの過去を描く『トレギア物語/青い影』、テレビシリーズのBlu-ray BOXにヒロユキの過去を描いた『友は風の彼方に』、
『ニュージェネクライマックス』Blu-ray特装限定版には劇場版本編のその後を描いた『輝く風の朝に』が収録。

この手の作品には珍しく、EXPOのショーステージが正史に組み込まれており、トライスクワッドの結成譚となっている。


余談

  • 本作はBlu-ray BOXの発売が放送開始直後に発表されたのだが、この時46年前の『タロウ』で主人公の東光太郎を演じた篠田三郎氏からコメントが寄せられた。
    ウルトラシリーズが息の長いシリーズとして発展し、タロウの息子がテレビに出てくる事を「あの頃は夢にも思わなかった」と述べ、作品への応援の言葉を贈っている。
  • Blu-ray BOX 2巻では篠田三郎氏と井上祐貴氏によるスペシャルな対談が収録されており、篠田氏もちゃんと『タイガ』に一通り目を通し、自身が出演した頃も思い返しながらコメントをしているらしい。
  • タロウの息子の物語でありながら、当初はタロウを含めた昭和ウルトラシリーズとの繋がりを感じさせる要素が非常に少なく、主にボイスドラマで補完されていた。
    しかし、一部エピソードの監督を務めた辻本貴則氏が物語後半で非常に気を遣っており、氏の担当回で昭和ウルトラシリーズやM78ワールドに関連を持たせたり小ネタを散りばめたエピソードが多く描かれた。




\カモン!/

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  • 前作との凄まじい温度差
  • 鬱燃展開

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最終更新:2024年03月19日 20:43
添付ファイル

*1 ちなみにランティス創設者で現バンダイナムコアーツ副社長の井上俊次氏(エグゼクティブプロデューサーとしてクレジット)は、『ウルトラマンダイナ』後半EÐ『ULTRA HIGH』を担当したバンド「LAZY」の一人でもあった。

*2 タイガがウーラーの体内に突入した際にメモリを掴み取っておりE.G.I.S.社内のデバイスと組み合わせることで人格を復元。ウーラーを対処したことを交渉材料にエオマック星人から替えのボディを譲り受けた。

*3 後に映画『ニュージェネクライマックス』にて、ブレスレットは一種の保険であり、本人達へ返却する事で失われた変身能力を復活させられる事が判明した。

*4 湊イサミ役の小池亮介氏がTwitter上で市野監督との掛け合いの中で呟いたネタ。当然公式設定ではなく、実際の経緯は『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』で描かれている。