バラバラ(状態)

登録日:2019/7/10 Wed 21:30:00
更新日:2024/04/17 Wed 19:12:02
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「バラバラ」とは、ものが散り散りになることや物が続けざまに落ちる様を表した言葉であり、
本来は何か物が落ちるときの擬音や散り散りになるさまを意味する言葉だが、
これが転じて物体が分散してしまう様や解体する、される様を意味する言葉にもなった。

当項目では現実・創作における、人間、人型キャラクターを優先したバラバラについて語る。
ショッキングな内容を含むため、閲覧する諸兄にはご注意願う。






現実におけるバラバラ

まず前提として、我々が生きるこの現実でも生き物のバラバラ化は起こっている。
野生の獣も仕留めた獲物を食べやすい、運びやすいように食いちぎり、結果としてバラバラにする場合も多い。
小さい子供が昆虫の手足をちぎって遊ぶのだってそうだ。
というか、一定以上の大きさの生物に限れば 人間による人間以外の動物のバラバラ化 が無数に起こっている。要するに食肉加工や調理だ。
「生物全般」に拡大していいなら、製材も(樹木の)死体を刻んだものであろう。

対象を人型存在、というか人間に限ったとしても、歴史と世界を見渡せば稀によくあるレベルで記録が残っている。
ある程度の治安が保たれた地域では実感しづらいし、原因は事件だったり事故だったりさまざまだが、詳細は後述する。
ただ、創作と現実で大きく異なる点として、バラバラにされた側は多くの場合死亡する。
失血、神経切断、内臓損傷とそれによるショック症状に耐えられる人間はこの現実にはそうそういない。(いないわけではない)
結果として、人間のバラバラ、というのは凄惨な事故、あるいは事件として世間に広まることになりやすい。

死体とバラバラ

さて、さっそくアレな見出しだが、バラバラになるのは生きた人間より死体の方が圧倒的に多い。
というのも、前述のとおり、バラバラにしようとする過程でたいていの人は死に、あとは死体を解体することになるからだ。
ついでに言うと意識無意識を問わずバラバラにされる側が抵抗しないわけもないので、
それらを防ぐ技術、設備、薬品のいずれかがないとぶつ切り程度でやはり死んでしまう。
人間は考えているより死ににくいが、それ以上にあっさり死ぬのだ。
もし生きたままの人間を解体するなら、十分高度かつ大型の医療機器及び生命維持装置、
麻酔や止血のための薬品類、それらを運用するために十分な施設と、医療知識と技術をもった人間が必要になる。
あとはまあ、死にきる前に一気にバラバラにする、という方法もあるが、これもなかなか大がかりな仕掛けが必要なことに代わりは無い。

さて、そんなこんなで出来上がった死体だが、あとは正直いって家畜の解体と変わらない。
死んでいるから動かないし逃げないし抵抗しない、心臓が動いてないから切っても血が噴き出さない。
大ぶりなノコギリやチェーンソーなどを使えば、時間はかかるが一人でもバラバラにできてしまう。
つけ加えるなら、多少時間がたって腐敗が進行した状態のほうが筋肉や腱の強度が下がるのでさらにやりやすくなる。
生きたままバラバラにするのと比べてかなり楽に行えるのだ。

処刑とバラバラ

昔の処刑法において八つ裂きの刑というものが存在しており、主に王族に対する反逆や殺人に対する刑として執行されていた。
やり方はまず罪人の手足とや牛と繋いだロープで縛りつけ、それぞれ別の方向に走らせることで無理矢理引き千切る。それだけ。
生きたまま引き裂くというシンプルなものだが、当然ながら罪人は痛みのショックで大半が死亡するし、死ななかった場合は地獄の苦しみを味わう。
絶命するまで苦しむ為、ある意味では斬首刑よりも惨たらしく、まさに見せしめとしてはうってつけだった処刑方法だったと思われる。
ただし稀に罪人の体が頑丈でなかなか引き裂かれないことがあり、その場合は手足に刃物で切れ込みを入れてから執行していたという。

世界各地にこのような処刑方法は存在しており、日本でも「牛裂きの刑」というものが存在していた。
こちらは両足のみ縄を括りつけてやることもあったため、バラバラというより股間から真っ二つになってしまう。

また、江戸時代の奉行・大岡越前が行ったとされる裁判の一つ(所謂「大岡裁き」)に、とある子供の母親を名乗る二人の女性のどちらが本当の母親かを確かめるため、
子供の腕を一本ずつ持たせて引っ張り合わせ、たまらず「痛い」と泣き叫び始めた子供を哀れみ、腕を離した方の女性が本当の母親だと判断したという逸話があるが、
旧約聖書の時代からこれと似たような話が各地に存在し、中には本当に引き千切ってしまったり、切って分けろと言ったりするものもある。


殺人事件とバラバラ

バラバラになった遺体が発見され、殺人事件が発覚するバラバラ殺人というのは珍しいことではなく、国内だけでも定期的に起こっている。
たとえ遺体であってもバラバラにしてポイすることは死体損壊や死体遺棄に相当する。もちろん発覚すれば殺人罪が伴うことも多い。

バラバラにする理由としては、猟奇趣味というよりやはり身元の隠蔽の為というのが多い*1
単純にバラバラにして細かく隠せば、少しくらい見つかったところで身元がバレることはまずない。
保存のめどが立つのであれば、別々に運搬できるというのもメリットである(バレる機会も増えるということだが)。
実際、犯人どころか被害者の身元すら現在まで判明しておらず、迷宮入りしている事件は少なくない。

人間の身体をバラバラにし、保存するのは大変だが、複数犯・組織犯であれば単独犯よりも実行しやすく、
その単独犯であっても、時間と道具、周囲の人間に怪しまれない環境と(悪い意味での)精神力が揃えば実行できると思われる。
人体やその腐敗などを防ぐ知識、細かく切り分けられる解体技術等を持っていれば、よりやりやすくなることだろう。
また、主犯が共犯者に死体処理を手伝わせることで、手間の省略はもちろん、罪の意識を植え付けて自白などをしないように仕向けたという事例もある。

相手に対する深い恨み、バラバラ遺体に対する嗜好*2、狂信的宗教感情などがバラバラを引き起こすこともある。
暴力団が見せしめや死体処理の簡便化のためにバラバラにする事例もあるが、なぜかそこからラーメンの出汁をとる気持ち悪い話に派生することがある。
ブラックジョークみたいだが、実際にそういう事件もあったりする。

ネットなどを使えば過去の記録から容易にそれらの事件を調べることができる…が、やめておいた方が良い。
当然ながらどれも凄惨な事件であり、「ふと興味を持った」程度の気持ちで調べると場合によってはトラウマとなりかねない。
冗談ではなく強く制止しておく。事件のタイトルだけ見てそこでブラウザバックしてください。



創作におけるバラバラ


首チョンパと並んで登場人物に衝撃的な死に方をさせたり、悪役に因果応報な最期を迎えさせるためによく使われる。
また、不死、不死身の存在を封じ込めるためにバラバラにする、ミステリー作品ではトリックの一環として死体を解体、といった使い方をされることもある。
ただ場合によっては生きたまま体を解体されるという非常に凄惨な描写になりかねないのと実際に真似されかねない為、首チョンパ同様に近年では自粛されがち。
実際、現実においてバラバラ殺人などが発生すると、そうした描写のあるアニメが放送中止になったりすることすらある。
洋画などでこういった場面がある場合、そこだけカットされて放送される事が多い。
一方でギャグマンガやコメディなどではバラバラになる事はネタの一種程度の扱いなので、結構軽いノリでバラバラにされる。

バラバラにされたキャラクター一覧

ここからは首チョンパどころか全身を刃物で切断されたり、
怪力などで引き千切られるなどして解体されてしまったキャラを挙げていく。
中には人型メカもあるが気にしない。

アニメ

名前通り3号機。アニメでは鈴原トウジが乗っていたが密かに寄生していた第13使徒バルディエルによって暴走、エヴァ零号機弐号機をあっさり蹴散らした。
碇シンジの乗る初号機に攻め寄ってくるも、3号機の中にパイロットがいるため、シンジは攻撃をためらう。
やがて初号機を追い詰めるが、強制的に起動されたダミープラグによって初号機が暴走、形勢逆転する。
首を折られて沈黙した後、頭部を拳で叩き潰され、手足などをもぎ取られてバラバラに。
新劇場版では式波・アスカ・ラングレーが搭乗する以外は流れはほぼ同じだが、内臓が飛び出したり流れる曲も相まってより凄惨なシーンとなっている。

ジオフロントに飛来したエヴァ量産機9体と交戦し、一度は9体全てを活動不能に追いやる。
しかし、活動限界と同時に放たれたロンギヌスの槍のコピーに頭部を貫かれ活動停止になり、量産機が全て復活
動けない弐号機を量産機は食い漁るようにパーツを引きちぎり、全身をグチャグチャにする。
パイロットのアスカの強烈な殺意によって暴走しかけるも、無数のロンギヌスの槍に貫かれ完全に沈黙。
その後、原型を留めないほどにまで凌辱の限りを尽くされ、バラバラになった。

更衣小夜とともに私立・三荊学園に通う高校2年生で双子の姉妹がいる。
物語中盤で古きものに食い殺されるが…
+ ネタバレ
終盤にて他の死んだはずの生徒ともに姿を現し、今までの件が全て巧妙に仕組まれた茶番劇であったことを文人に無許可で小夜にネタバラししたため
文人のけしかけた古きものに足を掴まれ、股裂き状態のまま縦に真っ二つにされて捕食された。

デストロンに征服されたニューヨークを奪還するべく戦うも逆に囚われ、バラバラに解体されてしまった。
しかもボディ各所のパーツをロボットに改造されたり、銃を持ったままの腕を遠隔操作式の砲台に使われたりと散々。

前者はまるで持ち芸の如く事あるたびにバラバラにされ、
後者はダイノボットに盾にされたまま味方のレーザーの直撃でバラバラになり、
メタルスでもプロトフォームXことランページが初登場した回でバラバラにされてしまった。

本作前半のアスラン・ザラの乗機。
劇中でキラ・ヤマトの操るフリーダムにより、ビームサーベル二刀流で胴体以外の全身を切り刻まれバラバラにされてしまった
コクピットのある胴体だけは残った(キラが不殺主義なため敢えて残された)もののもはや修復不可能となり、アスランはしばらく母艦ミネルバでお留守番を余儀なくされてしまう。
このエピソードは視聴者間にも相当なインパクトを残しており、ガンダム界隈に於いて「バラバラ」「 達磨 」と言えばセイバーを指す事が多い*3

三期4話「松代の罠」にて、実の母により自宅の廊下に仕掛けられたワイヤートラップにひっかかり、全身を輪切りカットされた。
その上、爆発オチに巻き込まれたことでこんがり焼かれてしまった。

漫画

本作では多くの村人が悪党の凶器で、悪党が北斗神拳南斗聖拳などでバラバラにされることが多い。
アニメ版では村人が惨殺される描写が控えめに抑えられた(刃物で真っ二つor頭や胴体を輪切り→背中を刃物でひと突き等)が、悪党は原作と比べても死に方があまり変わっていない。
特にユダ影武者に至っては、ユダを見つけられず怒りに満ちたレイによって徹底的にバラバラにされている。

ナメック星で敗れた後、サイボーグ化して悟空への復讐のためにコルド大王やフリーザ軍の残党と共に悟空不在の地球へと襲来するが……
現れたトランクスによって、放った部下は一瞬で全滅させられ、自身も彼の剣によってバラバラに切り刻まれ、気功波で消し飛ばされてしまうのだった。
直前まで死闘を繰り広げたボスキャラが新参のキャラにあっさりサイコロステーキにされるという、本作のインフレの激しさを象徴する衝撃的な場面の一つ。
この時のモーションはゲームなどでトランクスの必殺技として実装されている。
後の「復活のF」や「超」では、ドラゴンボールによってバラバラの状態のまま復活し、やがて元の体に戻った。

いくら体をバラバラにされても再生する能力を持つ元人間の妖怪。
暗黒武術会の決勝では、キレた桑原により一度はバラバラにされるも、すぐ再生してしまう。だが、最後はラケット状に変化した霊剣で全身を叩き潰される。
その後またすぐに再生してしまう(展開的に地下に逃げた可能性もあり)が、これまでの言動から戸愚呂(弟)から邪魔だと見なされ、島の外にまで吹っ飛ばされ、またもバラバラになる。
この時は細かく砕かれすぎて、再生に時間がかかった。
ちなみに、本作でも全身をバラバラにされる妖怪が多い。特に五連邪チームの面々はえげつないやられ方をしている。

長い歴史と定向進化を経て発現した「新しい血族」にして、本作のラスボスを務めた「絶対悪」。
全身を強化細胞で超人レベルに強化しているだけに留まらず、人外レベルの生命力を持つバケモノ。
例え胸から下を切り落とされ、心臓を刳り取られても脳があれば死なずに生きながらえるという。
最終決戦でもネウロの最終兵器「二次元の刃」によって全身をバラバラに切断され、胸から上と右腕だけの状態になってもまだピンピンしていた。
結局、その状態になった後に超音速の戦闘機に突撃され、頭部を粉砕されるまで彼が死に絶えることはなかった。
つまり最期はバラバラどころかミンチにまでされたお方。そしてその手の惨殺行為も平然と繰り返していたであろう極悪人でもある。

パッショーネのメンバーの一人。ポルポの隠し遺産を強奪するためにブチャラティチームに襲い掛かる。
最終的にトリック(スタンド能力)を見破ったブチャラティにバラバラにされた挙句に拷問を喰らった。
ちなみにこの際に死んでおらず、外伝小説で登場している。
尚、意外にもブチャラティにバラバラにされて死んだのはペッシぐらいだったりする。

ボスの情報を調べていた暗殺チームの二人組の片割れ。相方はジェラート。
その過程で行方知れずになったが、その後チームに次々に宅配された無数のガラスケースの芸術品を平行に置いて順番に並べてみると…
『ホルマリン漬け』にされた…「輪切り」のソルベだった!
生きながらにバラバラにされたことがうかがえるそれは、ボスの恐ろしさを示すのに十分な効果があった。
(アニメ版では、実行者はボスの部下のとある人物だったことにされた)
ちなみに元ネタは現代芸術家ダミアン・ハーストの、生き物の遺体をバラバラにして同じように挟みこんだ作品群。
輪切りという点ではヌケサクにも似ている。

伊藤潤二の代表的なヒロイン兼クリーチャー
他者の愛憎を招いてバラバラに殺害されるが、その再生能力によってそれぞれが別々の個体として復活するという。
この物語が繰り返されるのが本作品のメインである。

あらゆる物体を分解するひみつ道具「分かいドライバー」を扱うエピソードで生きたままバラバラにされる。
詳細は道具項目参照。

七人の悪魔超人編でバッファローマンのハリケーン・ミキサーでバラバラにされてしまい、
それぞれのパーツを人質にされてしまう。
一応、10日以内にパーツを全て集めれば復活するようになっていたので長らく悪魔降霊術によってバラバラになっているのでは、
と予想されていたのだが、2019年に発売された『学研の図鑑 超人』によってバラバラにされても仮死状態になって生きていられる体質であることが発覚した。

七人の悪魔超人編にてスプリングマンと交戦。
戦いを優位に進めていくがそれはスプリングマンの罠であり、デビルトムボーイを食らってバラバラにされてしまった。

OVERによりよく小間切れにされているが、ところてんなのですぐに復活する。

鬼滅の刃』に登場した(モブ)キャラクター。本名不明。
(序列自体は下位とはいえれっきとした敵幹部の一人)を外見だけで「弱そう」と判断して斬りかかり、渾名通りのサイコロステーキ状に刻まれた。

よく死ぬ不死身の男。ほぼ毎回デフォルトで首ちょんぱし、ツッコミや挨拶代わりにバラバラにされる。
不死身だから1Pも経てばくっついているか、その前に話が終わっている。

こちらもよくバラバラにされるヒーロー。進化の家の実験により不死身に近い肉体にされた男。
非常に高い不死性と再生能力を持っているので、バラバラにされつつ戦うという泥仕合を得意とする。

主人公・玉依シイナの仲間の一人。長髪に女性と見間違うほど中性的な顔立ちが特徴の美少年。
家で一人で留守中の時に、同居人の鶴丸丈夫に恨みのあるヤクザの襲撃を受け、彼らに捕まってしまい、鶴丸への見せしめとして殺し屋「豚食い」に生きたまま犯され、バラバラに解体されてしまう。
竜の子「ヴァギナデンタータ」はシイナ達を米軍の戦闘機の攻撃から守ることに集中し、呼び戻せない状態だった。
バラバラにされながらも戦闘機軍と戦い、勝利を収めることには成功。
しかし事件が終わった後、現れた米軍の二軍の攻撃でシイナは死亡し(後に蘇生)、鶴丸も須藤直角が起爆させた核爆弾によって被爆してしまい、彼の決死の努力は無駄に終わってしまった。
鶴丸が家に帰った後には、のり夫が作っていた人形に彼の生首が括りつけられた状態だった。
そしてその後、鶴丸は復讐として豚食いを生きたまま大気圏外に放り出す刑に処している。

赤鞘九人男の一人であるワノ国の侍。
初登場はパンクハザード編で、島に上陸した後に上記ローの能力によってバラバラにされてしまい、
島中に散らばったルフィ一味の元にそれぞれ「下半身だけ」「上半身だけ」「頭部を数センチ間隔でバラされたパーツ」の状態で現れた。
頭部はサンジらに組み立てられ、また後に上半身と下半身も合流した事でようやく全身元通りとなる。
なお上半身だけの状態で遭遇したブルックは意思疎通も何もできない彼を相手に訳も分からず戦う事を余儀無くされていたが、
下半身がドラゴンにくっついている状態で発見したルフィらは彼と会話しある程度の話し合いができたのは、
彼が で会話する という謎の特技を持っていたためである。

第1章においてバラバラにされてしまったポケモン(人型のタマゴグループ)。
ニビシティを2体で襲撃していたが、サカキパルシェンによって氷漬けにされた挙げ句、粉々にされた。
明らかにサカキの台詞に殺意がこもっており、その後復活したという描写もないため、恐らくそのまま絶命したと思われる。
なおこれに限らず、初期のポケスペにおいてはポケモンのダメージ表現に容赦のないものが多い。
例えば、タケシのイワークはレッドピカ(ピカチュウ)のフルパワー電撃を喰らって解体された。
…色々おかしいがツッコんではならない。
ただし、どういう理屈かはわからないが死んだわけではなく、後に復活し戦いに参加している。まあ原作でも大爆発した奴がげんきのかけらで復活する世界観だしなぁ…
近年は人へのダメージ表現の方が容赦ないが、流石にバラバラとなることはない。


ゲーム

ペンション「シュプール」の宿泊客の一人で、コートや帽子、サングラスで顔を隠した怪しい男。
メインシナリオであるミステリー編における初の犠牲者で、バラバラの死体となって発見された。
+ ネタバレ
実はコートの男とバラバラの死体は別人であり、前者が後者をバッグに入れシュプールに持ち込んでいた。
死体をバラす時間のある人物がいなかったことと、出血量が異常に少なかったことがヒントとなっている。
死体の身元は南という逃亡中の銀行強盗犯で、分配の際に欲張ったせいで殺害された。

死体損壊はミステリーにおいてジャンルの一つとして存在するものの、ネタとしての汎用性が低いため該当する作品は少ない。
基本的には死体消失やすり替えのトリックに使われることが多いが、必ずしもバラバラである必要性は薄いため首ちょんぱ等の他のトリックで事足りてしまうことが多い。

序盤でうっかり遠野志貴に十七回斬られて十七分割されてしまった。
同じ吸血鬼でも死徒であれば復活不可能なほどバラバラにされたアルクェイドだったが、真祖であるために時間をかけて一応ではあるが復活。
自分を殺した志貴の前に姿を現し、「私を殺した責任、とってもらうからね」と語り掛けたところから物語は動き始めた。
なお、本編での「あーぱー吸血鬼」と志貴に揶揄されたような表情豊かな性格はこの復活の際に生じたバグのようなもので、元々は人形のように無感情だったという。
ちなみに、メルブラではこの十七分割は志貴の技として実装されている。もちろん17ヒットする。
17分割だったら16ヒットのはずと突っ込まれまくった。

  • 遠野志貴(〃)
「歌月十夜」で今度は姫アルクに一睨みで十八分割されてしまった。もしかして結構気にしてたのか?
メルブラのアルクェイドのラストアークは志貴及び七夜志貴相手のみ18ヒットするがこれが元。
だから18分割だったら17ヒットだろ

どんな敵でも一定確率で敵を即死させ、「バラバラになった」してしまう武器を食らう皆さん。
設定ミスのせいでラスボスが「かみは しんだ」してしまうのは多くのプレイヤーに衝撃を与えた。

  • スージー・サムナー(killer7)
ghm開発CAPCOM発売の多層人格アドベンチャー。
あらゆる展開が異常な世界でkiller7(同盟)に接触してくる残留思念の一人がメンヘラ性質のサイコパス娘のスージー。
かつてkiller7が忘れていった指輪(リング)を返してくれる。
ゲーム内を見れば解るが残留思念=かつて同盟に“殺”()られた標的であり、彼女はバラバラにされた末に生首状態で語りかけてくる。
色んな隙間に引きこもっている彼女に注目だ。

チームバルドヘッド製作のアクションゲーム「デュエルセイヴァー」のヒロインの一人。
このゲームでヒロインやるだけあって、アクションパートでも活躍する。
アンデッド(ゾンビ)なため、身体をバラバラにされても死なない。
それどころか切り離された部位を任意で操作可能なため、むしろ地雷代わり、トラップとして利用する
アクションパートでは頭を取り外して投げつける「頭もげますの~」がメイン攻撃技のひとつ。
多段ヒットで敵の動作をゴリゴリ妨害するのでかなり強い。

  • 橘 由宇香(偽典・女神転生 東京黙示録)
ヒロイン。物語の序盤で、ソロモンの悪魔達に全身をバラバラに引き裂かれて持ち去られる。
彼女のバラバラになった肉体を集めるのが当面の目的となる。ちなみにこの状態でも生きている。*4

大和神族復活のカギを握っていたため、ヘブライ勢力…つまりTOKYO ミレニアム側の手によって身体をバラバラにされてしまい、分かたれた部位は国津神たちが隠し持ち、封印されてしまう。
バラバラの肉体はプレイヤーの手で集められて邪教の館で合体されて復活し、残る魂もヒルコの手によって戻され完全復活する。のちに天津神たちの封印を解く活躍を見せた。

主人公の妹だが、主人公自身の手で殺害され解体された。
この兄妹をはじめ、本作のキャラは殆どが現実の有名な事件を元ネタとしている。

クエストのひとつ「ライオネルのメール」に登場するヒューキャスト(男性アンドロイドのハンター)。
ラグオル地表を探索している際にエネミーに襲われて重傷を負う。
命からがら逃げ出したまでは良かったが、右腕が落ち、両脚が外れ、残った胴体とそこにくっついた左腕を出来心を起こしたレンジャーに奪われたことで頭だけになってしまう。
ギルドにメールで送られた救援要請を元に彼を探し出し、パーツを全て回収して元どおりに復元すればクエスト達成となるが、組み上げた後もしばらくは本調子にはほど遠く、何かのきっかけでまたバラバラになりかねない模様。

また、バーニングレンジャーコラボとして開催されたオンラインクエスト「セントラルドームの災禍」にて再登場した際はアンドロイドのくせに身体が盛大に燃えてしまっており、不幸ギャグ担当ぶりに磨きがかかっていた。

  • オギ(ファンタシースターZERO)
ダイロンシティのハンターズギルドに所属するレイキャスト(男性アンドロイドのレンジャー)。
依頼遂行中に敵(ヒューマンルートではレイバーン、ニューマンルートではオクトディアボ、キャストルートでは月からの尖兵レーヴェ)に襲われ、ボディをバラバラに破壊されて首だけになってしまう。
その後しばらくは遺跡から回収したボディを使用していたが、月のアルカプラントでは本来ものと同じ型の新しいボディを手に入れ、そこに記録されていたサブメモリーから、マザー・トリニティの正体がレジスタンスの推測通りだったことを突き止めた。

「ファンタシースターポータブル2」においては、ルームグッズとして彼のヘッドパーツが実装された。

異世界のウルトラメガロポリスにて、住人たちがコントロールをしようとしたところ失敗、身体はバラバラになってパワーもこちら側の世界に流れ着いてしまう。

他にもムゲンダイナが宇宙からやってきたときに身体がボロボロ崩れ落ち、欠片が「ねがいぼし」「ガラル粒子」になった模様。

実写作品(映画も含めて)

第25話に登場。
水爆を飲み込んでいるため、スペシウム光線を使えないのをいいことにウルトラマンをボコボコにするが、
ウルトラエアキャッチで動きを止められ、八つ裂き光輪で三分割にされた。

この他にもウルトラシリーズには有名どころではエレキングベムスター等、切断技でバラバラにされた怪獣が多数存在する。

  • 秘密警察員(映画『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』)
映画内で、ヒロインであるアンドロメダの王女シルビイを自星の宇宙船に連れ戻すため、彼女と行動を共にする主役の人気バンド「ザ・タイガース」と対決した3人の銀色タイツの男達。
中盤での2回目の対決時、ザ・タイガースの(シルビイと共に逃がされたボーカルジュリー以外の)4人と取っ組み合いになった際、格闘中腕が取れた事で正体がロボットと判明。
結果、人間ではないと分かった事で躊躇いを無くしたリーダーのサリー(岸部一徳)らによって頭や足もバラバラにされ撃破された。

第40話にてスノーゴンによって凍らされ、殴る、蹴るの攻撃を受けてバラバラにされてしまう。
が、ウルトラブレスレットのおかげで復活し事なきを得ている。
いつもなら八つ裂き光輪等の切断技で首を切ったりバラバラにするウルトラマンが逆にバラバラにされる側になった数少ない回である。

『ウルトラマンA』に登場した数少ない怪獣の一体。
第7話の終盤で妖星ゴランの接近の影響で目覚め、メトロン星人Jr.ドラゴリーの三つ巴でエースを追い詰める。
…が、第8話冒頭にてエースに体当たりをしようとしたところかわされた上に勢い余ってドラゴリーに激突。
これに激怒したドラゴリーはムルチを殴り飛ばした後、なんと下顎をもぎ取るという凶行に。
そして血を吹きながら悲鳴を上げるムルチをよそに左足も引き千切って殺してしまった。
このシーンはウルトラシリーズでも屈指のグロい+トラウマシーンと名高く、
新ウルトラマン列伝』第8話の特集でドラゴリーを取り上げた際にA第8話の映像も流されたものの、当該のシーンはさすがにカットされた程*5
それにしてもいくら超獣が怪獣以上の存在であることを示すシーンとはいえ、
ムルチが悲鳴を上げながら生きたまま体の一部をもぎ取られる様は非常に痛々しい。
ちなみにメトロン星人Jr.はバーチカルギロチンで内臓をぶちまけながら真っ二つになり、
ドラゴリーは腹をぶち抜かれた後エースブレードで首を切断された挙句にメタリウム光線で胴体は爆発四散というオーバーキルと、3体ともなかなかグロい死に方をしている。
なお、このムルチの着ぐるみはアトラクション用に使われていた借りもので、バラバラにして修復不可能な状態になってしまったため、製作スタッフは大目玉を喰らったとか。残当。

第50話にて星人ブニョの策略で抵抗できないまま冷凍された挙句、ブラック指令にノコギリでバラバラにされてしまった。
なんでよりによって切断をリアルに演出したんだろうか…
ともかくバラバラになってポイ捨てされたレオだったが、ウルトラマンキングのキングビームで復活し、何とかブニョを撃破するのであった。

惑星テラに生息しているギャオスの亜種。
ギロンと交戦するも全くかなわず、バラバラにされた。
ちなみにギロンは解体した宇宙ギャオスを捕食しようとしたがあまりの臭さに断念している

映画史に残る80年代を代表するSFヒーロー、サイボーグ警官であるロボコップ。
……しかし、2作目にて孤立無援の戦いの果てにバラバラに解体されるという場面が描かれ、当時の子供達にトラウマ級の衝撃を与えた。
ロボットやヒーローがバラバラにされるというのは日本の特撮なんかでは珍しくない描写なのだが、ロボコップの場合は人間の顔をして苦悶の表情を浮かべているというのが余りにも異様でリアルだった訳である。
衝撃的過ぎてクソゲーとして名高いFCゲームゲームオーバー場面でまでバラバラにされているが映画程は怖くない。

アンブレラ社特殊部隊隊長。
レッドクイーンのレーザートラップにかかり、トラップ解除まであと一歩のところで網状のレーザーグリッドに細切れに焼き切られて死亡した。

前述した「鬼滅の刃」のサイコロステーキ先輩が登場する前は、アニヲタ界で「サイコロステーキ」といえばこの人の死に様を指していた。
いかにもかませ犬なあちらと違って冷静沈着で頼りがいのある、死亡フラグなどまるで見られない彼が序盤の内から理不尽に惨殺されるシーンは見た目以上にショッキングである。
もちろん視覚の面でもキツいものがあり、地上波放送では修正されるか丸ごとカットされる場合が多い。

  • 黒騎士(モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル)
アーサー王と従者パッツィの前に立ちはだかり、決闘を挑んできた騎士。
力及ばず左腕を切断されるが、「かすり傷だ」「(落ちてる腕は)いらないから捨てた」等とのたまいつつ戦闘を継続、
更に右腕を切断されるも、神に祈るアーサーを蹴飛ばし腰抜けと罵り戦闘を継続、
更に右脚を切断されるも「ブラックナイトに負けはない」と頭突きを繰り出し戦闘を継続、
更に左脚を切断されるも、まだ戦意満々であったがアーサー達は彼を無視して先に行ってしまい、一人「逃げる気か!かかってこい!卑怯者!」と喚き続けた。
英語圏のネットスラングで、議論で決して負けを認めない無敵くんの事を「BlackKnight」と呼ぶのは彼が由来である。
また、日本語吹き替え版においては、アーサーを山田康雄、黒騎士を納谷悟朗が演じているせいか、やり取りがどことなく某怪盗を追う某警部臭い。

スラコ号のクルーの一人。
実はアンドロイドであり、リプリーとニュートを救出するものの、
船内に侵入したクィーンエイリアンに背後から腹部を貫かれ、
真っ二つに引き千切られてしまった。

小説

  • アルトゥール・ガズ(棺姫のチャイカ)
かつて300年もの栄華を誇ったガズ帝国の魔王的な皇帝。
八英雄によって討伐され遺体は八つに分割されて彼らに持ち去られた。
「チャイカ」と呼ばれる少女たちにより、復活のためそれらの収集が展開するのが本編の物語である。

ローブル聖王国で王職を務めている若き女王陛下。
メインヒロイン並みの美貌と他者を慈しむ精神を持っていたのだが出る作品を間違えた人物。
突如襲来してきた悪魔、ヤルダバオトデミウルゴスに対処するも手も足も出なかったので、撤退しようとするが先回りされたヤルダバオトに両足を掴まれて棍棒の様に地面に叩きつけられてしまう。
その後は撤退したヤルダバオトに連れ去られて安否不明になったと思ったら、上半身が喪失している遺体になった状態で再登場を果たす。
その状態でもヤルダバオトに殴打武器として扱われてしまい、その結果遺体はバラバラのミンチになってしまうのだった。
一体彼女が何をしたというのだ。

バラバラに「なる」キャラクター

創作によっては、他人によってバラバラにされるのではなく、 自ずからバラバラになる事ができる 者も少なからず登場する事がある。
尚、ダンクーガやボルテスV、スーパー戦隊シリーズの巨大ロボのような「個々の部位が独立した機体として分離する」ものや、トランスフォーマーや勇者シリーズエルドランシリーズなどで大型ロボの追加装備になる機体は『』なので別とする。
(あくまでも一個体の一部分として全身が分解するものに限る)

主人公のルフィと何かしら縁がある海賊
超人系悪魔の実 バラバラの実 の能力者であり、体を自由自在にバラバラにすることができるバラバラ人間。
この恩恵によりで斬り付けてもダメージを与える事ができず、また細い隙間も通り抜ける事が出来る。
また足が地面に付いている限り、身体の各部位を一定範囲に限り空中浮遊させ自在に操る事ができる。
自力でバラバラになりながら他人にバラバラにされたこともある稀有なキャラクター。

ベリベリの実 の力を持つブドウ人間である海軍大佐。
上記のバギーと同じく悪魔の実の能力者だが、切断される形で分離できるバラバラの実の力とは少し違い、
身体のパーツを球状に切り離して分離したり、元に戻したりできる。
また、バラバラになった身体を自由にくっつけ直すことで、体型を作り変えたりすることも可能。
バラバラに弾けることで打撃を無効化することができる描写もある。
惜しむらくはベリーグッドの出番がほとんどないので能力の詳細があまり詳しく知られていないこと。

  • 石ノ森デザインのロボット怪人達
ワッカマン(ロボット刑事)、鉄輪仮面秘密戦隊ゴレンジャー)などが該当。
細かい造形は違うが、リングが積み重なって人間型になったような形状をしており、これを外すことで狭い隙間を通ったりしていた。

主人公機∀ガンダムの兄弟機……と思われるMS。
頭・腕・胴体・脚など、機体のパーツを全10部位に自由に分割・合体できる機構を有しており、
攻撃回避したりそれぞれからビームを放ったり包囲して磁場を放ち相手を拘束し生体反応のデータを取りつつ神の世界への引導を渡したりできる。
通称「ブラディ・シージ(血の包囲網)」。

全身を複数のパーツに分解して自在に分離・合体を行なう事が可能な機械獣。
見た目がマジンガーZによく似ていて、腕はゲッター1に似ている。

敵の幹部級サイボーグ兵士、破滅を呼ぶ風(ウィンズオブデストラクション)の一角。
脳と首の骨の一部以外の身体の全てをサイボーグ化させており、数センチ間隔で輪切りにされたかの様に身体を無数のパーツに分解する事ができる。
各部位は電磁力によって自在に分離・結合が可能で、また電磁力を外部に放出する事で金属を自在に操る事も可能。
このため高周波ブレードで斬り付けても身体を分割されてダメージを与える事ができず、
また逆にモンスーンは腕もしくは脚だけを射出して攻撃を行うなどトリッキーな戦術を用いる。
要するに 上記のバギーとほぼ同じ事ができる。

物体にジッパーをつけ自在に開閉できるスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」を応用すれば、自他の肉体をバラバラにしある程度組み替えることもできる。
ただし、あまり体をバラバラにするとつながりが絶たれてしまうようで、ビーチ・ボーイの探知を避けるため心臓まで分割した際は本当に逝きかけた。
また、ペッシをアリーヴェデルチした時には完全に肉体をバラバラにして止めを刺してるので攻撃としても有効。

殺人カビを生やすスタンド「グリーン・デイ」を持つ殺人鬼の医者で、基本的には無差別虐殺の能力。
ただし医療知識を駆使することで自分の肉体を切り離し、カビで切断面を覆うことで別々に動かす技術を持つ。
見た目はディ・モールト気持ち悪い。

自身の体をバラバラに分解してロープを伝わらせるスタンド「オー!ロンサム・ミー」を持つルックスもイケメンなカウボーイ。
分解してダメージを軽減したり、ロープを伸ばした先から銃撃したりといった使い方がある。
その他、自分の体に触れている状態限定で他人をバラバラにする事もできる。

自身の体を細胞レベルの大きさまで細かく分解したり再構成したりするスタンド「ドクター・ウー」を持つ岩人間
バラバラとなった後は水や風の流れに乗って移動できる。
バラバラの状態だとパワーは皆無だが、人体に侵入することでアレルギー症状を起こさせる他、侵入した人間を乗っ取ることが可能。

7人の悪魔超人の1人で、対戦相手の体から水分を吸い取り相手をミイラにしてしまう。
「ファラオ解骨術」で体をバラバラにし、相手の技から緊急回避することもできる。

古代ペルシャにおける大英雄で、究極の一矢で2500kmの国境を作った逸話を持つ。
そんな彼の宝具流星一条(ステラ)』は逸話通りに大地を割るほどの一撃を放つ大技。
が、これまた逸話通りにバラバラになり死んでしまう自爆技でもある。

KHシリーズに登場する大型ハートレス。主にゲーム序盤のボスとして現れ、ソラ達の前に立ちはだかる。
頭・胴体・右手・左手・右足・左足の浮遊する6パーツで構成されているのが特徴。
肢体を合体させたり分離させたり、バラバラな身体を活かして行動パターンを切り替えながら襲ってくる。
特に分離形態では頭と胴体、両手、両足で別々に行動してくるので、アクション慣れしていないプレイヤーは苦戦させられる。
実質6対1で戦っているようなものなので、バラバラという状態がいかに厄介極まりないかを思い知らされる。
さらに、KHIの二戦目では、途中から手と足のパーツを逆転させ オポジットアーマー という別種ハートレスになるといった離れ業まで披露してくる。
(ちなみに、闘技大会では手だけ、足だけ、頭だけといった登場もしてくる)

ライト博士の開発したゲル状の形状記憶パーツを流用して、ワイリーが開発した大型戦闘用ロボット。ワイリーステージ1のボス。
その特性を利用し、本体を複数のブロック状パーツに変換して自由に分裂、自身をバラバラにして飛ばして攻撃する。
後に派生機として「イエローデビルMk-Ⅱ」「グリーンデビル」「シャドーデビル」などが作られる。

世界のナオンとその権益を守るため生まれた強化サイボーグ。
「手ロケット」はもうはえてこないので、慎重に使う。耳ロケット、足ロケット、胴ロケット、顔ロケットもある。
※欠点―――総攻撃後はいなくなる。

個性『トカゲのしっぽ切り』を持つ少女。全身を細かく分割し、自在に動かすことができる(バラした部位は宙にも浮く)。
本体から離れた部位は一定時間で動かなくなり、その後にリスクがあるが本体側で再生する。

魔王軍の一軍団「氷炎魔団」を率いる軍団長で、炎の左半身と氷の右半身を持つ禁呪生命体。
自身を構成する岩石の一部を一斉発射する「氷炎爆花散」、自分の体全ての岩石をバラバラにして自分の意思で操作し攻撃する「弾岩爆花散」でダイたちを苦しめた。

1000年以上前に最初にになった存在であり、全ての鬼の始祖。
見た目こそ唯の人間のようだが体内に7つの心臓と5つの脳を持ち、他の鬼と違い日輪刀で切り刻んでも再生する。
更に全身を花火のように破裂させてバラバラになり、大小合わせて1800個の肉片に分裂させる事で撤退する逃走術を持つ。
例え肉片の大半が潰されたとしても、頭1つ分の質量でも残っていればそのまま高速再生を併用して完全再生を可能にする為、逃走を阻むことは極めて至難。

レッドキングの子分。宇宙忍者を名乗る彼は2頭身SDギャグ漫画の本作に於いても、原作さながらの(人数が増える)「分身の術」を披露しているが、それは一人前になってからの事。
半人前だった頃は身体の各部分を分断させる「"分"身の術」となってしまっていたのだ。ちなみに、そのまま浮遊して移動もできる。
父から一人前になるための「ウルトラマンが持つトロフィーを盗み出す」という試験を出され、仕掛けられた数々の罠を(身体を分断させる方の)分身の術をはじめとする様々な忍術で乗りこえたことで、現在の一人前となった彼がいるのである。今でも半人前じゃないのかなぁ。*7

ヤプール配下の超獣の一体で、身体のパーツを十人の女性に分かれさせて身を隠せる特性を持っている。
が、夜になると全員が超獣としてのパーツに戻って寝ている(しかもイビキまでかいている)という中々にウッカリした一面も。
ちなみに切断王子ウルトラマンエースとの戦闘でバラバラにされてもそのまま場所移動して再合体している。


バラバラに「する」キャラクター

創作界隈では他者をバラバラにするキャラクターはあまりにも多い。
よって以下に挙げるのは特殊な例として「生かしたままバラバラにする能力」の者を挙げる。

上記参照。殺さずにバラバラにできる他、バラバラ状態で能力を解除し切断する事も可能。

上記参照。とある人物の逃亡の際にその能力を発揮した。

物体にネジ(ボルトとナット)を発生させるスタンド「ナット・キング・コール」を持つ。
これを埋め込まれたネジをナットから外すと、埋め込まれた部分が分離してしまう。
切り離しても出血や機能不全が起きる事もなく、もう一度締めればくっつく。左右逆でも。

超人系究極の悪魔の実「オペオペの実」を食べた改造自在人間。
この能力を使えばどんな物でも肉体でも殺したり破壊することなく切断することができる。

必殺技がその名も『解剖バラバラの術』。
この作品では医者志望(儲かるから)のためメスを武器に朧党の忍獣をバラバラに切り刻む。
しかもバラバラにした相手をホルマリン漬けにしてコレクションする悪趣味な上に、バラバラになった忍獣は
死んでないのでくっつけて合体怪獣を作ることもできると非常にタチが悪い。

まさかのマリオにおけるバラバラ表現。
ペーパーマリオシリーズはその名の通り、登場人物が全てペラペラの紙で出来ている。
敵役のオリー王が率いるブンボー軍団ハサミは、その紙の身体で出来たキャラクター達を切断する能力を有しており、作中でも多くのペラペラたちをバラバラに切り刻むという凶行を繰り広げた。

ハサミの初顔見せ時は、クッパの危機に駆け付けたクッパJr.を急襲し、有無を言わさず空中でバラバラに切断するというショッキング描写を披露する。ただし、これでも命を落とすことはないらしく、クッパJr.はその後、修復されて復活した。
その後、マリオ一行がクッパ城の玉座に乗り込んだ際には、カメックやクッパ軍団たちはハサミにバラバラに切断された上に顔だけ切り抜かれた紙クズになって散らばっており、その後、ハサミとのバトルの前哨戦として切り取った顔だけを集めて歪に張り付けたヒャクメンハリボテメットを創り出してマリオを襲わせてくる。
マリオとの戦闘でも、その刃でマリオを切断する攻撃を繰り出してくる。(こちらはバラバラにして弄ぶのではなく真っ二つにする即死攻撃だが)

住民たちが紙製であるという世界観を逆手に取った、通常の世界観であればR-15まったなしの残酷描写は黒い任天堂と囁かれる。

手塚治虫の代表作の主人公で、モグリの天才外科医。
彼にかかれば手でも足でも脳でも奇跡の腕で繋いでしまうのは有名。だが、治療のために あえて身体を切断分解して元に戻す というトンデモ手術を成し遂げたエピソードがいくつかある。
有名なのは「タイムアウト」。トラックの積み荷の崩落事故で鉄骨の下敷きになった子供を助けるために、子供の身体を4パーツに分解して救助、その後で病院で接合するという手に打って出た。
また、彼自身も幼少期に爆発事故に巻き込まれてバラバラになったところを本間医師の治療で奇跡的に回復している。



バラバラ「だった」キャラクター

創作界隈ですらほとんど例はないが、「バラバラの状態で生を受けたが、後に一つの個体に組み立てられた」という異例中の異例。
※1…「全身各部位を解体して封印されていた者」は「バラバラに「する」キャラクターによるもの」でここに含まれない。
※2…組み立て段階のロボットなども単なる未完成品なので除外。

ブラック・ジャックが全幅の信頼を寄せる忠実な助手。見た目は幼稚園児。自称「せんせいのおくたん(奥さん)」。
だが実は『畸形嚢腫』という非常に稀な腫瘍として、産まれる前に双子の実姉に吸収され、体内で成長し姉の腹部に手足や内臓がバラバラ状態で生きていた。
当初は摘出手術を妨害する超能力を発揮していたが、ブラックジャックの説得に応じて摘出後に組み立てられ、一人の少女として誕生した。
その為、戸籍上は0歳児。ただし今まで姉の体内で生きてきたことを理由に自分は18~20歳と主張している。
ちなみに皮膚など足りなかった部分はBJによる人工物製。医学では「胎封入奇形胎児」と呼ばれており実際に症例もある。
もっとも当然ながらほとんどの場合無脳症で、一人の人間として生きていた例はない。

ちなみにブラックジャックでは「畸形嚢腫は双子の片方がもう一方に吸収された」とされているが、現在では性腺に発生する割合が多いことから
「生殖細胞になる胚細胞が何かの異常で勝手に人体を構築しようとした状態」というのが定説になっている。


追記・修正は体をバラバラにされてからお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 19:12

*1 割と古くから知識ある人には常識的な事で、江戸川乱歩の長編小説『蜘蛛男』(昭和4-5年連載)の劇中でもこれについて触れられ「通常バラバラ死体というのは残忍性とかではなく隠すのが目的」といった趣旨を登場人物が解説している。もっともその劇中では「にもかかわらず、今回の犯人は切断した腕を目立つ場所にわざわざ人を雇って届けさせている。だから隠蔽目的ではなく、自分の残忍性を見せびらかそうとする異常者であると見ていい。」という結論だが。

*2 しばしば、人体の中身に興味があったという犯人の言があったりする

*3 厳密には多くの機体が動力部をやられて爆発した際バラバラになっているのだが、セイバー程細かくバラバラにされたことがはっきりしている機体は他にない。また、直接的な描写は少ないが、中のパイロットもこっぱみじんになることが多い。特にポケ戦のバーニィだと「ミンチより酷い」くらいバラバラに吹っ飛んだと語られるのが有名。

*4 ネタバレになるがある女神の転生した姿の為、バラバラになっても死ななかった。ただし復活した際に心臓が未入手だと徐々にHPが減り戦闘不能になる。

*5 先述のレッドキング二代目やウルトラマンジャック等のバラバラシーンはカットされずそのまま放送されている

*6 媒体によって名前が異なる。東映アニメ版・ロボットガールズZではベルガス、漫画版・真マジンガー版等ではバルガス

*7 ギャグ漫画なので別に当該エピソードで分身の術が完成したわけではない。後に語られもしない。いやマジで。