ディストピア

登録日:2019/06/25 Tue 07:32:10
更新日:2019/07/09 Tue 01:09:30
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理想郷 幸福な市民 犯罪率0 (検閲済) (検閲済) 素晴らしき都市


以下の文章は(検閲済)により正しく検閲されています。

ディストピアとは(検閲済)な全ての人が幸福に暮らすことのできる(検閲済)たちの理想郷のことである。

(検閲済)の概要

須らく(検閲済)は幸福であるべし、という理念の下、(検閲済)の主導により構築されたあらゆる人類にとっての(検閲済)な場所。それがディストピアである。
この街は(検閲済)な場所に(検閲済)年から(検閲済)年にかけて建築された。その工事に際し(検閲済)人の死傷者がこの文章は検閲を経ても承認されないので抹消されました。
現在の人口は(検閲済)人、市長は(検閲済)、経済・政治共に万事順調に回っており市民からの不満は一切出ていない。

(検閲済)において、市民が幸福であることは絶対的に保証されている。幸福であることは市民の義務であり、幸福でない市民は早急に幸福になることが求められる。
市民が幸福かどうかは(検閲済)により常に検査されている。仮に幸福でない市民が発見された場合(検閲済)がただちに向かい、正しい市民になるように適切な「指導」が与えられる。市民は(検閲済)により「指導」されることを幸福だと思うべきである。それはより幸福になるための唯一の道だからだ。
また、検査および指導を拒むことは(検閲済)により禁止されており、場合によっては市民権の剥奪・幸福権の剥奪・生命権の剥奪などを含む「指導」が行われることもある。幸福な市民ならば検査および指導を拒む理由など存在しないので当然のことである。

(検閲済)では、(検閲済)の思想を否定し、市民の幸福の輪を崩すような一切の言動は認められていない。そのような言動は(検閲済)の尊い考えからかけ離れているためである。
(検閲済)の思想に一切誤謬が存在しないことはあらゆる優秀な学者たちの研究の結果からも明白であり、平凡な一市民の考え程度でそれに混乱を与えることは多くの市民の幸福に対しマイナスの影響をもたらすのだ。
全ての市民は(検閲済)の思想に無条件で賛同することが求められる。さすれば(検閲済)で幸福な生活が保障されるだろう。

嘆かわしいことに(検閲済)の外では(検閲済)の思想を受け入れようとしない啓蒙されていない人々が存在している。
そのため、(検閲済)たちが「自衛のための最低限度の武装」をした上で、「説得」に向かっている。
もちろん(検閲済)の思想は最低限度の頭脳さえあればその素晴らしさが容易に理解できるため、ほとんどの(検閲済)外の人間は(検閲済)を受け入れ、(検閲済)市民になることを自発的に受け入れている。
なおその際反対者を収容所に送って大量虐殺この文章は検閲を経ても承認されないので抹消されました。ごく一部の(検閲済)を理解できない「頑迷な低知能人」についても、(検閲済)は決して見捨てようとせず「教育所」に送って「理解できるまで」丁寧に「指導」を行っている。

以上からわかるように、(検閲済)を受け入れ、広めていくことは全ての人類の使命であることは明白である。


(検閲済)万歳!

(検閲済)万歳!


(検閲済)万歳!



(検閲済)万歳!















ディストピアとは、「ユートピア(理想郷)」の対になる概念である。日本語だと「地獄郷」あるいは「暗黒郷」。

概要

「理想郷」の反対、ではあるが、「北斗の拳」のように全ての秩序が失われた社会や、あるいはごく一部の貴族などの特権階級以外は人権を認められないような極端な階級社会を指すことは基本的にない。
  • 大戦争や災害などで文明社会が崩壊した後の世界を「ポストアポカリプス」という。アニヲタ的にもおなじみの題材。そして、北斗の拳のような国家や法統制が一切失われた世界の事は無政府状態(アナーキー)という。ディストピアは上の2つとは別の概念で、特にアナーキーとはむしろ対立する。ポストアポカリプスの世界にはディストピアもアナーキーも創作しやすいので、混同されやすいかもしれない。
むしろディストピアは、 実質的にはユートピアと同質のもの とみなされることが多い。
ディストピアとされる社会の典型的なパターンは、
  • 物資の生産力に不足はなく、基本的な生活を送る分にはむしろ豊かな暮らしを送れる。
  • さらに犯罪の類には極めて敏感であり、治安は良好。
……という性質から、「ルールを守っている分には」極めて快適な暮らしが約束されている傾向が強い。

しかしその一方で思想的な汚染に対しては極めて強硬であり、「異なる考え」を一切認めていないことが多い。
街の中にはそのための管理システムが縦横に張り巡らされており、違反者にはただちに厳正な対応が取られる。
つまり、「生物として」は健康な暮らしが約束されるものの、「ヒトとして」の暮らしには大きな制約が課せられている社会である。
極端な例になると、違反思想に該当する記述を徹底的に狩り取り、 そもそも人々がその概念を理解できない ようにしたり、
さらには 薬品などで思考能力そのものを低下させる ことすらある。
これらの傾向から、物資的には恵まれていても文化的成熟度は極端に低くなることが多い(全ての作品が検閲の対象になり、思想的に「正しい」作品以外は世に出ることすらなくなるため)。
また、「物資的に恵まれている」のはごく一部の市民だけであり、実際には貧困層が存在していてもその存在は巧妙に「隠蔽」されており、社会福祉の側面からは明らかに巨大な格差が存在しているパターンもある。

そもそもの「ユートピア」という概念自体が元来「全体主義的」「管理社会的」な傾向が極めて強いものであり、「ディストピアもの」とされるのは そういった安直なユートピアの概念を皮肉った ものであるパターンが多い。

また、これらの作品は冷戦期に全体主義・管理主義国家となった共産主義国への警鐘を鳴らす目的で書かれたものも多い。

代表的なディストピア作品

小説

ディストピア作品の代表格。
「極端な監視社会」「改竄された歴史」「一見平等に見えるが極端な格差社会」など、ディストピアものの基本と言える構造をしている。
同作者の『動物農場』はディストピアが仕上がっていく様子を描いた作品。動物たちのドタバタで一切中和されない毒が絶品。

  • 華氏451度
レイ・ブラッドベリ作の思想弾圧物の名作。「華氏451度」とは、紙の発火点を指す……つまり焚書がテーマ。
一切の本の所持や販売が禁じられた社会を描く。

  • 十八時の音楽浴
海野十三の国産古典SF小説。洗脳音楽が流れる独裁国家が舞台。

統制は他の作品に比べると緩やかだが、徐々に思想弾圧が進みつつある社会を描いている。
主人公たちはその中で、「あらゆる思想を守るための最後の砦」図書館を防衛することになる。

  • 下ネタという概念が存在しない退屈な世界
体裁としてはギャグ小説であるが、その実はあらゆる「下ネタ」が狩られた思想統制社会の物語であり、そんな社会への反逆者たちの物語でもある。

「三日だけ滞在(特例あり)し、その後は何があっても出国する」を課した旅人キノと喋るモトラド(二輪車、空を飛ばないものを指す。):エルメスの物語。
様々な国家を渡るだけあって、ディストピアめいた国家も結構な割合で出てくる。…とはいえ、話次第で国家での陰陽は様々。何も知らず平穏に過ごす人々、その国の根幹をきちんと把握し受け入れつつ日々を過ごす国民もいれば、暗部を一身に背負うあまり迫害を受ける持たざる者もいる…など。
「基本は」傍観を貫くだけのキノであり、国自身が干渉を受けることがあまりないが 国家自体が崩壊・もしくは壊滅的被害を受けた国 もあるっちゃある。

「中学生達が最後の一人になるまで殺し合いを強要される」と言う内容で話題を呼んだ作品だが、
物語の背景には全体主義国家による弾圧があり、
前述の殺し合いも革命運動の抑止を目的とした物であるが…。

上記に類似した世界観ではあるが
大きな違いとして「殺し合い」の大衆への認知度の差がある。
バトル・ロワイヤルの「プログラム」はその存在と誰が生き残ったかが報じられる程度で詳細は伏せられているが、
ハンガー・ゲームの場合は殺し合いの模様がテレビ中継される他
一部の特権階級は気に入った参加者に食べ物など物資の援助が許されている。
つまり、未成年同士の殺し合いが娯楽として定着している。

伊藤計劃の遺作。舞台は虐殺器官の後、医療技術が超発達した未来社会。お医者さんカバンが一家に一つあると考えてくれ。
その実態は体調を崩す事すら許されない超健康管理社会。タバコどころかコーヒーも禁止だ。
精神を病むことも禁止されるため、ショッキングな作品・資料はくどいほど閲覧を制止される。
端的に言えば"自分の肉体・精神を社会の所有物として扱われる"社会で、女の子がつるんでアハハウフフする話

  • 新世紀のビッグブラザーへ
経済評論家の三橋貴明による小説。
人権、平和といった美名の下で、国民への抑圧が行われ、文化解体が進んでいく様を描く。
身に覚えのないことで「人権犯罪人」の前科を付けられた主人公は、海外亡命者の手引きで政府への復讐を企てるが…。
前述の『1984年』に強い影響を受けており、表題の「ビッグブラザー」も、同作に登場する独裁者の名前である。

転移前の世界は深刻な大気汚染により、外を出歩くのには呼吸器具が無いと自殺行為。
小卒の主人公ですらも高学歴に入るという末期的な社会であった。

学園都市。有能な研究者が多数集まり、能力開発などを餌に子供を集めた学校の街。中と外では科学力の差が20年以上はあると言われている。
(日本国からは完全に独立しており、独立した日が祝日とされている)
表向きは夢のような都市だが、
学園都市統括理事長に街中は常時監視されており、反乱者を排除する私兵を無数に抱えている。
研究者もマッドな奴等が多く、倫理的にアウトな実験を行っても良心の呵責を覚えない者が多い。

国連が崩壊し世界中のあらゆる国が変貌をとげ、後述の四つの連合体に分裂した世界。
四つの連合体はどれもこれもが歪な社会体制を持っており、住んでる人間は疑問を抱かないが周りから見ると暗黒社会である。


+正統王国
封建制度を復活させた王政諸国の集合体。主人公達が所属している。
各国の政治の実権を『貴族』が纏めており、その『貴族』達は更に『王族』に纏められている。
昔は奴隷制度すらあり、平民は政治に参加すら出来なかった苛烈な階級社会(現在は緩和されているが、それでも政治に関われる平民は一握り)
平民は人権が無いのか、貴族に虐げられる地獄かというとそうでもなく、身分差ルールを遵守すれば一般的な生活は送れる。(破ればその場で殺されても文句言えないけど)
貴族も貴族で気楽でなく名誉の重さが命より重視されており、受けた決闘をすっぽかしたら社会的な死を意味し、誘拐でもされたら親族から面子の問題で見捨てられる。

+情報同盟
ありとあらゆる情報を収集・管理しており、情報の真偽を最も重んじている集合体。
社会において最も重要な事は「明らかにズレた正義を、これが最も正しいと言える事」であり、これが出来るか出来ないかで社会的な地位が決まる。
上位層の人間は様々なアクセス権を有する反面、下位層の人間は情報制限など日常茶飯事でプライバシーも保証されない情報弱者と化す。
(通信機を切って下士官が呟いた陰口をどういう手段でか上官が聞いていたりする)

+資本企業
貯金の大小が人権の優先順位を決定するほどの超資本主義を掲げる集合体。
「コンビニの弁当をちょっと安くして、恵まれない難民を助けよう」などとキャッチフレーズを出したら大手のコンビニグループから、経済の停滞を狙った情報テロリスト扱いされて殺し屋を送り込まれる程。
チップを出さない客には店の出口も教えないというのが常識としてまかり通っている。
暗黒メガコーポの集まり。

+信心組織
様々な宗教団体の集合体。過去に衰退した宗教の復活をもしている。
一番ヤバそうだが意外にも思想の融通は利き、科学で新理論が出されても「その摂理を作ったのは大いなる神」だとして折り合いをつけている。
認めない場合は暗殺者部隊を送りつけるのだが。
多種多様な宗教の寄り集まりなので実は連帯感はほぼ無い。
スパイ5割、他所から逃げてきた犯罪者5割の超犯罪都市を作って、信仰が無くなったらどうなるかの反面教師にするなど。
外や内に共通の敵を作る事で強引に結束していると言っても良い。


映画

  • メトロポリス
伝説のSF映画。
強固な文明と完成された秩序を得た巨大都市「メトロポリス」。しかしその根幹は多数の人間の犠牲の上に成り立っていた。やがてその仕組みを知り反目した若者と一人の男の暴走により、その秩序に混沌が降りかかる。制作会社の倒産、二度の世界大戦で紛失したフィルムなど数多くの逆境を受けた。…が熱烈な支持と研究の元に不死鳥のごとく蘇り、国内外問わずSFの娯楽で数えきれないほど影響を与えている。

  • 未来世紀ブラジル
モンティ・パイソンメンバーのテリー・ギリアムが上記『1984』からインスパイアされて描き出した傑作SF。
夢と現実のリンクの中で翻弄される主人公の姿を通じて、名前の間違い程度で重大な過失が発生しながらもミスを修正するのでは無く、エラーである主人公達を抹消にかかることで解消しようとする、おぞましい管理社会の歪みをブラックジョークたっぷりに描く。
リアリティーのある未来世界に夢の世界を織り混ぜて描く物語構成も印象的で衝撃のラストは勿論として多くの考察を生んだ。

  • ソイレント・グリーン
人口爆発や食糧問題がしばし世論に載った時代のオチがあまりにも有名な近未来SF映画。地上の環境破壊で地下に逃げ延び、更に爆発的な人口増加により町の至るところに人が溢れかえった国家が舞台。
ある一社の社員と特級階級を除き、食料は配給のみ・人間が独特の人材として扱われる・特定の年齢に達すると 間引きが義務付けられる(国立の安楽死施設がある)
人々の不安が生活レベルに浸透しているせいか、管理社会としてはかなり治安が悪い。DVDの表紙にも載っている多数のデモ参加者たちをブルドーザーで片づける場面は、本作を象徴した名シーン。
ちなみに原作小説の「人間がいっぱい」は映画のラスト以降の話も載ってある。

「貴様が正義なら、俺はだ!」
『人造人間キカイダー』のスピンオフ作品たるダークヒーローアクション。
悪鬼の如き主人公が無慈悲な暴力を以って偽りの楽園を粉砕する。崩壊後の生活を保障するとは言ってない。
彼にとっては人間の尊厳を奪うディストピアは勿論、そのような体制におもねる住民もまた敵であり、
彼が手を差し伸べるのは自ら主体的に生きることを願う人間のみである。
「生きたいか?自らの意思を持ち、生きるか……?」

ガン=カタの創造でじわじわとファンを生んだB級SF。
ディストピア物としてはストレートな出来ながら、良く練られたシナリオと設定も評価が高い。

  • マトリックスシリーズ
全ての人は「夢の中」で幸せに生かされているが、現実での彼らの肉体は……。


ゲーム

管理社会をテーマにしたTRPG。プレイヤーは管理社会の中でコッソリ反逆するミュータントとなり、支配者たるコンピューターや、同僚達の監視を掻い潜る。パラノイア*1に侵されているのはコンピューターなのか、プレイヤーなのか?
「市民、幸福は義務です」ZAP!
なお、本作が発売されたのは1984年であり、小説『1984年』が共産主義への警告として書かれたのに対し、本作の社会は、共産主義を警戒するあまりにディストピアと化したという設定がある。

始皇帝が不老不死となり、全世界を統一した世界。
恒久平和が達成されて人々は飢えに苦しまないが、一方で人々は知識や教養から遠ざけられ、文字すらも知らず、知ると「儒」として粛清の対象となる。
この帝国はこうした知識を始皇帝に独占させることで、人と人との争いをなくしたのである。

より正しくは「明星悲想天(ツォアル)」とも呼ばれる。第三天:ネロス・サタナイルの理。
所謂テンプレ式の完全管理型ディストピアだが、その統制原理は人が罪を犯す基となる「原罪」の根絶により、一切の悪性を消し去るというもの。
原罪の消しきれていない段階ではまだ人は個性を有し、日々を穏やかに過ごしているが、最終的には全ての人間が同一の性質へと均一化され「個我」という観念が消え去り、一切の争いが摘み取られることとなる。
最終的にディストピアとなることが確定している世界ではあるが、管理段階の緩やか移行と神の柔軟な対応による悪性の徹底した根絶など、この手のタイプとしてはぶっちぎりで民の幸福と安全がゆるぎなく保証されているという変わり種。
しかし先代の天の悲願達成を是としたことで、その綻びを抜本的には改善できなかったことが重なり、最終的には悲想天の破綻を決定づけるコズミック変質イレギュラーを生み出してしまうことになる。

メシア教という法と秩序を絶対視する組織によって統治される「TOKYOミレニアム」が物語前半部の舞台となる。
大破壊によって地上に悪魔が蔓延るようになった地球上で人間文明を維持している唯一の組織でもある。
エリアによっては闘技場や賭博場の営業も許可されており、敵対勢力である悪魔が出現するなどTOKYOミレニアム自体はディストピアと言えるほどに完璧に管理された社会では無い。
+ネタバレ注意
真の意味でディストピアと言えるのはアルカディアと呼ばれるエリア。メシア教が目指す千年王国のテストケースとして作られた世界である。
ギメルという優れた指導者によって全ての住人が満ち足りた生活を送ることが出来る、まさに理想郷と言える場所でここで暮らすことを夢見る他のエリアの住人も多い。
だがアルカディアエリアには通常の通路で移動することが出来ず、電子的なワープ装置を使わないと辿り着けない。

…それもそのはず、アルカディアの正体は仮想現実の世界。全ての住人は椅子に座った状態で頭部にケーブルを接続されて、脳に直接送られる電気信号によって偽の世界を本物だと思い込まされていたのだ。

ストーリー中盤で主人公は裏アルカディアの存在を知ってしまう。管理者であるギメルは主人公の口を封じる為に襲い掛かってくる。
ギメルを倒すと裏アルカディアを管理するコンピュータが一時停止し、住人は新たな指導者を求めるようになる。

主人公の名前をコンピュータに入力するとアルカディアは再起動。人々は主人公を指導者として崇め、仮想現実の世界で暮らし続けることになる。
逆にコンピュータを破壊すると全ての住人は沈黙してしまう。現実世界に意識が戻ることもなく、椅子に座りっぱなしとなる。
何もせずにコンピュータ室から去ることも可能。

ご存知KOTYのマスコットで不遇の名作。
ゲームの舞台、ランドロール星は全ての住人が適正によって職業を決定される。ライセンス、ランク、住民ランクで行動が管理されている。個人情報はOMP端末に記録、公開される。
…などがあるが、副業は自由で衣食住や娯楽は充分。ライセンスさえ取れれば意外と自由。仕事のノルマを全部クリアすれば残りの人生は一切自由など、暮らしやすいディストピアになってる。
誤解が広まったせいでワゴンとなってるが、その分手に入れやすいので対応ハードがあるならプレイをおすすめする。

  • Beholder
割と珍しいディストピアにおける「管理者」側になって国民の生活を監視するゲーム。
主人公はとあるアパートの管理人に任命され、アパートを健全に運営しつつ住民の中に反逆の兆しがないかを監視していく。
洋ゲーなので難易度は高めで割と理不尽に主人公が死ぬ。その辺も含めてブラックユーモアとして笑い飛ばせる人向け。

人間の安息の地を目指して築き上げられた都市。
レプリロイドと呼ばれるロボットが人間と共存しているが、創造者達が人間至上主義であった事に加え、慢性的なエネルギー不足問題が原因で役に立たないレプリロイドは次々と冤罪にかけてイレギュラーとして処分する日々が続いている等、レプリロイドにとっては偽りの平和であった。
その現状に反発したヒロインがレジスタンスを結成してネオ・アルカディアに対抗する事となる。
+ネタバレ注意
1作目でネオ・アルカディアの統治者が倒されたのだが、後釜となった人物が全ての者を憎悪する狂人であり、独裁政権が終わるどころか人間とレプリロイドの両方が弾圧される正真正銘のディストピアとなってしまった。
最終的にネオ・アルカディアは今までのツケを払わされる形で壊滅し、主人公が命懸けで元凶を打ち砕いた事によってようやく平和が訪れた。


漫画

  • 狂四郎2030
ワンピ尾田氏の師匠こと、ターちゃんの作者:徳弘氏のもう一つの代表作。
話の内容は「ディストピア内でのロミオとジュリエット」と言えばわかりやすいか。独裁政権が確立し、 旧国民の淘汰が現在進行形で進んでる国家 での物語。特に注目すべき設定はM型遺伝子(危険思想or犯罪を犯す人物に必ずある遺伝子)と仮想空間を用意した高性能バーチャルマシンか。本作での遺伝子は、世界観の基礎を作る極めて重要な設定である。
非常に残酷な世界観であり、作者自身も作中の趣旨を見失わないよう何度も苦心していた。最終巻での作者のあとがきにて「あそこで話を終わらせざるを得ない」とまで言わしめたほどで、良くも悪くも氏の方向性を確立した作品。


そこは大人たちによって支配された絶望の国・日本。横行する不条理と弾圧、その中にあっても子供たちはそれぞれの希望を胸に生活していた。
公式サイトより

週刊少年ジャンプで連載していた漫画。
大人党という政権が日本を牛耳った結果、国民はランク付けがされ、子供達は娯楽の類が禁止されているディストピアが形成されている。
という設定である。
全然そうは見えない?さあ何の事やら……。



  • 蛮勇引力
神機力というスーパーテクノロジーの台頭により華やかな時代を迎えた世界。
東京は神都と名を改め、住民は衣食住に不足無しの夢の都市となった、が。
神機力に対応できずホームレスに堕ちると人権は無視され、公権力による虐殺が平然と行われるようになる。
失業者区画という救い道があるが、そこは法が機能しておらずホームレスでも行きたがらない掃き溜めである。意外に秩序が保たれてたのは内緒

神都の本来の役割は防疫都市である。
人間同士の接触を必要最低限にし、人間のサイボーグ化すらも目論んで、感染したら死ぬしかない新型インフルエンザ(局所的な物で、まだ世界には流行してない)による人類絶滅を食い止めようとしている。

アニメ

大戦によって世界中が無政府状態の中、唯一無事で鎖国状態にある日本が舞台。
人間の心理状態を可視化し「PSYCHO-PASS」という色相と、精神の危険性を数値化した「犯罪係数」によって市民を管理する「シビュラシステム」によって統治されている。
色相判定によって市民の適正な職業、パートナーを判別し、メンタルケアの配備も行き届いている。
色相が濁り、犯罪係数が規定値をオーバーすると「潜在犯」として隔離されるか、大幅オーバーすると即時執行(=死刑)される。
しかし、中には犯罪行為を働いても犯罪係数が変動しない「免罪体質者」が存在し、シビュラシステムは彼らに「あること」に協力させている。

  • 夜ノヤッターマン
「正義」であったはずのヤッターマンが「悪」を弾圧する世界の物語。

「平和な東京が実は虚構の世界に過ぎない」という真実を知った主人公達が「世界の真実」に対して戦いを挑むのだが……。

  • Texhnolyze(テクノライズ)
四肢の欠損や暴力的な傾向を持つなど、遺伝子的に欠陥がある(とみなされた)人間が追放・隔離された近未来の世界。
暴力と絶望が支配する廃墟のような地下街「流9洲(ルクス)」が主な舞台。
「流9洲」の住人を追放・隔離したのは他ならぬ過去の「地上」の人々である。
しかし、彼らも彼らで種としての限界を迎えつつあり、平穏ではあるが"形式"に従うだけの無為な日々を送っている。
作中のとある人物は彼らを見て「すでに生存をやめた人類」と評した。
秩序と安らぎによってもたらされたものは"退屈な繰り返し"および自然消滅的な"緩やかな死"であり、
暴力と絶望によってもたらされたものが"秩序への憧憬"や"生への渇望"であるという点は強烈な皮肉である。

この作品では、「地上」がディストピア世界、「流9洲」がアナーキー的な世界といえる。
なお、物語終盤になると「流9洲」は完全なアナーキーとなる。


敵はパラレルワールドに存在する管理国家「ラビリンス」であり、イース、サウラー、ウエスターら敵幹部はここの出身。
寿命までが管理されており、「あなたの寿命は尽きました。お疲れ様でした」と書かれた紙切れ一枚が送られてくればそれでオダブツという凄まじい社会。
この国を支配する総統メビウスは、さらに版図を広げようと画策しており、その管理のために必要な「インフィニティ」を手に入れるべく、現実世界に侵攻している。


ドラマ

わずか23分間で何が起きるのか?短編の中で徐々に明かされていく背景がホラー。

その他

地下都市とその住人たちで構成されるオブジェクト。ホモ・サピエンスがヒトとして生活できないのがディストピアなら、新種ホモ・エウダイモニアを作って入れればいいじゃないという発想の元に作られたユートピア。
ホモ・エウダイモニアはこの都市内で過剰な全体主義の元、ホモ・サピエンスを超える発展を見せている。
……彼らが都市外部の存在に気づいたとき、何が起こるのだろうか?

追記・修正は(検閲済)を避けながらお願いします。


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