おしん 少女編

登録日:2019/06/19 (水) 23:57:06
更新日:2023/04/16 Sun 01:50:52
所要時間:約 13 分で読めます









音楽 坂田晃一 脚本 橋田壽賀子 語り 奈良岡朋子


『おしん 少女編』とは1983年4月~1984年3月まで放送された連続テレビ小説31作目『おしん』の第1話~36話にあたる。


◆概要

昭和を代表するテレビドラマ『おしん』の少女編。
老婦人のおしんと孫の圭が昔過ごした場所を巡り、そして自分の過去を語る形で話が進む。

7歳の子にはあまりにも荷が重い展開や仕打ちが続くがそこで得た人との繋がりや教育、教訓は無駄ではなく、後のおしんの人生を変えるものとなる。
決して辛い展開ばかりではなく俊作との生活や特に周囲と和解した後の加賀屋での日々は老年のおしんが「1番幸せな頃だった」と語る程幸福なものだった。
昭和天皇が本作を観て昔の貧しさに驚き、当時の首相がおしんについて言及するなど凄まじい社会現象となった。
日本のテレビドラマ最高視聴率62.9%として未だ君臨している。
世界でもたちまち人気になり68カ国と地域で放送されオシンドロームなる言葉まで誕生。
某国では子供の名前におしんと付ける人が続出するほど流行った。
展開上主人公おしんに対して非常に厳しい仕打ちをする登場人物が出てくるので、ドラマと現実がごっちゃになった視聴者から役者へ直接クレームが来たこともある。


◆あらすじ


◆現代

昭和58年春もまだ浅い頃のこと 本日はスーパーたのくら17号店オープンの日。
スーパーを女手1つで大きくした副社長のおしんが突然家出した。
親類たちは大慌てだが反応は「自分の考えがあるんだろう」「居なくなっても構わない」など反応は様々。
心配になった孫の圭は父の希望に10万円を貰い祖母を探す旅に出た。
昔1度だけ聴いたこけしの思い出話を頼りに山形の温泉街に来てみるとおしんを発見。
笑顔で再開を喜ぶ2人だが行くところがあるからお前は帰れと言う。
宿で口論の末同伴を認めさせる圭。
次の日おしんを背負って雪山を登り着いた先には年月が経ち人も住んでない数軒のボロ屋・・・おしんの実家を見つける。
貧乏だが家族いっぱいで幸せだった小さい頃を思い出しおしんは涙する。
その晩に宿で過去を滅多に話さなかったおしんが圭相手に自分の少女時代を語り始めた。


◆少女時代

◆貧乏な現実

明治40年 7歳のおしんは小作(地主から土地を借りた農家)の娘として生まれ少女時代は近所の子たちと同じ学校へ行けることを楽しみにしていた。
主食は大根飯で飯と大根が混ざって不味いものだったがそれがあたり前だった為なんとも思っていなかった。
欲しいものをねだってわがままを言うなど無邪気な子供で自分が貧乏だということすら理解していなかったが、
祖母が自分を食べさす為に食べる回数を減らしていた事や母はお腹に赤ん坊がいるのに冷たい川に入って流産させようとした事で食うにも困る貧しい現実を知ることになる。
そして家族のために心底嫌がっていた父が持って来た奉公話を受けるのを決意。
祖母から貰った50銭をお守りに、母が仕立ててくれた着物を着て家を出る。

おしん「母ちゃあああん!母ちゃあああん!」
ふじ「おしいいいいん!おしいいいいいん!」

いかだで川を下る中遠くに人影が。

作造「おしいいいいいん!おしいいいいいん!」
おしん「父ちゃあああん!父ちゃあああん!」
雪の中 川のギリギリまで駆け寄ってくる作造。

作造「済まねえ・・・」

口では家を出るまで常に厳しかった父が遠くから追いかけて来る姿を見ながらおしんは奉公先に向かうのだった。


◆初の奉公

最初の奉公先の材木屋は雇い主の夫婦は理解のある人だったが奉公人を纏めていたおつねが厳しかった。
子守奉公の合間に家事をやったが怒られてばかり。
おしんは学校への興味を捨てきれず赤ん坊を連れ観に行ってしまう。
先生が材木屋に頼み一時学校に通う事を許されたが、子供たちに赤ちゃんを煙たがれ殴り殺すとまで脅され諦める事となった。
そんな中おつねの財布にあった50銭が無くなる事件が起きる。
おしんを犯人だと決めつけ着物を脱がせお守りから50銭が出てきた事で激怒しビンタされ、
今までの仕打ちも重なり全てを捨て実家に帰ろうと雪山に逃走してしまう。


◆俊作との出会いと別れ

雪の中倒れていた所を猟師をして生活している脱走兵の俊作と炭焼きの松造に拾われる。
短い間俊作と生活し猟に付いて行ったり、算術や字の読み書きを教えてもらい与謝野晶子の本を読み聞かせてもらったり充実した生活をしていた。
俊作の吹いていたハーモニカの音色を気に入り宝物として譲って貰った。
春に近づき雪が少なくなってきた頃村の近くまで送ってもらうが、山狩りの兵隊に見つかり抵抗したことで俊作は呆気なく撃ち殺されてしまった。

おしん「あんちゃん! あんちゃん!」
俊作「これでやっと楽になれる。おしんは後悔しないような生き方をするんだぞ」
おしん「あんちゃん!あんちゃん!」


◆居づらい実家と母を訪ねて温泉街

無事家へ帰れたおしんだが奉公先を逃げ出したことで作造にビンタされてしまうが、ふじがなんとか場を収め居られるようになった。
産まれた妹は養子として貰われていき、ふじは温泉街へ奉公に行ってしまう。
近所のおりきに米問屋が米5俵で子守り奉公を探してることを聞かされ家に居ても穀潰しの役立たずでしかない事を感じるおしんは奉公に行くことにする。

{作造「米5俵か・・・」

米問屋に行く前に2年の年期奉公のため当分会えない温泉街に居る母に会いに行ってしまうおしん。
しばしの間親子の時間を過ごし、買って貰ったこけしを宝物に酒田へ向かうのだった。

ふじ「おしん。お前はこれから自分の思った通り生きるんだぞ。後で後悔しねえように」
「人の力はあてになどするな。それをおめえはできるおぼこだ。何処さ行っても1人で頑張って生きていくんだぞ」


◆加賀屋での日々

おりきに紹介して貰った加賀屋へ向かい、なんとか加代の妹小夜の子守として置いてもらえる事となった。
皆優しく親切で個室でランプがありご飯も食べ放題と材木屋と待遇が全く違い驚くおしん。

加賀屋の娘加代は金持ちゆえに甘やかされ育った為気の強い自分勝手な性格。
おしんは加代の本を無断で取った事で咎められるが大奥様はその好奇心を買い何かと庇ってくれていた。
そんな中加代が俊作のハーモニカを金で譲って貰おうと奪い取り取っ組み合いの大喧嘩が始まる。
その拍子で頭をぶつけ気絶し両親が医者を呼んだり大ごととなった。
両親は娘を傷付け、その上脱走兵と生活していた事を知り当然追い出そうとする。
起きた加代はススキのミミズクを自分の為に作ってくれた事と人生で初めて同年代の子が喧嘩を挑んできた事を喜びおしんを置いてくれるよう両親に頼む。
大奥様はワガママな加代の身近に境遇の違うおしんを置けば何か成長してくれるのではないかと置くことに決めた。
この行動は何の因果か現代の圭をして「頭が良い」と言われている。

おしんは大奥様から子守で学校に行けないので加代と一緒に算術や読み書きなど勉強を習う事になった。
ある日加賀屋にも電気が通る事になり、設置するのを見にいってテンションの上がった加代は倒れてきた電柱を避けられずおしんが咄嗟に押したことでかすり傷で済む。
そのことを知った両親は命の恩人として加代の妹のように可愛がってくれるようになった。
正月になり加代と同じ着物をプレゼントしてもらい初詣に行き温泉街の客の男を連れた母と偶然遭遇。
その晩近所まで様子を見に来た母と会い酌婦をやめてもらうよう頼むが叶わず涙ながらに別れる事となる。

奉公人の身分を守り働き者のおしんは加賀屋になくてはならない存在になっていた。
ある日洋服を買ってほしいとダダを捏ねる加代に大奥様はおしんに大根飯を炊かせる。
不味く食べられたものではなかったが貧乏小作出身のおしんは普通に食べていた。
大奥様の狙いは大根飯を食べさせることで世の中にはこんなに貧しい人がいるのに自分はなんとわがままだったのだと知らせることだった。


◆祖母なかとの別れ

1年が過ぎまた正月となりお祝いをしていたところ、実家の近所に住むおりきが来てなかの体調が悪いことを聞いた大奥様はおしんを故郷に帰らせる。
なんとか最期には間に合い なかはおしんにお粥を食べさせてもらい満足して亡くなった。
この別れは50銭しか残らない なかのような哀れな一生には自分はなりたくないと誓うのだった。


◆登場人物

◆現代パートの登場人物

  • 谷村しん 田倉しん(少女期:小林綾子 青年期:田中裕子 現代・老年期:乙羽信子)
作中での呼び名はおしん。歳は少女編7歳~ 現代 83歳。
本作の主人公でスーパーたのくらの創業者兼現副社長。
明治から昭和という激動の人生を生き抜いた女性。
仕事の鬼と呼ばれるほど商業に打ち込んでいたが17号店進出には反対していた。
誰にも告げずスーパー新店舗開店の日に失踪した事で物語は始まる。
母との思い出のこけしは今でも大切な宝物として現代まで持ち続け家に飾ってある。
仁の嫁と折り合いが悪かったようで、そのことが家出の原因だと初子以外には勘違いされていた。
本作はおしんが圭に自分の人生を聴かせる形で進んでいる為話の語り手。

7歳の頃は近所の子たちと同じ学校へ行けることを楽しみにしていたがあまりの貧しい現実を目の当たりにし奉公へ行くこととなる。
加賀屋に行く頃には今までの奉公で家事を覚え、俊作に読み方、算術を習い働き者となっていた。
加代の本を好奇心から無断で取った際は謝らず「借りただけ」と言い続けていたり頑固なところがある。
大奥様からは読み方、算術、縫い物や商売の基本、道徳を教えてもらい吸収していく。
親しかった俊作と祖母の死は幼い彼女の胸に深く刻みこまれる事となる。

  • 圭(大橋吾郎)
希望の息子で本作の聴き手。
血は繋がってないが祖母思いの優しい性格でおしんもそれを感じたのか大変可愛がっていた。
東京の一流大学に通っていて頭も良く、登山経験者で老人を背負って雪山を登るなど体力もある。
明治時代の奉公に児童福祉法などのツッコミを入れたりあくまで昭和基準の価値観の持ち主。

  • 田倉仁(高橋悦史)
スーパーたのくらの社長でおしんの次男。
頑固な性格でスーパー出店の際におしんと地元商店街の反対があったのにも拘らず出店を強行した。
事業の利益を優先するあまり人情を忘れてしまい、その事を悔いた結果おしんが失踪し話の原因とも言える。
普段気の強い妻の尻に敷かれているが苦労して自分たちを育ててくれた母を侮辱された際は妻でも手を上げるなど身内への情は残っている模様。
娘たちからは時代錯誤でいつでも母を立て敬う姿をマザコンと馬鹿にされている。
それなりに慕われてるようでやりとりは意外とコミカル。


◆少女編の登場人物

  • 作造(伊東四朗)
おしんの父。
毎年不作の小作で家族を食べさせる為昼も晩も働いて貧乏暇無しを地で行く人。
それでも足りないので娘たちを米と引き換えに奉公に出している。
おしんの奉公代1年分の白米を質の低い米と交換しようとして夜炊かれて激怒したが、その怒りは少しでも家族を食い繋げようとしてのことだった。
不器用で表面上厳しい態度を取り続けていたがおしんが奉公に行く際は川まで追いかけてきて大声で名前を呼び、
奉公先を逃げ出し行方不明になった時は二度と家に入れないと言いながら、
紆余曲折を経て無事帰ってきた時こそビンタしたがおしんが寝ている時はほっぺたを撫でるなど本当は家族を愛している。
視聴者からは貧乏なのに子供を8人もポンポン作る計画性の無さや毎年毎年不作で農業に関する努力や工夫をしていないのではないかとツッコまれている。
放送当時おしんに対する扱いで演じた伊東四朗の元に近所から「娘を大切にしてやれ」とクレームが来たそうな。
演じた伊東は後年、CX系「メントレ」にゲスト出演した際、川のシーンが実は別撮りによるものであったことを明かしている。

  • ふじ(泉ピン子)
おしんの母。
作造と同じく忙しく働いている。
お腹に出来た赤ん坊をおしんを奉公に出すなら、家族が食えないならいっそと川に浸かり流産しようとするなど思い悩んで危ない行動に出たこともある。
必死の説得も虚しく奉公に出す際は夜なべして自分が嫁入りに着た着物を仕立て直し着させるなど娘思い。
自分も奉公に出て酌婦となり、温泉街まで会いに来たおしんに自分は家族に顔向けできない事はしていないと言い聞かせていた。

  • なか(大路三千路)
おしんの祖母。
おしんを大変可愛がっており自分の食べるぶんを減らして子供に回したり、奉公の際には貯蓄した50銭を持たせている心優しいおばあちゃん。
少しの縫い物で家計に貢献しているが、リウマチにより畑仕事や沢山いる子供の面倒すら満足に見きれない自分を悔いている。
ふじも奉公に出て家の仕事を無理して頑張った結果帰ってきた直後反動で体を壊してしまう。
最後は帰郷したおしんにお粥を食べさせてもらって満足して亡くなる。

  • おりき(渡辺富美子)
山形の実家の近所に住むおばちゃんで何かとおしんとふじを気にかけてくれる。
出番はそんなに多くないが奉公先として付き合いのある加賀屋を紹介してくれたり、祖母の不調を知らせてくれたり重要イベントに関わることが多い。

  • 材木屋の夫婦(平泉成 今出川西記)
おしんの雇い主。
学校へ行くのを許可してくれたり理解のある優しい夫婦だったがおつねの前では小さくなって強く出れず、
旦那がおつねの財布から50銭を無断で借りたことでおしんが逃亡する原因となる。

  • おつね(丸山裕子)
たった数話の登場ながら作中でおしんに対して2番目にキツかった人。
20年以上も勤めている奉公人で指導はスパルタそのものビンタは当たり前。
歳下に対する優しさや思いやりを一切持ってない堅物。
おしんの着物を脱がせ50銭を無理矢理奪い材木屋から逃亡された際は悪びれもせず、
「米と引き換えに来たんだからそのうち帰ってくる」と心配もしていなかった。

  • 俊作(中村雅俊)
材木屋を逃げ出したおしんを匿ってくれた青年で初めて字の読み書きや算術を教えてくれた恩人。
山に隠れて猟師で生活しているが正体は日本軍の脱走兵でその最期は非常に虚しく呆気ない。
彼のハーモニカはおしんに託され宝物となった。
「おしんのしんは辛抱の辛」と言っていたが実は作中そこまで耐えていなかったりする。

  • 八代加代(志喜屋文)
わがままで負けん気が強い米問屋加賀屋のお嬢様。
金持ちゆえに甘やかされて育ったため苦労知らずで、
親が欲しい物を買ってくれなければ学校に行かず、他人の宝物を金で買おうとするなど甘ったれ。
俊作のハーモニカを金で譲って貰おうとした際人生で初めて同年代の子と大喧嘩をし、気絶した後自分に全力で挑んできたおしんを気に入り友達となる。
お菓子を分けてくれたり、おしんが学校に行けないことを疑問に思い行けるように頼んだり本質的に捻じ曲がってるわけではなく他人を気遣う優しい心も持っている。

  • くに(長岡輝子)
加代の祖母で作中は大奥様と呼ばれ加賀屋の実質的な女ボス。
好奇心旺盛で何かと働き者のおしんに目をかけてくれる。
甘やかされわがままに育った加代をなんとか変えようと遊び相手(境遇の違う人間を身近に置くことで加代の成長を狙う目的)として置いてくれることに決めた張本人。
読み書き、算術、そして縫い物、商売の基本、人として大切な事を教えてくれた恩人。
彼女の教えがなければおしんの人生は違ったものになっていたであろう。

  • 清太郎 みの(石田太郎 小林千登勢)
加代の父と母。
加代に対してはわがままはなんでも聞いてやる非常に甘い親バカ。
全力で働いてもらうためお腹いっぱい食べさせるという気構えの持ち主で奉公人からは非常に慕われている。
最初は優しかったが大奥様がおしんを贔屓し加代には厳しく見えた為2人の態度も徐々に悪くなり、
加代がハーモニカを巡って喧嘩をして気絶し、その上昔逃亡兵と一緒にいた話を聞いた事で決定的になる。
後におしんが加代を倒れてくる電柱から助けたことで命の恩人として今までの態度が嘘のように可愛がってくれるようになった。


◆用語

  • 小作
地主から土地を借り畑や田んぼをやる農家。
土地代を異常に持っていかれるのと不作で借金が積もりおしんの実家は常に火の車状態である。

  • 材木屋
初めての奉公先で雇い主は理解があったがおつねが鬼の様に厳しかった。
現代で見に行った時は影も形もなくなっている。

  • 加賀屋
二件目の奉公先で親友加代との出会いの場所。
老年のおしんが1番幸せだったと語る程思い出深い場所だった。
現代で見に行った時には別の米問屋が入り加賀屋は無くなっている。

  • 50銭
祖母なかが持たせてくれたお金。
勘違いからトラブルの種になるなど誰も知らなかった。
老体で必死に働いてもたったこれだけしか貯蓄できなかったのはおしんの心に刻まれる。


◆余談

舞台のロケ地となった温泉街は山形県尾花沢市にある銀山温泉。開湯から400年近い歴史を誇る由緒正しい湯治場である。
雪深い山奥にあることもあって長年知る人ぞ知る秘湯という扱いだったが、「おしん」の大ヒットによって飛躍的に知名度を伸ばし一大観光地となっている。


追記・修正は7歳で奉公に行ったおぼこにお願いするっす。

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