劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール

登録日:2019/06/19 (水) 05:02:45
更新日:2023/10/06 Fri 05:49:29
所要時間:約 10 分で読めます






これはゲーム、そう思っていたーー



劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』は、2017年2月18日に公開された映画である。
ソードアート・オンライン』シリーズ初の劇場版であり、監督をTVシリーズの監督を務めた伊藤智彦氏が、脚本原案を原作者の川原礫氏が担当している。
時列系はマザーズ・ロザリオ編とプロジェクト・アリシゼーション編の間にあたる。

後に放送されたアニメ第三期『ソードアート・オンライン―アリシゼーション―』や原作の≪ユナイタル・リング≫編では、劇場版の設定やキャラクターが出ているなど逆輸入された設定が多い。
SAO初心者の人でも分かりやすいように作られているが、TV版や原作を見ていればもっとわかりやすい部分もあるのでぜひ見て欲しい。
また、ローソンやタワーレコードなどの実在の企業やお店とタイアップしており、劇中でもそのロゴが頻繁に出てくるので、探してみよう。
ちなみに制作会社繋がりで、『WORKING!!』に登場する「ワグナリア」が登場している。


【主題歌】



【ストーリー】

西暦2022年。人類は本当の意味での仮想現実が体験できる最新型ゲームマシン《ナーヴギア》によって、かつてないリアルさを手に入れた世界初のVRMMO《ソードアート・オンライン(SAO)》が発売、ユーザーは熱狂的にそれを歓迎した。
…だが開発者の茅場晶彦の仕掛けたシステムによってそれは脱出不可能のデス・ゲームへ変貌し、数多くの死者を生み出すという大惨事が発生してしまうのだった。
しかし、そのゲームはとある一人の青年によってクリアされ、2年に渡るゲームはここに幕を下ろした。
やがてその少年は愛する人を救う為に『妖精王』を気取る下劣な男と戦い、またある時は心にトラウマを抱えた少女と共に謎の殺人事件に挑み、これを解決した。
その名は『キリト』ーー別名『黒の剣士』。

時は流れ2026年。
ナーヴギアの次世代機であるアミュスフィアに対抗する形で、『オーグマー』と呼ばれるウェアラブル・マルチデバイスが発売された。

オーグマーはナーヴギアやアミュスフィアとは違い、フルダイブは一切できないが、拡張現実(AR)を可能な限り広域にした最先端の機器である。
安全性が高く使い勝手も良いため、その人気は爆発的に拡散し、ユーザーを一気に増やしていった。
その人気の切っ掛けは『オーディナル・スケール』と呼ばれるオーグマー専用ARMMORPG。
キリトこと桐ケ谷和人は恋人のアスナや仲間達とこのゲームに参加することになるのだが、当の本人はARよりVRの方が性に合っているとあまり乗り気ではなかった。

そんな中、SAOのボスモンスターが出現するという情報を手に入れたキリトとアスナはクライン率いるギルド「風林火山」と共にこれを撃破することに成功する。
だがこれを機に、SAOのボスに攻撃された人々が記憶喪失になってしまうという謎の怪現象が発生する。
その背後には、自分達の人生を狂わせたSAOによって愛する人を失った者達のとある企みが進行していたのだった…。

仲間やアスナにその手が及んだ時、大切な人達を守る為キリトは立ち上がる!

【主な登場人物】

アスナ達がオーグマーに夢中になる中、VR寄りの彼は当初あまり乗り気ではなかった。
しかしSAOのボスが登場するという情報を聞いて渋々ながらもこれに参戦。
仮想現実とは違って(拡張とはいえ)現実世界での戦いなので、躓いてズッコケるなどの醜態をさらしてしまうものの、何とか対応することが出来た。

その後彼の前に姿を現した『白い少女』の導きによりオーディナル・スケール(以下OS)に何かが隠されていることに気付いた矢先、クラインやアスナが怪我を負い記憶を失ってしまうという異常事態に遭遇する。
以後は二人を傷つけたエイジに追い付くために直葉の指導の下特訓を開始。
やがて彼と戦う事になる中、OSの背後でとある計画が進行されていることを知り、それを止める為に戦う事になる。

ちなみにアスナのために結婚指輪を購入しているが、なかなか渡せない。もどかしいなぁ

ご存じキリトの良き良妻彼女。
キリトとは違ってリズ、シリカと共にOSにはノリ気ではあるものの、VRをプレイをする人が少なくなったことを気に掛けるところもあった。
VRと変わらない剣裁きや指揮でOSでの戦闘に対応するが、中盤においてエイジの罠によりダメージを負い、アインクラッドでの記憶を失ってしまうという事態に陥ってしまう。
しかし最終決戦では「今の自分にできることをやる」という思いで遅れて参戦し、キリト達と戦いに挑む。
そして彼女から授かった『あの技』を……

MORE DEBAN村の住人その1アスナ達とオーグマーやOSについてかなりノリノリに語っていた。
アスナやシリカの精神的な支えとしてお姉さんのようにふるまう。
戦闘は中盤に参加し、メイン盾としてサポートに徹したり、メイスで戦うなどの活躍を見せる。

MORE DEBAN村の住人その2リズ同様OSに嵌っていた。
今作ではリズの手によって、みんなの前で(悶絶しつつも)ユナの歌を熱唱する羽目になる。その時のゆるふわボイスによる歌唱は必聴!
将来はアイドルデビューも間違いない…かもしれない。
中盤の戦闘ではピナに化けたボスモンスターの襲撃によってピンチになり、更にはエイジによってアスナの記憶喪失の(本人は関わっていないが)間接的な原因になってしまう…。
その後は記憶を失いショック状態になったアスナを支えるなど、サポートとして徹する。

SAOで生き残った仲間達と共にギルド「風林火山」を再び結成。
序盤の戦闘では抜群のチームワークを見せて善戦する。
しかし中盤、彼等に恨みを抱くエイジによってギルドは壊滅。クライン自身も腕の骨を折られ記憶喪失になってしまう。
後に最終決戦においてALOのアバターで加勢する。

あまり出番はないものの、ちゃっかりユナのライブチケットを手に入れていたことでクラインから泣きつかれることに。
最終決戦では持ち前の怪力でメンバーを支える。

監督の「直葉は剣道をやっているため、普通に出してしまうと強すぎる」という事から出番はあまり多くない。スタッフェ…OSの服を作っておきながらこの扱い…
剣道部の合宿で島根に向かう事になったが、通信を通して兄の特訓につきあう事に。やはりこの時代になっても島根にパソコンはないらしい
最終決戦では先陣を切ることになるが、その時彼女の谷間から…

中の人のアイデアにより、自らのトラウマを完全に克服しているため喋り方がGGOと同じ話し方になっている。
戦闘では近未来っぽい大型ライフルでキリトの援護を行う。

キリトからの要請を受け独自に調査を行う事に。
その後OSに絡んだ恐ろしい陰謀を知ることになるが、気づいた時には本人でも対応できない状態になっていた。
しかしエンドロール後にて…?

キリトとアスナの娘にして、本作屈指のチートかつMVP。
オーグマーによって気軽に現実世界を楽しめるようになり、みんなと楽しく会話している。
一方で奪われた記憶の追跡やデータのリサーチ、更には最終決戦にてALOやGGOの最強プレイヤー達を収集したり、
SAOサーバーからキリト達の全盛期のセーブデータをサルベージしてパワーアップさせるなどの援護を行うなど、まさしくぶっちぎりのチートキャラとして勝利に貢献した。
ちなみにその時リーファの谷間から出現している。いいぞもっとやれ

  • サクヤ
  • アリシャ・ルー
  • ユージーン
ユイの要請で駆け付けたALOの猛者達。
サクヤとアリシャは魔法で、ユージーンは高速機動による接近戦で応戦する。

  • シウネー/安 施恩(アン・シウン)
  • レコン/長田 慎一
最終決戦にて同じく加勢。
活躍は控えめだが、サポートとしてメンバーを援護する。

  • ダイン
  • 闇風
  • ベヒモス
同じく最終決戦で加勢したGGOのトップランカー達。
重火器による援護でキリト達をサポートする。
ちなみにダインはフカ次郎にぞっこんらしいとか。

【オリジナルキャラクター】

OSのイメージキャラクターで、世界初の《ARアイドル》であるAI。
詳しくは項目で。

OSのランキングにて2位の座に君臨する青年。
詳しくは項目で。

  • 重村 徹大
茅場や須郷達の師匠である『重村ラボ』の塾長にして、東都工業大学・電気電子工学科の教授を務めている人物。

  • 『白い少女』
キリトの前に幾度となく現れては消える謎の少女。その正体は…?


【用語解説】

  • オーグマー
「レクト」に次ぐ大手メーカー「カムラ」が《アミュスフィア》に対抗するようにして発売したAR対応ウェアラブル・マルチデバイス。
フルダイブ機能を廃止した代わりに、AR機能を最大限に広げVRマシンに比べてかなりの小型化が図られている。
形状は耳に掛けるイヤホンマイクのような物になっており、掛けている人は特に気にならないようになっている。
覚醒状態の人間に視覚、聴覚、感覚情報を送ることが可能で、現実世界にいながら仮想現実のような体験が可能である。
《ナーヴギア》などのVR対応マシンとの最大の違いは、やはり現実の身体が動くことであるためか、フィットネスなどの健康管理で利用するユーザーも多い。

  • オーディナル・スケール
本作のサブタイトルにもなっているオーグマー対応のARゲーム。
現実世界をフィールドとして、各所に出現するアイテムなどを収集、モンスター討伐などでプレイヤーにランクを上げていく。
このゲームの最大の特徴はランキング・システムで、プレイヤーのステータスはSAOなどのMMOのように単純なレベル上げなどで得られるものではなく、
順位によってステータスが決定される。つまり、上位にランクインすればそれだけより高ステータスが付与されることとなるので、プレイヤーは積極的に参加することが推奨される。
なお、表示されるのはランキングのみであり、数値パラメータは表示されない。
また順位を上げることによって様々な企業から商品のクーポン券などの特典が配布されるちょっとしたサービスがある。

ちなみに現実世界でプレイするARという関係上生身での身体能力が高ければ高いほど有利になるということであり、劇場版に直葉が殆ど登場しなかったのは「直葉は剣道をやっているため、普通に出してしまうと強すぎる」からで、これは「そんな事をしたら映画が簡単に終わってしまう」という事も意味する。

作中ではSAOのステージ・浮遊城アインクラッド各層のボスが出現するというイベントが展開されている。
以下出現したボス
  • 第10層 カガチ・ザ・サムライロード
  • 第11層 ゼーギ・ザ・フレイムコーラー(フィールドボス)
  • 第11層 ザ・ストームグリフィン
  • 第12層 ザ・ストリクトハーミット
  • 第18層 ザ・ダイアータスク
  • 第35層 ワヒーラ・ザ・ブラックウルフ
  • 第75層 スカルリーパー
  • 第91層 ドルセル・ザ・カオスドレイク
  • 地下ダンジョン ザ・フェイタルサイス
  • 第100層 アン・インカーネイト・オブ・ザ・ラディウス






追記・修正は愛する人を守るためにお願いします。







































ここは…?


ようこそ、ラースへ





←To be countinued,Episode "Project Alicization"…


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ソードアート・オンライン
  • 劇場版
  • OS
  • SAO
  • オーディナル・スケール
  • AR
  • 拡張現実
  • 映画
  • 名作
  • 悲しき復讐劇
  • 死者蘇生
  • A-1_Pictures
  • SAOオールスターズ
  • アニオリ
  • アニメオリジナル
  • オーグマー
  • 伊藤智彦
  • 川原礫
  • スタッフの本気
  • 神作画
  • 挿入歌のクオリティ高め
  • アニメ
  • 森大貴
  • アニプレックス
  • アニメ映画

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月06日 05:49