不運(属性)

登録日:2019/06/18 Tue 23:09:28
更新日:2024/03/14 Thu 23:25:45
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不運(属性)とは、やたらめったら不運なキャラ、及びそうした属性そのものを指す。
「不幸」なのではなく「不運」なのだ。

  • 目次

概要

神様に嫌われているんじゃないの? ってレベルで不運に連続して見舞われるキャラクターは、大抵の作品で一人二人はいるものだ。
この手のキャラクターは不運なりに頑張っている健気な姿が読者から受けるのだろう。
だが受けるから作者が余計不運属性を付加してさらに不運になることも……。

ちなみに、作中で明確に逆因果律操作的な能力で不運を呼び寄せているキャラクターも存在しており、その派生として自分以外の存在に不幸を引き寄せる体質なんていうのもある。

世界一不運な少年(少女) 的な形容が時々されるが、大抵は 現代日本で普通に生きて暮らせて行けている 時点で十分幸運だと思う。
というか世界一不運な奴はもう死んでいるんじゃないだろうか。生き続ける方が不運ともとれるが
単に運が無い者は己の運の無さをわきまえており、ギャンブルや借金はせず地道に生きていける(よくバナナの皮や犬のウンコを踏むというレベル)。
だが、属性 貧乏 貧乏神 が追加されるとたちまち様々な理由で借金まみれになってしまう事が多い。

大抵はギャグ的な属性だが、シリアス系作品の主人公でこの手の属性が付加されていると、 主人公(悲) レベルで悲惨な境遇になることが多い。

ギャグ系とかにいる、好き勝手に暴れるタイプの自由気ままな主人公に振り回される、周囲の「巻き込まれ型」キャラクターもこの範疇かもしれない。

代表的な不運キャラ

◆漫画

自他共に認める「 日本一不幸な中学生 」。ストーリーが進むにつれて「 世界一不幸な中学生 」「 宇宙一不幸な中学生 」と進化(?)していった。
産まれたときから不運であり、口ぐせは「 ついてね〜! 」。
誕生日や身長体重など自身にまつわる数字全てに「4」「2」(死に)がついており、病院に入院する程でもない ギリギリの事故を毎日繰り返している という筋金の不運体質。
もちろん学生生活も不幸の連続であるが、不幸とか以前にかなり要領が悪い側面も見える。
ある日侵略宇宙人の着陸に巻き込まれて 死亡してしまう が、たまたま討伐に来ていた宇宙一ラッキーなヒーローである「ラッキーマン」と合体して生き返り、日本一ついてない中学生と宇宙一ツイてるヒーローの二重生活をおくることとなるのだから世の中わからないが、死んでおしまいになるはずだった不幸な人生が続いて行くと言えなくもない

「頭が悪い」「運動神経が悪い」というのが有名だが実は運も相当に悪い。
母親や教師による最近は価値観がずれつつある教育方針や、ジャイアンやスネ夫を筆頭とする悪ガキによく因縁を付けられるなど。
普段の運が悪ければ悪いほど運が良くなるアイテム「ツキの月」の使用者として 満場一致で選ばれるほど
ただ、父方の祖母の影響や持ち前の強い精神力もあって、彼が成長するに連れてメンタル面は強固になっており、
彼が55歳になるとそれまでの人生経験に基づいたエールを現代ののび太に送るなど、不運さは成長に伴い薄まっているのがうかがえる。
しずかちゃん絡みでラッキースケベだったり、未来からドラえもんが来たりしている時点で世界一のラッキーボーイだと思うが

元々両親が揃って子供を利益のネタや面倒の押し付け先くらいにしか思わないドクズな事に始まり、まともな兄も早くに家を出る等極端な不幸体質だったが、作中序盤でそれをさらに加速する呪いのアイテムまで身に着けてしまった。
ただ、不幸なりに努力家なのでそれなりに自分の不幸とは上手く付き合っている方である。

日本の漫画における主人公(悲)の代表格
生まれた瞬間から現在に至るまでその人生はほぼ苦難一色。

一見ごく普通の女の子だが、実際は超絶不幸体質。
また、 近くにいるだけで周囲の人間に死亡フラグが立つ という非常に危険な性質を持ち、最強の超能力者である本作の主人公・斉木楠雄ですら警戒するレベル。

主人公でありながらも常に一緒にいるのが「超守銭奴」「鼻水おデブ」という濃い連中なお陰で微妙に影が薄い彼の個性の一つが不幸体質。
この時点で既に不幸…
所属委員も後述の不幸体質持ちばかりが集まる保健委員である。

  • 善法寺伊作(落第忍者乱太郎/忍たま乱太郎)
本人は至って善良かつ努力家の保健委員長だが、それを全て無にするレベルの不運体質
しかも近くにいる人間まで不幸に巻き込んでいくので非常にタチが悪い。
そのせいで、保健委員会は「不運委員会」とすら揶揄されている。

とことん家族や友人が犯人か被害者になり、プロダクションにも恵まれないアイドル。
その上20年後では子持ちのシングルマザーになっているが、その息子の父親がかつての想い人の推理アレルギーの原因の可能性が高い。

作品設定からして負の業を持つ少年少女(アニメ版では少女のみ)が集められたクラスを舞台にしているが、杏のそれは常軌を逸した不運体質である。
その不運ぶりや、自販機で目当ての商品が買えないわ道を歩くだけで近くの枝やらが落下するわと枚挙にいとまがない。
しかし本人はいつも朗らかで前向きで、自分が不運であるという自覚が無いほどの良かった探しの名手。
不運=不幸ではないのだ。

「貴方の親愛なる隣人」を自称するアメコミを代表するスーパーヒーローで、口の軽いコミカルなキャラクターで知られているが、
本人は“パーカー・ラック”と揶揄される程の不運体質で、そのせいで簡単に解決できる事件でも、何故だか面倒な事態を呼び込むのがお決まりのパターンとなっている。
一方では、笑えない意味でも不幸体質で、ヒーローとして覚醒するきっかけが父親替わりの叔父の死だったり、生まれてきた子供が死産だったり、悪魔との取引と会社の都合で最愛のMJとの結婚生活が無かったことにされた。

作品のヒロインであり、この世界の神によって異能力を与えられた「否定者」のひとり。
その不運-UNLUCK-は素肌で触れた相手に不幸を齎すというもの。
彼女自身が不運というより、他人に不運を押し付けるという異類の不運持ちである。
しかしこの能力は相手への好感度や接触時間等で効果が変動するもので、
自覚なく能力に覚醒させられた時は海外出張に向かう最愛の両親をハグで見送った事により、
目の前で二人の乗った飛行機が爆発炎上し両親を含む270人が死亡するという最悪の不運を招いてしまった。
大切な人を否定能力のせいで死なせているのは否定者にはよくあることである。何なら万単位の死者を出した者すら居る
この不運体質故にアンディと出会うまでは髪すら切れず引きこもっていたという「不運」にして「不幸」な少女なのである。

DIOの息子の一人で、プッチ神父空条徐倫に差し向けた三人目の刺客。
突然空から降ってきた野球のスパイクシューズを拾ったら「それを寄贈された障害者から盗んだ」と決めつけられて更生施設にブチ込まれる、
転んで手を付いた先に何故かナイフがあって手を突き刺し負傷する、立ちションしてたらその地面から白骨死体が出てくる…etc
と、中途半端に覚醒していたスタンド能力の影響もあるがその人生は理不尽な不幸の連続で、そのため誰よりも幸せになってやるという向上願望が非常に強い。
あまりに不幸な人生を送ってきたためか単行本のプロフィールでも「本当に幸せになってほしいものである」と書かれるほど。


◆小説

インデックスの推察によると「あらゆる異能を無効化する右手のせいで神様の寵愛とか赤い糸とかまで全部無効化しているんじゃないの?」と言われるぐらいの不運。
どのくらい不運かと言うと週1か週2くらいのペース・約5か月の間に文庫本約40巻分以上の密度の事件に巻き込まれ、その度に死にかけている。まあ長編作品の主人公にはしばしばあることだが……
また父の証言によると「幼い頃は不幸体質を通り越して周りから疫病神扱いされていた」という。
ただし女性関係だけはむしろ相当なハーレム体質

項目冒頭で「世界一不運な奴はもう死んでるはず」と突っ込まれているが、スバルの場合は死ぬ。
それも毎回かなり情け容赦ない死に方をする。
しかし彼の持つ「死に戻り」の力によって時間が巻き戻り、そして再び死ぬ。以下ループ
つまり冒頭の「世界一不運な奴はもう死んでるはず」「逆に生き続ける方が不運なのかも」をダブルでやってのけている。
美味しい思いをすることが多い異世界ものの主人公だが、彼の場合はもし異世界に来なかった場合は平凡ながらもまあまあ幸せな一生を送ったことが作者によって公言されており、むしろ異世界に来たことで不幸になった。
さらに番外編のIFストーリーでも毎回ひどい目に遭っており、作者曰く「異世界に向いてない」
「神様は本気で俺が嫌いか!俺も嫌いだよ!」


◆アニメ

ガッツと双璧を為すぐらいの不幸体質の主人公。とにかく「何をどう頑張っても報われない」率が異常に高く、
そのあんまりにもあんまりな人生はアニメ放送当時アニメ史上、最も不幸な主人公とすら呼ばれた。
一応小説版で救済された。

異能生存体」という「何があろうと確率的にあり得ない事象が起こって生き残る」特異体質。
……え?幸運じゃないかって?実はこの能力 何があっても絶対に死なない というだけなので……

学校行事の際には必ず雨が降ったり、道を歩けばドブに落ちたり、修学旅行も卒業アルバム撮影も風邪で参加できなかったりと、常日頃から様々なアクシデントに見舞われている。
この不幸体質に対してのカウンターとして、
自分が何をやっても不幸なのは神が嫉妬している」=「特別な存在(=堕天使)」
という自分を作ることで、あらゆる不幸を納得させてポジティブに日々を送っている。

行く先々で毎回あり得ないレベルの怪我や事故・病気に遭遇し死にかけるという凄まじい不幸体質。
その一方でそんな危機から何とか生き延び続ける程の悪運と生命力の強さも兼ね備えており、その果てにテレビアニメ版初回では絞首刑から蘇生した


◆ゲーム

黄金都市のお姫さまだが、破滅的な不幸体質。しかも、竜巻やら 隕石 やら天災に巻き込まれるレベルの不運。
後に『シャドウバース』でカード化もされたが、そっちでも不幸体質を再現した微妙なデメリット能力持ちでやたら使いにくかったり、
後に実装された「黄金都市」カードと全くシナジーがなかったりと不遇をかこっていた。

生後6ヶ月の時にマンションの9階から落ちたのを皮切りに、一通りの乗り物には轢かれ、一通りの食べ物には当たり、大体の試験に落第し、殆どの災害を経験し、ジャンケンに勝った事はおろかあいこにすらなったことのないという、不幸体質の女性。
その不幸に他人を巻き込む事もあり、小中高では一貫して「不幸の女神」、警察学校では「堕天使」と呼ばれていた。
作中に登場する時には毎回殺人容疑がかかっているが、成歩堂や御剣の活躍により難を逃れている。

第五次聖杯戦争での槍兵のサーヴァント。
本人は当たると死ぬ必殺の槍に、全体的に高いステータスなど一見するとただの強キャラのように見えるが、本編では不運のせいで中々ひどい目にあっている。幸運Eは伊達ではない。

主人公たちが第四の異聞帯で出会ったセイバーのサーヴァント。
外見はクールな美人さんだが、初登場時に防壁から飛び降りた際足がぬかるみにハマって動けなくなるなど最初から不運な感じがする。
その幸運値は上記のランサーをも下回るまさかの 幸運E-
だがそれにはとある事情があって…

暗夜王国王女エリーゼの部下で、正義のヒーローを自称するアクスファイター
馬車に轢かれるわ沼に落ちるわ雷に打たれるわ飛竜の糞が直撃するわの不運体質。
その性質はステータスにも反映されており、『幸運』の値が初期値・成長率共に壊滅的であり、被必殺のリスクが常につきまとう。
ただしあくまで彼本人が不運なだけであり、偶然が重なって第三者には幸運になってしまう事もある。
なおシリーズの別作品にも同名のキャラがいるが、そちらも幸運が死んでいる使いという妙な共通点がある。

いわゆる「艦船擬人化」系ジャンルのゲームでは、扶桑型戦艦はたいてい「不幸」をクローズアップされたキャラ性になることが多い。
……なのだが、確かに扶桑型は史実において「不遇」ではあったものの、不幸・不運を思わせるエピソードは特にない
そのせいか、『艦これ』では運のパラメータは確かに低いものの、下には下がいる(標準で運10、扶桑姉妹が運5に対して、未完成に終わったグラーフ・ツェッペリンは運4、ロクな戦果も無いまま謎の爆発事故で沈んだ陸奥は運3、たった1発の魚雷で3ヶ月の短い生涯を終えた大鳳に至っては運2)という調整になっている。

『艦これ』では妹の山城が不幸キャラ担当。
強気ではあるもののネガティブで落ち込みやすく、何かと「不幸だわ」と愚痴るダウナーなキャラクターになっている。
なのだが、実際のところ他人に不幸キャラ扱いされるのは嫌っていることから、自虐でしかない模様。各提督の解釈ではどうなってるかはまた別。
ちなみに6周年ボイスでは「不幸…いえ、もう不幸ではないわ!」と変なテンションで笑い始めた。
なお、メンタル面ではむしろ幸運艦の時雨の方がヤバいが。

『アズールレーン』では姉妹の両名とも不運の象徴とされがちな「黒猫」がサブモチーフになっており、設定的にも「モデルとなった扶桑型の不運が影響して不幸になっている」とされる。
特に山城は「そばを通っただけで廊下の花瓶が割れる」「ビーチバレーの流れ弾が直撃」「足がつる」「舞を披露しようとした矢先、ゲリラ豪雨に降られる」など不幸な描写が多め。
しかしキャラクターとしては艦これとは逆に「自身を不幸と知りつつも、それを乗り越えようと努力する」というキャラ付けとなっていて、
扶桑は努力を重ねることで不幸な運命を変えようとしており、山城は敬愛する姉やプレイヤー(殿さま)を支えるため、
そして「自分が幸せになることが、戦艦山城に携わった人たちへの恩返しになるから(要約)」という理由から、ポジティブに振る舞っている。

史実でも姉妹艦の瑞鶴が最期の最期まで目立った戦傷を負わなかったのに対して、
こちらはやたら被弾が多かった事から不幸艦だの被害担当だのと揶揄されていた空母であるが、
本作でも被弾する事が多い傾向を気にしている節が散見される。
特に公式四コマでは、瑞鶴と並んで歩いているのに自分だけ水を被ったり鳥糞が直撃したり、
節分の時に至っては瑞鶴を狙って投げられた豆が突然の強風に煽られ、当たる筈の無い位置に居た翔鶴に命中という貫禄の被害担当っぷりを見せた。
お陰で「運10未満」「際立った不運エピソードがある」のどちらかが参加条件の「不幸茶会」に後者の理由で呼ばれていた。

正確には公式四コマと、おそらくはそれを受けての漫画『止まり木の鎮守府』のオリジナル設定。
一人で出かけると絶対に無事に帰れないというジンクスの持ち主であり、
ちょっとその辺に出掛けただけなのに帰りで突然の暴風雨で吹き飛ばされ森の中で一時間立ち往生したり、コンビニ帰りに無人島で遭難したりしている。
なお、これはサマール沖海戦で被雷し落伍してから一ヶ月に渡って敵の襲撃による被弾と必死の応急修理を繰り返しながらも単独で日本を目指した末、
最終的に只でさえ満身創痍の所を米空母艦載機から魚雷5本・爆弾4発を浴びて道半ば轟沈したという重巡熊野の壮絶な最期に因んだ史実ネタである。

人々を幸せにできるアイドルを目指す“不幸体質”少女。
アイマスシリーズで初にして唯一の事務所の倒産を経験しており、その回数たるや少なくとも3回
ある時には「出勤したら事務所に『倒産しました』と張り紙がしてあるだけだった」というマトモな企業であればあり得ない事態にまで遭遇している。
特筆すべきは、この経験をしたうえで13歳なことだろう。
不幸が日常と隣り合わせすぎて、多少の不運に巻き込まれる程度で済むなら「運が良い」と思ってしまうある意味ポジティブな精神が培われている。
デレステのアイドルトピックス(1コマ劇場)では「お仕事が出来るだけで幸せ… 天気が良いだけで幸せ…」とネガティブが一周して逆にポジティブ化し、平穏無事な日常を涙ながらに感謝する場面も存在するほど。*1
しかし周囲を不幸に巻き込んでいるという自認もあって「私なんかが」「すみません」が口癖の非常に大人しく控えめな性格だが、
どんな目に遭っても、不幸で自分も他人も傷ついたとしてもアイドルを諦めない、という部分もクローズアップされる。
本人は基本的に純粋で前向きなのだが、来歴のせいで「闇を背負う人物」の演技はお手の物で、
光と闇の姿がテーマの演劇では快活な性格の共演者達が闇の姿の演技に戸惑う中、一人だけ「光の姿の方がやりにくい」と思ってしまったりしている。

「死神」を名乗るアイフリード海賊団の副長で、聖隷という種族。
その異名は伊達ではなく、敵地に潜入すれば「たまたま」魔物が溢れ、釣りをすれば怪物を釣り上げ、肝心な時にいつも武器がぶっ壊れたりするために素手(術も併用)の戦闘スタイルを選んだほどである(ゲーム中ではブレスレットを装備)。
これは聖隷が持つ加護の力によるもので、アイゼンの加護は「厳しくも適切な試練に恵まれる」こと。一応死ぬ気で頑張れば死なず、むしろ成長できるはずなので、ただのデメリットでもない。
事実、災難を乗り越え続けた彼らアイフリード海賊団は強者揃いの一団となっており、アイゼンも己の不運に立ち向かう生き方を良しとしている。ただし妹だけは危ない目に遭わせたくないため離別している。
彼の不運を象徴するのが癖のコイントスで、何回繰り返そうとも裏しか出ない。たとえ両面が表のコインを振ろうが、カラスにコインを攫われ、グリフォンにコインを攫われ、最終的にはなぜかコインが爆発するという徹底ぶりである。

  • ラスベガス(ミストトレインガールズ)
ラスベガス地方をモチーフにしたトレインナイト。
カジノのディーラーをやっているが、その理由が幼い頃に孤児になりそのまま人買いに攫われて売られたからである、
それだけでも壮絶だというのに、幼い頃仲の良かった友達が宇宙人になって自分のことを忘れてしまったり、そこでえげつない扱いを受けたりとずっと悲惨である。
現在はトレインナイトとなり、油断すればすぐさま死んでしまうモンスターと戦いの生活だが、それでもかつてよりマシらしい。
こうなってしまった理由はかつて大事故に巻き込まれたが運良く生き残り、それで幸運を使い切ってしまったからとか。
作中のストーリーでは馬車に轢かれて死亡したパラレルワールドもある。どんなけ…。
ただ、ステータス的に幸運は言うほど低くなかったりする。
それとカジノコンテンツが色々ストレスの貯まる仕様なのでプレイヤーからやっかみを受けやすいのも不幸と言えるか。

自身を含む周囲の人間が不幸になる能力という厄介極まりない存在。さらにここに貧乏神属性も付与されている。
他人を不幸にすると彼女自身に負のオーラが蓄積され、キレた途端そのオーラを周囲に撒き散らすスーパー貧乏神と化すハタ迷惑なフォームチェンジも兼ね備えているのがタチ悪い。
妹の女苑と違い能力の制御が効かない為に異変解決後の引き取り手が見つからず、数少ない引き取り手もこれ以上不幸にもならなければ貧乏にもならない人物、もしくは想像を絶する程の幸運を持ちこれでもなかなか不幸にならない人物と非常に両極端。

4から登場した女性デュエリスト。元は都市部のシティの住人だったが、家が火事になったり偶々事件現場に居合わせてトラブルに巻き込まれたりしたせいで、スラム街のサテライトに流れ着いてしまった。
不運体質のせいで自暴自棄でネガティブな発言が多いが、それでも彼女なりに不運な人生でも生きようと頑張っている。

ご存じシリーズ皆勤賞の闇の変態魔導師。
伝説の言い間違えから現在に至るまで変態扱い、シリーズ初のプレイアブルとなったぷよぷよSUNではEDでサタンに瞬獄殺を食らい、
その後も宝箱の中でひもじく震えていたり、自分のポカが原因で魔力をスッカラカンにされた挙句変なダンジョンを作られたり、と
不運というよりは殆ど自業自得であることが多いのだが、シリアスなバックボーンとイケメン属性とは裏腹に作中では大体ひどい目に合う。
洞窟を根城にしていることもあるため、ホームレス=貧乏属性がファンの間についたり、ゲーム内パラメータでは運の値が極端に低かったりと
ファンとスタッフの悪ノリが半ば公式化してしまっているのが一番の不運だろうか。

  • 赤木柄はこ(しんけん!!)
真剣少女の一人。公式で「やることなすこと全て裏目に出る不運の持ち主」と紹介されている。
モチーフとなった赤木柄の短刀にまつわる史実のエピソード「曾我兄弟の仇討ち」にて、工藤祐経が曾我五郎時致に託した短刀で仇討ちにあって殺されてしまった事が
「何もかも裏目に出てしまう不幸キャラ」の土台になったと思われる。
ゲーム内の台詞でも「転んでストッキングが破ける」「自分が不在の時にみんなでケーキを食べていた」「鳥の糞が降ってくる」という不運に何度も見舞われているようである。*2
そんな彼女だが、半ばイレギュラー的なポジションにいる神剣少女「羽々斬あめの」「御魂ふつ」を除けばなぜか「運」のステータスがトップクラスに高い。







◆実写・特撮

毎度毎度敵組織が起こした事件に巻き込まれて対処する事を余儀なくされ、愚痴を言いながら渋々立ち向かう刑事。
キャッチコピーや劇中でも「世界一ツイてない男」「居るべきでない時に居るべきでない場所に居る男」「いつも相応しくない時に相応しくない場所に居た男」などと称されている。
更に第5作『ラストデイ』のキャチコピー「運の悪さは、遺伝する。」の通り、彼の息子も中々の不幸体質。
というか『3』以外のシリーズ全作で妻や子供も事件に巻き込まれているため、彼に限らずマクレーン一家自体が相当な不運の家系である。
ただし敵組織側も3作目以外はマクレーンを巻き込もうとして巻き込んだわけではなく、
最終的には漏れなくマクレーンに壊滅させられているのでぶっちゃけ彼に出くわした敵組織側も相当ついてない。

第27話「風水占いの罠」にて、ジャリュウ一族の邪悪竜ターロンが用いたプレシャス「風水羅盤・竜眼」によって風水を弄られ、
凶悪なまでに不運に見舞われる体質にされてしまった。これに抗うための対抗策がまたスーパー戦隊シリーズ屈指のカオスと評判。
げに恐ろしきは、このエピソードが海外版『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』でもほぼそのままに再現されてしまった事だろう。

異様なまでの不運体質の持ち主で、
自転車で走っていれば色々な事象が積み重なって木の上に(!?)引っかかり、
再び走り出せば割れたばかりのビンの破片でタイヤがパンクを起こし、
よろけて転倒したところへ不良連中に目をつけられて財布を取られ、
直後にちょうど足元にあった空き缶をゴミ箱へ投げたら跳ね返って不良へ飛んでいき、
喧嘩を売ったと勘違いされてボコボコにされる(←ここまで1話序盤の出来事)。
しかしこのような出来事が日常茶飯事なので、メンタル面は異常に鍛えられており、上記のような目に遭っても「今日はそんなにひどくないな」と嘯くほど。

未来からやってきた良太郎の孫。
祖父譲りの不運体質を持つ……のだが、普段は相棒イマジンのテディが物理的に降りかかる不運を防いでいるため、その影響をモロに受けることはほぼない。
しかしテディが不在になってしまうと……お察しである。


◆実在の不幸体質持ちの人

  • トマーシュ・ベルディヒ
現役の男子プロテニス選手。
チェコが生んだスーパースターで当然優れた体格と上背の持ち主で、無論世界的な知名度と高い収入を得ているうえに、
顔もよろしく奥さんも美人(モデルをしており、アスリートの美人妻の代名詞的存在)と良いこと尽くめな御仁。
だが空気。とにかく存在感がなく全く目立たない。出川哲朗風に表現すれば「持ってる男」なのに「持ってない男」。
その空気っぷりと伝説は多いが、彼が凄いのはマスメディアやボールボーイ、大会運営側などにも見逃されてしまうところ。
日本のネットの一部でネタにしてるレベルを超えている魔障の空気なのかもしれない。

  • ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン
ついてないカタヤイネン という身も蓋も無い二つ名が全てを物語る、継続戦争で活躍したフィンランド空軍のパイロット。
出撃回数約200回、撃墜数35機、マンネルヘイム十字勲章*3受章と、戦績は文句なしのエースパイロットなのだが、
「事故で機体が破損・大破する」「被弾・事故で大怪我する」といった事態に 何度も何度も遭遇 し、
同僚から「ついてないカタヤイネン」のあだ名で呼ばれるに至った。
フィンランド軍が物資窮乏に喘ぐ中であまりに飛行機を破損させるため、 エースパイロットにも関わらず倉庫の掃除係をさせられていた 時期すらある。
一方で、普通なら死んでいる様な大事故に繰り返し見舞われながらも尽く生還したため「とてもついているカタヤイネン」とも呼ばれたという。
なお彼は 事故で気化した燃料を着陸寸前に吸い込んでしまったことで意識を失い、時速500kmで滑走路に突っ込む 事故を起こした際の負傷で入院、
そのまま終戦を迎えたため継続戦争を生き抜き、そのまま77歳まで生きた。

ちなみに彼を下敷きにしているWWシリーズのキャラクターニッカ・エドワーディン・カタヤイネンも、
元ネタの人物とキャラの人間性にほとんど関係がない事が多い同作にあって珍しく彼同様に不運体質(かつ負傷しても即全快する)キャラになっている。





ちなみに君はロッテの『運の王様』を知っているだろうか?知っていたらコロコロよりボンボン派。第3弾は大変だった。


追記・修正は、 不運 (ハードラック)(ダンス)っちまってからお願いします。

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最終更新:2024年03月14日 23:25

*1 そしてこの1コマ漫画のタイトルは『ポジティブ?ネガティブ?』である

*2 一つ目と二つ目は放置時の台詞、三つ目はキャラ強化時の台詞なので、プレイヤーの匙加減で何度でも不運に見舞わせる事ができてしまう

*3 フィンランド軍で最も有名かつ栄誉ある勲章。かの「無傷の撃墜王」エイノ・イルマリ・ユーティライネンも受賞している