猿飛木ノ葉丸

登録日:2019/06/18 (火) 03:07:29
更新日:2024/03/16 Sat 19:37:02
所要時間:約 9 分で読めます





里の名を授かった猿飛一族の下忍!

姓は猿飛!! 名は木ノ葉丸!!

覚えとけコレェ!!


猿飛(さるとび)木ノ葉丸は漫画『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。


◆もくじ


◆プロフィール

所属:木ノ葉隠れ
誕生日:12月30日
血液型:B型
年齢:9歳→13歳
身長:130cm→141cm
体重:29kg→36kg
好きな食べ物:ラーメン、チョコバナナ
嫌いな食べ物:たまねぎ
性格:せっかち、負けず嫌い
戦ってみたい相手:猿飛ヒルゼンうずまきナルト
CV:大谷育江、小池亜希子(一時代役)、高橋英則(青年期)

◆概要

木ノ葉隠れの里に所属する忍者
エビス率いるエビス班の班員でチームメイトは伊勢ウドンと風祭モエギ。
主人公のうずまきナルトを「兄ちゃん」と呼んで慕っており、ナルトとは実の兄弟のように仲が良い。

地面に引きずるほどの長い浅葱色のマフラーとゴーグルが特徴。
このゴーグルはナルトを真似て身に着け始めたもので、下忍になってからは額あてに代わっている。

「猿飛」の姓を持つとおり木ノ葉隠れの里の名門である猿飛一族の出身で、三代目火影こと猿飛ヒルゼンは彼の祖父。
第十班の担当上忍である猿飛アスマは叔父で、アスマの忘れ形見である猿飛ミライは従妹。
両親は未登場ではあるが、ミツキによると共に暗部に所属している模様。

当初は忍者学校(アカデミー)の生徒だったが、第二部では下忍になっており、エビスを担当上忍とするエビス班に配属されている。
続編の『BORUTO‐ボルト‐』では上忍に昇格。
ナルトの息子のうずまきボルトが所属する第七班の班長を務めている。

口癖は「~コレ」。

◆人物

せっかちで負けず嫌いな性格。
名付け親は祖父のヒルゼンで、木ノ葉の里の名前にあやかって「木ノ葉丸」と名付けられた。
しかし里で聞きなれた名前にもかかわらず、誰も名前では呼んでくれず、周囲から「火影の孫」として扱われ、誰も自分自身を一人の人間として対等に見てくれないことに強い不満を持っていた。
当初は自分の存在を認めてもらうためエビスの目を盗み、ヒルゼンに一日二十回以上も奇襲をかけ、火影を倒すことで自分自身を見てもらおうとしていた。
だが、自分を「木ノ葉丸」として対等に見てくれるナルトに出会ったことでナルトを慕うようになり、ナルトの影響で火影になるという目標を立てる。

◆能力

血継限界こそ持たないものの、ヒルゼンの孫だけあって忍者として高い素質を持っている。
若くして螺旋丸影分身の術など高等忍術、難易度Aの術を短期間でマスターしており、第二部では不意打ちとは言え木ノ葉隠れの里に攻め入ったペイン地獄道を単独で撃破した。

◆使用術

下記を見ると分かるが、師となるナルトから教わった術やそれらの派生となる術が多く占めている。
  • おいろけの術
変化の術の派生で裸体の女性に変化しスケベな男に鼻血を吹かせる術。考案者はうずまきナルト
木ノ葉丸は打倒ヒルゼンが目的でナルトにこの術を教わったが、勝利したのかは不明。
習得後はナルトと術の完成度を張り合っている。
OVA及び特別編「ナルトが火影になった日」では従来の変化の術を覚えているのが確認できる。

残像を作り出すだけの分身の術と違い、自分の「実体」を作り出す術。
考案者は二代目火影こと千手扉間

  • おいろけ・女の子どうしの術
木ノ葉丸が考案した影分身の術との併用。
別の姿をした美女二人に変化し、抱き合う姿を見せる術。
彼が影分身を完全に覚えた直後に、ナルトと再会した際に披露した。
それまでと違うのは女性の姿にバリエーションを付けている点で、ナルトを感激させていた。

  • おいろけ・男の子どうしの術
上記の美男子バージョン。女性に対して効果あり。
木ノ葉丸が上記の「女の子どうしの術」使用後に、サスケサイに変化して使用し、サクラを魅了した。
ただしこの術のコンセプト故かナルトは「キショイ」と酷評を下している。
なおアニメでは何故かカットされた。

掌で圧縮・乱回転させたチャクラの塊を対象に叩き込む超高等忍術。考案者は四代目火影こと波風ミナト
木ノ葉丸はナルトにこの術を教わり、後にナルトの息子であるうずまきボルトにこの術を伝授した。
技の継承順番としては「波風ミナト」→「自来也」→「うずまきナルト」→「木ノ葉丸」→「うずまきボルト」ということになる。
ちなみに『BORUTO』では彼もナルトと同様*1に風遁・螺旋丸として術を繰り出している。

ナルトから受け継いだ巻物から呼び出される妙木山のガマと、祖父の相棒だった猿魔の孫の猿羅と契約を交わしている。

  • 火遁・灰積焼
叔父・アスマの術。周囲にチャクラで変質させた火薬を吹き散らし、予め奥歯に仕込んでおいた火打石で着火。
火薬の舞うエリアを大爆発に巻き込む。

  • 手裏剣影分身
祖父・ヒルゼンの術。投げつけた手裏剣を影分身させて強襲をかける。
似たような事はナルトもやっているが、ナルトは「自身の影分身をさらに変化させる」
という2段階を踏んでいるため、ナルト以外にはまずできないチャクラ消費になる悪燃費技。
対してこちらは物体を直に影分身させているため、チャクラ消費は少ないが極めて高等な術になる。

  • 封印術・三方封印
影分身二人と本人で三角形の結界を作り出し敵を封印する。
ナルティメットヒーロー3、ナルティメットアクセルのオリジナル忍術でゲームでは三代目火影こと猿飛ヒルゼンが使用。
後にアニメ『BORUTO』で木ノ葉丸も使用した。

◆作中の活躍

第一部

初登場は第二話と主要登場人物であるはたけカカシうちはサスケよりも古い。
ナルトと出会った際、勝手にこけたのをナルトのせいにしたことで怒りを買うが、どうせまた火影の孫として自分を扱われると思っていたため、「殴れるもんなら殴ってみろ」と言ったところ、「んなの知るかってばよ」と本当に殴られる。

初めて火影の孫としてではなく自分と接したナルトに興味を持ち、ヒルゼンを倒したお色気の術を教わるため、ナルトを親分と呼んで師事する。
お色気の術はマスターするが、火影という名前を奪うのに近道などないことをナルトに諭され、子分をやめてライバル宣言する。
このとき初めて木の葉丸という名前を呼ばれ、いずれ火影の名を懸けて戦うことを約束する。

第二部

第二部では下忍になり、簡単な任務をこなすようになっているが、任務にケチをつけるなどナルトそっくりな面があり、綱手からは二代目ナルトと評されている。

ペイン襲来時には非戦闘員の避難誘導の任務を受け、里中を走り回って逃げ遅れた人がいないかどうか探していた。
…が、途中で地獄道が木の葉の忍を能力で尋問にかけて魂を抜き取っている場面に遭遇。
遭遇した時点では木の葉丸は建物の陰にいてあちらからは気づかれていなかったものの、逃げようとした際に物音を立ててしまう。
気づかれたかと思われた刹那、エビス先生が登場して木の葉丸の足音をごまかしたおかげで気づかれずに済むが、
エビス先生が地獄道と戦う羽目になる。

もちろんエビスが登場したのは偶然ではなく木の葉丸を逃がすためであり、木の葉丸自身もそれを察していた。
そして一度はその場から逃げようとするも、すんでの所で思いとどまり、
地獄道に追い詰められていたエビスを逆に助ける形で地獄道の目の前に姿を現す。

「何故逃げなかったのですか木の葉丸君!」

「ナルトの兄ちゃんと火影の名をかけていつか勝負するって・・・約束したんだ!」
「だからオレは逃げ道なんか選ばねェ!!」
そんな道の先にナルト兄ちゃんはいねーから!!!


そうして勇気を奮い立たせ、木の葉の忍として単独で地獄道と相対する。
忍者としての地力に圧倒的な差があるため、ほどなくして追い詰められ捉えられて地獄道の能力による尋問にかけられてしまうが、
地獄道が捕まえたと思っていた木の葉丸は影分身であり、完全な隙を晒した地獄道の背後から螺旋丸が直撃。
そのまま壁に叩きつけられ、実戦未経験の下忍が単独でペイン六道の1体を撃破するという大金星を挙げた。

アニメオリジナルエピソードでは第四次忍界大戦直前に行われた中忍選抜試験で、ナルトと戦うエピソードがある。
対戦相手がナルトということもあり、観客からは「負けたらさっさと引っ込め」とすら言われるほど期待されていなかったが、不屈の闘志や祖父や叔父が得意としていた術を披露することで次第に観客からも応援されるようになり最後にはナルトに拳を当てることに成功する。
結果はナルトが使用を禁止されていた仙術を使ってしまったことで反則負けとなり、中忍に昇格した。

大戦終結後の最終回では叔父のアスマに似た青年へと成長し、上忍に昇格している。
七代目火影に就任したナルトの側近として働く傍ら、ナルトの息子であるうずまきボルトのお目付け役もしており、ボルトとはかつてのナルトとうみのイルカのような間柄。
かつてのヤンチャぶりは鳴りを潜めており、顔岩に悪戯をするボルトに憤慨している。

BORUTO‐ボルト‐

第七班の班長としてうずまきボルトうちはサラダ、ミツキを担当。
上忍と呼ぶに相応しい程の成長を遂げており、忍者学校(アカデミー)でも憧れの存在となっている。

その一方、仕事部屋は散らかり放題で頻繁にミライに怒られているらしい。
また酒癖が悪く、ハナビと一緒に飲酒して酔いが回りグチグチと「過保護で悪いか!」と愚痴を漏らしていた。

中忍選抜試験の際にボルトから螺旋丸の指導を頼まれ伝授した。
その際「くぅ~!この俺が師としてこの術をご子息に伝授することになるとは!四代目!七代目!この大役しかと仰せつかりますぞコレ!」と感激していた。

アニメ版ではサラダが中忍に昇格した後、担当を外れている。

◆主な人間関係

周りから「火影の孫」として見られることに反発を覚えていたが、ナルトとの対話以降は普通に祖父として慕っている。
ヒルゼンも忍者学校(アカデミー)の生徒達に自分の大切な人間を聞かれた際に「そこに居る孫の木ノ葉丸と、この里全ての者たちじゃ」と答えており、木ノ葉丸を格別大切に思っていた模様。

アスマの葬儀の際、木ノ葉丸は「アスマ叔父ちゃん…」と泣き顔を見せている。
木ノ葉丸はアスマの事を「アスマ叔父ちゃん」と呼んでいるのでアスマは木ノ葉丸の父または母の弟。

  • 猿飛ミライ
従妹。
共に七代目火影に就任したナルトの側近として働いている関係からよく顔を合わせており、ミライからは年の離れた兄のように慕われている。

初めて火影の孫としてではなく「猿飛木ノ葉丸」として扱われたことでナルトを「兄ちゃん」と慕うようになる。
ナルトも木ノ葉丸を弟分として可愛がっており『お色気の術』を伝授したのをはじめ、螺旋丸や影分身の術などを伝授している。
ちなみに彼らが大人になった時は「ナルト兄ちゃん」と呼ぶことが少なくなり「七代目」と呼ぶ事が多くなっている。

  • エビス
木ノ葉丸の家庭教師兼お目付け役。
多くの火影候補生たちを育ててきたエリート家庭教師で、当初は何度も木ノ葉丸に授業から抜け出るスキを作ってしまったりナルトのハーレムの術で鼻血ブーしてしまったりとマヌケな面が目立っていた。
ナルトにハーレムの術で敗れて以降は、ムッツリスケベ呼ばわりされるようになってしまうが、その実力はカカシからも認められておりナルトの修行を任されたこともある。
第二部では下忍となった木ノ葉丸・ウドン・モエギの三人を受け持つエビス班の担当上忍となっている。

  • 伊勢ウドン
エビス班のチームメイト。
木ノ葉丸とは忍者学校(アカデミー)時代からの幼馴染。
続編の『BORUTO‐ボルト‐』では上忍に昇格しており、第五班の班長としてメタル・リー、雷門デンキ、結乃イワベエを担当している。

  • 風祭モエギ
エビス班のチームメイト。
木ノ葉丸とは忍者学校(アカデミー)時代からの幼馴染で、成人後も木ノ葉丸を「木ノ葉丸ちゃん」と呼んでいる。
続編の『BORUTO‐ボルト‐』では上忍に昇格しており、第十班の班長として奈良シカダイ、山中いのじん、秋道チョウチョウを担当している。

木ノ葉丸が率いる第七班の班員。
ボルトとは長い付き合いらしくプライベートでは「木ノ葉丸の兄ちゃん」と呼ばれ慕われている。

  • うちはサラダ
木ノ葉丸が率いる第七班の紅一点。

  • ミツキ
木ノ葉丸が率いる第七班の班員。
祖父の仇である大蛇丸の息子。
ナルトの意向で当初は大蛇丸との親子関係を知らされていなかったため、後に彼の素性を知ったときは複雑な思いを抱いたものの、現在は良好な関係を築いている。

  • ムギノ
同期。元は他国で生まれた戦災孤児だったが、生前のヒルゼンへの恩義に報いるため木ノ葉の忍になり、彼の忘れ形見である木ノ葉丸を友人として見守ってきた。
ただし、木ノ葉丸には気恥ずかしさや自分の過去の罪ゆえに打ち明けられないまま「殻」に関する調査任務中に殉職。飼っていた亀は木ノ葉丸に引き取られた。


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最終更新:2024年03月16日 19:37

*1 ナルトのように生まれつき風の性質を持っていたのか、もしくは修行で後天的に身に着けたかは不明。