E-HERO

登録日:2019/06/15 (土) 22:51:22
更新日:2019/07/03 Wed 08:20:33
所要時間:約 10 分で読めます




我が名は―――『覇王』 この世界を支配する者

【概要】

E-HERO(イービルヒーロー)とは遊戯王オフィシャルカードゲームに存在するカード群。
アニメでは遊戯王GXで登場し、覇王十代こと心の闇に捕らわれた遊城十代が使用。
漫画版では未登場。

これまでに登場したE・HEROD-HEROと比べると、イービルの名の通り邪悪な外見をしておりとてもヒーローには見えない。
カード名も日本語訳すると「悪意ある刃」「地獄の狙撃手」などやっぱりヒーローとは思えない。
というより完全にヒーローが倒すべき悪役そのものである。

E・HEROとの違いは「・」が「-」であることだけのため初見ではかなりややこしい。
「-」で区切られているのはDとE(イービル)だけと覚えておくといいかもしれない。

闇堕ちしたE・HEROらしく元がE・HEROと思われるものがいるが、元がいないオリジナルの物も混在している。


【アニメにおいて】

上述の通り覇王十代が使用。
ジムとオブライエンでのデュエルで使用した。
尚、登場回数は話数にして8回のため強烈なインパクトを残した割には登場期間は短かったりする。
十代が覇王から元に戻った後は使用していない。


【OCGにおいて】

闇堕ちHEROだが、闇属性に偏っている訳ではなく属性はE・HERO同様ばらけている。
ただ現状、水と風はいない。
そして全てが悪魔族となっている。この辺がイービル要素だろう。
E・HEROと比較すると属性は全て闇属性だが、種族は全て戦士族*1という点は同じというD-HEROとはある意味真逆の存在。
メインデッキに入るモンスターは一貫して融合へ繋ぐために徹しているという訳でもなく、効果にあまり統一感がない。
ただし融合しなければ弱いデザインに作られていたE・HEROと比べると、単体で出張できる程度にはモンスターとしてのスペックは高めにされている。
そのためややスタンドプレー気味。

融合体はダーク・フュージョンでしか融合できないという縛りがある。
その為、アニメの様に超融合使って融合は出来ず残念がられていた。
この縛りは特定のカードを使えば潜り抜けて融合することができる。
融合手段が限られている代わりにE・HEROが元になっている融合体は、その元になったE・HERO融合体の上位互換と言える性能になっているものもある。
E・HEROが元になっている融合体は元になったE・HEROと全く同じ素材縛りだが、元となったE・HEROがいない融合体は時代を考えると融合指定が緩め。

上述の通りイマイチ纏まりがないのには事情があり意外にもE-HEROを名指しで指定するカードが登場から12年間存在せず、E-HEROというカテゴリ自体が長い間存在しなかった。
アニメでは3番目に登場したHEROだがOCGにおけるカテゴリ化は漫画版で後から登場したM・HEROV・HEROに先を越されている。

アニメでの登場期間が短く漫画版でも未登場と言う事もあり初収録の「GLADIATOR'S ASSAULT(GLAS)」から「デュエリストパック-十代編3-(DP07)」で追加カードが出てから、再録を除けば完全に途絶えてしまっていた。
9期の過去のアニメテーマを強化する流れでも強化されず、HERO強化で間接的に強化はされていたが長い間放置されていた。
しかし、10期後半で悪役デュエリストが題材と思われる「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-(DP17)」においてGXの枠に覇王十代が選ばれ、初のOCGオリジナルカードを引っ提げて久々の登場を果たした。
この時にようやくE-HEROというカテゴリが誕生することになる。
これまで苦しめられていた融合手段が限られているのにも関わらず専用融合のサーチ手段の乏しさが大幅に改善されたのを初めとして、大幅な強化を受けた。

当然ではあるが完全に悪役っぽくてもHEROであるため豊富なHEROサポートを受けられるので、サポートの幅は広い。
サーチはエアーマン、墓地肥しはヴァイオンで可能。
DP17現在でエアーマンとシャドー・ミストは、効果でサーチ可能なアダスター・ゴールドが現状存在する魔法を全てサーチできるため、事実上エアーマン(シャドー・ミスト)は全てのE-HERO関連カードをサーチできると言ってもいい。


【メインデッキに入るモンスター】

とても種類が少ない。10期で強化される前は3種類しかいなかった。
覇王十代の登場期間の短さもあるが、融合体の半分ぐらいが素材にE・HEROのみを指定していることも原因と思われる。
その少なさゆえかDP17においては過去の3種類全て再録され、全員集合している。
しかし単体性能は高めで、汎用性もそれなりにあるため出張も可能な少数精鋭な集団である。

ちなみにこの中で融合体で名指しで指定されているのはマリシャス・エッジのみである。

E-HERO マリシャス・エッジ
効果モンスター
星7/地属性/悪魔族/攻2600/守1800
相手フィールドにモンスターが存在する場合、
このカードはモンスター1体をリリースして表側表示でアドバンス召喚できる。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

GLASで初登場。カードナンバー的に言えばパックで初めて登場したE-HERO。
レベル・属性・攻守・貫通持ちと言う点が完全にエッジマンと一致しており効果はかなり意識していると思われる。
しかし外見は全く似ておらず、闇堕ちしたエッジマンという訳ではないようだ。

最上級だがリリースを減らす効果を持っておりその条件が緩い。
リリース1体で出せる2600打点の貫通持ちは当時としては性能が高く、このカードを主軸とした【マリシャス・ビート】というデッキが作られた。
融合素材としてはE-HEROオリジナルの融合体3種全てに対応するため中核を担う存在である。

余談だがWORLD CHAMPIONSHIP 2008のデュエルワールドの最後の混沌の世界にも登場し【マリシャス・ビート】寄りの【ダーク・ガイア】を使用してくる。
単体で強力なカードを積み込んでおり、展開によっては一撃死させられることもある強敵。
対戦終了後にカードを貰えることがあり、その時のセリフが、「お前、これやるぜ!お前の為に用意したんじゃネエ。このカードがお前の元に行きたがったんだ!勘違いするな!」ツンデレその物である。
外見のギャップから放たれるそのインパクトから作中最強のツンデレキャラ認定されている。WCS2008をプレイした人間はマリシャス・エッジが可愛くみえるんだとか。


E-HERO ヘル・ゲイナー
効果モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻1600/守 0
(1):自分メインフェイズ1にフィールドのこのカードを除外し、
自分フィールドの悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
その自分の悪魔族モンスターは、フィールドに表側表示で存在する限り、
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):このカードが(1)の効果を発動するために除外された場合、
2回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードを攻撃表示で特殊召喚する。

こちらもGLASで登場。
E・HEROに似たようなステータスと効果を持ったモンスターがいない。

自身を除外することと引き換えにフィールドの悪魔族モンスター1体に2回攻撃を付加する。
この2回攻撃付加効果は永続的に付加されるものであり、そのターン限定ではない。
遅いとはいえ除外された自身も2ターン後には戻って来るため実質ノーコスト。
当然フィールドに出さないと効果を使えないので召喚権を上手く使い、2回攻撃と相性の良い悪魔族とどうやって並べるかがカギとなる。

アニメでは2回攻撃を付加する効果はこのカードが攻撃宣言をしていないことが効果発動のための条件で、バトルフェイズ中に自身を除外することで発動する効果だった。
実質的にはあまり差異はない。


E-HERO ヘル・ブラット
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):このカードをリリースして「HERO」モンスターがアドバンス召喚したターンのエンドフェイズに発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。

DP07で登場。
ステータスはE・HEROではないが十代が使用したヒーロー・キッズに似ている。
効果はドローと自身の特殊召喚であるためバブルマンに似ている。
しかし外見は全く似ていないためどれほど意識していたかは不明である。

フォトン・スラッシャーでお馴染みの相手の場に依存しない特殊召喚条件を持つが、初めてこの条件で特殊召喚する効果を持っていたのはこいつだったりする。
非常に緩い条件で特殊召喚できるのであらゆるエクストラデッキのモンスターの素材として優秀。類似カードとはHEROサポートで差別化したい。攻撃力も低いので、自身の効果での特殊召喚から地獄の暴走召喚にすぐ繋げることも可能で、そこからランク2のエクシーズモンスターやリンク3のリンクモンスターの素材にしてしまうのもアリかもしれない。
HEROのアドバンス召喚のためにリリースされていればエンドフェイズにドローが出来る。
しかしマリシャス・エッジ以外にあまり相性のいいHEROがいない。

アニメではフィールドからどのような方法で送られてもドロー可能ですぐにドローもすぐ行われるが、ドローしたカードの効果がエンドフェイズまで無効になるものだった。
差異はあるが基本的にはアニメ効果の方が強いと言っていいだろう。


E-HERO アダスター・ゴールド
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻2100/守 800
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
「E-HERO アダスター・ゴールド」以外の「ダーク・フュージョン」のカード名が記されたカード
または「ダーク・フュージョン」1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドに融合モンスターが存在しない場合、このカードは攻撃できない。

DP17で登場。
見た目からしてキャプテン・ゴールドが闇堕ちした姿と思われる。
ステータスは種族以外合致しており「手札から捨ててフィールド魔法をサーチできる」「覇王城(と思われるもの)の上に立っているとイラストの構図がかなり似ている」「フィールドではデメリットアタッカー」とかなり意識されている。

手札から捨てることでノーコスト・ノーデメリットで「ダーク・フュージョン」の名前が記されたカードをサーチできる。
「ダーク・フュージョンの名前が記された」なのでダーク・コーリングも持ってこれる。
これまで専用融合のサーチ手段の乏しさに長い間苦しめられていたE-HEROにとって救世主とも言える存在。
自身がダーク・ガイアとマリシャス・ベインの素材になれることからダーク・コーリングと共に出張も可能。
元ネタ同様フィールドでは2100打点のデメリットアタッカーとなり、融合モンスターがいないと攻撃できないと、かなり厳しい攻撃制限がつく。
とはいえ自壊はしない為、素材として使ったり攻撃表示の壁にすることぐらいにはできる。
というより大抵はサーチ効果がメインになり手札から捨てられ基本的にはフィールドに出てこないので、あまり気にする必要はない。


E-HERO シニスター・ネクロム
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1600/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「E-HERO シニスター・ネクロム」以外の
「E-HERO」モンスター1体を特殊召喚する。

こちらもDP17で登場。
こちらも見た目通りネクロダークマンが闇堕ちした姿と思われる。
種族以外はステータスが合致しており、リリース軽減とデッキリクルートと性質は異なるが、共に墓地で展開を補助する効果を持つ。

起動効果で墓地から除外することでデッキから同名以外のE-HEROをリクルートする効果を持つ。
この手の効果は弱い訳がないので強力な効果だが、E-HEROの種類の少なさからリクルートできるカードは少ない。
アタッカー兼素材のマリシャス・エッジ、2回攻撃付加効果を持つヘル・ゲイナーが有力。
自身が上級なのがやや欠点だが闇属性・悪魔族・HEROとサポートは豊富なので墓地へ送る手段には困らない。
引いてしまってもダーク・フュージョンで融合してしまえば墓地へ落とせる。
性質上ダーク・コーリングとは直接的な相性は良くない。


【融合モンスター】

融合テーマにはそれなりに有る事ではあるが、融合体の方が種類が多い。
E・HEROが元になったものは融合素材全てが名称指定の昔ながらのガチガチなものになっている一方、そうでないものはマリシャス・デビルの片側を除き名称指定ではないので融合の幅が広く、出張が可能。
また、かなり攻撃的で脳筋気味なものが多いのも特徴。
ダーク・フュージョンの効果のみで融合召喚が可能で、コンタクト融合体以外のE・HERO同様正規融合していても墓地蘇生などは不可能。
融合体に「HEROモンスター」で素材を要求している物がなく融合カードも基本的にE-HEROしか融合できないため、E(エレメンタル)やVからエアーマンやヴァイオンなどを出張させる場合に効果使用後に融合素材として転用できないのはちょっとした難点。
ファリスやオネスティ・ネオスなどの上級HEROならマリシャス・ベインの素材にはなる。

E-HERO インフェルノ・ウィング
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2100/守1200
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの攻撃力か守備力の高い方の数値分のダメージを相手ライフに与える。

GLASで登場した、カードナンバー的には初めて登場したE-HERO融合体。
十代の最初のエースフレイム・ウィングマンが闇に堕ちた姿。
ステータス・効果はあらゆる面で非常に似ているが属性は風でなく炎で、同じ融合素材を持つフェニックスガイと同じ。
なお、反転しているからなのかバーストレディの要素が強く出ており、マンやガイと違って女性体である。おっぱいも結構大きい。

フレイム・ウィングマンに貫通を加えバーンダメージを与える効果が強化されたもので上位互換と言える効果。
バーンダメージは攻守の高い方にダメージを与えるため、ステータスが偏ったモンスターに表示形式変更カードを使用すれば大ダメージを狙える。
この際守備表示モンスターを狙う場合に貫通効果が非常に噛み合っている。
かなり攻撃的になっているが、融合して戦闘破壊を狙うには不安がある攻撃力という弱点は元ネタから引き継いでいるため、オネスティ・ネオスや覇王城などでカバーしたい。


E-HERO ライトニング・ゴーレム
融合・効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守1500
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。

こちらもGLASで登場。
サンダー・ジャイアントが闇堕ちした姿。

サンダー・ジャイアント同様モンスターの単体破壊効果を持つ。
レアリティ以外は元ネタの上位互換と言える性能を持っており手札コスト不要、表示形式も不問、攻撃力も関係なく破壊できると安定した活躍が期待できる。


E-HERO ダーク・ガイア
融合・効果モンスター
星8/地属性/悪魔族/攻 ?/守 0
悪魔族モンスター+岩石族モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上に守備表示で存在する
全てのモンスターを表側攻撃表示にできる。
この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。

これもGLASで登場。
初の元ネタとなったE・HEROがいない融合体。
そして唯一HEROを融合素材に要求していないHERO融合体でもある。

融合素材は緩いが悪魔族と岩石族という繋がりが薄い組み合わせを要求される。
悪魔はE-HEROで調達可能だが岩石はE-HEROどころか、HEROに存在しない為エクストラデッキから引っ張るなりして調達しなければならない。
この組み合わせで出せる最高打点は種族変更を行わない前提ならば、絶望神アンチホープ&超電導戦機インペリオン・マグナムの9000打点。
この時に活かされる悪魔族最高打点はアンチホープ唯一の存在意味と言われることもある。
融合素材の揃えやすさを重視するのであれば、名称指定融合サポートに対応した幻魔皇ラビエル&磁石の戦士マグネット・バルキリオンの組み合わせの7500打点が有力。
少し8000打点に届かないがヘル・ゲイナーやオネスティ・ネオスなどでカバーしたい。
脳筋構築にしなくても攻撃力4000打点前後程度なら確保しやすいため、岩石族主体のデッキにアダスター・ゴールドとダーク・コーリングを出張させて打点要員として使う手もある。
岩石にはコアキメイル、悪魔には死霊騎士デスカリバー・ナイト、虚無魔人、威光魔人などメタ性質の強いモンスターがいるためメタビートの奇襲要員としての起用も見込める。

攻撃時に守備モンスターを攻撃表示する効果は裏守備を起こしてもリバース効果は発動しないが、リバース効果ではないリバースした時に発動する効果は普通に発動する。
つまりフォッシル・ダイナ パキケファロやスノーマン・イーターなんか起こしたら死ぬ。

非常に攻撃的なカードだが効果を無効化されたり裏側守備表示にされるとステータスがリセットされ、攻守0の雑魚モンスターと化すためかなり悲惨。
特に見かけることが多いエフェクト・ヴェーラーは非常に危険。
ダーク・フュージョンで融合する、墓穴の指名者で撃ち抜くなど対策は万全にしておきたい。

攻撃を通すまでの工夫は必要になるが通ればワンショットレベルのダメージを叩き出すため【カオスゲート】【デミスガイア】などのワンキルデッキが作られた。
ヴェーラーがない時代でもあったためシングル戦では非常に強く、ジャンプフェスタや遊戯王ONLINEでは猛威を奮った。
遊戯王ONLINEでは禁止カードに指定された。
アニメカードだろうが実績の無いものは容赦なくレアリティダウンor未収録になるDUELIST EDITION Volume 2の再録時に、ウルトラレアへの昇格を果たした実力派。

融合素材が妙な組み合わせになっているのはアニメで超融合で地球巨人 ガイア・プレートを融合素材に使った為と思われる。
しかし、超融合にはダーク・フュージョンでしか融合召喚できない融合モンスターの縛りを無視する効果がないため、再現不可能だった。


E-HERO ワイルド・サイクロン
融合・効果モンスター
星8/地属性/悪魔族/攻1900/守2300
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO ワイルドマン」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動できない。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。

DP07で登場。
ワイルド・ウィングマンが闇堕ちした姿。

戦闘ダメージを与えると相手のセットカードを全て破壊でき、更にこいつが攻撃するときに魔法・罠の発動を封じる。
しかしそれまでには無防備な上に、融合体で戦闘を要求する割には同じ弱点を持つインフェルノ・ウィングより更に攻撃力が低くダメージを通せるかには不安がある。
使うなら同じくサポートを駆使して上手く攻撃を通したい。

ワイルド・ウィングマンと比べると魔法・罠を破壊する効果と言う点は同じなものの性質が大きく異なる。
手札コストを要求する代わりに自他と表裏問わず戦闘も必要がないあちらに対し、こちらはノーコストで複数の破壊を狙えるが戦闘が通らなければ何もできず表には何もできない。
上記の元になったE・HERO融合体がいるものは元より上位互換と言っていい性能だが、こちらは一概に上位下位と言えない立場。


E-HERO ヘル・スナイパー
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2000/守2500
「E・HERO クレイマン」+「E・HERO バーストレディ」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、
自分のスタンバイフェイズ毎に相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
このカードは魔法の効果によっては破壊されない。

DP07で登場。
裁定で世界中を混乱に陥れた邪悪なHEROランパートガンナーが闇落ちした姿。
属性は地からバーストレディの炎になっている。

ある意味ランパートガンナーのリベンジとも言える内容の効果となっており、裁定的な問題もなく1000ダメージ取れる様になっている。
しかし、発動タイミングが自分のスタンバイフェイズと遅く守備表示でなければならない為バーン効果を狙うのであれば実質召喚酔いを起こしたような状態になってしまう。
安心できるほど守備力も高いとは言えず、耐性も魔法に破壊されないだけなので精神操作になどはやられ、モンスター・罠には無力。せいぜいサンボルブラホを回避できる程度。
そのため元ネタ同様「わざわざ融合する程か?」と言われてしまっている。あっちの裁定もアニメ通りになったしね。
下手すると即座にダメージを与えに行けない分、現在は普通にダイレクトアタック可能な元ネタに劣る可能性すらある。

アニメではバーン効果が起動効果であり即座にバーンダメージを与えられた。
つまりOCG版は大きく弱体化している。


E-HERO マリシャス・デビル
融合・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3500/守2100
「E-HERO マリシャス・エッジ」+レベル6以上の悪魔族モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手バトルフェイズの間、相手フィールドの全てのモンスターは、
表側攻撃表示になり、攻撃可能な場合はこのカードを攻撃しなければならない。

DP07で登場したE・HEROに元ネタがない融合体その2。
マリシャス・エッジの進化形態のようなものにも見える。

3500打点というHERO最高の攻撃力を持ち、更に相手のバトルフェイズに強制的に自身に攻撃させる効果を持つ。打点は大体ダーク・ガイアに越されるが
しかしバトルフェイズに入ることは強制していない罠がある。結局の所は攻撃牽制程度。
だが裏を返せば、後述の方法で相手のバトルフェイズ中に融合召喚ができれば、なかなかの奇襲力になり得るだろう。
同じ素材で下記のマリシャス・ベインが出せてしまいこちらはそれより素材指定が厳しいのだが、元々の攻撃力が高い上に安定しておりマリシャス・エッジを融合サポートで使う事が可能であるため差別化は可能。
ダーク・ガイア、マリシャス・ベインと比べると効果無効には比較的強い。


E-HERO マリシャス・ベイン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
「E-HERO」モンスター+レベル5以上のモンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊し、
このカードの攻撃力は破壊したモンスターの数×200アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターでしか攻撃宣言できない。

DP17で登場した現在唯一のOCGオリジナルの融合体であり、E・HEROに元ネタがない融合体その3。
見た目はマリシャス・エッジとヘル・ゲイナーが融合したような姿であり、実際にこの組み合わせでも融合召喚は可能。

打点は上記のデビルより低いものの、融合素材の指定は緩くデビルやダーク・ガイアと素材を共有することも可能。
打点がデビルより低いと言っても3000打点は有り、更に破壊耐性もついているので安定した活躍が見込める。
また、上級主体のデッキではアダスター・ゴールドとダーク・コーリングを差しておくことで簡単に出せる。
1ターン限定なもののダーク・フュージョンで融合すれば対象耐性もつきかなり強固になる。
自身の攻撃力以下の相手モンスターを全て破壊し、破壊した数に応じて打点がアップする効果を持っており切り替えしに向いている。
自身の打点を越えられると壁にしかならないという弱点はあるが、オネスティ・ネオスで強化すれば5500打点となり大抵のモンスターは破壊できるようになる。
あとさり気に打点アップの効果は永続なので、モンスターを破壊していけばいくほど自身の効果の範囲も広がっていくことも覚えているといい。
この後HEROしか攻撃宣言できないデメリットは、出張で使ったりすると足を引っ張る可能性があるので注意が必要。


【魔法カード】

実際の所E-HEROを指定しているのは覇王城1枚のみであり、それ以外はE-HEROを直接サポートしているカードではなかったりする。
どっちかというとE-HEROを融合するダーク・フュージョン関連のカード群。
現状は全てアダスター・ゴールドでサーチ可能で、そのアダスター・ゴールドもHEROなのでエアーマンでサーチ可能で、そのエアーマンもエマージェンシーコールや増援でサーチできるため手札に加えるのは難しくない。

ダーク・フュージョン
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の効果の対象にならない。

GLASで登場。
E-HEROの融合に必要になる融合カードだが、悪魔族の融合体を融合するカードでありE-HERO限定ではない。
ただテーマデッキなら大抵は専用の融合が優先されるため出番は少ない。
結局のところほぼE-HERO専用融合と言っていい。

手札・フィールドから融合素材を調達するので普通の融合同様消耗が激しい。
その代わり1ターン限定だが融合召喚したモンスターに相手の対象に取る効果への耐性がつくため、攻め込むのに向いている。
現在ではリンクモンスターが必要になるが、墓地へ落ちた素材をさらにダーク・コーリングで融合してラッシュをかけることもできる。

アニメでは付加される耐性は「魔法・罠の効果で破壊されない」だった。
OCG版と比べると一長一短。


ダーク・コーリング
通常魔法
(1):自分の手札・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、
「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できるその融合モンスター1体を
「ダーク・フュージョン」による融合召喚扱いとしてEXデッキから融合召喚する。

DP07で登場したE-HEROを融合するカード。
E-HERO融合体のダーク・フュージョンのみで融合できるという縛りを無視することができるカード。
「こちらはダーク・フュージョンの効果のみで特殊召喚できる融合モンスター」と限定されているため完全にE-HERO専用。

E-HERO専用のミラクル・フュージョンに近い墓地融合カード。
ただしあちらと比べるとフィールドと墓地ではなく手札と墓地になっているため、場合によってはうまく融合できないパターンが出てくる点には注意が必要。
逆にサーチなどで持ってきたものをすぐに融合素材に使えるという利点もある。
アダスター・ゴールドとは相性が良く効果でこれをサーチしつつ墓地へ行き、すぐにダーク・ガイアかマリシャス・ベインの融合素材になれる。
消耗を少なく融合できる為、E-HEROは基本的にこのカードを主体に融合して行くことになる。

アニメ版では発動に墓地のダーク・フュージョンを除外する必要がある代わりに悪魔族融合体を融合できた。
アニメ版ならではの利点はあるが、重いためOCG版の方が使い勝手はいい。


覇王城
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分は「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる融合モンスターを
「ダーク・フュージョン」の効果以外でも融合召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分の悪魔族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、
デッキ・EXデッキから「E-HERO」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。

DP17で登場した、初のテキストにE-HEROを指定する魔法カード。
アニメで登場した覇王十代の居城が元ネタと思われる。
「アダスター・ゴールドでサーチ可能」「アダスター・ゴールドのイラストにこれらしきものが登場している」「E-HERO戦闘を支援する効果」「落とすことを想定しているように見えるシニスター・ネクロムを墓地へ送れば攻撃力の上昇値が同じになる」などスカイスクレイパーを意識しているようにも見える。

(1)の効果はダーク・フュージョンでしか融合できないE-HERO融合体を他の融合カードでも融合できるようにするという効果。
10年以上の時を経てついにアニメの再現が可能になり、超融合でダーク・ガイアが出せるようになった。
とはいえE-HERO融合体は超融合要員としてみると指定が微妙に厳しかったりするので、マリシャス・ベインがギリギリ狙える程度であまり実用性は無い。どっちかというと追撃に使うことの方が多そうである。
また今までにできない融合方法が可能になるため色々な組み合わせを探してみるのも面白いかもしれない。
例えば、死魂融合で相手のバトルフェイズ中にマリシャス・デビルを融合召喚することで、マリシャス・デビルの「相手がバトルフェイズに入らなければ効果を発揮しない」という弱点をカバーするという使い方が考えられるか。
(2)の効果はE-HEROを墓地へ送りつつ悪魔族の戦闘支援をする効果。
最有力候補は墓地効果があるシニスター・ネクロムで1000打点上昇させつつリソースを確保できる。
ただ、単純な墓地肥しカードとしてみると戦闘が必要になるため遅さが気になる。
とはいえ、基本的にバニラのE・HEROを素材とする融合E-HEROは攻撃力が低く、攻撃力の高さが肝となるインフェルノ・ウイングなどの戦闘補助になる点はありがたいといえば、ありがたい。


イービル・マインド
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに悪魔族モンスターが存在する場合、
相手の墓地のモンスターの数によって以下の効果から1つを選択して発動できる。
●1体以上:自分はデッキから1枚ドローする。
●4体以上:デッキから「HERO」モンスター1体または
「ダーク・フュージョン」1枚を手札に加える。
●10体以上:デッキから「融合」魔法カードまたは
「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

DP17で登場。
覇王十代が超融合を完成させるための過程が元ネタになっていると思われる。
10体以上で超融合が手に入る。

相手の墓地の数に応じて選べる選択肢が増えるが、どれか1つしか適用できない。
相手の墓地のモンスターの数に依存するので安定しにくいが、最低の1体でも1ドローは出来る。
この効果狙いでデッキ圧縮をするためだけに悪魔族デッキへの出張も検討できる。
4体の効果はダーク・フュージョンかHEROのサーチ、10体以上なら融合かフュージョンをサーチできると有用な効果。
しかし相手依存なこのカードより簡単にサーチできるカードが存在している。
基本的には1ドローをしつつ、場合によってはサーチ効果も使うという程度で考えた方がいいだろう。



追記・修正をせぬアニヲタに興味は無い


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