スターウルフ

登録日:2011/11/03(木) 20:49:05
更新日:2024/02/17 Sat 01:39:38
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スターウルフとは、スターフォックスシリーズに登場する遊撃組織である。
初登場はスターフォックス64
決してかつてのエドモンド・ハミルトンによるスペースオペラ及びそれを原案とする円谷プロ製作の特撮ドラマとは関係ない。


スターフォックスに対抗して結成された、ライラット系における最強の傭兵集団の片割れ。
結成当初はアンドルフ軍の下部組織だったが、軍崩壊後は独自に行動している模様。

英雄的な活躍をするスターフォックスに対し、ならず者の集団であり、ライラット系にて悪名を轟かせる存在である。

一度は没になり、スーパーファミコンミニに収録された幻のゲーム『スターフォックス2』にも登場。


■構成メンバー

ならず者の親玉として名を馳せるスターウルフのリーダー。
根っからの悪党だが度量も広く、彼を慕うゴロツキ共もたくさんいる模様。
当初はピグマに唆されてスターウルフを結成し、彼から利用される存在だった。
フォックスの父、ジェームズとなんらかの因縁があるらしく、息子のフォックスをライバル視している。
ツンデレ
2では正真正銘の悪党で、仲間はおろか自分を雇った主さえ手にかける、後発のピグマをより凶悪なものにしたようなキャラになっているが、ライバルキャラとしての立ち位置も同時に確立していた。
「勘違いするな。助けに来たわけじゃねぇ」

一切の経歴が不明の非情なスナイパーで、カメレオンの姿をしている。
一説には、ライラット系外から来たとも噂されている。
非常にサディスティックな性格で、獲物をたっぷりといたぶってから料理する事を好む。
ウルフとは長い付き合いであり、信頼関係は深い模様。
自分と互角に腕の立つファルコをライバル視している。
2では64以降と大幅に異なり、何を考えているのかわからない謎キャラになっており、「ギギギ!!」「ギエ~ッ!!」と特撮ヒーローの怪人ばりの奇声を上げている。
「坊や、今度はこの新しいオモチャで遊んであげよう」

スターウルフのパイロット兼整備士。
かつてはアンドルフの研究機関に所属しており、スターフォックスの創設時のメンバーである豚。
ベノム調査の際、スターフォックスを裏切り、ジェームズを罠に陥れた張本人。
ウルフを唆してスターウルフを結成し、陰ながら彼を利用していたが、「アサルト」において、面汚しとして追放される。
その後も様々な暗躍を続け、スターフォックスに立ちはだかる。
性格は非常に狡猾で強欲、金に汚く、戦闘では元同僚のペッピーを執拗に狙う。
2では標準語でしゃべる。自己中な所は64版と共通しているが、残忍な性格で後発のレオンとキャラが似ている。
「無駄や、こいつには大金をつぎ込んどるんや!」

アンドルフの甥っ子であるお坊っちゃま。
だからと言って頭が良い訳でもなく、操縦技術もスリッピーとドッコイの七光り。
要するに叔父の威光を傘にしたコネ入隊であるが、彼がいる事による財力のバックアップは計り知れなかった。
しかし、軍崩壊後はピグマ同様にクビとなる。
アサルト、コマンドにおいてはアンドルフ軍残党をまとめて反乱を起こせる辺り、指導者の才能はあったのかもしれない。
アサルト以降は、名字のオイッコニーで呼ばれるようになった。
腕前が今一つのスリッピーなら落とせるとでも思っているのか、戦闘では彼を狙う。
「アンドルフおじさぁぁぁぁん!」

ピグマ、オイッコニー追放の後に入隊した黒豹。
赤いバラをトレードマークとし彼のウルフェンにもバラのマークの意匠が施されている。常にキザな態度を取るナルシストだが、腕前はウルフ、レオンとも渡り合う程。
噂に聞いていたクリスタルの美貌を目にし、彼女にアプローチしている。
コマンドではルートによっては彼女と共になる。
女たらしだが、フォックスの事も認めている辺り、男の友情にも篤いナイスガイ。
「俺の赤いバラを見たヤツはしぬぜ!」  


  • アルジー・バット
スターフォックス2にのみ登場するコウモリ。
後発のピグマとタメを張れるぐらい狡猾で、宇宙一のずる賢さを持ち、相手の弱みに付け込んでくる。
しかし、正面からの戦闘になると小物そのもの。
「アルジーさまのお出ましだー!かってなまねは、させねーぞ!!」

  • クリスタル
スターフォックスコマンドの一部ルートで加入するスターフォックスの紅一点の狐。これ以上危険な仕事をさせたくないとフォックスの意思に反発し、彼を見返すべくウルフたちにコンタクトをとり、加入した。ルート次第ではフォックスと和解し、スターフォックスへ戻るが一部ルートではフォックスとは完全に縁を切り、そのままスターウルフのメンバーになる。
「あきれた!英雄フォックス・マクラウドも地に落ちたわね!」


■使用機体

  • ウルフェン
アーウィンと同じく「超高性能全領域戦闘機」の肩書きを持つ、ライラット系最強の戦闘機。
反重力システムG‐デュフューザーを、可動式で無い代わりに複数装備しており、
最高速度、装甲、攻撃力全てにおいて、カタログスペック的にはアーウィンを凌ぐ機体
(ただし、翼が可動しない分、旋回性能は劣ると言う説もある)。
スターフォックスとは幾度も激しいドッグファイトを繰り返してきた名機である。
アサルト、コマンドでもウルフが乗り続けており、「俺の大事なウルフェン」と発言する辺り、彼からの愛着も強い様子。
64版においては、ローリングシールドを展開した描写は無いが、後の作品では行っており、搭載されてないのではなく、単にしていなかっただけなのかもしれない。
前進翼を採用した姿は、アーウィンとは別の意味でシャープな機体である。
Gデュフューザーシステムが可動しない分、恐らく相当に操縦性はピーキーである。
名前の由来は「人狼」。

  • ウルフェンⅡ
エリア6を越えてベノムへと辿り着いたスターフォックスを迎えた、スターウルフの新たな機体。
レオン曰く「新しい玩具」。
前進翼を三対、計六枚装着した機体で、機体性能だけならアーウィンと互角以上どころか遥かに凌いだ、ライラット系史上最強の戦闘機である。
標準装備されたツインレーザーとローリングシールド、アーウィンによるチャージ弾とボムを無効化するバリアに異様な加速は、エリア6で消耗していたスターフォックスを多いに苦しめ、アンドルフへ到達する最後の壁となった。
アサルト以降では、ウルフ達は以前までのウルフェンに搭乗しており、レストアされなかった辺り、あまり彼らの愛着は無かったのかもしれない。
金にうるさいピグマが「大金を注ぎ込んだ」機体らしいので、単に維持費が無かった可能性もある。
ウルフェン以上にGデュフューザーシステムを積んでいるためこれまたピーキーな機体なイメージがあるが、
ベノムではオイッコニーですら驚異の強さのため、性能強化に伴って補助OSでも積んでるのかもしれない。
また、コマンドにおいては、レオンとパンサーは、ウルフェンをそれぞれに合わせてカスタマイズしたかと思われる、
「レインボーデルタ」、「ブラックローズ」と言う機体をそれぞれ使用していた。
彼らとのドッグファイトは、スターフォックスに置いて最も熱くなる場面である。



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最終更新:2024年02月17日 01:39