始まりの竜の巫女エア

登録日:2019/06/01 Sat 11:31:12
更新日:2023/01/09 Mon 20:51:30
所要時間:約 3 分で読めます




汝、この世界を護ってはくれまいか?



Z/Xの主要登場人物。


【目次】
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◎プロフィール



身長:目測140cm
パートナーゼクス:滅天竜ラストゼオレム
デザイン:堀愛里/株式会社日本一ソフトウェア
cv.桑島法子

名前の由来はメソポタミア神話の主神エンキのアッカド読みエア
主要登場人物では唯一地名やそれに類するもの以外からになっている。


◎来歴


現代の竜の巫女。正統派のじゃロリ巫女少女。

世界の守護者《始まりの竜》のメッセンジャーであり、人の姿と明確な自我を持っているがその実態はプログラム的存在。
世界に危機が訪れると《始まりの竜》の意思を伝えるために創造され、見込みのある者に助力を乞い、また時には逆に助力する。

《竜脈》という経路を使って世界中のあらゆる場所に瞬時に移動する能力と、カードデバイスを自在に出現させる能力を持つ。
また、一度だけだが強い祈りによってカードデバイスを介し世界を改変する力も有する。
なおこれらの能力は巫女全員に共通。

並行未来世界との接続で彼女を含む六人の竜の巫女が生まれたが、現代すなわち《竜域(エネルゲイア)》の巫女という意味では彼女こそが正当な竜の巫女。
他の巫女と違い特定の命題を持たない。あくまで『世界を守護する』ことが目的である。

他の個性的な巫女と比較すると、やや天然かつ腹黒の気があるのを除けば非常に没個性。

当初は他の巫女たちがいなかったこともあり「竜の巫女」と言えば彼女のことを指した。
五神竜の巫女の登場以降もかなりの期間を名無しで過ごしていたが、後に「エア」という名前を得る。
彼女を最初にそう呼んだのは《神域(デュナミス)》の最高神エンキで、当人にも自覚がなかった。


その正体は、遥か太古に存在した「エア」という少女の成れの果て。

まだ世界が《神域》しか存在しなかった頃、《(ディンギル)》の最高神エンキはたった独りの少女が存在するだけで他には何もない異界を発見した。
少女を憐れんだエンキは少女にエアの名前を与え、他の生物や様々なものを創造し異界にも《竜域》の名を与えた。
当初は無感情だったエアもエンキとの触れ合いで豊かな情緒が芽生え、《竜域》を見守る巫女になるとともにいつしかエンキとエアは恋仲になっていた。

しかし、エンキは他の神々に《竜域》の存在を秘匿していた。
特に自身と双子であり、自分たちが生まれる契機となった『異海』の存在[ク・リト]との接触、それによる大災禍の記憶を引き継いだ最高神エンリルは、異界の存在を決して許さないだろうと踏んでのことだった。

しかし狡猾なエンリルに隠し通すことはできず、《神域》と《竜域》との間で神竜戦争が発生してしまう。
いかに最高神の片割れとはいえ多勢に無勢、朋友の竜たちが斃れていく中、エンキは愛する少女と創造物たちを守るため、両界の繋がりを断つことを決意。

エンリルによって見せしめに竜の姿にされたエンキだが、身代わりに《神域》へ残った竜たちの助力もあり目的を達成する。
同時にこれまでの負担で命尽き果てようとしていたエンキの死をエアは受け入れられず、自らの命を犠牲にエンキの延命を願った。

願いは叶い、エンキは生き延びエアの思念も感情を喪いエンキ――《始まりの竜》を守る《竜の巫女》という概念に昇華した。

休眠状態に入ったエンキは執念深い神々が諦めはしないだろうと使い魔を創造し、世界を監視させた。
そして予想通りに並行未来世界、そして《神域》との接続を感知し、僅かに微睡みから目覚めた時にエアが概念になろうと未だに自分を見守ってくれていたことを知り、感慨深げにその名を呼んだのだった。



◎祈装


「のう、ラストゼオレム。始まりの竜の目醒めは近い」
「……が、起こしてはならん気がするのじゃ。なにゆえか知らぬか?」

Endless World Prayer

「守りだけでは立ち行かぬ。妾も変革せねば」

E11-058 “護界祈装”エア(ごかいきそうえあ)
コスト7
オーバーブースト/トゥルードラゴン
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにある種族に[ドラゴン]を含むゼクスを2枚トラッシュに置く。【効果】あなたの手札にある種族に[ドラゴン]を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。カードを1枚引く。ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置く。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
堀愛里

EXブースター11弾にて、ラストゼオレムと祈装したエア。
どことなく生物感と近未来感のあるサイバーな白銀のスーツに身を包んでいる。

IGOB共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。

他のプレイヤー指定IGOBと比較すると、条件・コストともに種族[ドラゴン]指定と最も条件が緩い。
なお《神》に冒された邪竜[エルダードラゴン]も対象に含まれる。

無色であるため、どんな色とも組み合わせられるという高い汎用性も持つ。

条件の緩さに反して起動能力で手札からの[ドラゴン]の踏み倒し、1ドロー、相手ゼクスの確定破壊、1リソブと実に4アドも獲得するハイスペックオールラウンダー。
[ドラゴン]はコスト8を超える超大型ゼクスも多く、それらを踏み倒すことで勝負を決するほどのポテンシャルを有する。

呼び出す候補は移動能力で連パンが可能なドライブピニオン系やさらなる踏み倒しに繋ぐアイヴィーウイング系、「火真竜アストヴェリア」などが候補に挙がる。
コストは重いがその分強力な邪竜を投げつける『邪竜エア』というデッキタイプもある。

コスト7の[トゥルードラゴン]なので、「滅天の名乗りラストゼオレム」のコストにすることで「滅天竜ラストゼオレム」や「因果を喰らう者アラト」を登場させることも可能。
その場合、同一ターン中にもう一度祈りを撃てばシフトに繋ぐことも可能。

祈装なので「討ち祓う『黎明』エンキ」、「睥睨する『氾慄』エンリル」どちらにもシフト可能。もともと自身の展開力が高いため、相手の動きを封殺しつつ盤面も空けるエンリルと相性がいいが、強力な除去とコストダウン効果を持つラストゼオレムや、確定除去を持つアラトを踏み倒せるエンキとの相性も決して悪くない。


◎原初剣臨


「お願い! どうか私たちの世界を護って!」

E16-059 【原初剣臨】誕源神子エア(げんしょけんりんたんげんこうしえあ)
オーバーシフト/トゥルードラゴン
剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「エア」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードにシフトする。【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるカードを2枚まで選び、手札に加える。残りのカードを好きな順番でデッキの下に置く。あなたの手札にあるカードを1枚まで選び、リソースにスリープで置く。
[起]【有効】スクエア【コスト】無0【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、除外する。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
堀愛里

剣臨によって子供の容姿となったエア。
「竜域の守護者」(シークレット版)のフレーバーテキストからわかるが、生前のエアは普通の女の子らしい喋り方で、エンキから『巫女として威厳を出すために語尾に“じゃ”を付ける』という提案をされた時もきっぱり拒否していた。
それが今では立派なのじゃロリである。


カードとしてはシフト時にデッキトップ5枚をサーチし2枚手札に加えて1枚をリソースに置く。
手札が1枚増えるうえに、「天壌の星界ラストゼオレム」「天壌に栄えよ其が星界」をリソースに置くことで絆リンクをある程度任意で誘発できる。
無色ながらリソースの増加に長ける[トゥルードラゴン]軸との相性は非常に良い。

また、1ターンに1回の除外能力も「エア」に付与する。
相手のターンでも使えるうえ、除外なので赤以外には再利用がほぼ不可能になることもあって非常に強力。

「エア」は「滅天の名乗りラストゼオレム」を使えば任意で自壊できるので、最速でシフトに繋ぎやすいという点で見ても使い勝手が良い。


◎竜野ミ子


「変えられるんだ運命は……!」
「だから私は祈ろう。応えてくれ、アラト!」


パートナーゼクス(?):因果を喰らう者アラト
デザイン:土屋彼某

漫画版『Z/X』において、TCG本編の一周前の世界で生まれた竜の巫女。

《紅の魔女》安倍晴明こと城戸マユリと城戸卿一郎の立案した、《始まりの竜》を現世に降臨させる『現人神(アラト)計画』の柱として召喚された。
精神のみの存在でマユリの肉体をベースにしているため、同一存在のエアとは異なる容姿をしている。
性格もエアとはまた違う方向にフランクで、端的に言えば『アホの子』。

ヘッドホン状の装置が憑依の触媒になっており、これを外すとマユリの人格が表に出てきてしまう。


こちらの世界では本編よりもエンキこと《始まりの竜》が疲弊し、リソースが枯渇していたため[トゥルードラゴン]はおろか完全な巫女の創造さえ不可能で、伝える言葉も持たない精神体として創造された。

その表向きの役割は『リソースを伝達する仲介役』
マユリの式神・波夷羅を[トゥルードラゴン]の代行体としてゼクスを喰らわせ、巫女とカードデバイスを介して《始まりの竜》に届けるというもの

しかし《始まりの竜》から巫女として持つべき『世界を救いたい』という祈りは託されており、何も知らないからこそ『どのような形で世界を救いたいか』という見極めをする役目を密かに与えられていた。
結果アラトと自身の目で世界を見て回り、改めて自らを「竜野ミ子」と定義したことで『アラトや並行未来世界を含むすべてを救いたい』という祈りに至る。

《神》の存在に気付くのが遅れたため、この周回世界では堕天と同時に《賜りし者(プリュツ)》化したガムビエルに誰も敵わず、結果として日本は壊滅。
詰みを悟ったアラトが断念したことで、ウリエルの力を託された飛鳥の時間遡行で世界は3年前に巻き戻された。

しかし第一目標である《始まりの竜》にリソースを蓄えさせることには成功し、結果として本編でのエアと[トゥルードラゴン]の誕生に繋がっていく。

後日談では伊豆諸島のとある無人島でエアの妹として誕生。
『会いたい人がいる』ということ以外の記憶を失ったアラトに[ウェイカー]としての力を授け再会を果たした。


ちなみに、「ミ子」と「エア」は別個体ではあるがカードではどちらも「竜の巫女」として扱い、エアの名称発覚後はミ子も「始まりの竜の巫女エア」として扱うようエラッタがなされている。
なのでプレイヤーカードがミ子でもラストゼオレムと祈装できるし、エアでもアラトを扱えるということになっている。





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最終更新:2023年01月09日 20:51