風林寺悟空(ゴクウ)

登録日:2012/05/04(金) 04:07:45
更新日:2023/06/07 Wed 21:30:53
所要時間:約 5 分で読めます





オレの名はゴクウ。

左に神の目を持つ男。



風林寺悟空(ふうりんじごくう)とは、寺沢武一の漫画『ゴクウ -MIDNIGHT EYE-』の主人公である。
33歳(作中年代から換算すると1981年生まれになる)の独身で、愛煙家。
近未来の大都市・東京は世田谷に探偵事務所を構え、スリルとエロいケツした美女と隣り合わせの日々を送っている。


【人となり】
上下共に黒のスーツに、中には前面が大きく開かれたベストかタンクトップ的なものを着用している。
これに黒のリストバンドとネクタイを加えた姿がゴクウの基本的なスタイルで、作中ではこれか全裸が殆ど。

常人がやろうものならまず間違いなく変態のレッテルを貼られ兼ねないファッションだが、当のゴクウにはこれ以上なく似合う不思議。
パッと見裸ネクタイなのに。
まあ服の下の体格は均整の取れたマッチョ体型なのでその分の補正はあるだろうが。 

同作者のコブラ同様、心身共にイケメンで、女性にはかなりモテる。
出会ったその日にギシアンするほど手が早いが、特定の相手と長続きすることはない。
一度限りの熱い夜を共にした後、悪党に殺害されたり別れたりというのが大抵のパターン。


身体能力、精神力ともに卓越したタフガイでもあり、ダメージを負っても次のページでは軽口を叩いている程。
高純度のヘロインを打たれた際も禁断症状に耐え抜き、ものすごくいい顔を披露した。
戦闘技術も洗練されており、『宝蔵院裏秘流・五行風林』なる棒術を修め、後述する装備も駆使して戦いを進める。


探偵業を始める前は東京都警に所属する刑事として名を馳せており、後述する神の眼を得る前はその伝手で情報を得ることもあった。

刑事を辞めた理由については明らかにされていないが、本人曰く「刑事を辞めたのは食えなかったから」で「探偵になったのは成り行き」との事。

まぁ、元上司に当たる警察署長から疎まれている様子からすると、かなりやらかしたのではないかと思われる。


【装備など】
●神の目
敵の刺客・孔雀(ピーコック)の催眠術から逃れるために自ら左目を潰し、車ごと水落ちした際に、『謎の存在』によってもたらされた義眼。
あらゆるコンピュータにアクセスすることが可能というチートシステムで、
ほぼすべてのものにコンピュータ制御が使われている近未来SF世界では、まさに『神の力を秘めた瞳』。
世界中のネットワークや人工衛星に直結しており、
ゴクウがその気になれば米ソ(連載当時はまだソ連が健在だった)のミサイル基地をジャックして世界を滅ぼすことすらも可能。

電子ロックの解除や軍のデータバンクの閲覧は勿論、ボディラインをスキャンしてスリーサイズを計測したりなんてことも朝飯前。
飲み物に混入された毒物をスキャンして発見したり、マジックミラーを透過したり、胎児の血液型をスキャンする事すら可能である。
またこれ等の操作は完全に本人の思考のみで行える。

たぶんアニヲタWikiの編集も可能。

●如意棒
神の目と同じく『謎の存在』からもたらされた燻し銀な棒。劇中未名称。
その名に違わず伸縮自在で、棒高跳びの要領で高層ビルの林を跳梁する様はまさに『悟空』といったところ。
携行する時はバトンサイズにして脇の下のホルスターに収める。

強度は鋼鉄並であり、一撃を受ければまさに「豆腐も噛めなくなる」

両端からはショック波を撃ち出すことが可能で、なんと威力は無限に引き上げられるとのこと。
弾数も当然のように無限だが、サイコガンとは違い、軌道を曲げたりはできない。

ちなみにゴクウの事務所のベッド下にスペアの如意棒が隠されている。
謎の存在マジアフターサービスも万全。


●コルベット
ゴクウの愛車。
初登場時は(モブのおっさん曰く)バイクには追い付けないようだったが、後に再登場を果たした際には如何な魔改造を施したのかMax560km/hを叩き出す化け物へと変貌していた。

ゴクウはこの車でパリのダカールラリーに参加し、周囲から浮きまくっていた。勿論、服装は前述したアレである


●軽口
ある意味ゴクウ最強の武器。
数限りない死線を潜り抜けてきた経験によるものか、相手が誰であろうと余裕の笑みとウィットに富んだジョークを忘れない。

各話の美女や悪党は当然のこと、名もないモブのおっさんとの軽妙なやり取りも『ゴクウ』という作品を語る上では欠かせない魅力のひとつだろう。

偽名で元ネタである孫悟空(スンウーコン)なんて名乗った事も有るし。

【アニメ化他】
1989年にOVA化されたが、ゴクウの声は松田重治が担当した。

あのですぞ。の中の人である。

このキャスティングは寺沢武一氏の強い推薦によるもので、スタッフからも当然「あのムックですよ!?」と反対された。
が、実際に声を当ててみるとムックとは異なる渋い声がマッチしてまさにハマリ役。
ですぞ。の中の人のイメージが変わるので見たことがないという人は必見。
ちなみに松田重治氏によると二枚目を演じたのはこれが初めてとの事。

2007年にエース電研がタイアップしたCR版では佐々木望氏がゴクウの声を担当しており、現在もPVなどで声を聴く事ができる。

【ジョーク集】
だいたい滅茶苦茶いい顔で以下のセリフを繰り出す。


(『謎の存在』に目覚めを促された時)
ゴクウ「フフフ……両の目か」

「あいにく左目は朝食に食っちまったんだ」


(おっさんの酒をバイクの燃料タンクに注ぎながら)
「オイオイ そんなもん入れたらエンジンがぶっとぶぜっ」

「エンジンにはないしょにしといてくれ」(ウインク)


(上記のバイクが案の定ぶっ飛んで川に突っ込んだ時)
「オーイ いったいどうしたんじゃーーっ」

「気にするな 洗車だ!」


(行きずりの美女を助けた時)
「ごめんなさい あなたをトラブルに巻き込んで…」

「かまわないさ トラブルはオレのミドルネームだ」


(パリダカにて)
「この沼にはワニがいるそうだぜ」

「ワニ? あのポロシャツの胸についてるやつ?」

(ヤクザの取り巻き護衛を相手に)
「ヤロウ!俺達を誰だと思ってやがる!!」





人間なんて勝手なもんだ

何度も全消しに会いながら…

こりもせずまたクソ項目を建てやがった


勝手な人間たちがつくった勝手なWikiにすむ

オレの名はゴクウ

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゴクウ
  • 悟空
  • 寺沢武一
  • ヒューッ!
  • ムック
  • ハードボイルド
  • 探偵
  • 松田重治
  • 主人公
  • 愛煙家
  • 風林寺悟空
  • タフガイ
  • 元刑事
  • イケメン
  • 軽口
  • 義眼
  • 松尾鯛雄
  • 佐々木望

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年06月07日 21:30