ガーディアンヒーローズ

登録日:2019/05/24 Fri 19:16:52
更新日:2023/11/04 Sat 06:21:56
所要時間:約 10 分で読めます




甦りし伝説の剣 闇に染まりし世に再び光をもたらさん


『ガーディアンヒーローズ』とは、1996年にトレジャーから発売されたセガサターン用のゲームソフト。
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界を舞台にしたアクションRPG。通称は「ガーヒー」
2011年10月12日に本作のHD化となる『ガーディアンヒーローズHD』がXbox 360のXbox Live Arcadeにて配信開始された。

概要

スリーライン制の横スクロール型アクションゲーム。「格闘RPG」というジャケットの記載の通り、格闘ゲームのような特徴を多く備えている。
ストーリーモードではRPGの要素を取り入れており、敵を倒す事で経験値を得てステータスを自由にアップさせることができる。
主人公は戦士、魔法使い、僧侶、忍者の4人と、一度クリアすると物語のキーキャラクターの女騎士(魔法剣士)から選ぶことができる。
ストーリーモードは全30ステージからなるが、ステージクリア前に要所要所でキャラクター間での会話が入る。
そこで選択肢を選ぶことができ、ストーリー、そして進むステージが分岐するようになっており1回のプレイで全てのステージを回る事は無い。
更に多数のマルチシナリオ、マルチエンディングとなっていて、ラスボスもルートごとに違う。
アンデッドヒーロー(不死英雄戦士)という無敵のオプションがあるので、アクションが不得意なプレイヤーでもクリアは難しくない。
何より、ベルトスクロールの「一気にザコ敵をまとめて倒す」という爽快感に、「格闘ゲームさながらのド派手なアクションと大技」がプラスされ、他に類を見ない痛快なプレイが楽しめる。
それに加えカルマというマスクデータが存在し、体力が0になっている敵を追い討ちしたり、無抵抗の敵を攻撃したり、市民を攻撃したり、いわゆる「悪いことをする」と上がってしまう。
カルマが一定以上あると悪党となり、ストーリーもどんどんダークな展開になっていき、エンディングも救いがないようになるなど凝った作りになっている。
更に多人数乱戦を基準に考えられており、遠距離技やビーム技など一部の技は相手の放つタイミングに合わせて同じ系統の技を放つ事で相殺、また近距離攻撃同士も相殺できる。

そして最も特徴的なのがゲームに登場するキャラクターを使用して2~6名で対戦できるVSモード。
ゲーム内に登場するキャラクターのほとんどがプレイヤーキャラとして使える(敵はもちろん、モンスターも狼も、果ては全く戦闘力のない市民達も使える)
画面の3分の1はあるラスボスを6体同時に戦わせるなんて事すらもできるし、モンスターに襲われる民衆達が果敢に立ち向かうプレイなどもできる。
その数なんと総勢45体。一部コンパチキャラもいるが、それでも40体近くのキャラが選べるのである。
とにかく自由度が半端なく、この人数で対戦アクションができるゲームは当時他にはなかった為*1、セガサターンユーザーの間では名作と言えば候補に挙がるほど。
サターン世代だったどこぞの異世界おじさんもガーヒーをこよなく愛していた模様。お目が高い。
また、技名などに様々なパロディが仕込まれており、知識があるプレイヤーはその辺にニヤリとさせられるだろう。
キャラ性能の差が非常に激しいうえに最大6人対戦という大乱闘ぶり、更にレベル調整によりステータス設定が可能と、どんな熟練者と初心者が対戦しようと白熱した戦いが可能だった。
「家に複数の友達が遊びにきた」という時の接待用ゲーム(この場合、持ち主じゃなくても存分に楽しめるという意味)として、もっとも優れたゲームなのである。*2
なおXBLA版では最大12人でオンライン対戦ができる。

ストーリー

かつて世界には「魔法の時代」、そして「剣の時代」と呼ばれる時代が存在した。
魔法と剣の時代が過ぎ去った現代、冒険者のハーン、ランディ、ニコレ、ギンジロウ達は、冒険の末に王国が探しているという古の「伝説の剣」を手に入れる。
宿屋で剣の話で盛り上がっていたところ、突然部屋に赤い鎧の騎士セレナが飛び込んできて、王国の騎士団から狙われていることを伝えられる。
程なくして宿屋に火の手が上がり、ハーン達はセレナと共に王国から追われる身となった……。
街外れの墓地に追い詰められた一行の目の前に、伝説の剣に導かれ甦りし謎の骸の騎士が現れる。
かの騎士と伝説の剣に隠された王家の陰謀、そして隠された真実とは?

キャラクター

「俺を信じろ!そして自分自身を信じろ!オマエさんならきっとやれる!信じろ!」
元々は王国青騎士団の一員だったが、姫を城外へ連れ出した事から青騎士団を追われ、冒険者となった青年。
キザな性格でカッコつけ且つややいい加減だが熱い正義漢で義理堅い。ルシア姫を慕っている。ハンサム。アゴ。あと技の命名センスが酷い。
騎士団を追われて行くあてもなかった時、ランディと出会い彼の口車に乗せられて伝説の剣を探す事となった。
剣が得意で魔法は苦手な典型的戦士系パワータイプ。大剣を振り回す豪快な戦い方をする。攻撃力が高く攻撃範囲も広いが、攻撃の隙が大きいのが難点。
序盤は伝説の剣の性能を使いこなせないうちに、すぐにアンデッドヒーローに剣を返すことになる。
しかしルートによっては「剣の時代」の戦士、片腕不死戦士から同じ時代の剣を託される。
この託された「英雄剣」により全能力がアップ、攻撃力が爆発的に向上する。
魔法はライン外や上空に逃げた相手を撃ち落とす為のファイアボールのみと潔い。炎に耐性あり。
■基礎能力:力8、体力7、知力3、精神力5、素早さ3、運4

  • ランディ・M・グリーン(CV:亀井芳子)
「どぉーだっ!これが超魔法の力でぃ!」
自称『超魔道士』で多彩な魔法をマスターしているほか、ギンジロウ直伝の棒術も扱う魔法使いの少年。
熱血やんちゃ少年でわがままで負けん気が強いが、性根は気が弱くそれをコンプレックスに思っている。
「エド」という使い魔を連れている。名前の元ネタはデータイーストのゲーム「エドワードランディ」。
「王家が探している伝説の剣を見つければ褒美が貰える」という噂を聞きつけて冒険へ。
言葉巧みにハーン、ギンジロウ(と勝手についてきたニコレ)を仲間にして伝説の剣を探し当てた。
魔法使い故にMPがあるうちは大暴れできるが、MPが切れると一気に弱体化してしまう恐れがある。
ただしギンジロウ直伝の棒術の多段ヒット性能が非常に高く、これのおかげで盛り返しやすい。
というのも本作は格闘技を連続ヒットさせる事でMPが回復するというシステムである為、非常に相性がいい。
魔法の属性や範囲の種類が豊富な為、どんな相手でも対応できるのが強みだが打たれ弱いので突っ込むのは危険。
また、技の多くが硬直時間が長く隙が大きいのも欠点。よって魔法で足止め、棒術でMPを確保する戦法が必須となる。
炎、雷、氷、暗黒属性に耐性がある。↘+強で小さな火柱をMP無消費で放てる。
■基礎能力:力3、体力2、知力9、精神力9、素早さ5、運2

「あたしが一番神に近いんだよ、えっへん!」
自分の幸せのために神を信じているという不埒な僧侶。ギンジロウに惚れて冒険についてきた。
異常に運が強く、冒険を甘く見ている節もある厄介なお嬢様。罪を憎んでも人を憎まない根は優しい少女。
ドジで天然ボケを発揮するちゃらんぽらんな楽観主義者であるが、 現実に対しては意外にシビアな面を持つ。
主人公の中でもっとも打たれ弱くHPも低いが、それを凌駕するほどの性能の魔法を多数持っている。
特に対戦では端っこに追い詰めての「ばりやー」は、どんな化け物が相手でも一気にHPを削り取る鬼畜性能。
味方では唯一回復魔法も使えるが、基本的にばりやー以外の魔法はランダム性が高い博打技である。
「バリア嵌め禁止な」はガーヒープレイヤーの合い言葉。ダッシュすると稀に勝手にコケる(攻撃判定あり)
でもバリア以外の攻撃方法は頼りないので、ハメ技と言われない程度にバリア削りを狙っていこう。
光属性が苦手なタイプやアンデッド相手なら「ひーりんぐ」でゴリゴリ削れる。
「すまいりー」は目の前に巨大なスマイリーを落とす、小さなスマイリーの雨、地面から生えたスマイリーに落雷の3種。
サウンドトラックではテーマ曲で歌も歌っている。光に強い耐性があるが、暗黒属性に弱い。
■基礎能力:力2、体力3、知力5、精神力6、素早さ4、運10

  • イブシ・ギンジロウ(CV:大川透)
「その散り際しかと見た、見事なり!」
「村柾」と呼ばれる剣を捜し求める忍者。いぶし銀。雷属性に耐性がある。漢字で書くと「燻 銀次郎」。
血気盛んな仲間達の宥め役だが意外と打算的。「伝説の剣」が捜し求めていた「村柾」ではないかと思い、ハーン達と行動を共にしていた。
それ故にストーリー序盤で伝説の剣がアンデッドヒーローの物である事を知った際は「不覚…」と嘆いていた。
しかし求めていた剣ではなかったと知った後も、仲間達が王国に追われる身となった事を案じてか同行する。
パーティーでは年長者であり燻流忍術を極めた常に冷静沈着な男。ちなみに彼が求めていた「村柾」はバルガが使っている双剣である。
燻流忍術・体術による非常に多彩で素早い動きが武器で、雷系魔法を得意とする。それ故、機械兵に有利。
だが逆に雷系しかない為、よく事故って接触感電する。地味に手裏剣と無敵移動が厄介で、乱戦時は無敵からの雷電掌は感電連鎖で悪夢。
技の豊富さとトリッキーさで対戦ではかなりの脅威と化す。
■基礎能力:力4、体力4、知力4、精神力8、素早さ6、運4

  • セレナ・コルセア(CV:沢海陽子)
「立てっ!今の苦しみから逃げる者に未来の栄光はありえぬのだから」
元王国赤騎士団長のクールビューティーな女騎士。しかし芯は見た目と裏腹に熱い。非常に高潔かつ礼儀正しい思慮深い女性。
王国がハーン達を追っている事を伝えに来た。「伝説の剣」やアンデッドヒーローの事に詳しい。
剣技も魔法も得意とし、汎用性が高くバランスがいい。技の隙も少なくカウンター技も持ち乱戦に強い。
特に氷結系魔法を得意とし、ソニックブームなどMPを使わない飛び道具も持つ。また氷属性自体に耐性がある。
ストーリーモードでは彼女が常に同行しているので、実質ヒロインといえる存在。(とはいえヒロイン的な展開は皆無)
「戦場で死ぬのは 士族でも貴族でも平民でもない 敗れた者が死ぬのだ!」
■基礎能力:力5、体力5、知力5、精神力5、素早さ5、運5

  • アンデッドヒーロー(CV:坪井智浩)
「ガアアアアアアァァァァァッ!!」
「不死英雄戦士」と呼ばれる、かつて「剣の時代」で活躍した剣士の成れの果て。物語冒頭の「伝説の剣」の真の持ち主。
見た目は黄金の鎧を着こんだ大剣を振り回す大柄なスケルトン戦士で、ハーン以上に豪快な剣技で戦ってくれる。
ストーリーモードでは登場後、彼が常に付き従ってくれる上に絶対死なない無敵のサポートキャラとして活躍する。
なので、どんなにアクションが下手でもクリアできるのだが、彼が倒した敵の経験値は手に入らない。
要するに彼に頼りっきりだとレベル一桁でラスボスとやり合う羽目になったりし、その場合は流れ弾だけで死ぬ可能性すらある。
余裕で倒せるザコは彼に倒させず待機させ、自分で倒して行った方が結果的には楽に進めるだろう。
対戦では3ライン移動キャラでは最強クラスの性能を誇り、「デッドリーフレイム」を振り回しているだけでも勝てる。
乱戦時の渦中なら「キリングバスター」で敵全員の攻撃を相殺、一方的に弾き飛ばすなど蹂躙できる。
ただし投げ技がないのでガードを崩す方法がない上、逆に自身はガードができない為、一対一になると辛い。
その正体は「剣の時代で最後の瞬間まで王族の為に戦った勇者」であり、真の黒幕に利用されて蘇らされた英雄の骸。
GBAの続編の主人公は、云わば彼の中身(英雄魂)の方が転生した姿。
物理、炎、雷、氷、暗黒属性に強いが光属性に弱い。実は腹部に当たり判定がなく、アンデッドなのでピヨらない。
■基礎能力:力12、体力10、知力10、精神力10、素早さ5、運10

  • エド(エドワード・M・コニャック)(CV:大谷育江)
ランディと行動を共にしている遣い魔。コマンド入力で火の玉となり敵を追尾して攻撃する『E-MAX』も使用できる。
対戦でももちろん使用でき、ひざ下ぐらいの身長の為に一部の下段攻撃か追尾魔法しか当たらない。
もっとも火力も低いしガードもできず技も一つなので、他のプレイヤーの邪魔がメインともいえる。
非常に小さいので他の死体やフィールド背景に隠れる事もできる。鬱陶しい。
力2、体力3、知力8、精神力8、素早さ5、運10。ピヨらない。


<王国>
  • カノン・G・グレイ(CV:大木民夫)
「この国に生まれたことを、その身をもって後悔しろ!!」
王国の家臣にしてかつての「魔法の時代」の生き残りであり、実年齢は数百歳。
その正体は再び魔法の時代を取り戻さんと魔導国家建設の野望を抱いている暗黒魔導師。
王国を裏から操っている黒幕……なのだが、彼はラスボスではない。全ての攻撃ボタンが魔法という特殊なキャラ。
自由に空を飛び回れる為、3ラインしか動けない大半のキャラは彼に一方的に蹂躙される事も多い。
しかも避け性能が壊れており、連打するだけであらゆるハメ技も避ける事ができ、MPすら自力で回復する。
魔法の性能もトップクラスの為、ラスボスではないが純粋な性能ではラスボス達より強かったりする。
ストーリーモードではどんなルートを進もうと必ず敵対し倒す事になる。炎、雷、氷、暗黒に強い。
力1、体力4、知力14、精神力10、素早さ4、運2。通常攻撃の出始めが無敵。
  • ★暗黒魔法”衝撃の風”:自分を中心に巨大竜巻を発生させ、周囲の敵を巻き上げる風魔法。
  • ★暗黒魔法”復讐の雷”:自分の周囲に数えきれない雷の嵐を発生させる雷撃魔法。
  • ★暗黒魔法”怨念の氷”:かざした杖から吹雪を発生させ、周りの敵を氷漬けにする氷結魔法。
  • ★暗黒魔法”絶望の矢”:空中浮遊中にのみ使用可能。追尾する高速の光の矢を放つ光魔法。
  • ★暗黒力場:自分の周囲に強烈な衝撃波を放ち敵を吹き飛ばす衝撃魔法。


  • ラインハルト・バルガー(CV:納谷六朗)
「悪運の強い奴らよ。だがここが終点と思え!!」
ライバル。王家の正当な後継者であり、王国の黒騎士団団長でもある。
名前はラインハルトのはずだが、基本的に「バルガ」と呼ばれている。
国王の命でカノンの手助けをしているが、内心は国王とカノンのことを快く思っていない。ハーンが慕っているルシアの兄。
王国のことを常に思い、王国を守るのは自分の他には居ないという強い自負心を持っている。ルートによってはラスボスになることも。
二刀流で戦い、非常に俊敏な動きをするスピード特化のキャラで、魔法も得意という万能タイプ。必殺技性能はかなり高い。
特に魔法『グラビトンサンダー』はハメ技として対戦では恐れられている。また専用BGMがクソ格好良い。
ラスボス化した真っ白なバルガは、マジで目にも止まらぬ速さと超反応でこちらを切り刻んでくる。
ギンジロウが探し求めている「村柾」を使っているが、ギンジロウは気付いていないらしく言及はしない。
力5、体力5、知力5、精神力5、素早さ8、運2で電撃に強い。地味に避けも得意。
  • ☆ショックウェイブ・オブ・ブラック:前方に当たると上に吹き飛ぶ真空波を発射する。
  • ☆ツインブレードアークインパルス:相手を蹴り上げながら斜めに上昇し、さらに両手の剣で斬りつける。
  • ☆ゼロドライブイリュージョン:姿を消しながら接近し、すれ違いざまに相手を切りつける。移動中無敵。
  • ★グラビトンサンダー:両手から雷球を発生させて真っ直ぐに撃ちだす光弾雷撃魔法。


  • カティ・サーク(CV:麻丘夏未)
「ほら!さっさと片付けておしまいっ!」
セレナが赤騎士団を離れた事で、新しく赤騎士団長となった女騎士。女王様気質な性格でドS。
セレナをライバル視しているが、キャラ性能は完全にセレナの下位互換。ステータスもそうだが、技も一回り残念。
ちなみにその性格のせいで部下からは嫌われている。(心優しいセレナが人望がありよく比較される)
他の騎士団長と比べるとやや影が薄く、物語中盤頃までしか登場しない。


  • デッドアイ・ガッシュ(CV:小野英昭)
「ちょうどいい、どちらが強いかはっきりしてもいい頃だ!」
ハーンがいた頃から王国の青騎士団の団長を任されていた騎士。眼帯は弱敵に対するハンデである。
戦いに常に餓えていて、ハーンとは一度本気でどちらが強いかやりあいたかったという武人。王国一の大剣の使い手。
かつてのハーンの上司でありキャラ性能もハーンと全く同じだが、投げキャンセルができない代わりに、硬直がコンマ差で少ない。
騎士団の中でも頭が切れる方で、疑心暗鬼レベルながら王国の違和感に気付いていた。

  • ズル・パ・イヤー(CV:横尾博之)
「我が輩のオカゲで勝てたのだぁ!! 誰かパン買ってくるのだぁ!!」
王国の独立遊撃隊隊長…だが本人の戦闘力は限りなく低い。カノンの側近で王国の内情に詳しい。
非常に狡猾で卑怯者な小悪党。その壊れたキャラクターでゲームのお笑い担当となっている。
しかしとあるルートでは全キャラ中屈指の性能を誇るラスボス、スーパーズルに変身する。
何気にGBAの続編でもおいしい役で登場している狂言回し的なキャラである。
ちなみに普通のズルの技は薔薇投げのみ。射程はあり連打可能だが威力はゴミ。市民を倒すのさえ必死。
ガードもしゃがみもできないが、ジャンプとジャンプキックはできる。バックステップは全力逃走。


  • プロト・シルバー/ゴールデン・シルバー(CV:加瀬康之)
「ワタシヲ トメルコトハ ダレニモ デキナイ」
自分の意思で行動できる特殊な人型魔導兵器。
カノンが己の野望の為に造った最終兵器で、カノンの命令に忠実に従う(彼の生死を問わず)。
カノン亡き後、人間には心という欠陥があるから魔導兵器には勝てないという結論を出して人類を支配しようと動き出す。
攻撃の隙が非常に少ない搭載された重火器や電磁ナイフで攻撃してくるが、機械なので電気属性に弱い。
尚、ゴールデンシルバーはビットによる攻撃機能を備え、本体は無敵になる。弱点は周囲を浮遊するビット。
ゴールデンがラスボスになる場合もあり、同社の処女作である『ガンスターヒーローズ』のラスボスが基になっている。


<その他勢力>
  • マッチョ・ゴロー(CV:秋元羊介)
「ほほぅ、腕ずくで盗らせる気か?ならばそれも良し!」
強奪団「ゴーダッツ」の頭領で名の通り筋骨隆々の漢。武器を一切使わず、我流拳法で闘う豪快な男で、欲しい物は力尽くで手に入れる。
義理人情に厚く、部下である団員からは絶大な信頼を受けているカリスマ的存在。技は威力もある上に出が素早く隙が少ない。
ただし彼の技は見た目もコマンドもバーチャファイターに似通っている為、コマンドが複雑で乱戦では腕が試される。魔法は気合。かめはめ波。
地味に避け性能が高く、連打力次第でカノン並に避けられる。全体的に玄人好みのキャラ。
声優さんが秋元さんで喋り方といい笑い声といい、否が応でも東方不敗マスター・アジアを連想させる。

  • サンボ・シナユマ
「勝っちまったよ ワリィなあ」
強奪団の副頭領。糸目でバンダナ。盗賊だが人当りが良く穏やかで優しい性格をしている。勝利メッセージも大体相手の心配。
マッチョを尊敬しており、マッチョの我流空手を見よう見まねで覚えたらしく、性能もマッチョの下位互換。
ただしマッチョと違いコマンドが非常に簡単なものになっている為、初心者でも扱い易いというメリットがある。
技名が「サンボ拳・夢の翼」「男魂」「男の道」等、非常にアツい。でもボイスはガッシュの流用。

  • ゴーダッツ
「気はやさしくて力もち!恐れるものなど あるものか!みんなの物は 我らのモノだ!
 泣く子もだまる強奪団の お頭のためなら命をかける!
 我ら無敵のゴーダッツ!!でありマッスル。」
強奪団「ゴーダッツ」の構成員達。頭巾に眼鏡で全員顔がそっくり、戦闘服に小さくついている数字で区別されるらしい。
常に筋肉美の追求に余念がなく、攻撃技は全て筋トレかボディビルダーのポージング。魔法は大声と汗。
まあ見た通りギャグキャラ……なのだが、使いこなすとめちゃくちゃ迷惑。特にバインドボイスは100%ピヨる。

<黒幕>
  • 大地人
「人間ごとき生き物の中にも、威勢がいいのがいるものだ。」
悪魔のような外見をした金髪オールバックの女性。魔法攻撃と体術を得意とし、スピーディーな戦いが売り。
かつて神によって作られるも「地の者」と呼ばれ失敗作と蔑まれ、天上人と魔法を得た人間によって闇の奥深くに封印された。
「天の者」を自分達の手で打倒する為に暗躍しておりカノンと裏で繋がっているが、利用しているだけで人間を見下しており、邪魔と見るや襲い掛かる。
ダッシュしているだけで攻撃判定があり、技の攻撃判定も強くヒット数も多い。その為、乱戦では動き回るだけで脅威と化す。
だがむしろ通常攻撃の方が性能が高い。尚、なぜか技名が某黒鉄の城のお兄さん由来の物が多い。

  • 天上人
「さぁ、くるがいい。そして見事 我を倒してみよ。」
天使のような外見をした男性。かつて「天の者」として人間に魔法を与え、大地人を闇に封じ込めた存在。
これにより人間に「魔法の時代」が到来したが、程なくして天の者はそれを良しとせず、魔導士も地の者と同じように封じ込めた。
一見正義の執行人のように見えるが、ルート次第でその狡猾な裏の顔、秩序とは名ばかりの選民支配思想を垣間見せる。
実は創造主の命令により人間達に試練を与え、カノンと地の者を葬らせ究極の戦士となるように導いていた。
だが自分達こそが最強の種族であるという自負が強く、創造主が人間を究極の戦士として選ぼうとしている事に苛立っている。
戦闘では両手に持った両刃剣で戦い、空中を特殊な軌道の技で自在に飛び回る事ができる。技名は完全に悪ふざけ。
MPを消費しないでライン一直線攻撃の雷撃魔法が使える。
「ふっ 我以外は みなクズばかりだな」

  • 神々(天上大地
細長い蛇のような体に4枚の大きな翼、胴体に大きな口とその横から腕が生えた巨大な異形にしてラスボス。
その正体はこの世界の創造主の補佐役として創り出された者達。要するに中間管理職。

天上神は先に造られ、かつて人間に魔法の力を与えて地の者を闇へと封じた種族で、通称「天の者」。
そして大地神は、創造主と天上神が自らに忠実な最強の戦士を作り出そうとした結果生み出された存在。

しかしその実験に満足する結果が得られなかった創造主は、大地神と「地の者」を魔導士もろとも闇へと封じ込めた。
画して「魔法の時代」は短い文明を終幕、しかし次の「剣の時代」もカノンの暗躍により滅ぼされ、現代の「剣と魔法の時代」に移り変わった。

キャラ性能は弱点属性と一部の通常攻撃と必殺技に違いがある意外は、基本的に天上神も大地神もほとんど同じ。
圧倒的な性能と火力、ラインを無視した飛行能力、回避不可能の画面全体爆破など、まさにチート級。
両者共に横+強攻撃で他のキャラの最高位技である波動砲ビームを簡単に放てる他、天上神は画面上ランダムにレーザーの雨を降らし、大地神は無数の追尾火炎弾を発射できる。
更に弱攻撃は爆裂する火球を乱射したり、電撃でハメ続けたりと本当になんでもあり。
対戦でこいつを使った挙げ句、画面最奥まで逃げての全体爆破、バリアハメなんぞしようもんならリアルファイトものである。
我にふれることは ゆるさぬ」「死ぬまぎわの息づかい いい音色だな


天界の神殿にいる、究極の戦士を生み出す実験室として「この世界」を作った存在。
ボスキャラではなく障害物扱いであり、エンディングイベントで登場するのみで戦う事はない。
散々踏み躙ってもしぶとく生き残る人間に興味を抱いているらしい。とあるルートで謁見できるが…?
海外版では「MACHINE(マシーン)」だったとか。神殺し、創造主殺しは御法度表現だから?

その他のキャラ

  • 王国騎士団
王国に所属する軍隊。一番下っ端の王国兵士、斧で攻撃する中隊長格の王国騎士の他、王国破戒僧、王国魔道士もいる。
基本的にザコ敵としてわらわらと何十人と登場しては主人公達にまとめてぶっ飛ばされるMP回復源。
青騎士団、赤騎士団、黒騎士団とズル率いるピンク色の独立遊撃隊がいる他、城内には宮廷白騎士団がいる。
弱いは弱いのだが、プレイヤーの実力次第では神クラスとだって渡り合えるポテンシャルは秘めている。
  • 王国兵士:一般兵コンパチキャラ。何故か顔グラもある。必殺技は「ザコ・ドリーム」。
    • 「やった! これで二階級特進 三食昼寝付っス」
  • 王国破戒僧:回復陣と小さいバリヤーが張れる僧侶。武器はメイスで突撃連打技もあるのでそれなりに戦える。
    • 「あわれな子ひつじを 救いたまえ」
  • 王国魔道士:炎、雷、氷の3種の魔法を駆使する魔導師。魔法の判定は強いが、本体は非常に弱く隙が大きい。
    • 「うっひゃっひゃっひゃっ あわれよのぅ…」
  • 王国騎士:大きな両手斧を武器に多彩な必殺技を持つ中隊長。魔法も使え、技性能もかなり良い。
    特に対空昇龍技「ローリングビクトリーファイナル」は巻き込み性能も高く脅威。
    • 「王国騎士の力 思い知ったか!」

魔法文明と科学技術が融合して生まれた巨大なロボット兵器。王国魔導兵器は量産されているが、古代のものは村の守り神として崇められている。
王国魔導兵器は人型で一般的な火器を利用し、古代魔導兵器は腕の生えた巨大な球状で浮遊し、魔法らしき武装で攻撃する。
どちらも打たれ強いが機械なので電気属性に弱く、当たり判定も広いので基本的には雑魚。
ただし古代魔導兵器はラインを無視した飛行能力を持つので、対戦では自重したい。

  • 市民
王国の城下町に住む善良な街の市民達。ストーリーモードでは無抵抗で、彼等を攻撃するとカルマ値が上昇してしまう。
全部で5種類おり、もちろん対戦で使う事が可能。当然だが物凄く弱いが、ラインを無視した移動が可能。ただしガードどころかジャンプもない。
  • 軟弱市民:成人男性らしき市民。飛び蹴りで攻撃するが市民中一番弱い。レベル最大でも一桁ダメージなのでまず勝てない。
    • 「なんか地味でスンマセン…」
  • 老人市民:もっとも動きが遅い。咳で攻撃し、当たるとピヨらせる事ができる。でもピヨるとHPが回復してしまうジレンマ。
    • 「ぐえっほ!げえっほ!どえっほ!」
  • 肥満市民:デブ。パンチが結構強力ではあるが、所詮市民レベル。微妙にラインをずらしてやるといい。
    • 「見よ、この肉体を!貴様らの攻撃などこたえぬわ!」
  • 女性市民:ポニーテールの女性。平手打ちでぺちぺち叩く。連打できるがだからどうした。狼やエドには攻撃が当たらない。
    • 「女に手をあげるなんて ひどい人!」
  • 子供市民:小僧。結構強力な回転体当たりと小さな当たり判定で市民中最強の存在。唯一攻撃が二種類あり勝ち台詞が尊大。
    • 「さだめよのぅ」
彼らは本当に無力なので、レベル最大でレベル1の一般兵相手でも苦戦するほど。

「心の底で燃えたぎる熱き血潮が 俺を戦へと駆り立てて止まらない!」
王国に抵抗している一団で、ルート次第で味方にもなってくれる。バケツをかぶり薪割り斧で戦う村の若者達。
村に祭られていた古代魔道兵器を動かして王国騎士団と戦おうとするが暴走させてしまったり、何かと頼りない。
性能も王国兵士とほとんど同じ。スケルトンやゾンビなどもほとんど変わらないコンパチキャラ。
必殺技は鉄山靠な体当たり「レジスタンス・ミラクル」で、通常攻撃よりはマシ程度。斧は刃の部分しか攻撃判定がない。
でも弱者の為に自分達も弱者ながら武器を取り、多勢に無勢の王国軍に立ち向かう姿は熱いものがある。
こういう「主役じゃないモブキャラ」だからこそ楽しめるところが、ガーヒーの魅力でもある。
緑色の王国騎士を隊長にして強キャラに立ち向かってみよう。

<モンスター>
戦いに敗れた王国兵士の亡骸が、魔力や亡霊により蘇った姿。腕がだらりと下がりヨロヨロ動く。走れない。
攻撃をガードできず炎や光にも弱いが、王国兵士など他の一般兵キャラと比べると攻撃力には優れている。
必殺技は鉄山靠な体当たり「ゾンビ・ラッキーチャンス」で、当たればまあまあ。たまにコケる。
「あー、スッゲーだりぃ」「てめぇ やる気あんのか! おれは ねぇ」

墓地から蘇った剣の時代の騎士達。こちらも一般兵系コンパチキャラだが、物理と冷気に強い。
ゾンビ同様ガードできず炎や光にも弱いが、一般兵と比べ守備力面が優れている。こいつも走れない。
必殺技は鉄山靠な体当たり「スケルトンジャンボ」だが軽く吹っ飛ぶ程度。たまにコケる。
「あー しんぞうがドキドキする」

見た目がオークっぽいデブな体格で金棒を持った亜人モンスター。
モンスターの一般兵枠みたいなキャラ。見た目通り攻撃力が高いパワーファイターだが技がない。
攻撃の隙や硬直が大きいもののガードができるので熟練者が使えば結構戦える。
「ハヤク ニンゲンニ ナリタイダス」

各地に生息する肉食獣。人間の腰ぐらいの高さしかないが、普通に攻撃がヒットするので本当にただのザコ。
多少は素早いが攻撃方法も通常攻撃4種のみでガードもできない。マッドマックス2ごっこの相棒にでもどうぞ。
対戦でほんのちょっぴり実力差がある場合に、弱い方に兵士系・ゴブリン・狼をチームに入れる事で微調整するのも良い。

  • ミド・スージィ
ランディの魔法の師匠、マノンの遣い魔。
正体はエドと同じ小動物のような姿だが、登場シーンでは巨大な植物型モンスターのような姿に化けている。
全キャラクター中トップの巨体だが、性能は非常に低く当たり判定だけ大きいただの的。
火を吐いたり回転アタックをしたりするが、自分が燃えたり打ち負けたりする。見た目より軽い。
一番手前ラインで死なれると画面が見えづらい上、引火や感電など起きやすく非常に邪魔。
「じじいの相手はもうあきた! これからは一人で生きていこう!!」

  • ローパー
不定形でイソギンチャクのような触手の生えた軟体生物みたいな謎のモンスター。
ストーリーモードには隠しキャラとして銀ローパーというメタルスライムみたいな存在もいる。
すべての行動がトリッキーで、自分のダミーを残しながらワープ移動する「ダミー分身」などできる。
他も全身を膨らませてフワフワと飛ぶ「威嚇」など対戦相手を驚かせるものばかりで攻撃性がない。
だがドリル状に変形して突進する「槍貝」は慣れれば永久ハメが出来る極悪性能。
ただしガードができないので逆にボコられると即詰む。なお、よく見ると可愛い顔をしている。
「ローパーに 法も秩序もありゃしねぇよ」


巨人系モンスター。見た目通りのパワーキャラで、ダッシュパンチや地震など豪快な技で攻撃してくる。
更にマーベルの某ヒーローみたいな目からビームを放って直線状を薙ぎ払う事もできる。
乱戦時にダッシュパンチやビームでまとめて吹っ飛ばすのは爽快。技の隙が大きいが破壊力も高い。
ガードもできるのでモンスター系ではかなり戦える。ただしデカいので被弾の当たり判定も大きいのが難点。
「おれ・まだまだ・やれるぞ」

ジャイアントのコンパチ。見た目はドラクエのギガンテス。
必殺ビーム技の名前が「サイクロプティックブラスト」とアウアウなものに。
なお、巨人系は空中ガードができないので辺り判定の大きさもあって浮かされるとかなり危険。
実は下手な必殺技より隙の少ない通常攻撃の方が攻めやすい(それでも威力は通常キャラの弱必殺技並)
「オレ・ナンカ・モノタリナイゾ」

  • ガーゴイル
空を飛ぶトカゲのような亜人型モンスター。飛行できるのでライン移動など無視でき、空中から火炎弾やブレスを放つ。
ただし性能自体はあまり高くなく、飛び道具のガーソニックか強襲体当たりのガーダイブ、ガーアタックしかない。
特に地上での通常攻撃の性能は最悪なので、まあ地上に落ちたら最後と思え。ただしガードはできるので相手次第で逆転もありうる。
ストーリーモードでは地の者の尖兵として送り込まれた。
「ワレラ マゾク ケッシテ マケナイ」

  • 片腕不死戦士
アンデッドヒーローと同じく「剣の時代」に生きた名のある剣士が蘇ったアンデッドモンスター。
ただしアンデッドヒーローとは違い、生前の悲劇から狂気に駆られ主人公達に襲い掛かってくる。
その名が示す通り、片腕を失っている不死英雄戦士のコンパチで下位互換だが、体力と素早さはこちらの方が上。
ストーリーモードでハーンで彼を倒すと、彼の無念を晴らすべく英雄剣を託される。

非戦闘キャラ

  • マノン・F・ブラウン
森に住むランディの魔法の師匠。かつてカノンと暗黒魔導を極めたものの、現在は世捨て人として生活している。
  • ルシア・バルガー
王国の姫で、バルガの妹。よくお城を抜け出して街に遊びに行く。自分のせいでハーンが王国騎士団を追われたことに心を痛めている。
オープニングアニメにも登場し、実質彼女がヒロインのはずなのだが、ルート次第では一度も登場せずクリアする事になる。
尚、続編でも登場しているが同一人物かどうかは不明。*3
  • キング・バルガー
国王にしてバルガの父。カノンが王家の力を利用していることを知っている。その正体は…?

操作できないキャラ

  • 巨大ハチ:森に出現する巨大な蜂。常時浮遊している。素早いが弱い。
  • 巨大植物:森に生息する巨大な人食い植物。主人公が近づくと巨大化するが、その場から動けない。
  • 悪霊:人魂。近くにいる兵士の死体に乗り移りゾンビになる。憑依前も攻撃が効くので倒す事も可能。

実は非戦闘キャラや操作できないキャラにも一応内部データにステータスは存在する。
  • マノン・F・ブラウン:力3、体力4、知力10、精神力10、素早さ5、運10 耐性:炎、氷、雷
  • ルシア・バルガー:力3、体力3、知力5、精神力5、素早さ5、運5
  • キング・バルガー:力3、体力3、知力5、精神力5、素早さ5、運5
  • 巨大ハチ:力1、体力1、知力1、精神力1、素早さ8、運5 弱点:物理、炎、氷
  • 巨大植物:力8、体力4、知力1、精神力1、素早さ1、運8 耐性:雷 弱点:炎
  • 悪霊:力1、体力1、知力1、精神力1、素早さ13、運13 耐性:物理、氷、雷、暗 弱点:炎、光
  • 創造主:Lv40 力15、体力8、知力10、精神力7、素早さ5、運6 耐性:物理、炎、氷 弱点:雷

エンディング

  • エンディング1:運命
大地神を倒してクリア。天上人が現れアンデッドヒーローは消滅。
天の者は人間に魔法を与えたのが間違いだったと言い、今後は人間の世界には手を出さないことを約束する。
そして冒険者達はそのまま天空の城で暮らす事になった。争いは終わり、人間は新たな時代を迎える。
  • エンディング2:狂喜の舞踏会
スーパーズルを倒してクリア。多大な犠牲を出してしまい、これが本当に正しいことだったのかと悩むセレナ。
城を取り囲み歓喜するレジスタンス達をバックに、セレナを中心に新しい王国ができた。
  • エンディング3:理想郷(ライト・ダーク分岐)
天上神を倒すとクリア。創造主が現れ、天上神を倒した究極の戦士として選ばれる。全ては創造主の掌の上の事だという。
英雄戦士も役目を終えて消滅…とはならず、創造主へ攻撃を仕掛ける。誰も彼の為に戦ってきたのではない。
まさかの反逆に創造主は狼狽え、冒険者達は彼に引導を渡す。地の者が主人公達を助けて地上に送り返してくれた。

○ライト:「神」のいなくなった世界で、これからは全て人間達で困難に立ち向かう事になる。
●ダーク:立ち塞がるもの全てを力で取り除いた暴虐な正義、死んでいった者達の命を無為にしない為に生きる。
  • エンディング4:旅立ち
カノン亡き後、暴走したゴールデン・シルバーを筆頭とする人造兵が人間を支配しようとするが、それを打ち砕く。
ルシア姫が現れ、セレナ達に国を任せたいと告げ、バルガは更なる大きな力と戦うために旅立っていった。
  • エンディング5:光の騎士(ライト・ダーク分岐)
天上人を倒し、創造主により白き戦士に生まれ変わったバルガを倒してクリア。
バルガはこのままでは今までと変わらないと創造主に歯向かい、呼応するように不死英雄戦士も一撃を加えた。
世界の殻を破り鎖を断ち切ったその様に創造主は「人間とは強いものだ」と見做し、彼等を地上へと戻してくれた。

○ライト:「神」が人々を見守り、再び世界を乱す者が現れれば力を貸そうと約束して去っていった。
●ダーク:力で全てを従え解決しようとするのなら、また再び創造主と戦う事になるだろうと告げられる。

アレンジモード(XBLA版)

XBLA版はサターン版から再調整され、更に戦略性とパターン・ハメ回避ができるように機能が追加された。
  • チェーンコンボ:弱中強と連続で簡単に繋がるコンボ。どのキャラでも使える。
  • ジャンプキャンセル:一部の通常技や投げはジャンプでキャンセルすることで追撃することが可能。
  • 叩き落とし:一部の空中通常攻撃には叩き落とし効果があり、空中コンボから更に繋げられる。
  • 反撃:攻撃を受けている時にMP60を消費してカウンター。
  • 押し返し:攻撃をガードした時にMP20を消費して押し返す。
  • 受身:やられて吹っ飛んでる降下中に攻撃ボタンで垂直受身。
  • 投げ抜け:投げられた瞬間に→+中か強で回避できる。


パロディ

一部技などに含まれるパロディネタ。

  • 燻流空武術・稲妻反転蹴り(ギンジロウ)→イナズマ反転キック(ガンバスター
  • 燻流剣術・幻影破裏剣(ギンジロウ)→幻影破裏拳(破裏拳ポリマー
  • 燻流体術・真空身体独楽(ギンジロウ)→真空片手独楽(破裏拳ポリマー
  • E-MAX(エド)→V-MAX(蒼き流星SPTレイズナー
  • 疾風正拳突き(サンボ)→烈風正拳突き(闘将ダイモス
  • 必殺国電キック(サンボ)→必殺国電パンチ(炎の転校生)
  • 背砲(サンボ)→ハイ・ホー(ディズニーの白雪姫挿入歌)
  • 背裏砲(サンボ)→ハイリハイリフレハイリホー(丸大ハンバーグCMソング)
  • スーパーサンダーブレードジャスティス(王国騎士)→スーパーサンダーブレード(メガドライブ)
  • 大旋風アタック(王国騎士)→大旋風(タイトー)
  • バリバリバニシングバリヤー(王国破壊僧)→バリバリバルカンパンチ(ラルフ・ジョーンズ)
  • アイスストゥーパ210(王国魔導師)→ストゥーパ210(サバッシュ)
  • オーロラエボリューション(カティ)→オーロラレボリューション(闘神伝シリーズ
  • サイクロプティックブラスト(サイクロプス)→オプティックブラスト(サイクロップス(X-MEN)
  • グレートブースターダッシュ(大地人)→グレートブースター(グレートマジンガー
  • サンダーブレイク(大地人)→サンダーブレーク(グレートマジンガー
  • スクランブルイリュージョナリーダッシュ(大地人)→スクランブルダッシュ(グレートマジンガー
  • スピニングニードルストーム(大地人)→スピンストーム(鋼鉄ジーグ
  • ドリルプレッシャーキック(大地人)→ドリルプレッシャーパンチ(グレートマジンガー
  • ヒールインパルス(大地人)→ニーインパルスキック(グレートマジンガー
  • 超天使アトランタアタック(天上人)→フライングバルセロナアタック(バルログ)
  • 超天使スピン(天上人)→超電磁スピン(コン・バトラーV)
  • 超天使竜巻(天上人)→超電磁タツマキ(コン・バトラーV)
  • 超天使陽動(天上人)→超電磁ヨーヨー(コン・バトラーV)
  • 超天使ダッシュターボ(天上人)→ストリートファイター2ダッシュターボ
  • 我流鉄山靠(マッチョ)→八極拳・鉄山靠(バーチャファイター)
  • 我流右端脚(マッチョ)→八極拳・右端脚(バーチャファイター)
  • 我流猛虎硬爬山(マッチョ)→八極拳・猛虎硬爬山(バーチャファイター)
  • 我流ヨウ子穿林(マッチョ)→八極拳・ヨウ子穿林(バーチャファイター)
  • 我流連環腿(マッチョ)→八極拳・連環腿(バーチャファイター)
  • 我流疾風脚(マッチョ)→飛燕疾風脚(龍虎の拳
  • 我流波動砲(マッチョ)→波動砲(宇宙戦艦ヤマト)
  • ツインブレードアークインパルス(バルガ)→ツインブレード&アークインパルス(時空戦士スピルバン
  • グラビトンサンダー(バルガ)→グラビトン・サンダー(超人学園ゴウカイザー
  • オペレーションメテオシステム(シルバー)→オペレーション・メテオ(新機動戦記ガンダムW
  • ショルダークラッシュシステム(シルバー)→ショルダークラッシュ(闘神伝)
  • テレポーテーションパンチシステム(シルバー)→テレポーテーションパンチ(惑星ロボダンガードA)

……ちょっとやりすぎなぐらいだが、大らかな時代だったと言える。

余談

当時のゲーム雑誌「SEGA SATURN MAGAZINE(セガサターンマガジン)」のセガサターン最優秀作品を選ぶコーナーでは、197位。

この結果に異世界おじさん「1位はガーディアンヒーローズだろぉぉぉ!!197位ぃぃぃ!?」とブチ切れていた。
もっともセガサターンマガジンの読者ランキングは、クソゲーをこきおろしてギャルゲーやエロゲーばっかり上位を取っていたので、ましてや友達とみんなでわいわい楽しむのが一番の胆というゲームが選ばれなかったのは残当と言えるだろう*4*5
(サターンの名作と言われる作品のほとんどがベスト20に入ってないのにミニゲーム集がランク入りしてたり)

続編

2004年9月22日にゲームボーイアドバンスで発売された『アドバンスガーディアンヒーローズ』は本作の続編にあたる。
…が、その評価は芳しくない。マルチストーリー+エンディングが廃止され、更に携帯機故に多人数対戦も容易にできない。
画面が小さくなってしまった事で乱戦が見えづらくなり、カウンターとスーパーモードのおかげで運とカウンターゲーになってしまった。
要するにガーヒーが持つ魅力を悉く潰してしまっているので仕方がないと言える。
また、ストーリーが前作に思い入れのあるプレイヤーにとってはあまりにも悲惨すぎた。前作のエンディング5「光の騎士」で出てこないはずの天上神を倒せなかったという体から始まる。
具体的にはバルガを加えた主人公6人のうち3人が前作の黒幕に寝返り、2人が敗北して死亡残る1人が逃亡
おまけに逃げた1人は結局死亡*6、殺された2人は死体蘇生術でゾンビとして敵の奴隷兵士となったという、後味最悪のものに。
(一応、いつか甦る英雄魂に天上神と戦えるだけの力をつける為に自分達の魂を残す為だったが、それも神にはおり込み済みだった。)

ただし単純にベルトスクロールアクションゲームとしてみれば屈指の爽快感を味わえる。
とにかくザコ集団を蹴散らせる気持ち良さは群を抜いている…のだが、結局プレイが単調になりがちで飽きが早かった。
特にラストのカウンターの撃ち合いはただただ冗長になり、反射神経が追いつかないプレイヤーにはバッドエンドしか見れないなど難点も多い。

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最終更新:2023年11月04日 06:21
添付ファイル

*1 後に大乱闘スマッシュブラザーズが出来るまで本作が最大だった。

*2 例えばスマブラは独自ルールやステージギミックを熟知してないと勝てないし、キャラ性能の差も少なくレベルの細かな調整もできない。ランダム要素もせいぜいキャラ選択のみ。この潤沢な設定の自由性と性能バランスよりも個性と遊び方を取ったのがトレジャー魂であり、やり込んだプレイヤーの心を今尚、掴み続けている。

*3 SS版から数百年後の世界な為。もっとも彼女も英雄魂である可能性がある。

*4 ただし最終得点は8.5991でセガサターン初期のソフトとしてはかなり高得点であり、この点数はメガドライブ時代の読者レース(最終リストアップソフトは520本)に当てはめた場合上位30位台のランクに相当するため、上位のソフトであることは間違いない。

*5 そもそもセガサターン読者レースでリストに挙がっていたのは945本もあり、さらに8点台のソフトは非常に多くのソフトがひしめいている激戦区でもある。

*6 一応、死ぬ前にエドに体を受け継がせた。