雷禅(幽☆遊☆白書)

登録日:2019/05/20 (月) 07:04:39
更新日:2019/05/26 Sun 21:35:08
所要時間:約 5 分で読めます





あんな奴に手こずってもらっては困るな
力の使い方を教えてやるよ


雷禅(らいぜん)とは、漫画『幽☆遊☆白書』の登場人物の一人。

CV:菅生隆之


●目次

◆人物

魔界の三大勢力のうちの一つの頂点に位置する、魔界三大妖怪の1人で、魔界の小国を統治している国王。
食人鬼と呼ばれる妖怪の一種であり、「闘神」の異名を持つほどの力を持つ。
しかし現在は一切の食事をとっておらす衰弱してきている(それでもトップクラスの力量を誇る)。

無造作に伸ばされた長い金髪*1を持ち、左目の辺りに独特の模様がある。
一人称は「オレ」。ワイルドな風貌で口調は荒っぽいが、血気盛んだった昔と比べると随分と落ち着いており、常に物事を冷静に見つめている。
若い頃は自由気ままに生きていたが、不思議と人を引きつける魅力を持っており、彼を慕う旧友や部下は多い。
国王となった現在は、自分の事よりもこれからの魔界や部下の事を考えている。

若い頃は煙鬼や弧光等の数多くの友人と喧嘩に明け暮れていた。
当時は煙鬼達よりも遥かに強かったが、突然人間を食べるのをやめて隠居をする事を表明。
その頃は煙鬼達も血の気が多く、最後まで彼らと和解できないまま隠居をし小国の国王となった。
これがきっかけで煙鬼達も気が抜け、いつしか戦う事を忘れて平穏に暮らすようになる。
現在でも煙鬼達から好かれていたが、肝心な事は彼らにも一切話さなかったという。

実は浦飯幽助の先祖。
幽助はA級以上の妖怪だけができる遺伝交配「魔族大隔世」によって現代に生まれた子供であり、幽助には雷禅の遺伝子が色濃く受け継がれていた。
そのため先祖というよりも父親に近く、幽助の事を「息子」と呼び、幽助からは「クソオヤジ」と呼ばれている。
ちなみに煙鬼によると、雷禅と幽助はそっくりであるらしい。

霊・魔・人間界全てひっくるめて1つの世界だと考えており、いつか普通の人間も海外旅行気分で異界を往来する日が来ると思っている。
また、自分を含む食人をする魔族の一部は過度期の突然変異で生まれたという考えを持っており、前述の世界が実現した時には自分達の存在は邪魔になるだろうと思っている。
妖怪の血に覚醒した幽助に食人衝動がないことから、彼の考えが正しいことが伺える。


◆能力

全盛期は圧倒的な戦闘力を持っていたらしく、喧嘩仲間の煙鬼達よりも頭1つ抜けていた。
その戦闘力は、現在は三大妖怪の一角として幅をきかせている黄泉すら凌駕するほど強かったという。

食人をやめた現在はかなり力が落ちているが、それでも魔族の力が覚醒したばかりの幽助の実力では話にならず、三大勢力の均衡が保たれていたほどに強い。
しかし初登場から約1年が経過し死ぬ寸前にまでなった頃には、空腹で我を忘れ暴れても幽助に「手加減なしでこの程度の実力なのかよ」と失望されるほどに弱体化してしまっていた。

【ステータス(妖力測定器調べ)】
  • TP(妖力値):1322000
  • HP(体力) : 460000
  • OP(攻撃力): 424000
  • DP(守備力) :352000
  • SP(特殊能力): 86000

同じ三大妖怪の黄泉・躯と比べると、妖力はやや劣り、体力と攻撃力は上回る。
目を引くのが特殊能力の低さ(それでも他国のナンバー2と比べれば高い)だが、おそらくは基礎スペックの高さに物を言わせるタイプのファイターだったのだろう。


◆来歴

・過去

今から700年ほど前、まだ魔界と人間界に垣根がなかった頃の人間界。
当時は人間の生活のいたるところに魑魅魍魎が関わっており、国さえも魔族と手を組み呪術をもって外敵の侵略を阻んでいた時代であった。
当時の雷禅は腹が減った時に好きなだけ人間を食う奔放な生活を送っていたが、そんな時に人間界で1人の女性と出会う。
その女性は食脱医師(くだくすし)と呼ばれる呪術師であり、青日くガリガリで術師特有のイヤな香を纏う女であった。
雷禅からも「気性の激しい性格」と言われるほどの女性であり、彼女の食人鬼である自分を見ても一切恐れないどころか見下すように刺して見据える目を雷禅は気にいった。

その目に惹かれた雷禅は、当初はなぶりながら食い殺そうという軽い気持ちで彼女に近づくが、女性は病で死んだ人間の肉を食べ続けてそれによって病に耐性を得た自らの血肉を薬としていたため、数々の死病の肉をくらい続けて猛毒となってしまった自分の腹・内臓を見せつけながら「お前ごとき下賤な魔獣の手におえる体ではないわ。食えばお前は死ぬ。殺すだけならすぐ出来よう。しかし殺しながら喰わぬならお前は食人鬼の本能も誇りも失う」と迫る。
その気迫に負けた雷禅は、途端に彼女に惚れ、一晩かけておがみ倒し一夜の契りを交わした。
そういう経緯で生まれたのが幽助というわけである。

その後は次に会うまで人は食べないと勝手に決め、彼女と再会の約束もせずに去る。
去った後に女性は子供を産んでいたが、そのすぐ後に死亡していた。
それでも人間を食らう事を決してしようとはせず、彼の考えに賛同した部下達も人間を食う事をやめている。
現在は徐々に衰弱しながら死を待つ身となってしまっており、彼の腹の虫が国の時計代わりとなっている。

・魔界の扉編

魔界に降り立ち仙水忍と戦っていた幽助の意識に呼びかけ、「力の使い方を教えてやる」と言って彼の力を覚醒させる。
その後は幽助を操って仙水を倒した。
なお、この時の幽助は雷禅に意識を奪われていたので、意識を取り戻した幽助は「真剣勝負に横槍を入れやがった」と憤慨していた。

・魔界統一編

1000年以上人間を食っていなかったので栄養失調となり、長くて後1年の命となる。
死期を悟った彼は、自分と黄泉ムクロという三大勢力に分かれている魔界の均衡と平和を、己の死後にも保つために後継者として幽助を魔界に呼び寄せる事を思いつく。
魔界の居城で幽助と対面すると、仙水の件で激しい親子喧嘩を繰り広げる。
軽く幽助をいなすと「いつでも命をとりに来い」と言って国で修行をする事を認め、彼を一人前と認めた時に食人をやめた理由を明かす事を約束した。


それから約1年後、とうとう空腹が限界に達し、幽助にも「この程度かよ」と思われるほど弱体化してしまう。
我を忘れて大暴れした後で幽助にかつて愛した女の面影を感じ、食人を断った理由を明かす。
その後は「躯と黄泉とも最初は感情だけで争っていたが今は違う。それぞれなりに考え意見が対立してるんだ」と魔界の現状を幽助に教え「黄泉には気をつけろ。もし組むなら躯にしとけ」と助言をする。
そして魔界の未来を幽助に託し、腰掛けながら眠るようにして息を引き取った。

あーー……

ハラへったな

彼の死後、幽助は黄泉と躯に魔界統一のためのトーナメントを開催する事を提案。
その後で雷禅の墓参りに来た彼の旧友達は、彼が死んだ事を後悔するくらいの派手な大会にするために、全員トーナメントへの出場を決めていた。





「オレはたいがいここに寝てる」
「いつでも編集しに来い ノックもいらねェ」
「追記するのも修正するのもてめェの自由だ」

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