コガネモチ(ピクミンシリーズ)

登録日:2019/05/19 (日曜日) 23:01:22
更新日:2023/08/13 Sun 09:17:38
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和名 タテスジルリコガネモチ
コガネモチ科


コガネモチとはゲーム「ピクミンシリーズ」に登場する原生生物の一種。
コガネムシに似た美しい青緑色の甲殻を持つムシ。夜行性で昼間は草の陰にじっと隠れているが、夜になるとエサとなるペレットや大地のエキスを集めるため活動を始める。集めたエサはすぐには消化せず、体内に蓄えて冬に備えている。



その生態通り普段は地中に潜って出てこないが、潜んでいる真上を通過すると地上に現れ周辺をしばらくカサコソとうろついた後、再び地中に潜って出てこなくなる。硬い身体はピクミンの攻撃はおろか、バクダン岩ですら無傷なほど頑丈で退治することはできないが、ピクミンが真上に直撃するとひっくり返って貯めこんだペレットや大地のエキスを吐き出してしまう。
歩き回ってしばらくすると止まって休むことがあるので、その隙に黄色以外のピクミンを素早く連続で投げつけるのがコツ。
このとき落とすものは1ペレット→大地のエキス×2→大地のエキス×2→5ペレット→1ペレット…の順番(ペレットの色はランダム)で、最大2周まで可能だが動き回っている上に当たり判定がピンポイントなので全部を落とさせることは至難の業。



ピクミンを襲わない数少ない生物であるほか、上記の習性からピクミン達はこの生物を好んでいる様子(1では見つけるや否や自動的にコガネモチを追いかけてしまうほど)。囲み攻撃は効かない上に放置していると水中にまで追いかけて溺れてしまうため、落ち着いて笛で集合させること。


総じてそれなりのリスクはあるが、うまくいけばピクミンの増殖や葉ピクミンの開花に繋げられる、このゲームのボーナスキャラ的な存在といえる。



ピクミン2


若干小さくなって再登場。主に洞窟に生息するが、めざめの森では地上でも現れる。

ゲキカラスプレーを一瓶精製できるゲキカラエキスを落とすようになり、紫ピクミンのドスンを当てられれば真上でなくともひっくり返せるため、前作より簡単にひっくり返せるようになった。このゲキカラエキスは裏技で2つのスプレーを精製できる上に後述の亜種も存在するため、ボーナスキャラ感がより強まった。


行動パターンは概ね前作と変わらないが落とすものは 1ペレット(洞窟では大地のエキス)→大地のエキス×2→ゲキカラエキス(ゲキカラスプレーを一度も精製していない場合大地のエキス×3)に変わっており、ひっくり返しが簡単になっている分1周すると確実に逃げてしまう。


相変わらず退治は不可能だが、ゲキニガスプレーは有効なため石化している間は攻撃・退治ができる*1。しかし、ひっくり返せば生物図鑑には登録される・退治した場合は大地のエキスを手に入れられない・要するにゲキニガの無駄、と何ひとつメリットはないため素直に紫でひっくり返そう。

今作のタイトル画面では、隠しコマンドとしてYボタンを押すとコガネモチが現れる仕掛けがあり、チャッピー同様Cスティックで操作可能。歩き回ることしかできないが、歩いているだけで近くにいるピクミンが群がってくるため、コガネモチがいる間のタイトル画面は少し歪になる。


オリマーメモによると、集めたペレットは体内でラップに似た特殊な皮膜に包まれ完全密閉状態で保存されており、この皮膜を約6ヶ月放置した後破って中身を確認したところ、なんとペレットは元の鮮度を保ったままだったという。この皮膜の成分は体表にも分泌されており、甲殻を美しく輝かせている。






ホイル焼きにして風味の移ったペレットだけを食べるとうまい。




  • オオガネモチ
和名 ショウヤコガネ
ショウヤムシ科


2に登場したコガネモチの別種。地中の鉱物をエサとしており金色に光り輝く甲殻を持つ。食べた鉱物を消化するのは体内に住まわせているメタバクテリアで、その過程で精製された金属は排出されたり、体内に蓄積されてより美しく輝く。
地上にはめったに現れないらしく主に洞窟に生息しているが、めざめの森では2匹も地上に登場する。

コガネモチとは別種だが行動パターンは全く同じでひっくり返せば5ペレット×3(地上のみ)・大地のエキス×3(地中のみ)・ゲキカラエキス×2を落とすその名の通りの太っ腹。さらにエサと間違えたのかお宝を蓄えている個体も存在し、その場合1回しかひっくり返せない代わりに逃げられても再出現したりレーダーで位置を把握できる。
(お宝持ち以外は)発見できれば、ゲキカラスプレー大量補充のチャンス。


とても珍しいため標本が高く売れるらしく、あのルーイでさえ実食に至らず売り飛ばしてしまったようだ。


  • オナラシ
和名 ミドリヒメオナラシ
コガネモチ科


2に登場したコガネモチの亜種。こちらは洞窟にしか出現しない。コガネモチとは近縁種だが焦げ茶色でみすぼらしい姿をしており、なぜか周りにコバエのような羽虫が集っているため少し気持ち悪い。

最大の特徴は名前にもなっている「オナラ」で、出現するとこれを出しながら歩き回る。このオナラはその場にしばらく滞留する上にメタンや硫化水素を含んでおり、白ピクミン以外は浴びると毒を食らってしまう。この現象は防衛反応によるものではなく、地上活動中は常に出しているという生理現象のようなもの。オナラシ自身に悪意や攻撃の意思はないが、却って質が悪い。

勿論ひっくり返せば汚い音とともに大地のエキス×3とゲキニガエキス×2を落としていくため、ちゃんとボーナスキャラとしての仕事はしてくれるが基本的に無害なコガネモチ系統の中では危険な部類に入る。多少のリスクを承知で紫を使うか、安全を期して白を使うかはプレイヤー次第。


和名にはミドリと入っているが全然緑色じゃない*2。むしろコガネモチの方が緑色である。


臭みのない足を塩茹でして中身を三杯酢で。 



ピクミン3


和名 マダラルリコガネモチ
コガネモチ科

大幅にデザインが変わって再登場。「ピクミン3 デラックス」で追加された生物図鑑に曰く厳密にはそれまでのものと別種とされるようで、生息域によって亜種がいると考えられるという。
複雑な光沢を放つカメムシのような丸っこい甲殻と短い足、髭のように長く伸びた一対の触角が特徴で、1の頃の大きさに戻った。またゲキカラスプレーの強化及びゲキニガスプレーの廃止によって、オオガネモチとオナラシはリストラされた。

対処法やペレットと大地のエキスを落とす点は同じだが、ゲキカラエキスを落とさないようになりピクミンの開花はゲキカラスプレーを使う方が手軽なため、旨味は少なくなった。



ピクミン4


1、2と同じタテスジルリコガネモチが登場するほか、オオガネモチとオナラシが復活。2以前とは微妙にデザインが異なるが、生息地の影響だろうか?
ペレットやゲキカラエキスの他に、シザイなどを吐き出すようになり、オナラシは廃止されたゲキニガエキスの代わりにバクダン岩をアイテムとして吐き出すようになった。
オオガネモチは以前よりも移動の間隔が短くなりすばしっこくなり、以前よりひっくり返す難易度は上がった。
余談だが「2以前と3で、特徴はほぼ同じなのに見た目や種類が違う」原生生物としてダマグモ(2以前)とハゲダマグモ(3)がいるが、こちらはコガネモチとは逆に、ハゲダマグモの方が4に続投している。



Hey!ピクミン


前作まで皆勤だったが外伝でついにリストラ、同じく本編皆勤のチャッピーやブタドックリと違い全シリーズ皆勤は果たせなくなった。

おそらく横スクロールアクションになったことで、無害なコガネモチは登場させにくいためだろう。

ただし、今作では亜種の登場により名前だけは確認可能で、パンモドキ同様系統名という形では登場できたといえるかもしれない。



  • イワオシコガネ
和名 テツコガネチカラモチ
コガネモチ科


コガネモチの代わり(?)に登場したコガネモチの亜種。鉄のように硬い甲殻と発達した後ろ足が特徴。この足で大きな岩をフンコロガシのように転がして向かってくる。なお、この岩を押す習性は求愛行動という説がある。

岩を押す力はピクミン4匹分なので5匹以上のピクミンで押し返すことで反撃可能。重そうな見た目に反して飛行能力を持っており、ある程度押し返すと飛んで逃げていく。やっぱりコガネモチは倒せないようだ。


大人しいコガネモチ系統では唯一の武闘派で、少し名前の語呂が悪い。和名通りコガネモチにちなんで「チカラモチ」とかではダメだったのだろうか?



追記・修正はコガネモチを追いかけ回してからお願いします。


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最終更新:2023年08月13日 09:17

*1 現状、コガネモチ系を退治できるのは今作だけ。

*2 一応、体の裏側はコガネモチに似た緑色をしており、ひっくり返った瞬間のみ確認可能。