インクリング

登録日:2019/05/13 10:54:30
更新日:2024/02/27 Tue 00:29:29
所要時間:約 10分で読めます







マンメンミ!



「インクリング」とは、Splatoonシリーズに登場するキャラクターである。
任天堂Wii U専用ソフト『Splatoon』、続編のNintendo Switch専用ソフト『Splatoon2』『Splatoon3』に登場。
英語では「INKLING」。「inkling(暗示)」という英単語もあるが、当シリーズにおいては「ink(インク、墨)+接尾辞-ling*1」の造語と思われる*2。意味は「インクの子」「インク族」といった感じ。
もっともゲーム中でその正式名で呼ばれる事はほぼなく、タコやシャケなど他種族と区別する程度にもっぱら「イカ」「イカ族」呼びである。



【概要】

この世界の大多数を占める種族の総称。通称『イカ』。
元々は水棲生物であったが、自らの体を独自に変貌させた事で、生活環境をから陸地へと変化させた。

産まれた時はイカの姿だが、14歳辺りになると「ヒト」型への変身が可能となり、「ナワバリバトル」への参加が許可される。
ちなみに『1』のダイレクト映像や「イカすアートブック」にて幼体からヒト形態への成長過程の図が確認できるが、
なかなか衝撃的な姿なので、知らないという人は一度見てみる事を勧める。

●ヒト形態
インクリング達が普段の生活を送る姿。
ブキ(メインウェポン、サブウェポン、スペシャルウェポン)を使用できる。
器用さに優れる反面、機動力はイカ形態と比べると大幅に劣り、足の速さはイカ形態の半分ほどもない。
また、自分と異なるカラーのインクに踏み入れると足をとられてセンプクもできず、思うように動けない弱点がある。
なお、指はイカソーメンのように四角い形をしている。

ちなみに全個体がスパッツを着用している。
ナワバリバトルが『スポーツ』の概念で括られていることに由来する為と思われる。

●イカ形態
インクリング達の本来の姿。
攻撃は一切できないが、自分と同じ色のインクの中にセンプクして身を潜めたり、壁や床を素早く移動できる他、消費したインクを高速で補給可能。
体がほとんどインク=液体でできているため、この形態なら金網の類の地形をすり抜けることができる。
力を溜めてインクを噴射し高く跳びあがる、通称『スーパージャンプ』も可能だが、着地先が相手にも見えるなど甚大なスキがあるため、乱用は禁物。
ちなみにヒトに変形する時は、手足を除いた残り6本の足を髪の毛に当たるゲソに変形させている。

インク(体液)を貯蔵する「インク袋」という器官を持ち、これを圧縮貯蔵できるインクタンクを経由し、ブキから射出する。
これを過度に使用しインク切れを起こしてしまうと、しばらく攻撃できなくなる。
なお、このインクは空気に長時間触れると勝手に消滅する都合のよい設定環境に優しい仕様となっている。
『2』のミステリーファイルによると、塗られたインクが勝手に消滅する理由については、空気中の微生物に分解されて透明になっていることが明かされた。そこから蒸発することで完全に消えるものと思われる。
他にも、100m先まで見える視力や150cmを超える跳躍力を持つ。
軟体生物なので骨はなく、触ると柔らかいらしい。
このため、本来骨で支えるはずの声帯を筋肉の力のみで支えているので、我々人間とは違い、震えたような声を発する。マンメンミ。

自分の色と異なるインクを大量に浴びてしまうと体が破裂しタマシイだけの姿になるが、
自分の色のインクが大量にあるスタート地点やチェックポイント地点にある装置にもどると、なにごともなかったかのように元の姿で復活する。
決して打たれ強くはないが、かといって簡単に死ぬわけでもない。

老齢となったイカはインクの収集効率と保存性が大幅に下がってしまうため、それが原因で前線を退く者も多い。
自らの体を日光にさらす『日干し』と呼ばれる行為を行うことで、保存性を高め長生きが可能となる。
なお、陸へと生活環境を変化させた反動からか、今は深い水に入ると浸透圧差が原因で一瞬で体が溶けてしまう≒一発死してしまうほど、カナヅチになってしまっている。
しかし、その割にはプールや温泉という文化は存在しているようである。まあこれらはクラゲ族のための施設で、インクリングはナワバリバトルのために間借りしているだけなのかもしれない。

当然ながら、オスとメスが存在するが、サントラによると「胎教」という概念があるらしく、我々の世界のイカのような卵生ではなく、サメ等と同様の胎生になっていると思われる。一応ヘソらしき窪みも腹に存在している。
ちなみに、交尾方法についてはどちらの姿で具体的にどうやるのかは不明。
CERO判定A(全年齢対象)のゲームなので、そのへんは永遠の秘密でし。

【性格】

個体差はあれど、基本的には単細胞で享楽的
勉学に励むインテリイカや年齢を重ねて丸くなる者も中にはいるが、敢えて反社会的な行動を取ることで自身の存在をアピールするなど、反骨精神及び自己顕示欲も激しい。
しかし、根っこが素直なことに加え、芯が弱いところがあるため、そこまで邪悪な連中はいないらしくあんまり長続きもしない。
育ちがいいため、裏表のない明るい陽気な性格な者が多く、感情表現も非常に豊か。
よく言えば細かいことは気にしない、悪く言えば適当で大ざっぱな面があり、その煩雑っぷりはジャッジくんがいなければナワバリバトルの優劣が付けられないほど。
この性質は100年前から変わっていないらしく、大ナワバリバトルでは朝早く起きられなかったのが原因でオクタリアン陣営に敗北寸前にまで追い込まれるという大チョンボをやらかしている。
それでも知能は高く、オクタリアンに負けず劣らず人間文明になぞらえた高度な文化を形成しており、実質この世界を支配しているといっても過言ではない。

そんなユルい性格と見た目によらず、総じてナワバリ意識と闘争本能がかなり強く、インクの体質を活かして発明されたレジャー・スポーツ「ナワバリバトル」はこの二つを同時に満たすことが出来る主流の嗜好であり、彼らが文明生物であり続けるための生命線である。
その闘争本能の強さはなかなかすさまじく、『2』では数多のシャケをシバき倒し、「金イクラ(つまりは卵)」を略奪納品するという危険な作業をバイト感覚でこなしてしまう。
ミステリーファイルでも『バトルとファッション以外に興味はないのだろうか』と苦言を呈されている。

【他種族との関係】

細かい事を気にしない性格に加え、旺盛な闘争本能をナワバリバトルで発散しているからか、他種族に対する差別意識とは無縁。
事実、街中ではクラゲやカニ、イソギンチャク、ウミウシ、ウニなどイカ以外の種族の住民が多く共存し、また彼らが生活の中で不自由しているような描写も特には見られない。
ちなみにエビを食べる文化を「野蛮」だと認識しているらしいが、『2』以降はエビフライスィーツという胃もたれしそうなファーストフードやたこ焼きのようなエビ焼きが登場しているため、実際のところどうなのかは不明。
一応現実のイカもエビが好物ではあるが…。

「オクタリアン」という軍団を結成しているタコとは、過去に「大ナワバリバトル」と呼ばれるガチの種族戦争で地上の覇権を競った相手である。
だが、100年もの時が経っているうえに上記の性格も相まってか、現在はタコのことを詳しく知るイカは少なく、大半のイカ達はタコを見ても「ちょっと変わった髪型のイカ」程度にしか認識しておらず、『2』で普通にハイカラスクエアに出現しても、全く気にも止めていない。
タコがハイカラシティの電波をジャックしてタコ世界の音楽を流すという煽り行為を行っても、「イカ世界には無いジャンルの曲」だとして返って関心を誘ってしまい全く煽りにならなかったことも。

「テンタクルズ」のイイダもその例で、初ライブ後のイカたちの感想は「ヒメちゃんの横のデカいヤツ」だったらしく、相方であるヒメもつい最近までイイダのことをイカだと思っていたとのこと。
そしてイイダがイカではないと知った際も「今更タコと分かってもなぁ」とあっさり流していた。

また『3』の舞台であるバンカラ地方は、砂漠と荒野ばかりの風土でナワバリを奪い合う余地が無かったためか、ハイカラ地方と違い古くからイカとタコが共存している関係にある。
そのため「すりみ連合」のフウカも自分がタコである事を隠さず堂々と活動している。

【該当キャラ】

  • 主人公(3号)
『1』のプレイヤーキャラクター。
地元の環境を「ダサい」と感じるお年頃で、「イカした存在」となるためにハイカラシティへと上京を果たした夢見る少年少女。
オフラインの「ヒーローモード」では、ひょんなことからアタリメ司令に「New!カラストンビ部隊」隊員3号に任命され、オクタリアンからオオデンチナマズを取り返す使命に赴くこととなる。
キャラクターの性別・肌の色・眼の色はオプションで何度でも変更可能。
無口ながらノリのよい若者だが、公式サイトの相関図によると責任感のあるタイプでもあるらしい。

二年後の『2』ではアタリメ司令との調査により不在。
残念ながら4号との共演は果たせずじまいとなった。
のちに配信された有料DLC『オクト・エキスパンション』で登場。
二年間、カラストンビ部隊として活躍し続けてきたからか、今ではイカしたヒーローに成長している。
ただ、着地に失敗して頭を強打し、終始気絶してしまうなど、どこか締まらないのはご愛嬌。
外見は、アタリメ司令が3号の似顔絵を描く際の受け答えによって決定される。
さらに、同DLCの裏ボスとして「心の中の3号」がプレーヤーの前に立ちはだかる。その強さは同DLCの中でも極めつけで、歴代任天堂ゲームの中でも屈指の難易度と評判。心して挑もう。

そして『2』の五年後を描いた『3』にも登場、なんとNew!カラストンビ部隊の司令に昇格していた。
一作目でアタリメがかぶっていた「でんせつのぼうし」とヒーロースーツのアタマギアを重ねて装備し、同じく一作目でアタリメが着ていたマントのようなものをまとっている。
直接台詞は発さず、1号と2号が「……と司令は言ってるよ」と伝える形で喋っている。二人によると「シャイなだけ」なそうな。
そんな寡黙さとくぐり抜けた修羅場の数もあり非常に貫禄がある一方、1号・2号と一緒にポーズを決めるイカしたノリの良さと、肝心な所で張り切りすぎて骨もないくせに捻挫してしまう締まらなさも健在である。
外見は、ヒーローモード最初のエリア「クレーター」にあるアタリメのテントにあるスケッチブックを調べることで変えることができるが、『オクト・エキスパンション』のプレイデータがある場合は『2』のプレイデータを引き継ぐことで自動的にオクトで作った外見になる。

  • 主人公(4号)
『2』のプレイヤーキャラクター。
こちらも『イカした存在』になるべく、ハイカラスクエアへと上京する。
オフラインのヒーローモードでは、ひょんなことからホタルにNew!カラストンビ部隊隊員4号に指名され、行方不明となったアオリとデンチナマズの調査へと赴く。
キャラクターの性別・肌の色・眼の色の他に髪型やスパッツも変更可能となった。
公式サイトの相関図ではホタルに気安く「ちっす」と挨拶したり、クマサン像を見て「これ木っすよね」と直球のコメントをぶちまけたりと少々斜に構えつつも何やら軽くチャラい性格。
ホタルのコメントによると、一旦仲良くなった相手にはかなりグイグイ押して行く様子。

  • 主人公(新3号)
『3』のプレイヤーキャラクター。
急発展を遂げる砂漠の都市・バンカラ街の周辺をナワバリに、なんでも食べる一匹のコジャケと共に暮らしていた謎多きイカ…あるいはタコ*3
スクラップ漁りで日銭を稼いでいたが、ある日見つけたわかばシューターを手にバンカラ街へ向かい、イカしたヤツになるためバトルやバイトあとカードゲームに明け暮れる。
ヒーローモードでは成り行きでアタリメのクレーター調査を手伝う事になり、司令へと昇格した旧3号に代わる形でNew!カラストンビ部隊隊員3号に任命される。
コジャケと共に調査を進める中、襲撃してきたDJタコワサ将軍との戦闘でクレーターは崩落。落下した先で司令・1号・2号と出会い、はぐれたアタリメを探すため謎の地下構造物「オルタナ」の探索を行う。
旧3号(現司令)に輪を掛けて非常に無口な性格らしく、表情も上記二人(とオクト・エキスパンションの8号)に比べて全くと言って良いほど動かない。
唯一笑顔を向けるのはコジャケに対してだけである。

  • アオリ&ホタル
従妹同士からなる人気アイドルユニットシオカラーズのメンバー。
詳しくは該当項目にて。

  • アタリメ司令
本名「アタリメ・ヨシオ」。漢字表記だと「辺目 義男」。
かつて100年前の大ナワバリバトルにおいて『カラストンビ部隊』を率いて勝利に導いた歴戦の英雄。
だが現在、その功績はすっかり忘れられており、竹製チャージャー『14式竹筒銃』を代わりにするほど年老いてしまっている。
前述の日干し効果により、『2』では少なくとも116歳以上と驚くほどの長生き。
現在はインクが溜められないからという理由で前線を完全に引退しサポートに徹しており、長年のナワバリバトルで培った知識をフル活用し、主人公をサポートしていく。
老いてなお、ラップに興じたり、ライブに飛び入り参加するなどアグレッシブな面があり、ぬいぐるみや似顔絵が得意だったりと手先も器用。
だが、最新機器は苦手なのか、イイダとヒメとのチャット通信の際には、一生懸命に打ったのであろうと見られる、どこかたどたどしい敬語になっていたりなど、そこはやはりおじいちゃんである。
タコに対しては今でも変わらず「おくたりあん ゆるすまじ」と思っているが、例外的に「シオカラ節を聞いて魂にイカのグルーヴが宿った」というタコたちについては「しおからぶしが すきなものに わるいものはおらん」と何度も繰り返して、彼女をはじめとするタコたちを受け入れている。
1には若かりしころのアタリメとDJタコワサ将軍らしき二人が談笑しているミステリーファイルがある≒旧知の仲であったため、タコたちも根っからの悪ではなかったことを知っていたのかもしれない。
『3』のヒーローモードにも登場するが、既に司令を引退しておりNew!カラストンビ部隊の「相談役」を名乗っている。
しかし引退しても尚タコ達の監視は怠らず、パトロールを続けていた。
名前の由来はスルメイカの「アタリメ」から。下の名前は駄菓子で御馴染みの「よっちゃんイカ」の創設者、金井芳雄氏からと思われる。

  • ヒメ
『2』から初登場。フルネームは「ホウズキ・ヒメ」。
ハイカラスクエアを拠点に活動をしている人気アーティストユニット『テンタクルズ』のメンバー。
メインボーカル担当で、クレイジーかつ毒舌家な天才ラッパー。
元はソロで活動していたが、デビュー曲『※$%@れたヤツは※$%@して寝ろ』は1000枚も売れなかったとのこと。
異常に発達しすぎた声帯によって、幼少期のころから既に歌声の衝撃波で機材を破壊してしまうほどのデスボイスの持ち主で、これに対応した特注のメガホンレーザーが彼女の切りふだ。
背が低いことにコンプレックスを感じており、そのせいか高いところに上るのが好きらしい。
ハイカラニュースでも『高いところに設置されたスプリンクラーが壊せない』『オオモノジャケの目線からだとヒメの姿が認識できない』といった身長ネタで度々イジられている。
小柄で童顔かつ無邪気な性格だが、これでも21歳。同じメンバーであるタコのイイダより年上である。
実家は相当なお金持ちらしく、ゲーム内では一個師団クラスのヘリ隊を持っていることが確認できる。
名前の由来は「ヒメイカ」と、「ダイオウホウズキイカ」から。

  • ウツホ
『3』から初登場。タコ・イカ・マンタの異色トリオ『すりみ連合』のメンバー。
詳しくは当該項目にて。


【外部出演】

スマブラシリーズ

for』ではフィギュア及び射撃Miiのコスチュームのみの登場であったが、『SP』の初報PVで参戦が示唆されたファイターとして登場。
キャッチコピーは『イカしたワカモノ』。スプラシューターを始めとした各種ブキを使い分けて戦う。
独自のシステムとして『インクゲージ』が存在し、一部のワザで消費するが、それを当てた相手をインクにまみれた『ペイント状態』にする。
このインクは『足元に塗ると、相手はその上での移動スピードが下がる』のと『ペイント状態になった相手は防御力が下がり、受けるダメージが増える』効果を持つ。
非常に強力だが、使いすぎて空になると火力が激減し、一部の技が使用不可となってしまうので、こまめにセンプクし補給しなければならない。

カラー変更により、性別・ギア・ゲソの色・インクの色をまとめて変更できる。

機動力に優れており、投げからのコンボに加え、インクの特性もあって、ダメージを稼ぎやすい。
が、その反面、早期のバースト手段に乏しく、インク補給も隙だらけなので、タイミングを見極めないとインク管理すらもままならない弱点がある。
通常技の性能はマリオ以上にクセが少なく素直に強力なものが揃っているので初心者にも扱いやすいが、個性であるインクをうまく管理し、バースト難をイカにフォローできるかが課題となるちょっぴりテクニカルなキャラクター。
また、体質による致命的カナヅチの設定が反映されているため、水面に浮かんでいる間は徐々にダメージを受けるファイターの一人となっている。

スプラシューターからインクを発射する。
原作通り、ボタン押しっぱなしで空になるまで撃ち続けるフルオート仕様。
当てた相手をペイント状態にして防御力を下げる。
インク消費量も少なく、距離もそこそこの牽制技。
インク切れ時に地上で使用すると自動でインク補給になる。

スプラローラーで地面を塗りながら突進する。
移動後はしばらくその地面が相手の移動力を下げるほか、直接ヒットさせた相手は地面に埋めて追撃が可能。ダメージが溜まっていればスマッシュで撃墜も可能という、撃墜力の乏しいインクリングの撃墜の要。
空中で出すと前方に急降下しながら突進する+空中ジャンプの有無に関係なくジャンプで中断できるため奇襲の手段としても強力。
ただし、インク消費量が多い、シールドされた時の隙が大きい、強力ゆえに相手に警戒されやすいなど弱点も多い、ハイリスク・ハイリターンなワザ。
インク切れ時にはスピードが落ちるだけでなく、ダメージすら与えられない、隙を晒すだけの存在になる。ゲージの残量をよく見て使おう。

  • 上必殺ワザ:スーパージャンプ
力を溜めて上方向に大ジャンプする復帰技。
スティック入力すれば斜め方向に跳ぶことも可能。
一見攻撃ワザには見えないが、出始めと着地時のインクの飛沫に攻撃判定があり、復帰阻止にも使える。
インク切れ時でも性能は変化せず、ちょっとしたペイント効果も必ずつく。

投擲後、敵に当たるか時間経過で爆発するトラップ系の技。
ボタンを押す長さで飛距離が変わり、ダメージが貯まってもなかなかフィニッシュできないでいる場合には、これでも撃墜できるほどには十分な吹っ飛ばし力を備えている。
牽制や飛び道具としても使えるが、インクゲージがライン以下で微妙に残っているの時に使用すると失敗モーションとなり、多大な隙をさらしてしまう。
地上でインクが完全に切れているときだけ、インク補給へと移行する。

  • 最後の切りふだ:メガホンレーザー
『1』のスペシャルであるメガホンレーザーを設置し、特大のレーザーを発射する。
切りふだ系では珍しく、発動中でもインクリングを操作しての追撃が可能で、スティック上下でショットの角度変更が出来る。
ちなみに原作と異なり、相手ファイターにだけインクを塗る効果があり、使用時にインクが回復しない。

  • シールドボタン+必殺ワザボタン:インク補給
地面にセンプクし、インクを補給する。
タンクが空になった状態で各種インク消費技を使おうとすると多大な隙を晒してしまうため、上手く暇を見て補給をしていく事となる。
だが、補給後の隙は決して小さくないため、足の速い相手にはダッシュ攻撃などを刺されてしまう恐れがある。使う状況をよく見極めたい。

その他、横スマッシュでパブロ、上スマッシュでホットブラスター、下スマッシュでバケットスロッシャーをそれぞれ使用する。
残念ながら、バレルスピナースプラチャージャーは未使用。

マリオカートシリーズ

Switch版『マリオカート8デラックス』で初登場。
両者ともに中量級で、それぞれ3種類のカラーバリエーションが選べる。
また、バトルモードで新しいバトルステージ『デカライン高架下』が追加された。
地面のいたるところにインクが塗られていてすべりやすい。
BGMは「Splattack!」のアレンジで、残り時間が1分になると「Now or Never」が流れる。
さらに、このステージではアイテムボックス取得時のアイテムの抽選SEが、原作のギアパワー抽選中のSEとなっている。


【余談】

  • 地上の支配者
イカが地上を支配することに疑問を感じる人もいるかもしれないが、現実世界でも、「フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界」など、人類が滅亡した後に台頭する生物はイカであるという説がある。

  • イカしたデザインに決まるまで
今ではすっかりユーザーに定着した「インクリング」だが、そのデザインが決定するまで、紆余曲折あったようだ。
当初は「試作の立方体(豆腐)」→「ヒト型」にしたが、色々と問題が発生→身体が白一色なのでインクが塗られたことが分かりやすく、長い耳がアクション映えする「ウサギ」と変遷したが、
スタッフも試遊した社内の人もウサギのデザインにしっくりこなかったようで、最終的にはインクを使うことに納得ができ、スタッフもなんとなくいいと感じていた「イカ」をモチーフにすることとなった。
だが、今度はイカのデザインで頭を悩ませることになり、最初は「イカの頭にヒトの身体」というクリーチャーなデザインが提出され迷走しかけるものの、
ディレクターの「イカはイカっぽく、ヒトはヒトっぽくしてもいいんじゃない」の一言で、現在我々が目にするインクリングとほとんど変わらないデザインが出来上がったという。
なお、見ればわかるがウサギの名残は髪型に残っている。大ジャンプができるスーパージャンプもウサギ時代の名残。

そのため、近年のゲームキャラとしては珍しく、デザイン先行ではなく、ゲームシステムの方が先に定義され、それに合わせたゲームとしての必然性からデザインが決定されたという変わった誕生の経緯を持つ。
ただ、そもそも任天堂キャラの代表であるマリオ自体が「大きな鼻と帽子のツバは向いてる方向がわかりやすいように」「オーバーオールは少ないドット数でも服装がわかるように」というゲーム上の制約から生まれたデザインなので、実は原点回帰である。





追記・修正はイカした存在になってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • スプラトゥーン
  • Splatoon
  • イカ
  • イカしたワカモノ
  • スマブラ参戦キャラ
  • マンメンミ
  • インクリング
  • Splatoon2
  • Splatoon3

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月27日 00:29

*1 「小さい~」もしくは「~に属する人・物」という意味になる

*2 ちなみに、イイダさん達タコ軍団(オクタリアン)の種族名が「octoling(オクトリング)」。

*3 Splatoon3ではインクリングとオクタリアンのどちらも初期からプレイヤーキャラクターに設定できる