再録パック(遊戯王OCG)

登録日:2019/5/12 (日) 14:05:00
更新日:2024/03/18 Mon 15:52:39
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遊戯王OCGのパック、ストラクはずっと販売されている訳ではなくいずれは絶版になってしまう。
その場合、そこに収録されていたカードは公式には入手手段がなくなってしまい、絶版カードとなってしまう。
ショップのシングル販売などを頼ることになるが、人気カードが高額になったり、そもそもメーカーの利益にならないといった課題もある。
そこで公式でも絶版カードを再録したパックを販売することがある。

再録パックは昔は3~5種類ほどのパックを機械的に再録していたため膨大な収録数となっていた。
更に実績に合わせてレアリティ変更が行われている事もある。
そのため狙ったカードを当てるのは格上げされた人気カードは勿論、ノーマルを複数枚集めるのもかなり困難。
絶版カードを集めるにはあまり向かないが、人気カードのレアリティが格上げされるという事でコレクター的な需要はあった。
機械的に全てのカードを再録されていることもあれば、厳選され一部未収録の歯抜け収録と言う事もある。
またパック以外の絶版カードも少量再録されることもある。
最近は完全新規カードが入る事もある。

近年では人気や環境的に需要が高いカードを集めたものも販売されており、こちらの評判は中々良い。
またこちらにも新レアリティで登場するという事でコレクター需要も高い。
ただし、こちらは再販がほぼ無く人気も高いためショップから瞬殺されて消えてしまう事が多い。

再録パックも再録カードのみというものではなく海外先行カードや完全新規カードが収録されることもある。
海外新規カードの場合後にエクストラパックに再収録されることが多い。

本項目ではその再録中心のパックを紹介しパックを缶詰め合わせなどのものは除外して記述する。
シリーズの名称は公式のものではなく本項目で勝手につけた物もあるため注意してほしい。
またデュエリストパックシリーズも昔は再録中心だったが近年ではその傾向が薄くなってきたため本項目では省略する。

なおコレクター需要によって再録パックにもかかわらず未開封箱が高値で取引さているものが多く存在する。


再録パック解説


◇Vol.シリーズ再録パック

青眼の白龍伝説-LEGEND OF BLUE EYES WHITE DRAGON-
幻の召喚神-PHANTOM GOD-
暗黒魔竜復活-REVIVAL OF BLACK DEMONS DRAGON-
鋼鉄の襲撃者-METAL RAIDERS-
略号はそれぞれ「LB」「PG」「RB」「ME」。
2期で展開された再録シリーズ。
鋼鉄の襲撃者が「MR」とならなかったのは「Magic Ruler -魔法の支配者-」使用済みだからと思われる。
基本的にそれぞれVol.シリーズから2つずつ完全収録されているが、LBは片方が「STARTER BOX」となっている。
MEはVol.6と7に加え何故か下記のシリーズを差し置いて「BOOSTER7」が再録されている。そのため他が60種類ほどに対しMEは83種類と多めになっている。
また、どれも完全収録ではなく一部のカードが未収録となっている。
RB以外はエクゾパーツや時の魔術師など一般パックでは手に入らないカードがシークレットレアで再録されている。

TCGはこの再録パックから展開されておりその影響で未収録となった多くのバニラは世界大会で使用が出来なくなっている。
また青眼の白龍伝説は再録パックの中で最も高値で取引されており1期の未開封箱並みの10万円越えである。


◇Booster Rシリーズ

Booster R1
Booster R2
Booster R3
略号はそれぞれ「B1」「B2」「B3」。
同じく2期で展開された再録シリーズ。
基本的にBOOSTERを2つずつ再録しており、それと関係ないカードも1部再録されている。
どのパックも50種類と絞り込まれた歯抜け収録。


◇Booster Chronicle

略号は「BC」。
2期の内に発売されたBooster Rシリーズを80種類に厳選し再録したもの。
また実績があるカードのレアリティが格上げされており、ある意味再録パックの基礎を作ったともいえるパック。
当時下級としては高い攻撃力を持つバニラ「ヂェミナイ・エルフ」がアルティメットレアで収録された。
ここで「自業自得」が未収録となっておりバーンデッキのレギュラーなのにもかかわらず意外と手に入りにくいという現象が起こるようになった。
また「血の代償」も再録からハブられた。


◇DUELIST LEGACYシリーズ

DUELIST LEGACY Volume.1
DUELIST LEGACY Volume.2
DUELIST LEGACY Volume.3
DUELIST LEGACY Volume.4
DUELIST LEGACY Volume.5
略号はそれぞれ「DL1」「DL2」「DL3」「DL4」「DL5」。
3期で展開されていた2期のパック(ストラク)のカードを再録したシリーズ。
1,3,5は2期の一般パックをそれぞれ3種類ずつ収録。
2は「LB」「PG」「RB」、4は「ME」「BC」と2期のストラクの新規カードと「再録パックの再録パック」という内容になっている。
また原作で使われた、ゲームジャンプに付属してきたカードが各パックの最初と最後の番号に振られアルティメットレア仕様で再収録されている。
再録のみのパックで初めてノーレアが設けられたのもこの時である。
4の「インセクト女王」のレリーフ加工されていないエラーカードが有名。
2の「エクスチェンジ」は魔法初のアルティメットレア、なおこの再録でイラストが変更されている。


◇BEGINNER'S EDITIONシリーズ(旧)

BEGINNER'S EDITION 1
BEGINNER'S EDITION 2
略号はそれぞれ「BE1」「BE2」。
4期に発売されたシリーズでDUELIST LEGACYシリーズを歯抜け再録したものでDL3は半分ずつに跨っている。
2には関係ない所で「イリュージョンの儀式」も再録されている。
そのため「再録パックの再録パックの再録パック」ということになる。
つまり、名前こそ初心者向けっぽく実際パックには初心者向けと書いてあるが大嘘もいいところであり全250種類もあるため欲しいカードを集めるのは非常に困難。
またカード効果こそわかりやすいが初期の弱くて使い難いカードや、高レアリティに禁止カードを中々抜け出せないカードまで居座っている有様。
その上1パック(1箱)の値段の高さもあり、実質コレクター向けと言って差し支えないだろう。
後に需要が上がる「大寒波」はここで未収録となるという微妙な無能っぷりを発揮している。

余談だがこのパックがある意味真に猛威を奮ったのはDSのゲーム「WORLD CHAMPIONSHIP 2009」である。
敵は序盤から容赦なく汎用除去を撃ちこんできてフルボッコにされるのに、こちらは汎用カードを集めようにも膨大な収録数のこのパックで引き当てるしかなく、金策に苦しむ中貴重なDPをロクに使えないカードに吸われていったという。


◇EXPERT EDITIONシリーズ

EXPERT EDITION Volume.1
EXPERT EDITION Volume.2
EXPERT EDITION Volume.3
EXPERT EDITION Volume.4
略号はそれぞれ「EE1」「EE2」「EE3」「EE4」。
同じく4期展開されたシリーズだが4のみ5期に出ている。
2までが3期の一般パックの再録で3からが4期。
4のみゲーム付属カードから5枚シークレットレアで再録されている。
こちらはガバガバな定義で中~上級者向けとなっているがBEに比べると間違ってはいない。
厳選無しの完全収録という暴挙に走ったためそれぞれ収録数が大変なことになっている。
1は5パック丸々収録したため歴代最多の全267種類。「墓守の偵察者」「スキルドレイン」という複数投入前提の有能カードがあったため低レアリティでも回収は困難を極めた。
2はシリーズの中では収録数は少ないがそれでも全224種類と凄まじい数であることには変わりない。こちらは当時絶対緩和されないだろうと言われていたカオスが高レアリティに居座っている。
3は4期のパックを4期の内に絶版にしてレアリティ変更もなしで丸々全再録で240種類という暴挙をかましている。ユーザーからすれば当てにくくされた上にアルティメットレア仕様を没収されただけで、あんまりな事となっている。
4は全240種類人気カードが海外の如く露骨に格上げされているためただでも集めにくいのに余計集めにくくなっている。ただレアリティが上がったことによりコレクター需要があるカードは多い。
全体的にツッコミどころが多いシリーズ。


GOLDシリーズ

GOLD SERIES
GOLD SERIES 2010
GOLD SERIES 2011
GOLD SERIES 2012
GOLD SERIES 2013
GOLD SERIES 2014
THE GOLD BOX
GOLD PACK 2016
略号はそれぞれ「GS01」「GS02」「GS03」「GS04」「GS05」「GS06」「GDB1」「GP16」。
主に6期から8期まで展開されていたシリーズで、9期に微妙に名前を変えて一度復活している。
GDB1以外は全20種類に絞り込まれている。
新レアリティとしてゴールドレア、ゴールドシークレットレアが初登場したパック。
評判は年によってまちまちだが、基本的に需要が高いカードや汎用カードがばら撒かれるので有り難い存在。
GDB1はGS01からGS04の内容を機械的に全収録した内容で全80種類。
ただ封入操作がされているため過去にノーレアで収録されていたカードが集めやすくなっている。
該当項目も参照に。


◇BEGINNER'S EDITIONシリーズ(新)

BEGINNER'S EDITION 1
BEGINNER'S EDITION 2
略号はそれぞれ「BE01」「BE02」。
上記のBEシリーズの何故かされたリニューアルでZEXALの放送が始まり、エクシーズ召喚が導入された7期後半に発売された。
リニューアル前から厳選し、絶版カードを中心に5枚がシークレットレアで収録されているので45枚リストラされている。
しかし全210種類という膨大な量で、例によって実用性の高いカードが悉く高レアリティ。更に禁止を抜け出せないカードも一部がレアリティが下がっているとはいえ居座っている。
ちなみに発売時点ではBE01は15枚、BE02は8枚と結構な量が入っており、前回の時よりインフレによって更に使い難くなったカードが増えている。
トドメに実用性のあるカードは大体再録が済んでいるため、今回も高レアリティ(か新テキスト)目当てのコレクター向けの内容となっている。
公式では「エクシーズモンスターデッキを組む際に購入すべきパック」と紹介されているが当然エクシーズ召喚に直接的に関係のあるカードは入っていない。
まあ特殊召喚カードなどの展開札はエクシーズ召喚の補助になるかもしれないが……。
BE02の発売日が制限改訂の日に近く、禁止カードの大嵐が前回のスーパーからウルトラに格上げされていたため禁止解除が予想されており、事実すぐに禁止解除が発表された。


◇DUELIST EDITIONシリーズ

DUELIST EDITION Volume 1
DUELIST EDITION Volume 2
DUELIST EDITION Volume 3
DUELIST EDITION Volume 4
略号はそれぞれ「DE01」「DE02」「DE03」「DE04」。
8期で展開されていたシリーズで、過去のパックを4種類ずつ再録したもの。
実質EEの後続とも言えるシリーズだが再録は厳選されているため60種類×4パックで全240種類とはならず、それぞれ全160種類となっている。
更に新規1種類と絶版カード2種類の再録も入るため、それぞれのパックから83種類ずつリストラされている。
レアリティ変更とリストラカードの選出基準がかなり実績重視寄りであり過去に見ないほど容赦ないのが特徴。
主人公の使用カードだろうが実用性が低ければ大幅レアリティダウンか未収録であり、表紙を飾ったカードだろうが切り落とされる。
特にGX期のDE01と02が凄まじくNやコンタクト融合体は完全に揃っておらず、アルカナフォースは壊滅しており、雲魔物は全滅している。
そんな中で生き残ったヤリザ殿は流石でござるな!
DE03と04ではシグナ―の龍は高レアリティ維持、地縛神はレアで全生存とやや甘くなった部分もあるが、進化体は大幅レアリティダウンなど結果の残せなかったカードに対する容赦のなさは健在。


デッキカスタムパック01

略号は「DC01」。
9期の最初に発売されたスターターデッキのカスタマイズを目的としたパック。
全30種類で汎用カードがたくさん入っており一部ウルトラレア版も存在するが……。
「01」とついているためシリーズ化する予定だったと思われるが色々アレすぎたため、02の発売の音沙汰は無い。
ちなみに海外で先に登場したスターホイル仕様のレアリティが存在しており、今の所この仕様が採用されているのはこのパックのみである。
該当項目も参照。


RARITY COLLECTIONシリーズ

THE RARITY COLLECTION
RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-
略号はそれぞれ「TRC1」「RC02」と名前が変わったためか数字的には続いているのに統一されていない。
実用性の高い人気カードから、需要はややニッチだが入手難易度が高かったカードまで収録された「カードショップ殺し」とも言われる程豪華な収録内容。
そのため初心者からコレクターまで幅広い需要があるパックとなっているが、その人気故特に瞬殺されやすく、未開封の箱がとんでもない値段で売られていることもある。
最低レアリティがスーパー、一部のカードにウルトラとアルティメットとエクストラシークレットとホログラフィック、ほぼすべてのカードにシークレットとコレクターズレアが収録されている。
このシリーズで収録されているシークレットレアは、1箱に1~2枚しか入っていない上に種類が多いため後に高騰しやすい傾向がある。
また「RC02」には海外先行カードが数枚収録されている。
なおこのパックで再録され高値がついていた多くのカードは後述のパックにて再録され価格は落ち着いたが未開封の箱は高値で取引されている。


◇決闘者の栄光-記憶の断片-シリーズ

決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯
決闘者の栄光-記憶の断片- side:武藤遊戯
略号はそれぞれ「15AX-JPY」「15AX-JPM」と上4文字が全く同じという珍しいパターン。
ただし共通収録されている青眼の究極竜のみ「15AX-JP000」となっている。ハーピィの羽根帚も共通収録しているがそれぞれ絵違いとなっている。
9期に同時発売されそれぞれ全60種類で、基本的にノーマルかシークレットレアだが、青眼の究極竜以外全てにミレニアムレア仕様が存在している。
それぞれに新規カードが3枚ずつ入っており、決闘王の記憶シリーズに付属していた新規カードが再録されている。
直前のリミットレギュレーションによって大幅にテキストが変更され、禁止から解除されたカードも収録されている。
またテキストは変更されずそのまま緩和されたハーピィの羽根帚も収録されており、禁止期間が長く再録が殆どなかったのとシークレットレアで初登場したこともあり需要が高かった。
その他の再録はこの時期の原作推しもあり原作「遊戯王」、アニメ「デュエルモンスターズ」、漫画「R」のカードが詰め込まれている。
そのため直前に発売されたレアリティコレクションと違いファンアイテム向けな収録内容となっている。
なお再販がなかった影響でこちらの箱もプレミアがついている。


◇20th ANNIVERSARY PACKシリーズ

20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE
20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE
略号は両方とも略号は「20AP」だが1stが000~050を収録し2ndが051~101までを収録している。
9期終盤に発売されたシリーズで1stはアニメ「デュエルモンスターズ」「GX」2nd「5D's」「ZEXAL」「ARC-V」の時代に活躍したカードが再録されており、新規カードもそのアニメを元にしたものになっている。
また全てのカードに全面斜めに光るようなパラレル加工がされている。
新規カードはHEROの強力なサポートとなったオネスティネオス、TFにしか存在せずOCG化が望まれていた幻魔関連、コズミック・ブレイザー・ドラゴンなどニッチなネタまで拾っており中々の評判。
しかし再録カードに関してはあまり評判は宜しくない。
再録し尽くされた汎用カードやテーマデッキのキーカードを1枚だけ収録など半端な内容となっている。
特に後者はテーマデッキが中心に活躍し始めた環境の2ndWAVEの収録範囲で顕著となっており、ダーク・ロウやダンセルなど1枚だけ渡されても使いようがないため、パーツ取りにもならないとかなりどうしようもない事になっている。
しかも再録されたカードは高いカードを選んでいるという訳でもなく影霊衣なら儀式モンスターを差し置いて、シュリット再録など本当に誰得な選出。
現在でも通用する汎用性が高いカードに至っては殆どが高レアリティという有様。
一応高騰しており出張パーツとして活躍する影依融合がノーマルでばら撒かれたり、当時高値だったカステルが手に入りやすくなったなど全く無意味と言う訳でもなかったが……。
また直前のリミットレギュレーションでエラッタ緩和されたカードも収録されており、特に王宮の勅命の新テキストが欲しい人には需要があった。


◇LINK VRAINS PACKシリーズ

LINK VRAINS PACK
LINK VRAINS PACK 2
略号はそれぞれ「LVP1」「LVP2」。
10期に展開されている過去のテーマの名前を持った新規のリンクモンスターを収録したパックで、収録されたテーマは1テーマにつき4枚再録される。
またLVP2は海外で先行登場したリンクモンスターも新規扱いで収録されている。
1パックにつき20テーマ登場するため全100種類されている。
再録はやや高いカードや、絶版などで手に入りにくいカードやそのデッキのキーカードが中心。なのだが4種類だけでは流石に組めないので別途買い足しが必要になる。
ただしセフィラ枠の再録が竜星が多かったり、水精鱗枠の再録に海皇が混ざっていたりとあくまでデッキを組むのに必要なカードということでテーマ縛りという訳ではない。
LVP2はサンダー・ドラゴン枠の再録に黄金櫃やエレクトリック・ワーム、パーシアス枠の再録に通告など直接関係のないカードも入っている。
再録カードは全てレア以下となっており、シングル価格も安めに取引される傾向があるため集めやすい。


◇20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION

略号は「20TH」。
10期に発売され名前からは想像しにくいが、内容は人気の高いカードの再録もあるが実質的には劇場版で登場しOCG化されていなかったものを新規で追加し
Sin方界は出自上新規が出しにくかったために大量の新規を追加したパック。
そのため映画カードのパック「遊戯王~超融合!時空を越えた絆~ MOVIE PACK」から全て、「劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK」からは方界を中心に再録されている。
またチョコ・マジシャン・ガールなどのジャンプに付属したカードや、破滅竜ガンドラXなどの来場特典などで貰えた映画関連カードも再録されている。
ローソン限定イラストのブラック・マジシャン・ガールも再録。
レアリティは最低がスーパーでウルトラと20THシクがある。ウルトラは1パックで必ず1枚入っているが、20TH仕様は20種類とかなり多い割には1箱1枚確定じゃないなどかなり封入率が低い鬼畜仕様。
また全カードにシークレットレア仕様があり1パックに必ず1枚入っている。

全100種類の中新規カードも22種類再録されているが、ファンアイテム向けな内容で汎用性のあるカードがなく、上記のヤケクソ再録*1もあり発売寸前の情報からはかなり不安視されていた。
しかし21種程環境で使われる汎用カードの再録枠があった事と中々手に入りにくかった青眼の亜白龍がばら撒き気味の再録をされたことから需要はあり、比較的早く売り切れになる店が多かった。
これまで再録されるも渋いレアリティで再録され続けた幽鬼うさぎも、とうとう手に入りやすくなった。
墓穴の指名者やリンクリボーなどここで初めてシークレットになったカードは多く、コレクター需要が高い。
またTRC1で登場し凄まじい値段になっておりシクコレクター泣かせだった増殖するGや簡易融合、闇の誘惑のシークレットがまさかの再登場と言う事になり大暴落し手に入りやすくなった。
それでもGはシングルカードとしてはかなり高いのだが再録前は1枚2万円越えというぶっ飛んだ状況だったため、かなり安くなったのは事実だったりする。

ただしシークレット枠で再録されたカードは必然的に他は20thシークレットしかなかったため相場は全体的には下落したもののシークレット枠再録は
増殖するGなど一部以外はあまり影響しなかった。
20thシクは年々と高騰が続いている。

◇RARITY COLLECTION-PREMIUM GOLD EDITION-

略号は「RC03」。
公式が2020年4月からの11期とは別に新たにラッシュデュエルという別の遊戯王カードゲーム発表・発売を間近に控えた2月に発売された。
その内容は妖怪少女や増殖するG・ハリファイバー・墓穴の指名者・無限泡影といった人気の高いカードを多数再録。
海外先行で登場した妖怪少女の新規絵や新たに描き下ろしたカードをシークレット以上のレアリティで収録。
目玉として前年の年末に新たに追加された新レアリティプレミアムゴールドはウルトラレア枠のカード全てに存在し封入は1箱に1枚確定。

と大盤振る舞いで特に人気が高く再録がありつつもそのレアリティのせいでそこまで値段が下がらなかった灰流うららや無限泡影は前回と異なりウルトラレア枠での
再録となったことで大幅に流通数が増え環境必須カードが安価で入手できるようになった決闘者たちは歓喜した。
新規絵カード収録のシークレット枠も前回同様1パックに1枚は封入が確定し、封入数も1箱に1枚ではなく複数枚収録されることもあった。
これらの仕様から予約で完売する店、発売日には多くの店で完売する事態となったがその分需要の高いカードでも流通数が多く、高レアリティも1箱に1枚確定という
仕様によって近年の遊戯王としては比較的安価になったことからユーザーからは好評であった。


その他


パックではないものの似たようなものであるためここで記載する。

DUEL TERMINAL -クロニクルシリーズ

DUEL TERMINAL -クロニクルI覚醒の章-
DUEL TERMINAL -クロニクルII混沌の章-
DUEL TERMINAL -クロニクルIII破滅の章-
DUEL TERMINAL -クロニクルIV対極の章-
略号はそれぞれ「DTC1」「DTC2」「DTC3」「DTC4」。
7期の14弾で事実上打ち切りになったデュエルターミナルシリーズの再録弾。
順番通りという訳ではなく最初の方の弾と後の方の弾がごちゃ混ぜになっている。
再録とアニメ関連の新規カードを除いたカードが再録されており、デュエルターミナルの世界に関係あるカードのみが再録されている。
Iが116種類、IIとIIIが120種類、IVが60種類。IVだけ極端に少ないが他が4弾ずつ収録に対して余った2弾の収録されているためである。
しかし完全な全収録で数が多くデュエルターミナルは100円で1枚のため欲しいカードを当てるのは困難と言うレベルじゃない。種類が少ないIVだけはまだ良心的。
また2弾までの時にはシークレットレア仕様がなかったため、ブリュ―ナクなどのシークレットはここが初登場でありそちらも需要があった。
デュエルターミナルのカードは全てパラレル加工がされているが、DTCシリーズのパラレル加工は四角い独自のものとなっておりコレクター需要がある。

デュエルターミナル末期に出た再録のみの弾だったがために稼働停止や供給をやめる筐体も少なくなかったためか末期ほど流通数は少ない。
シークレット封入率は14弾までの1/200から2/200へと封入率が上がったように見えるが再録数の多いIIIでは15種へと変わったので
人気カードのシークレット仕様は高値で取引されており、その中でもトリシューラの人気は非常に高い。
他にもこれらに追随する人気の高いカードにはヴェルズ・ウロボロスラヴァルバル・チェインなどもある。


追記修正はホルアクティが再録されてからでお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 15:52

*1 ただしSin関係は10年近く再録なかったものがあったりした。